
年賀状の一言添え書きの文例!友達から取引先まで送る相手別に紹介!
一言添え書きは年賀状を心のこもったものにできるものです。ですが、添え書きが思い浮かばない、添え書きの際のマナーが分からないなど困ってしまうことがありますよね。今回、終活ねっとでは年賀状の添え書きについて送る相手別、注意すべきマナーについて解説していきます。
最終更新日: 2020年12月14日
年賀状の添え書きについて

年賀状を送る際に、最近では写真プリントや市販のものなどクオリティの高い既製品があるなど、便利になってきています。
一方で、親しい友人やお世話になっている方に送るときには、味気なく感じてしまうことってありませんか?
添え書きとはこれらの既成の年賀状に一言添えることで、より心のこもった年賀状になります。
ですがいざ添え書きをしようと思っても、どんなことを書けばいいのかわからなかったり、目上の方への添え書きの際の礼儀が分からずに困ってしまうことがあります。
今回、「終活ねっと」では年賀状の添え書きについて以下の項目で解説していきます。
年賀状の添え書きにはどんなことを書くといいのか?
送る相手別の添え書き文例
添え書きの際に注意すべきマナー
年賀状の添え書きは少し書くだけで一気に心のこもった年賀状になり、送った相手からも喜ばれます。
年に一度のせっかくのコミュニケーションの機会です。
日頃のお礼や伝えられない思いを一言の添え書きで伝えてみませんか。
ぜひ最後までご覧いただき、年賀状作りに活かしていただければと思います。
年賀状の添え書きはどんなものがいい?

年賀状の添え書きといってもいったいどんなことを書けばいいのか見当もつかない方もいらっしゃるかと思います。
特に普段は交流のない友人や親戚などには筆が止まってしまうという方も多いと思います。
また、ビジネス上のお付き合いのある方への年賀状は失礼なく好印象を与えたいものです。
そこで次に送る相手別に添え書きに書ける話題について解説していきます。
普段から付き合いのある人や友達
普段から付き合いのある人や友達などは気ごころも知れていますし、堅苦しく考える必要はありません。
普段から交流もありますから親しみを込めて添え書きするとよいでしょう。
日頃お世話になっているお礼
友人関係などでは、普段お世話になっていても改めてお礼を言うのも恥ずかしくて口にできないという方も多いのではないでしょうか。
年賀状はそういった場合にも1年に1度感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。
具体的な事柄なども含めながら感謝の気持ちを思い切って伝えましょう。
共通の話題
普段から親しい間柄であればグループなどで共通の話題を入れてみるのもいいでしょう。
例えば共通の思い出や受験、就職などのライフイベント、共通の趣味や仕事の話など、友人に向けた話題を入れるだけで年賀状はオンリーワンの特別なものになります。
今年の抱負
会社の上司や部活の先輩などに送る際には、今年の抱負などを書くと評価や信頼アップにつながることもあり効果的です。
新年の仕事はじめの前に文章で自分のやる気をアピールすることで、顔合わせしてからのコミュニケーションが円滑になるなど好影響が期待できます。
年賀状だけの付き合いの人
あまり会うこともない人だけど年賀状だけは毎年やりとりする。
こういう知人っていますよね。
普段交流がないからこそ、年に一度の年賀状は重要なコミュニケーションツールになります。
年賀状をきっかけにまた交流が再開したり連絡を取り合ったりすることもあるかもしれません。
こういったあまり普段交流のない知人に送る場合、自分の近況報告などで自分が元気であることや環境の変化などを報告すると交流のきっかけにもなる
近況報告
普段交流がない知人に送る場合、まずは自分の近況報告で元気な様子を伝えるとよいでしょう。
転職した、体を鍛え始めた、免許をとったなどなんでも大丈夫です。
ご自身の様子がわかる変化を報告し、あわせて相手のことを気遣う文面などをいれれば、相手にも親愛の気持ちが伝わるはずです。
家族の様子
近況報告で家族がいる方は家族の様子を合わせて報告すると、相手に喜ばれます。
子供の成長の様子などを家族写真付きの年賀状とともに添えるとほほえましく読んでいただけるはずです。
送る相手別の一言添え書きの文例

それでは実際に送る相手別に具体的な添え書きの例文を見ていきましょう。
日頃のお礼・今年の抱負・今後の親交のお願いなど様々なパターンですぐにでも使える例文を上げていますので、送る相手に合わせてぜひお使いください。
相手が誰でも使える例文
相手を選ばず使えるものとしては、相手の体を気遣ったり新たに始まる1年を祝う言葉をつづるとよいでしょう。
以下が相手が誰でも使える例文となります。
・○○さんにとって素晴らしい一年になることを祈っております
・旧年中はお世話になりありがとうございました
・楽しいお正月をお過ごしください
・いかがお過ごしでしょうか
・ご健勝をお祈りしております
・お体を大事にお過ごしください
上司・先輩
上司や先輩など目上の方へ添え書きする場合は日頃お世話になっているお礼や新年の抱負を添えるといいでしょう。
目上の方に対する感謝の念や尊敬の念を込めた添え書きにしましょう。
以下が上司・先輩に添え書きする際の例文となります。
・引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
・ご期待に応えるべく今年も懸命に勤しんでまいります
・まだまだ半人前ではありますが○○先輩を目標に確実にスキルアップしていきたいと思っております
・本年もご指導のほどよろしくお願いいたします
・昨年中のご厚情に感謝いたします
部下・後輩
部下や後輩には、部下の成長や激励、感謝を添え書きするとモチベーションアップにつながるのでよいと思います。
普段はなかなか仕事上では伝えられない感謝を伝えると、新たな関係性が生まれ仕事にもいい影響が生まれるはずです。
以下が部下・後輩に添え書きする際の例文となります。
・昨年の成長ぶりには目を見張るものがありました
・今年もより一層活躍する○○さんの姿を期待しています
・いつも業務に真面目に取り組んでいる○○さんをとても信頼しています
・ますますのご活躍を期待しております
・さらなる活躍を期待しております
親戚
親戚には自身が元気で過ごしていることや、家族の近況を伝えるのがよいでしょう。
ご無沙汰になっている場合は、ご無沙汰しているお詫びなども添えると好印象です。
以下が親戚に添え書きする際の例文となります。
・おかげさまで家族そろって元気に暮らしております
・お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください
・いつも気にかけていただきありがとうございます
・平素の疎遠をお詫びいたします お変わりなくお過ごしでしょうか
・寒い日が続きますが お変わりなくお過ごしですか
・今年こそ家族そろってお伺いさせていただきます
友人
友人は親しい友人であれば共通の話題などがありすぐに書けますが、疎遠になっている友人は何を書いていいか迷ってしまいます。
疎遠になっている友人とは、この年賀状をきっかけに交流が深まるかもしれません。
心を込めた添え書きはそのきっかけ作りにも効果的です。
友人にあてる際の添え書きの例文を以下にあげますので、活用してみてください。
・なかなか会えてないですが元気にしていますか?
・今年こそみんなでゆっくり会いたいですね
・すっかりご無沙汰しておりますがお元気ですか
・今年はお互い飛躍の年にしましょう
・今年も飲みに行きましょう
・いつもありがとう
ビジネス関係の人(取引先など)
ビジネスで送る場合、最も気になるのがマナーです。
失礼のないようしっかりと言葉を選ぶことが大切です。
ビジネスを今後円滑に進めるため添え書きで差別化できれば、強力なツールになるはずです。
ビジネス関係の添え書きの例文を以下にあげますので、参考にしてください。
・日頃からのお付き合いに心より感謝申し上げます
・貴社の益々のご発展とみなさなもご健勝をお祈り申し上げます
・今後ともお力添えのほどよろしくお願い申し上げます
・本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
・御社のますますのご発展を祈念いたします
・本年も社員一同更に皆さまのお役に立てるよう努力してまいる所存です
ビジネス年賀状の文例については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
還暦を迎えたことを伝えたい時
還暦は干支が一巡する人生の中での節目となる年齢です。
昔はサラリーマンの定年年齢となっていましたが、平均寿命の伸びなどもあり今ではリタイアする年齢ではなくなっていますが、今でも一つの節目のイベントとして残っています。
実際に還暦を迎える方でも、まだまだ現役でバリバリご活躍されていたりセカンドキャリアに新たな挑戦を始められる方もいらっしゃいます。
還暦を迎えられた方は添え書きとして還暦という節目を迎えられたお気持ちや今後の抱負などを書かれるとよいと思います。
・無事元気に還暦を迎えることができました
・還暦を迎えましたがこれからも若々しく健康でいられるよう気持ちを引き締めております
・これからますます仕事に遊びに精進していきます
・還暦を新たな一歩として仕事に励んでまいります
年賀状の添え書きのマナー

年賀状にも基本的なマナーがあります。
こう書かなければならないという決まりというほどきっちりとしたものではないですが、年賀状の長い歴史的慣習で培われた基本的なマナーです。
特に目上の方などに送る場合は注意しておかないと、失礼になってしまいかねませんので気をつけましょう。
句読点をつけない
年賀状の添え書きには句読点をつけないことがマナーになっています。
句読点をつけない理由は諸説ありますが、年初の挨拶で「区切りをつけないために用いない」という意味や、もともと句読点自体が文字をうまく読めない人のために使われ始めたことから、相手に敬意を払う文章には使わないなどの説があります。
読みづらい場合は句点の部分で改行したり、読点を一文字あけるなど工夫して書くとよいでしょう。
忌み言葉は使ってはいけない
年賀状は新年を祝う慶事ですので、不吉なことを連想させる「忌み言葉」を使用しません。
年賀状では「別れる」「離れる」「失う」「倒れる」などは避けたほうが無難です。
よく使ってしまう「去年」という言葉は、「去」という言葉は死や別れを連想させる忌み言葉になるので使わないほうが無難です。
「昨年」「旧年」などの言葉を使いましょう。
年号のマナー
年号で一番間違いやすいのが、年号の重複です。
「一月一日元旦」という表現は重複するのでNGです。
元旦というのはそもそも一月一日のことを指しますので、重複します。
「○○年元旦」若しくは「○○年一月一日」というのが正しい表現となりますので注意しましょう。
年号とは直接は関係しませんが意外と知られていないのが、「A Happy New Year」です。
はじめの「A」をつけると「よいお年を!」という意味になるので、元旦に届く場合はふさわしくありません。
「Happy New Year」が正解です。
添え書きは手書き
添え書きは規制のメッセージだけでは事務的になりがちな年賀状を相手にとって特別なものにするメッセージです。
心のこもった一言が書かれているだけで年賀状の印象はぐっと良くなります。
相手に大切な思いをしっかり伝えるためにも手書きで添え書きするほうがよいでしょう。
年賀状の添え書きまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、年賀状の添え書きについて具体的な例文を交えて解説してきました。
年賀状の添え書きは一言でも年賀状が一気に心のこもったものになり、送った相手にも喜んでもらえる。
普段から付き合いのある人や友達には、日頃お世話になっているお礼・共通の話題・今年の抱負などを添え書きすると良い。
年賀状だけの付き合いの人には、近況報告や家族の様子を添え書きすると良い。
年賀状の添え書きには、「句読点をつけない」・「忌み言葉は使ってはいけない」・「年号の重複注意する」などのマナーがある。
現在ではSNSなどの普及により年賀状が減ってきていると言われています。
ですが、年賀状が友達やビジネス上でも年に一度の重要なコミュニケーションツールであることは変わりありません。
年に一度の貴重なコミュニケーションで、より良い関係性を作るきっかけ作りという意味でも一言の添え書きは有効です。
送る相手に敬意を払い心のこもった年賀状を送るためにこの記事をぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。