年賀状を送る意味や由来とは?年賀状の賀詞・絵の意味もご紹介!

年賀状を送る意味や由来とは?年賀状の賀詞・絵の意味もご紹介!

最近少しずつ減ってきているようですが、まだまだ根強い文化の一つである年賀状。年末年始になると、「そろそろ年賀状を準備しなきゃ」という気持ちになりますが、送る意味や由来を知っていますか?今回は年賀状を送る意味や由来、賀詞や絵の意味も紹介します!

最終更新日: 2018年09月15日

年賀状の意味について

年賀状

年末年始が近づくと、お店のあちらこちらで年賀状が売られ始めて、なんとなく今年も年賀状の季節が来たという雰囲気になりませんか?
量も多いし、正直言うと年賀状を出すのは面倒くさいな、という人もいるのではないでしょうか?

どのようにして、年賀状を出すという文化ができて、現在まで続いてきたのでしょうか?
年末年始に年賀状を送りあうことに何か意味があるのでしょうか?

普段なんとなく年賀状を出している人や、年賀状は出すものだからと、あまり考えず出している人もいるかもしれませんね。

今回「終活ねっと」では、そんな年賀状の意味や由来、賀詞や絵の意味まで詳しく解説していきます。

  • 年賀状を送ることにはどんな意味があるの?

  • 年賀状を送ることの由来って何?

  • 「謹賀新年」など年賀状で使う言葉にはどういう意味があるの?

  • 年賀状に書かれている絵の意味は?

  • 正月・元旦・元日の違いって何?

  • 喪中のとき、年賀状はどうしたらいいの?

以上の項目を中心に解説していきます。

年賀状を送る意味なんて考えたこともなかった、賀詞に意味の違いがあるなんて知らなかったという人や、子供からなぜ年賀状を出すのかと質問されたけど、上手く答えられなかったなんて人もいるかもしれませんね。

そんな人はぜひ最後までご覧になっていただき、これから年賀状を書く際の参考にしてみてください。

年賀状を送る意味とは

年賀状

毎年、年末になると恒例行事のように送り合う年賀状ですが、なぜ年賀状を送るのか、その意味を知っている人や意識しながら年賀状を書いている人はあまりいないのではないでしょうか。

忙しい現代社会では、年賀状が送られてきたから返さなきゃいけないという義務感から、年賀状を書くことがただの作業のようになってしまいがちかもしれません。

そんな人は、年賀状を送る意味について改めて知ることで、次に年賀状を書くときにより心を込めて書けるようになるかもしれませんよ?

ここではその年賀状を送る意味について解説していきます。

昨年の感謝を伝える

年賀状にはまず、一年間の感謝の気持ちを伝えるという意味があります。
普段感謝の気持ちを持っていても、なかなか口に出して言うのは恥ずかしいこともありますよね。
年賀状には、そんな普段の感謝の気持ちを伝えるという大切な意味があるんです。

年賀状を受け取る側の人も、感謝の気持ちがつづられているのを見て嫌な気持ちをする人はいませんよね?
今度年賀状を送るときには、一言感謝の気持ちを添えてみてはいかがでしょうか?

年始の挨拶がわり

年賀状を出す意味として、「新たな年もよろしくお願いします」という挨拶の代わりをするという意味もあるんです。

年始とはいえ、お世話になった人や、自分と関わりのある人全員に対して直接挨拶をして回ることは、忙しい現代の社会ではとても難しいですよね。
年賀状はそんな新年のあいさつの代わりにもなるんです。

近況報告

年賀状を送り合うことには、お互いの近況報告という意味もあるんです。
学生時代の昔の友人や恩師、どこか遠くで親しくなった人など、会いたくても会えない人がいるときに、最近あったことや自分の状況などを年賀状で報告し合うことができます。

懐かしい友人が結婚していたり、海外に移住していたり、新しい仕事を始めたなんてこともあるかもしれません。
こんな風に、年賀状は色々な報告をし合えるいい機会になるんです。
お互いの状況を知ることで、何か新たな刺激を受けることもあるかもしれません。

あまり会っていないような人でも、年賀状が来ると、なんだかお互いつながっている気持ちがしませんか?

年賀状を送り合うことで、年を取るにつれて疎遠になりがちな人と、良い関係を続けていけるかもしれません。

年賀状を送るようになった由来

年賀状

年賀状を送るという文化はいったいどこから来たのでしょうか?
年賀状についての由来を知っていれば、子供に聞かれたときなど、年賀状の大切さについて教えてあげることができますし、一つの雑学として知っておくのも面白いかもしれません。

ここでは年賀状を送るようになった由来について解説していきます。

年賀状を送ることになったそもそもの始まりは平安時代とされているようです。
藤原明衡という平安時代の貴族がまとめた手紙の文例集に、年が始まるときの挨拶の文があり、これが一番古い年賀状だという説があるようです。

それ以降、親しい人や、これまでお世話になった人などに対して、年始の挨拶をして回るという習慣が広まっていったようです。
この習慣を「年始回り」というそうです。

一部の貴族たちは遠くに住んでいて直接会えない人々へ、手紙で新年のあいさつをしていたようですが、庶民の間では、まだ手紙というものは浸透していなかったようです。

時代が進み、江戸時代になると、「飛脚」という、現在の郵便のようなものが普及します。
それによって庶民が手紙を使える機会が増え、年始回りを手紙によって行うようになったそうです。

そして、明治時代に官製はがきが出てきました。
これはいわゆる現在のはがきや年賀状の形のもとになったものです。
そこから、人々はこのはがきで年始のあいさつをするようになったのです。
これが現在の年賀状の由来とされています。

年賀状で使う言葉の意味を解説

年賀状

年賀状を送るとき、「謹賀新年」や「迎春」などの賀詞が書かれているのを見たことがあるという人は、結構いるのではないでしょうか?
色々書いてあるけど、どれも同じでしょ、という人は気を付けた方がいいかもしれません。

実はそこの賀詞には、それぞれに意味や使い方があったんです。
この意味や使い方を間違えると、場合によってはマナー違反になってしまうこともあるんです。
そんなことにならないためにも、賀詞の意味や使い方、知っておきたいですよね?

ここではその賀詞の意味や使い方について解説していきます。

賀詞とは?

賀詞とは、お祝いの気持ちを表す言葉のことです。
年賀状に必ずといっていいほど書かれている、「謹賀新年」や「賀正」のような言葉です。
もちろん、「あけましておめでとうございます」も立派な賀詞です。

ここでは4つの賀詞について見ていきたいと思います。

「謹賀新年」の意味

「謹賀新年」(きんがしんねん)とは、謹んで新しい年をお祝い申し上げますという意味で使われます。
この表現は丁寧な表現となっているので、送る相手が目上の人の場合に選びます。

一枚一枚デザインを変えられないというときは、この「謹賀新年」にすると良いでしょう。
もちろん目上の人以外にも使えるので、親しい間柄の人に送っても問題はありません。

年賀状といえば、「謹賀新年」だというイメージかもしれませんが、「謹賀新年」を目にすることが多いのは、こういった理由があったんです。

他にも「恭賀新年」や、「謹賀新春」などがありますが、これら四文字の賀詞は、同様に目上の人の年賀状に使えます。

「賀正」の意味

「賀正」(がしょう)は、正月を祝うという意味で使われます。
賀は、お祝いの気持ちを相手に伝えるという意味がありますが、丁寧な表現ではないので、目上の人に年賀状を出すときには使わないのがマナーです。

「寿」の意味

「寿」(ことぶき)は、めでたいという意味で使われています。
こちらも丁寧な表現ではないので、目上の人への年賀状には書かない方が良いでしょう。

「迎春」の意味

「迎春」(げいしゅん)とは、文字通り春(新年)を迎えましたという意味です。
昔は立春のころに元日がきていたので、春が新年を表しているのです。
こちらもあまり丁寧な表現ではないので、目上の人に年賀状を出すときには使いません。

年賀状で使う英語の賀詞の意味

年賀状

上で紹介した賀詞のほかに、「HAPPY NEW YEAR」や、「New Year's Greetngs」など、英語で書かれた賀詞を見たことはありませんか?

見ればわかるという人もいるかもしれませんが、これはカジュアルな表現ととらえられます。
したがって、親しい人向けの表現として使うようにした方がよさそうです。

他には「A HAPPY NEW YEAR」というのを見たことがある人もいるかもしれませんね。
「A」をつけ、「A HAPPY NEW YEAR」とすると、「良いお年を」という意味になります。
これは、一般的にクリスマスカードに使われる表現となるので、年賀状に書く際には、「A」はつけないようにするのが正しい表現です。

年賀状に描かれている絵の意味

椿

年賀状には背景にいろいろな絵が描かれているデザインがありますよね?
絵にはいろいろなものがありますが、背景の絵にもちゃんと意味があったんです。
年賀状のデザインを選ぶとき、意味を知って選んでいましたか?

ここでは、椿と犬張子を例に、年賀状に描かれている絵の意味について解説していきます。

椿

椿は冬の厳しい寒さにもめげることなく、美しい花を咲かせるので、おめでたい花だと信じられています。

椿のイラストには、主に、厄よけ・子孫繁栄などの意味がこめられています。
椿は紅色の花を咲かせますが、これは魔よけの色とされています。
また、常緑樹である椿は、つやのある葉が繁栄を意味するとされ使われています。

一方で椿の花は花ごとぽとりと落ちるので、首から落ちる・頭から落ちるなどと例えられ、侍が嫌ったという話もあることから、椿は縁起が悪いと聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、これはただの例え話であって、椿の花にはそういう意味はありません。
昔から椿はめでたい花であると信じられ、色々なところに使われてきているので、気にする必要はないでしょう。

椿のデザインのイラストは華やかな印象になるので、年賀状にはぴったりかもしれません。

犬張子

犬張子(いぬはりこ)とは、犬の形の張り子細工の玩具のことです。
犬は昔から人間と深い関係があります。
人間の身近にいる動物の中で、犬は一回の出産で多くの子供を産み、その上安産だったのです。

昔人間の出産が今より大変だったころに、お産が軽く、たくさん子供を授かる犬から力をもらおうと、犬張子を飾っていたそうです。
そこから、安産祈願や、子供の健康を祈願するという意味がこめられ、今に至るそうです。

また、犬には魔や邪霊から子供を守ってくれる力があるとも信じられているのです。
ですから、犬張子には、安産祈願・無病息災の意味があり、子供の初宮参りの際などの贈り物としても多く使われるおめでたい縁起ものなのです。

年賀状にこういうような意味を込めたい人は、犬張子のデザインの年賀状を選んでもいいかもしれませんね。

正月と元旦と元日の意味の違い

困った人々

年末年始が近づいてくると、「正月」や「元旦」、「元日」という言葉を町中やテレビなどで見聞きすることが多くなりますよね?
お馴染みのこの言葉ですが、それぞれ何を意味しているのか、ちゃんと意味の違いを説明することができますか?

正月とは、一年の最初の月、つまり1月の1日から31日までのことをいいます。
元旦の旦の字は、太陽が地平線から出るさまを表しているとされ、1月1日の朝を意味します。
元日は一年の最初の日、1月1日を指しています。

喪中に年賀状は出す?出さない?

葬儀

喪中の場合でも、年賀状は出すものなのでしょうか?
年賀状はおめでたい新年の挨拶のためのものです。
ですから、一般的に喪中のときには年賀状を出さないようにするのが常識だとされています。

そのため、喪中の際には、毎年年賀状を送り合う人に対して喪中はがきを出します。
喪中はがきを出すことによって、「喪に服するために、新年のあいさつを遠慮させてもらいます」という旨を伝えるためです。

一般的に喪中はがきは年内に届けば良いようです。
最近では、喪中はがきを受け取った人は年賀状を送らないという風習があるので、年賀状を準備する前に届けばより良いかもしれません。

そんな喪中はがきについてもっと知りたいという人は、下記のリンクに喪中はがきについての詳しい記事があります。
ぜひこちらもご覧になって、参考にしてみてください。

年賀状の意味に関するまとめ

年賀状

今回「終活ねっと」では、年賀状を送る意味やその由来について解説してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると以下のようになります。

  • 年賀状には感謝の気持ちや、新年のあいさつという意味がある。

  • 年賀状を送ることで、遠くの人とも近況報告し合えるという意味もある。

  • 年賀状の始まりは「年始回り」という挨拶だった。

  • 「謹賀新年」などの賀詞にはそれぞれ意味や使い方がある。

  • 喪中のときは年賀状を出さず、喪中はがきを出す。

年賀状を出すことには、新たな年の挨拶という意味だけではなく、大切な人との関係を繋げてくれるという大きな役割もあったんですね。

毎年当たり前のように年賀状を出してきたのに、こんな意味があるなんて知らなかった、考えたこともなかった、という人もいたのではないでしょうか?

何枚も出すのが面倒くさくて年賀状を出さなくなっていた人は、一年に一度ですし、これを機にもう一度年賀状を出すことを検討してみてはいかがですか?
思いがけない再会や、昔の友人を通じて新しい趣味などができるかもしれませんよ?

年賀状にはいろいろな意味や由来がありましたが、年賀状だけでなく普段行われている文化や行事などについても調べてみると、新たな発見があって面白いかもしれませんね。
昔から現在まで続いている文化や行事には、それぞれ何か、あまり知られていないそれなりの意味や由来があるのかもしれません。

また、「終活ねっと」では、年賀状の歴史についても詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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