
書き損じた年賀状は何に交換できるの?手数料や交換方法を解説します
年賀状を多めに用意して余ってしまったり、宛名を間違ってしまったりと書き損じが出てしまい購入した年賀状を無駄にしてしまったことはありませんか。この記事では、書き損じの年賀状の交換方法やどんなものに交換できるのかを詳しく紹介していきます。
目次
最終更新日: 2020年12月14日
年賀状の書き損じについて

年末になると年賀状を準備しますよね。
年賀状を作成する時に、宛名を間違えてしまったり、足りなくなるのが嫌で多めに用意して、結局年賀状が余ってしまったという経験があると思います。
その余った年賀状はどうしていますか?
せっかく購入した年賀状をそのまま無駄にしてしまうことが多いのではないでしょうか。
年賀状は、郵便局に持っていけばハガキや切手に交換することができます。
今回「終活ねっと」では、書き損じの年賀状は、どんなものに交換できるのか、交換方法や交換にかかる手数料について以下の内容を中心に詳しく紹介していきます。
書き損じの年賀状は何に交換できる?
書き損じた年賀状と交換できるもの、交換できるはいつまでなのか解説します。
交換するのに手数料がかかるの?
交換する際の手数料と普通ハガキに交換する場合について解説します。
喪中になった場合、用意した年賀状はどうする?
喪中の場合は、手数料が無料で交換することができます。
書き損じの交換は期限があるの?
書き損じの年賀状の交換期間や、年賀状についているお年玉はどうなるのか解説します。
書き損じの年賀状はどこで交換するの?
書き損じの年賀状は、どこに持っていけば交換できるのかを解説します。
書き損じの年賀状って何でも交換できるの?
書き損じの年賀状でも交換できない物もあります。どんな場合は交換できて、どんな場合が交換できないのか解説します。
書き損じ年賀状、交換以外にも使い道はあるの?
交換以外には、どんな使い方があるのか解説します。
以上の項目を中心に紹介していきます。
書き損じた年賀状をそのままにしている方、ぜひ最後までご覧ください。
年賀状の書き損じは切手などに交換できる

宛名を間違ってしまったり、多めに用意して余ってしまった年賀状はどうしていますか?
返品して現金をもらうことはできませんが、切手や新しいハガキに交換することができます。
せっかく購入した年賀状をそのまま無駄にしてしまうのはもったいないですよね。
ここでは、書き損じの年賀状の交換できるものについて詳しく解説していきます。
書き損じと交換できるもの
書き損じの年賀状は、切手・普通郵便ハガキ・郵便書留(ミニレター)・特定封筒(レターパック)に交換することができます。
また、販売期間内であれば新しい年賀状と交換することもできます。
この場合、新しい年賀状に交換できるのは、同じ年の物のみです。
昨年の年賀状を、今年の物に交換することはできないので注意しましょう。
数年前の年賀状も交換可能
書き損じの年賀状を普通ハガキ等に交換するには、期限が設けられていません。
数年前の年賀状であっても交換することが可能です。
ただし、上記の書き損じと交換できるものでも触れたとおり、年賀状と交換できるのは同じ年の物のみで、年賀状の販売期間内なので注意が必要です。
書き損じの交換にかかる手数料

ここまでで、書き損じの年賀状をハガキや切手に交換できることがわかったと思います。
しかし、年賀状を交換する際には、交換手数料がかかります。
ここでは、年賀状の交換手数料について詳しく解説していきます。
また、手数料はできるだけ払いたくない方におすすめの交換方法についても解説していきます。
交換手数料は5円
書き損じの年賀状や未使用の年賀状を交換するには1枚あたり5円の手数料がかかります。
2018年用以前の年賀状の場合は、書き損じの年賀状が10枚あったら52円×10枚=520円となります。
ということで520円分のハガキや切手などに交換できますが、手数料を払わなければなりません。
手数料は5円×10枚=50円になります。
手数料の支払いは現金か切手でできます。
ハガキ分の520円-手数料50円=470円として、交換する際に、手数料分を切手で払いたいことを伝え、手数料の50円分を差し引いた470円分のハガキや切手と交換するということもできます。
年賀状を普通ハガキに交換する場合
2018年より普通ハガキが62円に値上がりしました。
また、年賀ハガキも2019年用から1枚62円に値上がりしました。
2018年以前の52円の年賀状を62円の普通ハガキを交換するには、差額の10円を支払わなければなりません。
また手数料の5円も同じようにかかる為、書き損じの年賀状10枚を普通ハガキ10枚に交換すると、10枚×手数料5円=50円・差額10円×10枚=100円、合計150円がかかります。
この150円は、交換手数料でも説明したとおり切手での支払いもできます。
できるだけ現金で支払いたくない場合は、書き損じの年賀状10枚の交換手数料50円を引いた470円分で交換できる枚数で交換することをおすすめします。
例1の36円分の切手の使い道もなかなか難しいので、例2の手数料の50円分を切手として差し引いてもらい、残額の26円のみ支払って、普通ハガキ8枚と交換する方が良いかもしれません。
普通ハガキの値上げにより、年賀状と差額ができてしまい、少しややこしくなってしまいましたね。
書き損じの年賀状を交換する際には、5円がかかること、差額の支払いは現金か切手ですることができることを覚えておき、書き損じの年賀状を有効に使っていきましょう。
喪中の場合の年賀状はどうする?

これまで、多めに用意して余ってしまった年賀状や書き損じの年賀状を1枚あたり5円の手数料で切手や新しいハガキに交換することができることを解説してきました。
年賀状の準備をしてから身内に不幸があり急に喪中になってしまう場合もあると思います。
喪中の場合は、手数料無料で交換することができます。
また、種類を間違えて購入してしまった場合も手数料無料で交換することができます。
喪中の場合や年賀状の種類を間違えた場合について、詳しく解説していきます。
喪中の場合は手数料無料で交換できる
年賀状の購入をした後、又は印刷も終わって出すばかりの状態にした後、急に不幸があり年賀状を出せなくなってしまった場合は、手数料無料で交換することができます。
郵便局窓口で、喪中になってしまい年賀状を出せなくなった旨を伝えると、専用の記入用紙を渡されます。
この用紙には、氏名と亡くなられたの方との続柄を記入し、交換したい年賀状と一緒に渡すと手数料無料で交換することができます。
最初に説明したとおり、印刷してある状態の物でも交換することができますが、交換できるのは、年賀状の販売期間内のみですので注意しましょう。
年賀状の種類間違えも無料交換できる
年賀状は、ハガキ自体がインクジェットの物、切手部分がキャラクターの物等、たくさんの種類があります。
この種類を間違えて購入してしまった場合も手数料無料で交換することができます。
この場合は、未記入のきれいな状態の年賀状に限ります。
そして、喪中の場合と同じく交換できるのは、年賀状の販売期間内となります。
間違えて購入してしまった時には、そのままの状態で早めに交換してもらいましょう。
書き損じを交換できるのはいつまで?

ここまでで、書き損じの年賀状を交換できることが分かり、「たしか、去年の書き損じの年賀状があったけど今からでも交換できるの」と疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
交換期間について、普通ハガキや切手等に交換する場合と、その年の年賀状に交換する場合では、少し違っています。
また、年賀状についているお年玉くじについても解説していきます。
交換期間に期限はない
書き損じの年賀状を普通ハガキ等に交換するのには、期限が設けられていません。
数年前の年賀状であっても交換することが可能です。
ぜひ、今からでも自宅に残っている昔の書き損じの年賀状を探して交換しましょう。
また、集めておいて、来年分と一緒にまとめて交換するのもよいのではないでしょうか。
その年の年賀状に交換したい場合
年賀状の準備をしている際に書き損じが出てしまった場合、販売期間内であれば新しい年賀状と交換することもできます。
この場合、新しい年賀状に交換できるのは、同じ年の物のみです。
つまり2019年用の年賀状を交換するには、2019年の年賀状の販売期間内に交換するということです。
昨年の年賀状を今年の物に交換することはできないので注意しましょう。
用意した年賀状に書き損じが出て、足りなくなりそうな場合は、追加購入するのではなく書き損じの年賀状を持っていき交換してもらうと良いでしょう。
書き損じ年賀状はお年玉を交換できる?
書き損じの年賀状や余ってしまった年賀状。
年明けに発表されるお年玉に当選していれば、届いた年賀状と同様に景品と引き換えることができます。
交換した年賀状が、当選していたなんてショックですよね。
当選した景品と引き換え後でも、書き損じの年賀状と同様に交換することができます。
その年の年賀状に交換したい時は、販売期間内に交換する必要がありますが、特に急いで交換する必要がない時には、当選番号を確認後に交換するようにしましょう。
以下の記事では年賀状の景品について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。
書き損じの年賀状を交換できる場所

年賀状は、コンビニやショッピングモール等でも購入することができますが、書き損じの年賀状を交換できるのは、郵便局の窓口です。
簡易局以外のすべての郵便局で、交換することができます。
購入したお店や、郵便局に設けられているゆうゆう窓口では、交換することができません。
また、郵便局の窓口は、平日のみのところが多いので気をつけましょう。
切手などに交換できる年賀状の見分け方

書き損じの年賀状は、何年前のものでも交換できることを説明してきましたが、場合によっては交換できないこともあります。
年賀状の宛名面の左上の切手部分が汚れていたり破損していると交換できません。
パソコンで年賀状の作成をして、印刷の向きを間違えてしまい、書き損じの年賀状となってしまうことが多いのではないでしょうか。
切手部分にも印刷がかかってしまうと、交換してもらえないのではないかと思ってしまいますよね。
プリンターでの印刷の場合は、本来の宛名面に書かれる住所、氏名、郵便番号での切手部分の汚れの場合のみ交換が可能となっています。
表と裏を間違えてしまった場合、つまり文面の面に印刷予定だった画像や文字での汚れでは交換できません。
印刷する際、表と裏の間違いだけは無いように注意しましょう。
交換以外の書き損じ年賀状の使い道

ここまでは、書き損じの年賀状の交換方法について説明してきました。
次に交換以外の使い道について紹介していきます。
寄付する
書き損じの年賀状は、ユニセフ・NPO法人・福祉に関連する団体が寄付として募っています。
これらの団体では、書き損じの年賀状を切手に交換し、その後現金化して募金しているそうです。
例えばユニセフでは、この募金によって乳幼児のワクチン・学習教材・ノート・学校の環境整備等に使用されています。
使い道は、各団体によって違いますが、もし捨ててしまうのであれば寄付して役に立ててもらうというのも良いかもしれませんね。
懸賞応募ハガキとして使う
年賀状は、切手部分に「年賀」と書かれていますが、普通ハガキとして使うこともできます。
ただし、この「年賀」という部分を消す必要があります。
そのままにして投函すると、来年の元旦に配達されるようになってしまうかもしれません。
普通ハガキとして使えるからと言っても余った年賀状です。
知人や友人へのハガキとして使用するのはやめた方が良いですね。
懸賞応募ハガキとして使うことをお勧めします。
ただし、2018年より普通ハガキは62円に値上がりしています。
52円の年賀状をそのまま送ることはできず、10円切手を追加して貼る必要があります。
年賀状の値段は、2019年用から普通ハガキと同様に値段が1枚62円となったので注意が必要です。
以下の記事では年賀状の金額について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。
年賀状の書き損じに関するまとめ

今回「終活ねっと」では、書き損じの年賀状は、何に交換できるのかについて以下の内容を中心に解説してきました。
書き損じの年賀状は切手や普通ハガキなどに交換できる
書き損じの年賀状は、切手・普通郵便ハガキ・郵便書留(ミニレター)・特定封筒(レターパック)に交換することができます。
数年前の年賀状であっても交換することができます。書き損じの年賀状を交換するには手数料がかかる
書き損じの年賀状や未使用の年賀状を交換するには1枚あたり5円の手数料がかかります。また、2018以前の年賀状を普通ハガキに交換するには差額の10円も支払わなければなりません。
喪中の場合の年賀状と、種類を間違えて購入した場合は、手数料無料で交換できる
年賀状の購入をした後、又は印刷も終わって出すばかりの状態になっていても、喪中の場合は手数料無料で交換することができます。
また、種類を間違えて購入してしまった場合は、未記入のきれいな状態の年賀状のみ手数料無料で交換することができます。
交換できるのは、年賀状の販売期間内となります。書き損じの年賀状を普通ハガキや切手に交換する場合、期限はない
書き損じの年賀状を普通ハガキ等に交換するのには、期限が設けられていないので、数年前の年賀状であっても交換することが可能です。
ただし、その年の年賀状に交換したい場合は、年賀状の販売期間内でなければなりません。書き損じの年賀状のお年玉も当選すれば景品と交換できる
年明けに発表されるお年玉に当選していれば、届いた年賀状と同様に景品と引き換えることができます。
また、当選した景品と引き換え後でも、書き損じの年賀状と同様に普通ハガキ等に交換することもできます。書き損じの年賀状は郵便局で交換できる
郵便局に設けられているゆうゆう窓口やコンビニでは交換することができません。
年賀状の宛名面の左上の切手部分が、汚れていたり破損していると交換できない。
ただし、印刷の方向を間違えて、本来の宛名面に書かれる住所・氏名・郵便番号が切手部分にかかってしまった場合のみ交換が可能となっています。
書き損じの年賀状は、交換以外に寄付したり、懸賞応募ハガキとして使うこともできる
書き損じの年賀状は、ユニセフ・NPO法人・福祉に関連する団体が寄付として募っています。
懸賞応募に使う場合は、切手部分下の「年賀」に線を引いて消し、普通ハガキとの差額の10円分の切手を貼りましょう。
書き損じの年賀状をそのままにしていませんか?
せっかく購入した年賀状を無駄にしてしまうにはもったいないですよね。
切手やハガキに交換したり、懸賞応募ハガキとして使ったり、ぜひ有効活用しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。