年賀状に消印がないのはなぜ?消印がいつから押されるかも解説

年賀状に消印がないのはなぜ?消印がいつから押されるかも解説

私たちが毎年正月に出す年賀状ですが、実は年賀状には消印というものがありません。消印ははがきなど郵便物を出した際に郵便局で受け付けた証明として非常に大切なはずです。それではなぜ、年賀状には消印が押されないのでしょうか?

最終更新日: 2020年12月09日

年賀状の消印について

年賀状

私たちは毎年年末年始になると、知人や友人、お世話になっている方など年賀状を送るという慣習があります。
近年では年賀状の代わりにメールやSNSを送るという方も増えてきていることから、年々年賀状を送る方が減少してきていますが、それでも年賀状は今もなお私たちにとって正月の風物詩です。

ところで年賀状に使われるはがき(年賀はがき)には実は消印が押されないという特徴があります。
消印というのは、郵便局がその郵便物を収集したことの証明や再利用防止のために押される印のことです。

このため、年賀状に消印がないということはきちんと受け付けられたのかどうかで不安になる場合もあるでしょう。
しかし、年賀状に消印が押されないのは実は深い理由が存在するのです。
そこで今回「終活ねっと」では、年賀状が消印なしとなっている理由について見ていきます。

  • 年賀状に消印がない理由とは?

    年賀状に消印が押されない理由について詳しく見ていきます。

  • 消印が押されるのはいつからなのか?

    年賀状に消印が押されない期間や、年賀状に消印を押してもらうことができるのかどうかについてを詳しく解説していきます。

  • 普通のはがきを年賀状として出すには?

    普通の官製はがきを年賀状として出すための方法をご紹介します。

  • 消印部分にある「あけましておめでとう」の文字とは?

    年賀状の消印部分には「あけましておめでとう」という文字がありますが、その理由について見ていきます。

  • 年賀状の受付期間はいつまで?

    年賀状は果たしていつまで出せるのかについて、簡単にご説明します。

年賀状について深く知りたいという方にとって面白い情報が載っておりますので、最後まで読んでいただければ幸いです。

年賀状に消印がないのはなんで?

困った人々

年賀状にはなぜ消印が押されないのでしょうか?
ここでは、年賀状で消印が省略される理由について見ていきましょう。

そもそも消印とは?

年賀状に消印がない理由について見ていく前に、消印について正確にどのようなものであるのかについて見ておきましょう。

消印というのは、郵便物が郵便局に着いてそこで受け付けられたことの証明であるとともに、郵便物に貼られている切手や郵便はがきなどがすでに料金が払ってあることを示す印のことです。
切手や郵便はがきの料金についていえば、すでに1度使って使用済みであることを証明しているため、切手などの不正な再利用を防ぐ目的もあります。

なお、消印が押されるタイミングはポストに投函したり、郵便局で直接預かったりした郵便物が郵便局側で受付手続きが済んだ段階です。
なお、消印が押される場所は切手付近になります。

届ける効率を上げるため

年賀状で消印が省略される理由は、簡単に言えば届ける効率を向上させるというものです。
毎年年末年始になると多くの年賀状が郵便局で受け付けられ、届け先ごとに分類された後で配達されます。

しかし、通常期以上に多くの郵便物が扱われることから、普通の郵便物と同じように消印を押す作業をしていたら配達が遅れることにもなりかねません。
そこで大量の年賀状を効率よく、かつ迅速に配達できるようにするために消印を押す作業が省略されます。

ちなみに郵便局で扱う年賀はがきにはあらかじめ「年賀」の2文字が書かれているのが特徴です。
このため、年賀状取扱期間であれば年賀特別郵便として扱われます。

実は見えない消印が押されている?

ここまで、年賀状は消印が省略されることについて書きましたが、より正確には見えない消印が押されている状態となっています。
具体的には、私たちの目には見えない特殊インクによるバーコードが印字されており、これが普通の郵便物でいう消印の代わりになるものです。

このため、一度配達された年賀状は再利用することができないようになっています。
仮に再利用しようとしても、郵便局側でブラックライトで当てれば消印が浮かび上がってくるため不可能といって良いでしょう。
なお、この見えない消印は紫外線に当てても浮かび上がってきます。

いずれにしても、機械で読み取ることができる仕様となっているため、この仕組みも年末年始の郵便局の業務を手助けしているといって良いでしょう。

消印が押されるのはいつから?

年賀状

それでは逆に郵便物に消印が押されるようになるのはいつ頃からなのでしょうか?

消印が押されないのはいつからいつまで?

年賀状で消印が押されない期間は、一般的には年賀特別期間と呼ばれる時期で、12月15日から28日までがこの期間にあたります。
この期間に郵便局で受け付けた年賀状は、元旦(1月1日)の日付の消印扱いで発送されるのが一般的です。

それでは、12月29日以降は消印が押されないのかといえばそういうわけではありません。
実は郵便局の規則で、12月29日から1月7日までの間に年賀状を出しても切手の下の部分に赤字で「年賀」と記せば、消印は押されないことになっています。
これは、松の内(正月を祝う期間)を1月7日までとする慣習に基づいているためです。

このため、消印が押されるのは年内であれば12月14日まで、年明け後であれば1月8日以降と考えてよいでしょう。

年賀状に消印を押してもらうことはできる?

ここまで見てくると、「年賀状に消印を押してもらうことはできるのか」という点が気になる方もいるのではないでしょうか?

最も手っ取り早い方法は、この後で触れる普通はがきや私製はがきを年賀状として送るというやり方で、この場合消印が押されるのが一般的です。
詳しい方法は次の項目で触れていきます。

このほか、観光地のある地域によっては郵便局の窓口で直接押印してもらえるケースもあります。

通常のはがきを年賀状として出す方法

年賀状

さまざまな理由で普通のはがきを年賀状として送ることになった場合は、いったいどのようにすれば良いのでしょうか?
この場合は料金分の切手を貼ったうえで、その下にはっきりと赤字で「年賀」と記します。
ただし、消印が押される分を開けておくというのもポイントです。

なお、年賀はがきの値段は2018年分年賀状までは年賀特別期間に限り52円でしたが、2019年分年賀状は例外なく62円に料金が値上げとなっていますので気を付けましょう。

このほか、観光地(東京駅やディズニーリゾート、ユニバなど)に出かけた場合、ご当地デザインつきのはがきも販売されています。
このため、年末年始にディズニーランドやディズニーシーに行った記念に、ご当地のイラストが入った記念はがきを送るということも可能です。

ただし、観光地のテーマパークなどで売られているはがきは私製はがきとなっているため、62円分の切手を貼ったうえで、その下に赤字で「年賀」と書くようにしましょう。
もちろん、私製はがきはお年玉くじ付きはがきでもないため、お年玉宝くじの抽選対象とはなりません。

消印部分にあけましておめでとうの文字?

年賀状

実は消印部分をよく見ると、小さい隠れ文字があるというのはご存知でしょうか?
消印部分に「あけましておめでとうございます」という隠し文字が小さく書いてあります。

正確な場所としては、「年賀」の文字の下の部分で年号(2018など)の上ですが、実はあまりにも細かい字で書いてあることから、肉眼ではよく見えません。
このため、もし実際に見たいということであれば虫眼鏡やマイクロレンズを当てて見ると良いでしょう。

年賀状はいつまで出せる?

困った人々

最後に、多くの方が気になる、年賀状をいつまで出すことができるのかという点についても、簡単に見ていきましょう。
先ほども見たように、年賀状は年明け後、松の内の最終日である1月7日まで出すことができます。
もし、1月8日以降に年賀状を出すのであれば、寒中見舞いとして出すようにするのが一般的です。

なお、書き損じはがきがある場合は郵便局で新品と交換してもらうことができるため、代わりの年賀状が欲しいのであれば郵便局に持っていきましょう。

寒中見舞いについて詳しいことは、以下の記事で触れられていますので、あわせてご活用ください。

年賀状の消印のまとめ

年賀状

今回「終活ねっと」では、年賀状に消印が押される理由について見てきました。
内容をまとめますと、以下のポイントにまとめられます。

  • 消印とは、郵便物を郵便局で受け付けた証明であるとともに、貼ってある切手などが利用済みであるということを示す印のことである。
    年賀状に消印が押されない理由として、年末年始に取扱量が増えることに対応して配達の効率を上げるためというものが挙げられる。

    なお、年賀状の場合は見えない消印が施されているため、再利用はできない。

  • 消印が押されない期間は12月15日から1月7日の間に年賀状を出した場合が挙げられる。
    このため、消印が押されるのは年内であれば12月14日まで、年明けであれば1月8日以降となる。

    なお、年賀状に消印を押してもらうには、普通はがきに料金分の切手を貼ったうえで、赤字で「年賀」と記すのが最も手っ取り早い。

  • 通常のはがきを年賀状として出すには、62円分の切手を貼ったうえで、その下に赤字で「年賀」と記したうえで出す。
    なお、観光地などで売られている私製はがきを年賀状として出す場合も、同じような方法がとられる。

  • 年賀状には隠し文字で「あけましておめでとう」と記されている。
    なお、実際に見るには虫眼鏡などが必要である。

  • 年賀状は年明けの1月7日までであれば受け付けてもらうことができる。
    もし、1月8日以降に年賀状を出す場合は、寒中見舞いとして出す。

年賀状に消印が押されないのは、年末年始に郵便局で受け付ける年賀状を効率よく、かつ迅速に配達できるようにするためといえます。
このため、一見消印はないように見えますが、郵便局できちんと対処しているため、心配の必要はありません。

ただし、普通のはがきや私製はがきを年賀状として出す場合は、切手を貼り赤字で「年賀」と記すことを忘れないようにしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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