葬儀費用の目安はいくら?地域や人数による違いや費用の内訳も解説

葬儀の費用は人によってまちまちで、自分の経験でしか目安を語れないことがほとんどです。実際の葬儀には様々な種類があり、規模によって予算も大きく変わってきます。今回の記事では葬儀にかかる費用について、地域ごとの差や人数・内訳など複数の視点から目安を考えていきます。

目次

  1. 葬儀費用の目安について
  2. 葬儀ごとの費用の目安
  3. 地域ごとの葬儀の費用目安
  4. 葬儀に呼ぶ人数による費用目安
  5. 葬儀の費用の内訳
  6. 葬儀費用の目安に関するまとめ

葬儀費用の目安について

葬儀

葬儀費用を考えようとしても、なかなか直感的には想像できないものです。
冠婚葬祭となると宗教ごとのマナーや作法がよく話題になりますが、経済面については不躾になりそうな懸念もあってか、面と向かって触れられない部分もあります。

しかし、お金の問題は避けられないものですし、自分以外の親族の場合でも概要を知っていれば適切な援助を考えることもできます。
今回、終活ねっとでは葬儀費用の目安について、以下の項目を記事にまとめてみました。

  • 葬儀の種類ごとの費用目安は?
  • 地域によって費用の相場は変わるのか?
  • 葬儀に呼ぶ人数による費用目安は?
  • 葬儀費用の細かい内訳について。

終活ねっとでは東京・千葉・埼玉・神奈川の方々を対象に、葬儀の値段見積りやいざという時の為に電話対応も無料で承っています。

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葬儀ごとの費用の目安

葬儀

葬儀も種類によって細かく呼び分けがなされています。
それぞれの目的と費用を解説していきます。

一般葬

一般葬は普遍的な葬儀形式ですが、昨今では家族葬と対比的に扱われることが多くなっています。
お通夜と告別式を順に行うもので、ご香典を用意して参列するもっとも一般的なイメージにある葬儀です。

現代人は時間の都合が様々ですので、お通夜は2~3時間で行う「半通夜」が多くなっています。
昔は厳密な死亡の確認や故人と最後の時間を過ごすための意味がありましたが、宗教上の意義は特にありませんので、形式が状況に合わせて変更されやすいです。

告別式は2日目に行われるもので、一般的に葬儀というとこちらを指します。
現世から旅立つということで宗教的な意味が重なることも多く、親族以外の人も正式に参列するのは告別式となります。

通例では1日を通して行われる告別式に都合を合わせますが、昨今ではお通夜のほうが参列者が多くなるという逆転現象が起こることも珍しくありません。
どちらにしろ、一般葬は知人や関係者を含めた規模の大きめな葬儀になりやすく、そういった目的で催されることが大半です。

一連の行事となりますので、お通夜と告別式の2つか初七日を加えたプランで費用を案内されることが多いです。
火葬も含めた葬儀代の目安は50~60万が平均的ですが、飲食代・お布施・棺代などを含めた総額は200万弱となることが多いようです。

家族葬

家族葬は親族だけで行う葬儀で、一般会葬者は参列しないのが大きな特徴です。
故人の遺志で選ばれることが多く、なかにはわずかながら親しい友人や恩人を呼ぶこともありますが、基本的には少人数で小規模に行います。

人件費や飲食代は減りますが、その分ご香典などによる補填もなくなりますので、一概に安くなるとはいえません。
ひっそりと葬儀を行うための専用の施設を利用したりもするので、経済的負担を軽減するというよりかは、葬儀の小ささが目的になると考えておきましょう。

家族葬のメリットは家族によって葬儀の形態を合わせられることにあり、状況の応じて会食や案内看板の用意を省いたりできるため、それが結果的に費用の節約へとつながります。
家族葬は、150~160万円ほどが相場となってきます。

密葬も同じように小規模で行いますが、後日改めて大々的な本葬を行う点が家族葬と異なっていて、家族葬は火葬までで全てを終えることになります。
家族葬について、費用の内訳など詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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直葬

直葬は家族葬よりさらに簡略化された葬儀で、お通夜と告別式を行わずに納棺から直接火葬して済ませるもっともシンプルな葬儀です。
費用や時間の負担軽減を最重要視するなら、一番適している形態といえます。

会食代はいりませんし施設利用費も最低限で済みますが、故人との別れの時間をとれない、菩提寺に納骨を断れられる宗教的儀礼のなさなど、トラブル要因も少なからず抱えています。
自身のことでも家族のことでも、意志の確認をよく取っておくことが重要です。

直葬ではご香典もなしになることがほとんどですが、急な用事でもって来られる方もいるので、簡易なお返しか断る旨の準備はしておきましょう。
費用の目安は10~30万円と安く、追加費用の発生を含めても50万円以下に収めることができます。

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一日葬

一日葬はお通夜を省略した葬儀で、遺族の精神的・経済的負担を軽くしつつ、正式に葬儀を行いたいという二つの希望が折衷された形態です。
規模を適度に縮小するという観点から、家族葬の要素を兼ねることもあります。

お通夜は釈迦が亡くなられた時に弟子が偲んで集まり語らった仏教の故事に由来しますが、一般的にお通夜自体に死後の故人に関する重要な意味合いはありません。
宗派によって独自の解釈が存在する可能性もありますので、帰依しているのであれば僧の方に一日葬の相談をしておくといいでしょう。

お通夜にかかる費用は全てかかりませんが、1日でスケジュールが終わるので事情が合わなかった方への配慮を忘れないようにしましょう。
告別式での食事や供花の準備などは正式なものとなります。

総額の目安は50~80万円ほどとなります。
直葬と同じく、一般葬と比べるとかなり費用を抑えることができます。

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社葬

社葬は上記の葬儀とはやや異なり、会社や企業が主体となって執り行う葬儀となります。
喪主は遺族が担当しますが会社が施主となって斎場や会食の用意を行い、これまで解説した個人葬と区別されます。

社葬が個人的な希望で行われることはほぼなく、会社の創業者や功労者の生前の功績を称える意味や、事業継承の広報として催されることがほとんどです。
ホテルが斎場になって一般的な葬式にはない催し物が行われることも珍しくなく、もっとも大規模な葬儀といえます。

施設利用費・飲食代・お布施・人件費などは規模により300万~3千万円とかなりの高額になりますが、これらは全て会社が負担します。
遺族側が負担するのは香典返し・戒名料・墓地・仏具の費用などとなるので、遺族側は自らの裁量で決めることができます。

会社側が広範囲で負担を肩代わりしてくれますので、平均的な選択肢を選ぶと一般葬より安く収まります。
社葬に関して詳しく知りたい方は、下記の記事を参考になさってください。

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地域ごとの葬儀の費用目安

お墓

次に、地域ごとの一般葬の費用目安を知っておきましょう。
細かい地方の差もありますが、全般的な傾向として捉えておくと指標になります。

全国平均

2017年の日本消費者協会の発表によると、葬儀全体の全国平均は約190万円前後という結果が出ています。
細かい雑事まで含めた葬儀全体の費用としての計算です。

葬儀には祭壇・棺桶・火葬代・人件費などもこみですし、寺院への費用は戒名代などがあります。
総額だけ聞くと高額に聞こえますが、飲食接待費なども人数を鑑みると平均額がここまで上がるのも無理はありません。

しかし、この調査はサンプル数が少なく、所得の実態などを測るのに有効な中央値や最頻値のような数値の求め方もしていないという点に注意が必要です。
実際、葬儀関係者からも費用は年々下降しているとよく聞きますが、上昇しているといった話はまずありません。

関東地方

関東の平均額は212万円と高めの結果が出ています。
2011年の調査結果でも千葉県や東京都を中心に総額は上位に位置していますので、全国的に見ても関東地方は葬儀全体にかける費用は上がりやすいといえます。

このような結果の背景には、寺院や飲食に対してどこまでお金をかけるかという判断もありますが、人口密集地における施設利用費の高騰の面もあるといえます。

東北地方

東北地方の平均額は202万円ほどであり、やや高めの額となっています。
葬儀費用は縮小傾向にありますので、現在の費用はこれより少し下がっているものと思われます。

東北では骨葬といって、告別式の前に火葬を済ませて故人の遺骨をもって本葬を行う風習がよく見られます。
火葬のことを密葬と呼び、他地方と違って順番が多少入れ替わりますが、費用に影響することは特にありません。

関西地方

関西地方の平均額は189万円となっていて、平均的な地方となります。
関東と同じで人口の多い地域は土地代が少なからず反映され、例年的にも高額な部類でしたが、最近では合理的な考えが進んで費用の節約が強く出ています。

加えて、関西地方は真言宗の総本山に京都や奈良など、現在も仏教の影響が強い地域でもあります。
葬儀においてもその傾向が強く出ます。

中部地方

中部地方の平均額は236万円とやや高めです。
これには現在の経済的側面より、平均額計算上のブレや独特の風習が影響しているものと考えられます。

骨葬したり線香をあげない地域のある愛知県、山間部によって風習が違っていて手伝いに来た近隣の人にも食事を振舞う岐阜県など、葬儀の手順が細かく異なります。
弔意を示す方法として、準備に一層の手間をかける場面がよく見られます。

九州地方

九州地方の平均額は166万円で、他地方より安価となっています。
数年前に遡っても、関東や関西ほど高くなることはありません。

三度回しという出棺の際に棺を回す風習のある福岡県など、葬儀に関して独特の風習がないわけではありませんが、費用の面では各々の負担を重んじるところがあります。
現在でも平均より低い総額のケースがよく聞かれます。

葬儀に呼ぶ人数による費用目安

人々

葬儀の費用を考えるには、呼ぶ人数も重要な要素となってきます。
飲食代は人数分の掛け算ですぐに出せますが、参列者を全員不足なく歓迎できる施設の利用費も検討しなくてはなりません。

10〜50人程度

現代では血縁者であっても散り散りだったり宗教観もまちまちで、葬儀もこの規模で収めることが多くなっています。
身内を亡くしたばかりの遺族にとっても大掛かりなものは負担が大きいので、現実的な事情に即した葬儀といえるでしょう。

斎場選びでも候補が多く、20人以下ならアットホームな小さな会場を選ぶこともできます。
人数にもよりますが、予算も50~120万円程度に収まるので、経済面で心配な方にとっても助かる選択肢です。

50〜100人程度

基本は親族のみですが、親しい友人や知人の参列も少し受け入れるならこの人数になりやすいです。
故人の関係者全員ではないものの、葬儀もそれなりのものとなるので手配や準備に忙しくなります。

この人数を収容できる斎場はしっかりとしたホールとなっており、葬儀社も宗教儀礼的に十全なことができるプランを用意しています。
100~150万円ほどになりますが、親族の数や香典を受け取るか否かによって遺族が実質的に持ち出す額がここから変動します。

100〜200人程度

仕事の関係者や恩人を含めた全ての人を呼ぶ場合は、この規模となります。
葬儀社でも提供できる斎場は限られており、対応に当たるスタッフの数も多くなります。

この人数で家族葬ということはないので、参列する場合はご香典などもしっかり考えて持参する必要があります。
施主にも参列者にもマナーが求められ、各方面に配慮の必要で慌ただしい葬儀となるでしょう。

費用は150~200万円ともっとも高額ですが、仮に100人から5千円のご香典を受け取ったなら50万円となります。
より親しい人や親族の数を考慮するとさらに増えますので、遺族の持ち出す額は少人数の葬儀と比べても意外に緩和されるといえます。

葬儀の費用の内訳

お金

大まかな総額を把握したところで、今度は内訳を見ていきましょう。
納得がいくまで内容をつぶさに把握しておくと、急な葬儀となっても対応できます。

葬儀一式の費用目安

葬儀自体にかかる費用の目安は、約120万円となります。
大抵セットのプランとなっているので、個別で別の葬儀社に注文するということはありません。
葬儀社によって金額が決められていますが、比較検討のために項目とポイントを挙げておきます。

  • 斎場利用費・人件費
  • 寝台車(病院~安置場所)
  • 安置料金
  • 枕飾り
  • 棺代
  • 棺用の布団
  • 祭壇
  • 仏衣一式
  • ドライアイス
  • 供花・遺影
  • 受付用セット
  • 霊柩車(安置場所~火葬場)
  • 送迎バス(火葬場まで)
  • 火葬代
  • 骨壺・骨箱
  • 会葬礼状・会葬返礼品

一通り必要なものは以上ですが、葬儀社のプランによっては含まれていないものもあります。
祭壇の種類によって費用が違ったり、プランは安くてもドライアイス・受付用セット・骨壺・会葬返礼品などの料金が別扱いだったりするので注意が必要です。

事前に知っておくというのも難しいですが、早いうちにプラン内で提供されるものであるかどうか、直接確認するのが失敗しない方法です。

宗教者への費用目安

宗教者への費用の目安は約40万円ほどです。
葬儀一式はおおよそ規模に比例しますし、サービスが欲しいならどうしても下限が存在しますが、規模に関わらず変わるのが宗教者への費用の特徴です。

読経と戒名に対するお礼として渡すのが一般的なイメージですが、本来はそれらに対する対価ではなく、故人を弔う寺院の御本尊へ感謝のお気持ちを捧げるものとしてお渡しします。
戒名はランクの高いものほどお布施の費用も上がりますが、お金を払えば良い戒名にしてもらえるわけではない、といわれる理由はここにあります。

葬儀に関しては、期間中の読経は全て僧の方は承諾されていますので、宗派によって回数に差があってもまとめて「お布施」としてお渡しして大丈夫です。
宗派や戒名によって差が出て、相場は10~100万円以上とかなり変動します。

また、それほど高額にはなりませんが僧の方が会場で食事を共にしない場合は「御膳料」を、送迎を用意できない場合は「お車代」を別に包んでおく必要があります。

接待・飲食代の費用目安

接待・飲食代の費用の目安は約30万円となります。
どこまでのグレードを用意するかもありますが、大体は席を共にする人数で決まってきます。

故人との関係性で食事の内容が変わるということはありませんので、1人につきおおよそ3~5千円で見積もれます。
平均額となっている30万円分だと、5千円のものであれば60人、3千円のものであれば100人相当の計算となります。

人数が直接的に影響しますが、前述の通りこの費用はご香典で相殺される面が強いです。
遺族自ら準備行うのであればもちろん費用はかかりませんが大変ですし、少し多くなるだけで即座の対応が厳しくなるので、専門の方に頼んでおくのが安全です。

葬儀費用の目安に関するまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
終活ねっとがまとめた葬儀費用の目安に関する記事について、内容を簡単に挙げると以下となります。

  • 葬儀費用の総額は葬儀の種類によって異なる。
    一般葬は200万円弱、家族葬は150~160万円、直葬は10~30万円、一日葬は50~80万円ほど。
    社葬は遺族側がどこまでのものを準備するかによるが、標準的な選択をすると社内負担分だけ、一般葬より安くなる。
  • 葬儀総額の全国平均は190万円ほど。
    近年を総じてみると関東・東北・関西が高く、四国・中国・九州は低め。
  • 呼ぶ人数によっても費用は変わる。
    10~50人なら50~120万円、50~100人なら100~150万円、100~200人なら150~200万円で提供されているプランを考えることができる。
  • 葬儀費用の内訳は、葬儀一式に120万円、宗教者への費用に40万円、接待・飲食代に30万円が平均となる。

お葬式は慣れる行事ではありませんので「お金がかかる」というイメージがつきがちですが、総額を様々な観点から捉えなおすと一概に語れず、理由もあることがわかります。

経済的事情で縮小せざるを得ない場合もありますが、それも含め故人や遺族を鑑みた結果が予算となります。
弔いを尊重する方ならそのような事情を知っても態度を変えることはありませんので、ぜひそういった葬儀社や僧の方を探してみてください。

また、葬儀費用の細かい内訳を考えたい方は下の記事を参考にするのをお勧めいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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