神社の礼拝のやり方は?注意点やお寺での礼拝についても解説します

神社で礼拝する機会は大晦日・初詣など日本ではよくあるものの、正式な参拝・礼拝作法は曖昧なままになっている方も意外と多いのではないでしょうか。正式な神社への礼拝作法と順序、身だしなみや参拝の時間帯に関する留意点、お寺への参拝との違いなどご紹介します。

目次

  1. 神社の礼拝について
  2. 礼拝と参拝の違いってなに?
  3. 神社の礼拝のやり方
  4. 神社の礼拝前の注意点
  5. お寺での礼拝のやり方は?
  6. 神社の礼拝まとめ

神社の礼拝について

神社

大晦日・初詣など、日本ではよく神社で礼拝する機会があります。
しかし、神社に参拝したときの正しい礼拝作法を完璧にこなせる人は意外と少ないのではないのでしょうか。

他の参拝客を見よう見まねで礼拝作法を習得しようとしても、細かな所作は見逃してしまい、結局曖昧なままになっている人も多いかもしれません。

そこで今回終活ねっとでは、神社の礼拝を中心に以下の内容をご紹介します。

  • 神社への正しい礼拝・参拝作法は?
  • 神社への礼拝・参拝で身だしなみを気にする必要はある?
  • 神社への礼拝・参拝はどの時間帯が一番いいの?
  • 神社への礼拝とお寺での礼拝は何が違うの?

以上の疑問をご説明していきます。
一通りの参拝順序は覚えていたつもりでも、意外と忘れてしまっていた作法に気付くこともあるかもしれません。

ぜひ最後までお読みください。

礼拝と参拝の違いってなに?

困った人々

神社への、参拝と礼拝は何が違うのでしょうか?

参拝や礼拝はどちらも似た意味の言葉です。
しかし、礼拝は、神様を拝むことそのものを指して使われることが多い言葉です。
これに対して参拝は、礼拝などのために神社・仏閣に参る行為を指して使われることが多いと言われます。

しかし、神道ないし神社信仰は形式主義の色合いが強い宗教です。
そのため、しっかりと作法に則った参拝をすること自体が礼拝の一部分をなすともいえます。

以下の説明では、礼拝と参拝を特に区別せずに用いますが、礼拝と参拝の違いについて詳しいことが気になる方はぜひ以下のリンクもご覧ください。

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“礼拝” とは? - 終活用語集

宗教において、神や仏などを敬って拝むことを指します。 仏教の場合のみ「らいはい」と読み、キリスト教やイスラム教などの仏教以外の場合は「れいはい」と読みます。 神社などで見られる「拝む」行為も礼拝の一つです。

神社の礼拝のやり方

神社

神社の正式な参拝作法をご紹介していきます。

日本の神道にも様々な宗派があります。
また、地域的な信仰の慣習がそのまま正式な信仰のあり方とされていることも少なくありません。
そのため、正式な参拝作法として紹介される作法にも色々あります。

そこで、以下では神社本庁式で正式な参拝方法として紹介される参拝作法をご紹介しています。
具体的な参拝・礼拝の方法について、実際に参拝する神社で以下の説明と異なる案内があれば、そちらに従うようにすると良いでしょう。

鳥居の前で一礼する

神社は神様が住まう神聖な場所であり、いわば神様の家ともいえます。
また、神門や鳥居は、神聖な場所と人の暮らす場所を隔てる標識としての役割をもっており、いわば玄関のようなものです。

人の家に上がるときは挨拶をするものです。
神様が住まう領域である神社境内に入るときにも、もちろん神様に対するご挨拶が必要です。
神社の境内に入る前には必ず神門・鳥居の前で一礼するようにしましょう。

また、一度境内に入ってからも拝殿に参るまでに複数の鳥居をくぐることがあります。
その場合も鳥居をくぐるたびに一礼すべきとされています。

手水舎で清める

神社の鳥居をくぐると、その近くには柄杓が置かれた手洗い場のような場所が通常設置されています。
これが手水舎です。

手水舎は、礼拝の前に一種の禊をするための場所です。
神様は穢れを嫌うため、拝殿での礼拝の前に手口を水で洗い清めます。
この一連の動作を「手水をとる」ともいわれます。

手水をとる具体的な手順は次の通りです。

  • 柄杓で水をすくい、左手→右手の順に水をかけて手を洗う
  • 右手に柄杓を持ち左手の手のひらに水を注ぐ
  • 左手の手のひらに貯めた水を口に注ぐ
  • 口をすすいだら再び左手を洗う
  • 最後に水で柄杓の柄を清めて元に戻す

口に水を注ぐ際には柄杓に口をつけないこと、注いだ水は飲まないこと、濡れた手はしっかりとハンカチなどで拭くことに気をつけましょう。

拝殿に参る

手水舎で身を清めたらいよいよ拝殿に向かい礼拝をします。

このとき注意すべき点は2点あります。
参道の歩き方と礼拝の仕方です。

まず、参道を歩くときは、参道の真ん中を歩かずに、端を歩くようにします。
参道の中央は神様の通り道とされるためです。
ちなみに、拝殿に参る途中で鳥居をくぐるときは、境内に入るときと同じように一礼してくぐります。

次に、拝殿に着いたら礼拝の作法に気をつけましょう。
まず、貢物としてお賽銭を賽銭箱に入れます。
参拝者の真心を示すものなので金額の多寡は気にする必要はありません。

鈴があれば鈴を鳴らしてから二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)します。
祝詞やお願い事を唱えるときはこのタイミングで行うと良いでしょう。

境内から出る

拝殿での礼拝を済ませたら、最後に軽く一礼して拝殿を後にします。
このときも参道の中央を歩くのは避け、端を歩くことを忘れないようにしましょう。
最後に鳥居から出るときも、社殿を振り返り一礼してから鳥居をくぐって出るのが丁寧とされます。

以下の記事では神社参拝のマナーや注意点について詳しく紹介しています。
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神社の礼拝前の注意点

人々

神社に参拝する際には儀礼的な所作の他にもいくつか留意すべき点があります。
特に気を使うべきなのが、身だしなみと参拝の時間帯です。
以下、それぞれについて詳しくご説明します。

身だしなみ

乱れていたり不潔な格好で参拝することは避けましょう。
参拝では神様にご挨拶申し上げ、場合によってはお願いごともするのですから、できるだけ身だしなみをただすようにするようにすべきです。

とはいえ、日常の参拝では常識的な範囲で清潔な身だしなみをしていれば問題ありません
ただし、昇殿祈祷を受ける場合には注意が必要です。

昇殿祈祷とは、神職の方と共に拝殿に昇殿し、神職の方に祝詞を奏上して頂く礼拝の方法です。
昇殿参拝や単に正式参拝とも呼ばれます。
祝詞奏上の他に玉串奏上も伴うことが一般的です。

交通安全祈願、商売繁盛祈願など昇殿祈祷に参加する場面は様々あります。
こうした特別な機会に拝殿の中で参拝する場合には正装が必要です。
男性であればスーツ・ネクタイを着用し、女性もできるだけ肌の露出は避けるべきとされています。

なお、お寺への参拝の場合には毛皮やファーは殺生を連想させるので参拝の際は避けるべきだと言われることもあります。
しかし、神社への参拝の場合には原則として気にする必要はありません。

時間帯

神社の参拝はどの時間帯にするのが良いのでしょうか。

一般的には早朝・午前中の参拝が最も良いとされています。
清々しい気持ちで雑念も少ない状態で神様に向き合ったほうが良いためです。

夕方や夜間の参拝は避けたほうが良いと言われることもありますが、必ずしもそうではありません。
色々と言われていますが、明確なルールはありません。
つまり、夕方・夜間に参拝しても一向に構いません。

ただし、神社によっては防犯上の理由などから夕方にはそもそも出入りできなくなることもあることに注意が必要です。
大きな神社であれば日の入りと共に社務所を閉めてしまう神社も少なくありません。

もっとも、観光地として有名であったりする神社であれば、お祭りなどの際や時期によっては遅くまで参拝できる場合もあります。
旅行先での参拝を計画したりする際には事前に確認しておくと良いでしょう。

参拝する時間帯については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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お寺での礼拝のやり方は?

仏壇

お寺での礼拝の仕方は神社での礼拝とは異なるため、混同しないように注意が必要です。
異なる点は、常香炉でのお清め・礼拝の方法・お線香のお供えといった点です。

特に、礼拝の方法には注意が必要です。
お寺での礼拝でも、お賽銭をお供えした後に合唱します。
ただし、お寺での礼拝の場合は神社での礼拝と異なり、柏手は打たず、ただ両手で静かに音を立てず合掌し眼を閉じてお題目を唱えるものとされています。

その他には山門(お寺の入り口)で一礼をする、手水舎で手口を清める、礼拝の前に鐘をつき、または鈴を鳴らすといった参拝順序は神社への参拝と異なりません。

以下の記事では神社とお寺の違いについて詳しく紹介しています。
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神社の礼拝まとめ

神社

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは神社の礼拝についてご紹介しました。
内容をまとめると以下のようになります。

  • 神社へのお参りでは正しい作法に則って参拝することも礼拝の一部
  • 神社の境内に入る前と境内を去る際のいずれの場合にも鳥居の前で一礼する
  • 手水舎での禊では、柄杓から直接水を口に含まないこと、口に含んだ水を飲まないこと、濡れた手はしっかりハンカチなどで拭くことに注意
  • 拝殿での正式な礼拝作法は、お賽銭を入れ軽く一礼→二礼二拍手一礼→最後に再び軽く一礼
  • 参道の中央は歩かない

一つ一つの決まりごとを取り上げると細かすぎるようにも感じられるかもしれません。
しかし、いずれも神様に対する感謝の気持ちをもって参拝すれば自然と身から出てくる動作ではないでしょうか。

終活ねっとでは、この他にも神社やお寺に関する記事を様々ご紹介しています。
興味のある方はぜひ以下のような記事もご確認ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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