墓石の有名な産地はどこ?墓石の費用や特徴・選び方も解説します!

墓石に使われる石は、国産をはじめ中国産、インド産など合わせて数百種類あると言われてます。とはいえ、産地の違いによって、墓石の特徴や値段に大きな違いはあるのでしょうか。今回は、墓石の産地別の特徴や値段、墓石選びのポイントについて詳しくご紹介していきます。

目次

  1. 墓石の産地による費用や特徴の違い
  2. 墓石に使われる石の種類は?
  3. 産地ごとの墓石の特徴
  4. 墓石を選ぶ際のポイント
  5. 産地ごとのおすすめの墓石
  6. 墓石の産地による費用や特徴の違いまとめ

墓石の産地による費用や特徴の違い

お墓

墓所に建ち並ぶ様々な墓石。
どれも同じ種類の石ではなく様々な種類の石が使われています。

実は、墓石に使われている石の種類は細かく分けると数百種類もあると言われています。
日本産の墓石のほか外国産の墓石も多く使われています。

とはいえ、石を一見見ただけでその産地ごとの墓石の特徴の違いに気づくことは専門家でない限り、容易ではありません。
いざ墓石を買うとなった時に種類が豊富であるがゆえに、どの墓石を買えばいいか分からなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回終活ねっとでは、そんな墓石選びにお困りの皆さんのために、墓石の産地による費用や特徴の違いについて詳しく紹介していきます。

今回ご紹介していく内容は以下の通りです。

  • 墓石に使われている石にはどんな種類があるか
  • 国産墓石の代表的な産地と石の特徴
  • 中国産の墓石の特徴
  • インド産の墓石の特徴
  • その他の外国産(北欧・韓国・アメリカ・アフリカ)の特徴
  • 墓石選びのポイント
  • おすすめの墓石~格式高いお墓を建てたい方~値段を抑えたい方~

墓石の産地による費用や特徴の違いだけでなく、墓石選びのポイントやおすすめの墓石の紹介もしていきます。
子孫代々受け継がれていく大切なお墓ですから、後悔のないお墓選びをしたいですよね。
今回ご紹介する内容が少しでもお墓のことでお悩みの皆さんのお力になれれば幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

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墓石に使われる石の種類は?

お墓

墓石に使われる石の種類は、数百種類あることをお伝えしました。
しかし、その多くは御影石と呼ばれる石の仲間なのです。
産地や石の成分、色の違いにより数百種類の銘柄にわかれています。

子孫代々に受け継がれていく墓石に求められるのは、耐久性です。
御影石の仲間は耐久性と、研磨による光沢の美しさという性質を兼ね備えているのです。

御影石の仲間には、花崗岩、斑レイ岩、閃緑岩があります。
岩石が地下の深いところでゆっくりと冷えて固まってできた深成岩の仲間です。
また、岩石が地表に近い部分で急速に冷えて固まってできた火山岩の仲間に安山岩があります。

墓石に使われる石は、大きく分けるとこの花崗岩・斑レイ岩・閃緑岩・安山岩の4種類になります。

それぞれ、どのような石なのかを以下で紹介しています。

  • 花崗岩・御影石

    日本のお墓のほとんどは御影石と呼ばれる花崗岩が使われている
    硬くて耐久性に優れ、劣化しにくい
    香川県産の庵治石が世界的にも有名

  • 安山岩

    火山岩の仲間で、神奈川県舞鶴町で採掘される本小松石が有名
    硬さや耐久性は花崗岩ほどではないが歴史のある石材

  • 斑れい岩

    御影石の仲間
    花崗岩に比べ黒い色合いが多いのが特徴で黒御影石とも呼ばれる
    国内の産出量は少なくインドなど外国産のものが多く使われている
    国産では福島産の浮き金石(うきがねいし)が有名

  • 閃緑岩

    斑レイ岩と同じく黒御影石と呼ばれる
    色合いは、青や緑がかったものが多い
    外国産が多いが、国産では備中青御影石が有名

産地ごとの墓石の特徴

お墓

お墓に使われる墓石は大きく分けると4種類あることを説明してきました。
同じ石の種類でも産地により石の成分、硬さ、色合いなどに違いがあります。
成分が違うと値段にも差が出てきます。

ここでは、産地ごとの墓石の特徴や値段の違いを見ていきましょう。

国産の墓石

国産の墓石は何十年、何百年と使われ続けてきた歴史があります。
日本の気候風土に合ったものであり、安定した品質と加工技術の高さが魅力です。
海外からの評価も高く石質や色合いの種類も豊富です。

しかし、産出量は減少しており希少性が高いので値段も高額になっています。

以下では、全国各地で採掘される代表的な墓石を紹介しています。
ぜひ墓石を選ぶ際の参考になさってください。

  • 北海道・東北地方

    ・福島県黒石山で採掘される浮金石は国産黒御影石の最高級品
    黒御影石に金が浮くような色調で、風格がある
    近年は採掘量が少なく希少性が高いため値段も高額

    ・福島県田村郡で採掘される牡丹石は羽黒糖目石の丁場で稀に発掘される
    希少性の高い石で青糖目石の石目に黒い牡丹の模様が浮かんでいるのが特徴
    値段もかなり高額

  • 関東地方

    ・神奈川県真鶴町で採掘される本小松石は歴史の古い由緒ある石
    淡灰緑色の美しい色調の石で経年とともに深みのある味わいが出る
    安山岩だが堅牢で耐久性に優れ、江戸城の石垣に使われている

    ・茨城県真壁町産出の真壁石は鎌倉時代から灯篭、石仏などに使われてきた
    白系の御影石で近代では迎賓館に使われ日本の近代建築を支えたとされる

  • 中部地方

    ・愛知県豊田氏で採掘される鍋田石は白系グレーの御影石
    きめ細かく粘りがあるため加工しやすい石として墓石に使われてきた
    最近では採掘量が減り希少性が高いため高額

  • 近畿地方

    ・兵庫県御影町で採掘される花崗岩を本御影石という
    御影町は、日本の御影石の発祥の地
    本御影石は御影石の中でも最高級品だが、現在では採掘されていない

  • 中国地方

    ・岡山県矢掛町で採掘される青御影石は日本産の閃緑岩では代表的な石
    深緑色の深みのある色調が特徴で希少性の高い高級石材
    地域により矢掛青、讃岐青、飛鳥、青御影などと名称が異る

    ・岡山県万成で採掘される万成石は、桃色がかった美しい色調の桜御影石
    用途は幅広く明治神宮絵画館に使用されている

  • 四国地方

    ・香川県高松市で採掘される庵治石は日本一高級な御影石といわている
    「花崗岩のダイヤモンド」と称されるほど耐久性に優れ世界的にも評価が高い
    白系グレーの石で「斑が浮く」という奥行きのある二十がすりの模様が特徴
    大阪城、姫路城に使われている

    ・愛媛県今治市で採掘される大島石は、庵治石と並び日本を代表する銘石
    青みを帯びた白御影石で「石の貴婦人」と謳われる美しい石
    国会議事堂、赤坂離宮に使われている

  • 九州・沖縄

    沖縄本島で採掘される琉球石灰岩はサンゴなどの化石が含まれている
    赤みを帯びた乳白色の優しい色合い
    首里城の城壁に使われている

中国産の墓石

中国産の墓石値段が安価であることが最も大きな特徴です。
御影石の産出量は世界一とされ、安価で良質な墓石が多いので人気があります。
現在、日本で流通している墓石の8割が中国産ともいわれます。

石の種類が豊富で日本産の石とよく似た石材も多く、日本風の名前がつけれて販売されています。
日本への輸入は20年前からで加工技術の低さなどからトラブルが多い時期もありました。

最近では品質の向上や加工技術が改善されてきており安価で良質な石材が多いといわれます。
しかし、産地により粗悪なものも多く存在しているので注意が必要です。

日本で長く使われている石種を選ぶことや、産地証明を確認することが大切です。

代表的な石は、G623(白御影石)、G663(桜御影石)、万年青などです。

インド産の墓石

インド産の墓石は、日本産より割安で中国産よりは高めというのがおよその相場です。
高品質な黒御影石が多く産出されています。
インドのデカン高原は土壌資源が豊かなことで知られています。

硬くて耐久性があり、艶のある光沢が長持ちすると定評があります。
種類も豊富で黒・赤・白・緑系・マルチカラーなど色の種類が多いのも特徴です。
値幅も広く日本産の高級品より高額な石や中国産の安価なものと同等の石もあります。

日本には古くから輸入されていて、墓石や灯篭として使われてきました。
同等の石種なら国産のものより安価で良質な墓石が建てられることが魅力です。

代表的な石種は、クンナム、インペリアルレッド、インドグリーンなどがあります。
アーバングレーは比較的安価な価格でありながら、硬く水も吸いにくいため、光沢も長持ちする安さと品質を兼ね備えた墓石です。

その他の外国産の墓石

中国、インド産の石材の輸入が増えていますが、外国産の墓石の輸入は戦前から続いていました。
ヨーロッパ・アメリカ・ブラジル・朝鮮半島・台湾などから大理石や御影石を輸入していました。

割安な石材を求めてというより、個性的な石材として珍重されました。

ここでは、中国やインド以外の外国産の墓石にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

北欧

北欧のスウェーデン、フィンランド、ノルウェーの石は特徴のある原石が多いです。
中でもスウェーデン産のファイングレインは世界一の黒御影石と称賛される高級墓石です。
鏡のような光沢が1000年は劣化しないと言われています。

希少性が高く非常に高額な石材です。

ほかの北欧産ではフィンランドグリーン・ブルーパープルなどの石が有名です。

韓国

韓国産の墓石は古い歴史があり、安心できる石材が多いですが流通量は少ないです。
白御影石の評価が高く、中でも英州石はかなり人気のある石です。
そのほか、許昌、陰城などの墓石が有名です。

アメリカ

南米のブラジル、ウルグアイから輸入されています。
未知の原石も多く、ピンク、イエローのなどの変わった色調の石も豊富です。

代表的な石はウルグアイのバイオレットブルーで神秘的な色合いです。
黒雲母と青みが特徴のアメリカングレーも評価の高い石です。

アフリカ

アフリカ産の代表的なスーパーブラックは一級黒御影石として高い評価を受けてきました。
近年はそれほど高い評価ではありません。

最近では結晶質で石目が大きく透明感のあるラステンバーグやブルーシルクが注目されています。
内装材として使われることが多く、墓石としては少々派手な印象があります。

墓石を選ぶ際のポイント

お墓

これまで産地の違いによる墓石の特徴をご紹介してきました。
産地の違いにより石の色調も様々です。
墓石を選ぶ際は、色合いなどの外見上の特徴に目が行きがちではないでしょうか。

しかし、墓石選びに重要な要素は耐久性であることはこれまでにも触れてきました。
では、どんな石が耐久性に優れているのでしょうか。

ここでは、墓石を選ぶ際のポイントについてお伝えします。

圧縮強度が高い墓石を選ぶ

圧縮強度とは石に一定の圧力をかけて割れた時の圧力と割れた断面積を測った数値です。
「N/mm2」「kg/cm2」などの単位で表します。

この圧縮強度の高い硬い石ほど衝撃に強く劣化しにくいと言われています。

長年風雨にさらされ続ける墓石は、少しずつ劣化がすすむのは避けられません。
強い日差しや寒暖差などの影響に耐えられる頑丈な石材を選ぶことが大切です。

圧縮強度の高い石として有名な佐賀県産の天山石の圧縮強度は194(N/mm2)とされています。
外国産では、インド産のマハマブルーで圧縮強度は225(N/mm2)とかなり硬いです。

吸水率が低い墓石を選ぶ

石の耐久性に関する重要な要素に吸水率があります。

石の表面には無数の小さな穴が開いていて雨水などの水分を吸い込んでいます。
蒸散されずに残った水分は変色や苔が生える原因となります。

また吸い込んだ水分が内部で凍ると内部破壊が起こり亀裂が生じることがあります。
そのため、墓石を選ぶ際には吸水率の低い石材を選ぶことが重要なポイントです。

吸水率は(%)で表し、0.2%以下が望ましいとされています。
日本産黒御影石の代表的な浮金石の吸水率は0.01(%)とかなり低いです。
外国産ではインド産のM1Hという石種の吸水率は0.000(%)といわれます。

吸水率の低さは劣化しにくさを測る目安ですので、墓石選びの際には確認しましょう。

見かけ比重が高いものを選ぶ

見かけ比重とは、石材1㎥あたりの重さのことです。
単位は(t/㎥)で表し、墓石に使われる石材の標準は2.60~2/70t/㎥と言われています。

石は鉱物が固まってできていますが、鉱物の密度が高いほど重く強度も強くなります
そのため、見かけ比重が高い墓石を選ぶことも墓石を選ぶ際の重要なポイントです。
一般に黒い石の方がみかけ比重が高い傾向にあります。

国産では福島産の浮金石(2.99t/㎥)、岡山県産の矢掛青石(2.79t/㎥)が比重の高い石です。
外国産ではインド産のクンナム(3.03t/㎥)、スウェーデン産ファイングレイン(3.01t/㎥)などです。

以下の記事では、墓石を選ぶ際のポイントについてより詳しく紹介しています。
良い墓石の特徴や石材店の選び方についても詳しく紹介していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

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産地ごとのおすすめの墓石

お墓

ここまでは、墓石は産地の違いにより石質や色合いに違いがあることをお伝えしてきました。
また、墓石選びのポイントについてもご紹介してきました。
では最後に、実際どのような銘柄の墓石があるのでしょうか?

ここからは、産地ごとのおすすめの墓石について紹介していきます。
値段を安く抑えたい方のためのおすすめの墓石も紹介していきますので、ぜひこちらも墓石を選ぶ際の参考になさってください。

格式高いお墓を建てたい方におすすめの墓石

まず始めに、ここでは格式高いお墓を建てたい方におすすめの墓石を産地ごとにご紹介していきます。

国内産

まず、古来より偉人の墓石や史跡などに使われてきた由緒ある国内産の墓石について見ていきましょう。

庵治石

庵治石は、香川県高松市で採掘されるグレー系の白御影石です。
産地ごとの墓石の特徴でもお伝えしたように日本一高級な御影石といわれる銘石です。

圧縮強度155(N/mm2)吸水率0.15%という石質のデータが示す通り、風化や寒暖差など経年の影響に耐え得る石材です。
吸水率の低さから、水を吸い込みにくいので変色や錆、亀裂が生じにくいのも特徴です。

庵治石の美しさの特徴は「斑が浮く」という現象です。
石の表面は黒雲母と石英がまだらに混じった模様になっていますが、磨くと濃淡が浮き出てきて奥行きのある2重のかすり模様が見えてきます。

庵治石の歴史は非常に古く1000年の歴史の中で注目されてきた石材です。
650年前の京都男山の石清水八幡宮再建に庵治石が使われたのが製品加工の発祥とされます。

庵治石はその後も高松城築城、大阪城改築、成田山新勝寺の石碑、源平合戦800年祭供養碑など歴史の舞台で使われ続けて来た由緒ある石です。

同じ庵治石でも石目の細かさや斑の浮気具合によりランクが分かれています。
値段もランクごとに開きがあります。

ここでは庵治石のランクごとにおよその値段の目安をご紹介します(施工費込み)。

庵治石細目 350~700万円 庵治石の最高ランクの石です。

庵治石中細 250~300万円 うろこ模様が特徴の石です。

庵治石中目 180~250万円 黒い斑点がちりばめられているのが特徴の石です。

以下の記事では、庵治石についてより詳しく紹介しています。
庵治石の特徴や値段についてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらもご覧ください。

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本小松石

本小松石は、神奈川県真鶴町のみで採掘される火山岩の仲間です。
希少性の高い墓石で、そのため値段も高額になります。
淡い灰緑色の色合いの墓石で、模様の流れの美しさが魅力です。

圧縮強度は195.68(N/mm2)と非常に硬く耐久性に優れた石材です。
江戸城の石垣に使われている本小松石は、500年の時を隔た今も姿を留めています。
小松石の優れた耐久性が実証されています。

一方、吸水率は1.073%と御影石と比べると高めで、変色しやすい石となっています。
現代では、変色しないことが良い石の条件のひとつです。
しかし、いにしえの人々は時の流れとともに色を変える石の姿に趣を見出していたのでしょうか。

本小松石は源頼朝が鎌倉幕府を開いた際、建造物に使用したという歴史の古い石材です。
織田信長、豊臣秀吉など戦国武将の墓石や小田原城、江戸城の築城にも使われました。
また、天皇家の御陵にも使用されている由緒ある墓石です。

同じ本小松石でも石質や色合いや縞模様の入り方の違いでランクにわかれます。

超特級品の大トロ、特級品の青目材、一級品の赤混じり、二級品の赤目材の4種類です。
ランク毎に値段も開きがあります。

ここでは、超特級品の大トロと特級品青目材のおよその値段をご紹介します。(施工費込み)

本小松石青目材を使用した墓石の総額は、90万円です。

本小松石大トロを使用した墓石の総額は、160万円です。

外国産

次に、外国産のおすすめの墓石について紹介していきます。

外国産墓石の中にも高級品として名高い銘石があります。
世界の最高級品と謳われる墓石について見ていきましょう。

ブラックファイングレイン

ブラックファイングレインは、スウェーデン産黒御影石の最高級品です。
比重・吸水性・硬度ともに世界一の水準で1000年経っても劣化しないと言われています。

耐久性とともに美しさも兼ね備えた世界の一級品です。
美しさの秘密は艶やかな黒の石目に銀粉模様が輝くところにあります。
希少性も高く値段もかなり高額になります。

ファイングレインと呼ばれることもあります。
ファインとは「美しい」を表し、グレインは「石目」という意味です。

スウェーデンにはファイングレインのほかにボナコートという石もあります。
このボナコートを「スウェーデンブラック」として販売している石材店もあります。
ボナコートはブラックファイングレインの特徴である銀粉が入りません。
石目も粗く品質も劣るので見分けが必要です。

また、ブラックファイングレインの丁場で採掘された石として赤目のものも流通しています。
赤目の石は劣化が早いので注意が必要です。

ブラックファイングレイン墓石のおよその値段をご紹介します。(施工費込み)

洋型の一段墓石では、92万円です。

和型の八寸角墓石では、135万円です。

クンナム

クンナムは、インドのタミルナドゥ州クンナム村で採掘される黒御影石の最高級品です。
「永遠の黒」と謳われ世界的にも評価の高い最高ランクの墓石です。
人気の高さは、非常に優れた耐久性と鮮やかな黒の美しさにあると言えます。

硬度が高く吸水性が低いことが優れた耐久性の要素ですがクンナムの圧縮強度は120.36(N/mm2)と非常に硬く、また吸水率も0.011で水を吸いにくい石質です。

クンナムの美しさの秘密は雲母、石英、長石の含有率が多く発色の良さにあります。
黒地部分の黒雲母と銀色の雲母が美しく輝き独特の光沢を放ちます。
銀色の雲母が入っていることで艶や光沢が長持ちするといわれます。

クンナムは種類が多く一般の人には見分けが難しい石材です。
中には偽物も出回っているので注意が必要です。
「インド州政府保証」の付いた石であるかの確認が大切です。

クンナム墓石のおよその値段をご紹介します。(施工費込み)

洋型の一段墓石では、45万円です。

和型の八寸角墓石では、73万円です。

値段を抑えたい方におすすめの墓石

では次に、値段を抑えたい方におすすめの墓石をご紹介していきます。

値段だけに注目して選ぶと、「安かろう悪かろう」という結果になってしまいます。
インド産や中国産の墓石には、良質で安価な墓石もあれば安価だが数年で変色し劣化がすすんでしまう墓石もあります。

ここでは、良質でありながら割安感のある墓石について見ていきましょう。

アーバングレー

アーバングレーは、インドのカルナタカ州で採掘されるグレー系の御影石です。
日本に20年以上前から輸入され使用されてきた実績のある石です。
透明感のあるガラスのような石目が美しく「御影石のクリスタル」と呼ばれ人気があります。

石質が硬く吸水性も低いので耐久性に優れているのが魅力です。
寒冷地に向いているも特徴です。

難点は、文字の彫刻がきれいに出ない場合があることです。
文字の部分に墨やペンキを入れるという対策が必要となります。

アーバングレー墓石のおよその値段をご紹介します。(施工費込み)

洋型の一段墓石では、33万円です。

和型の八寸角墓石では、47万円です。

以下の記事では、アーバングレーについてより詳しく紹介しています。
アーバングレーの特徴や費用についてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらもご覧ください。

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白御影石(G623)

G623は、中国の福建省で採掘されるライトグレーの白御影石です。
日本に20年以上前から輸入され使用されてきた実績があります。
良質で割安なので中国産の墓石としては最もポピュラーで人気のある石です。

外柵として使われることが多い石材ですが、最近は墓石としての使用も増えています。
加工しやすく耐久性に優れているので安心して使える石として定評があります。

日本の稲田石に似ていることから「新稲田」と名前が付けられることもあります。
また石目に淡い桜色の結晶が見られることから「稲桜」と呼ばれることもあります。

白御影墓石のおよその値段をご紹介します。(施工費込み)

洋型の一段墓石では、20万円です。

普通型の八寸角墓石では、25万円です。

墓石の産地による費用や特徴の違いまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、墓石の産地による費用や特徴の違いについて詳しくお伝えしてきました。

今回ご紹介した内容は以下の通りです。

  • 墓石に使われる石は大きくわけると4種類

    花崗岩、斑レイ岩、閃緑岩、安山岩
    さらに産地により数百種類の銘柄にわかれる

  • 国産の代表的な墓石

    日本の気候風土に合っており安定した品質と加工技術の高さが魅力
    希少性が高く高額な墓石が多い

    浮金石、牡丹石、本小松石、真壁石、鍋田石、本御影石、青御影石、万成石
    庵治石、大島石、琉球石灰岩

  • 中国産墓石の特徴と代表的な石

    割安な墓石が多く種類も多い
    桜御影石、白御影石(稲桜)、万年青

  • インド産墓石の特徴と代表的な石

    良質で耐久性に優れた墓石が多い
    クンナム、インペリアルレッド、インドグリーン、アーバングレー

  • その他の外国産墓石の特徴と代表的な石

    特徴のある色あいの墓石が多い
    ブラックファイングレイン、許昌、陰城、ウルグァイのバイオレットブルー
    アメリカングレー

  • 墓石選びのポイント

    圧縮強度が高い、吸水率の低さ、みかけ比重の高さは石の耐久性を見るポイント

  • 格式の高い墓石を建てたい方におすすめの墓石と値段

    庵治石、本小松石、ブラックファイングレイン、クンナム

  • 値段を抑えたい方におすすめの墓石と値段

    アーバングレー、白御影石

同じ種類の石でも産地により特徴や値段に違いがあることがおわかりいただけたと思います。
代々受け継がれていく大切な墓石選びですから、後悔のないように選びたいですよね。
今回ご紹介した内容が少しでもお墓のことでお悩みの皆さんのお力になれれば幸いです。

終活ねっとでは、他にもお墓に関する様々な記事を多数掲載しております。
ぜひそちらもご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

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