葬儀での喪主の挨拶の文例は?挨拶のタイミングや注意点をご紹介

葬儀において喪主を務めないといけなくなった場合、忘れてはいけないのが挨拶です。喪主の挨拶は葬儀において必ず必要なものであり、悲しい気持ちを堪えながらも挨拶の言葉と参列者へのお礼を述べないといけません。今回は喪主が葬儀で行う挨拶について解説をさせていただきます。

目次

  1. 喪主が行う葬儀の挨拶に関して
  2. 挨拶をしなくてはいけないタイミング
  3. 挨拶で話すべき内容
  4. 挨拶の簡単な具体例
  5. 挨拶する際の注意点
  6. 挨拶を代理で行う際の注意点
  7. 喪主が行う葬儀の挨拶のまとめ

喪主が行う葬儀の挨拶に関して

葬儀

葬儀を取り仕切る喪主は、ご参列いただいた方の対応や僧侶への対応をしっかりと行う必要があります。

そして忘れてはいけないのが葬儀の場において行う挨拶です。
ご参列いただいた方へのお礼や故人のことなどを含めて何度か挨拶をしないといけません。
とてもつらいことではありますが、故人を最後にお見送りする機会となりますから務めを果たしましょう。

そこで今回終活ねっとでは、葬儀における喪主の挨拶についての解説をさせていただきたいと思います。
大切な人が亡くなった後、挨拶を考えている暇がないほど悲しみや忙しさが襲ってきますので、あらかじめ骨組みを頭に入れておくと役に立ちますよ。

  • 喪主が挨拶をするタイミングはいつか

  • 喪主の挨拶で話すべき内容

  • 喪主の挨拶の立場別具体例

  • 喪主の挨拶の注意事項

  • 喪主の代理で挨拶をするときの注意事項

以上の点を中心に、解説を行っていきたいと思います。
人が亡くなってから葬儀を行うまで、かなり短い準備期間しかありません。
その間、葬儀の準備や参列者への連絡などで、挨拶をしっかりと考えている余裕はないと思っておいた方が良いでしょう。

そんなときのために、どのような挨拶をすれば良いかを知っていれば必ず役に立ちます。
いざというときのために、最後までご一読いただければ幸いです。

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挨拶をしなくてはいけないタイミング

葬儀

では具体的に、喪主は葬儀においていつ挨拶をしないといけないのかについて見ていきましょう。
どのようなタイミングで挨拶をする必要があるのでしょうか。

  • お通夜のとき

    お通夜をする場合、読経が終わったタイミングで喪主の挨拶となります。

  • 通夜振る舞いのとき

    お通夜が終わった後、簡単なお菓子やお料理の振る舞いをすることを通夜振る舞いと言いますが、その通夜振る舞いを開始する前に挨拶が必要となります。

  • 告別式(葬儀)のとき

    葬儀のとき、読経と焼香が終わって出棺の前に喪主が最後の挨拶をすることになります。

  • 精進落としのとき

    葬儀のあと火葬中であったり、火葬後に参列者や親族に振舞うのが精進落としです。
    元は忌明けに精進料理から通常の食事に戻すときの食事を精進落としと言いますが、現代においては葬儀後に振舞われる料理のことを指すようになりました。

    このとき振舞う前に、喪主が挨拶をする必要があります。

こうやって改めてみてみますと、喪主の挨拶をすべき場は多くあることがお分かりいただけるかと思います。
喪主だって故人を亡くした悲しみに暮れているのに挨拶をしっかり行うのはとてもつらいことです。

それでも参列いただいた方へのお礼、そして故人へのお別れのために心のこもった挨拶ができるようにしておきたいものです。

挨拶で話すべき内容

葬儀

喪主が挨拶をするタイミングについてご理解いただけたかと思います。
続いては、挨拶において話すべき内容について、解説をさせていただきたいと思います。
挨拶はどのようなことを話せば良いのでしょうか。

参列のお礼

まず一番はじめに必要なのが、葬儀に参列いただいたことに対するお礼です。
葬儀であれば葬儀、お通夜であればお通夜に言い換えて、挨拶のはじめに述べるようにしましょう。
お礼もなく故人の思い出話や自己紹介をはじめるのはご法度です。

自己紹介

次に必要なのが、あなた自身の自己紹介となります。
普段親しくしている方が参列している場合はあなたが誰なのか、どういう立場なのかを知っていますが、そうではない方にとってはあなたのことが分かりません。

とは言っても私たちが普段行っているような自己紹介をするわけではありません。
「本日喪主を務めさせていただきました、故人の息子にあたります〇〇〇〇(名前)と申します」
というような簡単な自己紹介で結構です。
故人との関係性は必ず述べるようにしましょう。

生前の故人への感謝

続いて話す内容は、ご参列いただいた方へ感謝のお礼となります。
この感謝とは、故人の代わりにあなたがお礼を述べるという意味になります。
きっと故人は生前、ご参列いただいた方たちにお世話になっているはずですから、故人の気持ちに立って感謝の気持ちを伝えましょう。

生前のエピソード

続いて挨拶で話すことは、故人の生前のエピソードになります。
故人のことを皆で偲ぶために、前向きな気持ちで冥福を祈るために、エピソードを盛り込んで挨拶をすると良いでしょう。

場合によっては思い出話やエピソードを省いて挨拶される方もいらっしゃいますが、間違いではありません。
あれば尚、故人への哀悼の意が深まります。

癌など故人の病気は話すべき?

故人が亡くなった原因が、癌などの病気という場合もありますよね。
そうなった場合、挨拶の場において癌や病気であったことを話した方が良いのでしょうか。

話したくない場合は話さなくても結構です。
挨拶の場において必要不可欠な項目は、参列へのお礼と自己紹介、そして生前お世話になったことへの感謝のお礼となります。

ただ、故人が病気で入院をしていた場合など、ご参列いただいている方にお見舞いに来てもらったことがあるかもしれません。
そうなった場合、お見舞いのお礼も兼ねて、挨拶の場で触れておいても良いでしょう。

中には故人の死因を知らずに葬儀に参列することになった方もいらっしゃるでしょう。
深く掘り下げる必要はありませんが、軽く話す程度に病気の話をしておくと良いですね。

挨拶の簡単な具体例

葬儀

ここからは、どんな挨拶をすると良いのか具体例を出して解説をさせていただきたいと思います。
立場別となっておりますので、あなたの立場にあったものを選択してくださいね。

告別式・出棺時の挨拶

一番大切な出棺前の挨拶から解説をさせていただきたいと思います。
喪主の挨拶の中でもメインとなるものであり、また故人と最後のお別れをするときになりますのでつらいでしょうが、しっかりとした挨拶をするようにしたいですね。

喪主が夫の場合の挨拶

あなたにとって妻が亡くなった場合、喪主は夫であるあなたとなります。
高齢で喪主を務めるのが難しそうなときは子供が喪主を務めることもあります。
ここでは夫が喪主となった場合の、出棺のときの挨拶をご紹介いたします。

本日は、亡き妻××(名前)の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。
××の夫である〇〇が喪主を務めさせていただきました。
生前は入院中の××へのお見舞い、また特別なご厚情を預かりましたこと、故人に代わりましてお礼を申し上げます。
これより出棺の運びとなりますが、今後私たち家族一同力を合わせて立ち直り、故人の分の精一杯生きていきたいと思います。
本日はありがとうございました。

喪主が妻の場合の挨拶

あなたにとって夫が亡くなった場合、喪主は妻になります。
場合によっては子供が行いますが、夫の親が存命であっても喪主を務めることはありませんので、あなたか子供が行うと思っておきましょう。

遺族を代表いたしまして、妻であります××より皆さまにひとことご挨拶を申し上げたいと思います。本日は、ご多用の中、夫〇〇の告別式へのご会葬、ならびにご焼香を賜りましたこと、心より厚く御礼申し上げます。
生前夫は賑やかな場が大好きでしたから、こんなにもたくさんの方に見送られ、夫もさぞ喜んでおることと存じます。
遺された私ども家族はまだまだ未熟者でございます。今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻たまわりますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
本日はありがとうございました。

喪主が子供の場合の挨拶(父・母の葬儀)

あなたにとって両親が亡くなった場合、喪主となるのは子供の立場であるあなたとなります。
兄弟が複数人いた場合、ほとんどの場合は長男や長女と言った、一番年配の子供が喪主をやることになるとは思いますが、兄弟間でよく相談をして喪主を決めるようにしましょう。

本日はご多用にもかかわらず、亡き父○○(名前)の葬儀にご会葬くださりまして、誠にありがとうございました。
おかげをもちまして告別式も残すところ出棺のみとなりました。
私は故人の長男の××でございます。遺族を代表いたしまして、一言お礼とご挨拶を申し上げます。
父は非常にまじめで、仕事一筋な人間でした。病気療養となってからは気を落とすこともございましたが、父の晩年は皆様方のおかげで豊かに過ごすことが出来たのではないかと思います。
父に代わりまして、厚くお礼を申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

喪主が孫の場合の挨拶(祖父・祖母の葬儀)

場合によっては、祖父母の葬儀の喪主を孫が務めることもあるかもしれません。
ただ、基本的には祖父母の息子や娘が行うものですので、可能性は低いと言えるでしょう。
それでも何らかの事情があって喪主を任された時は、最後の仕事でありますからしっかりと務めるようにしましょう。

本日はお忙しいところ、祖母○○の葬儀にご会葬くださりまして、誠にありがとうございます。
本日喪主を務めさせていただきました、孫の××と申します。

親族を代表致しまして、皆様に一言お礼を申し上げたいと思います。
祖母は皆様から生前中、ご厚誼にあずかっておったことを耳にしております。
祖母に代わりまして厚く御礼申し上げます。
皆様にこのようにお集りいただきお別れの挨拶を賜りましたこと、故人もさぞかし喜んでいると存じます。

私どもはまだまだ未熟ではありますが、故人の教えを守り、祖母のような生き方ができるよう精進していく所存でございます。今後とも皆様よりご指導、ご鞭撻をいただけますことをお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。

お通夜の挨拶

続いてお通夜の挨拶の解説に移りたいと思います。
お通夜は告別式よりも早くおとずれますから緊張をしてしまうかもしれませんが、告別式よりも集まる人は少ない場合が多く、場合によっては親族のみの可能性もあります。

告別式の挨拶の練習といっては語弊があるかもしれませんが、事前に挨拶の試しができる場と思って挨拶をしてみましょう

お通夜が始まる前の挨拶

お通夜が始まる前には改まった挨拶はしないことがほとんどです。
ただ受付においてお越しくださった方々へ挨拶をする必要はあります。
そこでは「本日はお忙しい中、お越し下さりましてありがとうございます」と感謝の意を伝えましょう。

あまり余裕もないでしょうし、喪主であるあなたにたくさんの言葉を投げかける人もいないでしょう。
心をこめた参列への感謝の言葉のみで、十分お通夜の始まる前の挨拶なります。

お通夜が終了する時の挨拶

お通夜が終了する時といえば、僧侶の読経と皆様のご焼香が終わったときになります。
そこで喪主が挨拶を行います。
忘れてはいけない通夜振る舞いへのご案内、明日の告別式へのご案内も行いましょう。

本日は、ご多用にもかかわらず、亡き〇(あなたとの間柄)△△△△(故人の名前)のために、お通夜にご参列くださいまして誠にありがとうございました。
故人も皆様にお集まりいただけたことをさぞかし喜んでいることと存じます。

明日の葬儀は××時から、□□にて執り行う所存でございます。
お時間が許します方はぜひご参列くださいますよう、よろしくお願いいたします。
ささやかではございますが、別室に粗茶のご用意をさせていただきました。
どうぞお召しあがりながら、故人との思い出話などを、お聞かせいただければ幸いでございます。
今日は本当にありがとうございました。

精進落としの挨拶

告別式が終了し、火葬も終了したら親族やご参列いただいた方に、精進落としの料理をふるまうことになるかと思います。
そこでも挨拶が必要となりますので、ご参考にしていただけると幸いです。

精進落としが始まる際の挨拶

出席者が全員そろい席についたことを確認したときに、挨拶をはじめます。
食事を始める前の挨拶といった感じになりますので、あまり長くならないよう手短に挨拶をします。

この度皆様には大変お世話になりました。
皆様のお力添えのおかげで通夜から告別式まで滞りなく執り行なうことができました。

ささやかではございますが、精進落としの席をご用意しております。 
皆様のお疲れを癒させていただくとともに、故人の思い出話などをお聞かせいただけると幸いです。
どうぞごゆっくりとお召し上がください。
ありがとうございました。

この後に献杯と続けても良いですし、献杯は別の方にお願いをしても良いでしょう。
献杯とは乾杯と同じく飲み物を口にする前に挨拶であり、法事関係で盃を交わすときには献杯という表現を用います。

このとき遺影の方に向かって盃を軽く掲げます。
これがいわゆる私たちの知っている乾杯と同じ行為となりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

精進落としが終わる際の挨拶

精進落としをお開きにしたい場合、終わりの挨拶を行います。
予定時刻より少し早めにしておいた方が、ご参列いただいた方と名残惜しく会話をする時間も作れますので早めに挨拶をすることを心がけましょう。

本日は最後までお付き合くださりまして、誠にありがとうございました。
皆様に惜しんでいただき、賑やかな場の好きだった〇(故人との間柄)もさぞかし喜んでいることと存じます。

皆様もお疲れのことと思いますので、これにてお開きとさせていただきます。
どうぞお足もとにお気をつけてお帰りください。本日は誠にありがとうございました。

挨拶する際の注意点

葬儀

ここまで喪主の挨拶の仕方や例文などをご紹介してきましたが、気を付けておきたい注意点についても解説をさせていただきたいと思います。

目安時間

挨拶の時間ですが、長ければ長いほど良いというわけではありません。
特に精進落としの前の挨拶などは、皆様にお疲れの中集まっていただいておるわけですから、手短に済ますことが好ましいとされています。

目安にすべき時間ですが、お通夜の挨拶や告別式の挨拶であれば、長くても5分にまとめるようにしましょう。
話す内容が悲しみで思い浮かばない場合は、心をこめてゆっくりと言葉を紡ぐだけで結構です。

使用してはいけない言葉

喪主の挨拶において、用いてはいけない言葉というものが存在します。
いわゆる「忌み言葉」というもので、不幸を連想させてしまうという理由から使用しないようにとされています。

どんなに素敵な挨拶や態度であっても、忌み言葉が用いられていては台無しになります。
ここでは忌み言葉を少しご紹介させていただきたいと思います。

  • ますます、しばしば

    二重言葉は不幸を二重に連想させます

  • 死ぬ、生きる

    生死にまつわる言葉をストレートに表現し過ぎるのは避けましょう

  • 消える、落ちる、迷う

    不幸を連想させ、故人が成仏できないイメージとなる

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挨拶を代理で行う際の注意点

葬儀

喪主となるべき立場の方が挨拶を行えない、喪主を行えない場合もあります。
そのときに代理となって喪主を行ったり、挨拶を請け負うことになるかもしれません。
そのときは一体どのようなことに注意をすれば良いのでしょうか。

基本的に代理だからと言って特別に気を付けないといけない点はありません。
喪主であること、もしくは代理で挨拶をする立場であることをしっかりと自覚し、喪主や挨拶の文章は責任を持って、気を付けるべき点を気を付けながら行いましょう。

あなたがどういった立場であれ、ご参列いただいた方からしてみれば喪主でありますし、挨拶をする遺族側の立場の人間となります。
遺族の気持ちに寄り添った、心をこめた挨拶を行いましょう。

喪主が行う葬儀の挨拶のまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、喪主の挨拶のタイミングや内容について解説をさせていただきました。
想像したくないことではありますが、誰もが喪主になる可能性は存在しますから、いざというときのための知識として頭に入れておいていただければ幸いです。

ここで総括です。

  • 喪主の挨拶は、通夜終了時、通夜振る舞い時、告別式の出棺前、精進落としの前後である

  • 喪主が話すべき挨拶の内容は、参列いただいたことへの感謝、自己紹介、故人のエピソード、今後のお付き合いのお願いである

  • 喪主の挨拶は喪主が行おうと代理が行おうと、長くなり過ぎないことと忌み言葉を遣わないこと、そして心をこめてゆっくりと言葉を発することが重要である

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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