神社と大社の違いとは?大社の意味や出雲大社の歴史について解説!

神社と大社の違いとは?大社の意味や出雲大社の歴史について解説!

皆さんは神社と大社の違いについてご存知でしょうか?文部科学省の資料によると、日本全国に神社は約8万5千ほどあるとされています。神社の中には、出雲大社のように○○大社を名乗る神社もあります。今回の記事では、大社の意味と出雲大社の歴史を詳しく見ていきます。

最終更新日: 2018年09月11日

神社と大社について

神社

日本には、古来より民族独特の神道という宗教が存在しています。
そして、神道の信仰に基づいて祭祀施設として建てられているのが神社と呼ばれているものです。

神社は、文部科学省に登録されている数だけでも約8万5千社ほどあり、未登録も含めると10万社以上あるといわれています。

神社には、自然にあるすべてのものを信仰の対象とする八百万の神々(やおよろずのかみがみ)と、皇室の祖先や天皇、人々のために偉業などの功績をのこした人物などが祀られています。

それでは、神社が「神社」や「大社」など、違う名称で呼ばれているのはなぜでしょうか?

そこで今回「終活ねっと」では、神社と大社の違いと出雲大社の歴史についてみていきます。

  • 神社の定義は?

    神社の定義とはどのようなものかをご説明します。

  • 神社と大社はどう違うの?

    大社となる基準をご説明します。

  • 大社の数は?

    現在、全国にある「大社」の数をご紹介します。

  • 大社の役割は?

    大社と名乗る神社には、どんな役割をされているのかをご説明します。

  • 出雲大社と他の大社とでは、なにが違うの?

    出雲大社と他の大社との違いをご説明します。

  • 神社と大社では参拝方法が違うの?

    出雲大社と他の神社などとの参拝方法をご紹介します。

大社とは?

神社

大社とは、文字通り大きな神社という意味です。

明治維新以前は、「大社」と言えば出雲大社だけでした。

戦後、各地で「大社」と同格の神社が大社と名乗ったところが多いとされています。
明治維新以後に、社格が高いと評価されていた旧社幣大社や旧国幣大社も、戦後になって「大社」の部類にはいったからです。

出雲大社の呼び名は、正式には「いづもおおやしろ」という名称です。
呼び名が違うのは、出雲大社の御親大神さまのお住まいという意味も含まれているからだといわれています。

現在でも、出雲大社は神社の中でも別格だとわれています。
それは、古代より創建されている神社で格の高い御神体という歴史があるからです。

社号とは

社号とは、神社の称号のことです。

神社に祀られているご祭神の社号(等級、格式)の高さによって大神宮、神宮、宮、大社、神社などの名称が分かれます。

大神宮とは、伊勢神宮のことをいいます。
神宮は、皇祖(こうそ)や天皇が祀られている特定の神社のことです。
宮は、天皇や皇子などの皇族をお祀りしている、古くから由緒のある神社の呼称として使われています。

大社といえば、出雲大社の事だといわれてきました。
しかし現在では、全国に大社を名のる神社が増えてきています。
神社は、大小の規模にかかわらず一般的な社号として用いられています。

明治維新前には、神や仏を一緒にお祀りするという神仏習合という習慣がありました。
その影響で大神、権現、大明神、明神、山王などの俗社号が用いられていました。
現在では、すべて神社の社号に統一されています。

神社との違いとは?

かつては、大社とは出雲大社のことを意味しました。

一方で、神社は神道の祭祀施設全般を指しました。
神社には一般的に自然を神化し祀られたものと、天皇や皇室の祖先、人々のために偉業をつくした人物などを祀ったものとがあります。

現在では一般的に、神社の規模が大きいものが大社とされています。

出雲大社以外の大社

大社とは、全国の上位に位置する神社のことです。
全国にある同名の神社をまとめる役割をもち、歴史的にも由緒があるとされています。

では、大社は全国でどれだけの数があるのでしょうか?

ここでは、全国の大社の名称と所在地を見ていきます。

  • 出雲大社、熊野大社(島根県)

  • 三嶋大社、富士山本宮浅間大社(静岡県)

  • 諏訪大社(長野県)

  • 南宮大社(岐阜県)

  • 気多大社(石川県)

  • 多度大社(三重県)

  • 多賀大社、建部大社、日吉大社(滋賀県)

  • 春日大社、龍田大社、廣瀬大社(奈良県)

  • 松尾大社、伏見稲荷大社、梅宮大社(京都府)

  • 住吉大社、大鳥大社(大阪府)

  • 熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社(和歌山県)

  • 宗像大社、高良大社(福岡県)

出雲大社の歴史・アクセス

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神代の頃より創建されたとされる出雲大社は、古代より杵築大社(きずきのおおやしろ)と呼ばれ、崇拝されてきました。

出雲大社に改称されたのは、1871年(明治4年)でした。
大正時代には、出雲大社が祭祀の際は、天皇より勅使が遣わされる勅祭社(ちゃくさいしゃ)となりました。

終活を考える方にとって出雲大社は、一度は行っておきたい神社として、縁結びの神様として人気のあるスポットです。

ここでは、出雲大社の歴史やアクセス方法など、基本的な情報についてお伝えします。

歴史

日本最古の歴史といわれる古事記には、出雲大社が記されています。

古事記によると、かつて日本は出雲の地の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)によって治められていました。
大国主大神は、国土を開拓し、農業や漁業、医薬などの方法を人々に授けるなど、国の成り立ちや礎になるものを築きました。

豊かな出雲の国の様子を、神々の住む世界から天照大御神(あまてらすのおおかみ)がご覧になって、自身の子孫に出雲の国を治めさせたいと思い、数人の神を使者として大国主大神のもとに遣わせます。

皇室の祖先である天照大御神は大国主大神に、目に見えない神々や魂の世界を治める大神として、壮大な神殿にお鎮まりいただけたなら、我が子孫は代々ご神殿をおまもりすると約束します。

大国主大神は、天照大御神の申し出を受けて国譲りがされました。
古代に天照大御神が大国大神のために創建したとされる神殿が、現在の出雲大社となっています。

縁結びの神様として有名

出雲大社は、縁結びの神様として有名です。
江戸時代、俳人の井原西鶴が書いた「世間胸算用」という浮世草子の中で「出雲は仲人の神」という文言がでてきます。

出雲大社のご祭神である大国主大神は、人々のために汗を流し努力した神様として知られており、全国の人々に広く「だいこくさま」として知られています。

縁結びとしての出雲大社は、男女の間だけの縁ばかりではありません。
仕事や家庭、親子や友人などのあらゆる対人とのご縁を結ぶ神様としても有名です。

アクセス

出雲大社へのアクセス方法は、飛行機、電車、車、高速バスの4つの方法があります。

車などでお越しになる以外は岡山駅または出雲縁結び空港から、JR出雲市駅に降りて、「出雲大社・日御碕・宇竜行き」の一畑バスに乗って出雲大社に行く経路が多く利用されています。

出雲大社
出雲大社

access_time6:00~20時

¥0円

place

島根県出雲市大社町杵築東195

参拝する際の注意点

出雲大社に参拝するときには、どんな点に注意したらよいでしょうか?

ここでは、出雲大社に参拝する際の注意点について詳しく紹介いたします。

  • 出雲大社に参拝できる時間帯は?

    3月~10月は6時~20時まで、11月~2月は6時30分~20時までとなります。
    御守授与所での御神礼などの御守、縁起物を望まれるときは、この時間帯でお受けすることができます。

  • 鳥居のくぐり方は?

    出雲大社には4つの鳥居が存在します。
    鳥居の前で一礼してから、鳥居の端のからくぐりましょう。
    ただし、第三鳥居は松の木保護のため現在は通れません、一礼して両側にある参道を通りましょう。

  • 手水舎での手水の使い方は?

    柄杓で水をすくい左手を洗い、次に右手を洗います。
    その後、左手に水を受けて口をすすぎ、清めます。

  • 出雲大社の大注連縄(おおしめなわ)は?

    「御仮殿」と呼ばれる拝殿に大きなしめ縄がありますが、有名な大注連縄は「神楽殿」 にあります。

  • 本殿の参拝は?

    本殿に通じる八足門の中に入れる日は、お正月などの特別な日以外は入れません。
    つまり、普段は本殿まで到達できません。

  • 八足門の前の地面のデザインは?

    古代に神殿が建っていたときの柱の跡だそうです。

  • 本殿の正面は?

    出雲大社の本殿は南側に建っていますが、御神座(ご神体)は西向きになっていますの で、正面は本殿の西側になります。

まず鳥居をくぐるときには、立ち止まって一礼したら端のほうに歩いて鳥居をくぐります。
鳥居の真ん中を通るのは神様だけなので、邪魔をしないように端側を歩こうという考えです。

本殿に向かう参道には、祓社(はらいのやしろ)呼ばれるお社があります。
参拝する前に必ず立ち寄ることにしましょう。

出雲大社に参拝する際は、お祓いの意味をこめて白いものを身に着けるようにしましょう。
シャツやジャケットなどの洋服やバッグ、ハンカチなどカバンの中にしまってしまうものでもよいので用意しておいたほうがよいでしょう。

本殿の正面は南側に建っており、本殿の前には「八足門」と呼ばれる門があります。
八足門を通って本殿となりますが、本殿が建っている南側の方向で拝むのではなく、本殿の西側の大きなお賽銭箱の前で拝むようにしましょう。
ご神体が鎮座されているのが西側にむかれているためです。

他の神社の参拝の礼は二礼二拍手一礼です。
一方、出雲大社の参拝の礼は、二礼四拍手一礼ですので注意しましょう。

神社と大社と神宮と天満宮の違い

神社

私たちの生活の中の神社は、初詣やお祭り、七五三や結婚式などでの祭事をとおして、身近な存在となっています。

しかし神社といっても、神宮、大社、天満宮など、さまざまな呼び名がされています。
呼び名によってどんな違いがあるのでしょうか。

ここでは、神宮や天満宮などについて簡単にご説明します。

神宮とは

皇室の祖先や天皇などを神と祀る一部の特定の神社が、明治維新以降に神宮と名乗りました。

なお、伊勢神宮は社号としては大神宮になります。

天満宮とは

天満宮は、学問の神様として菅原道真をお祀りしている神社のことです。

一番格上はどこ?

諸説ありますが、出雲大社と伊勢神宮だとされています。
この2つは、共に比べることができない別格とされています。

神社と大社に関するまとめ

神社

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、大社と神社との違いについて詳しく見てきました。

今回の記事の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 大社は文字通り大きな神社のことで、ご神体の格も高く、歴史的にも由緒ある神社が名のっています。
    神社は社号の一つですが、ご神体を祀る施設を総称して「神社」という場合もあります。

  • 現在、全国にある大社は24社です。
    戦前までは、大社といえば出雲大社だけでした。

  • 大社の役割は、全国にある同じご神体をもつ、同系列の神社をまとめる代表格の役割をもっています。

  • 出雲大社の創建は、古事記や日本書紀に記されるほどの歴史があり、戦前まで「大社」といえば、出雲大社のことでした。
    他の大社は、戦後に「大社」を名のっています。

  • 神社と大社での参拝方法は二礼二拍手一礼です。
    ただし、出雲大社だけは二礼四拍手一礼となっています。

神社と大社については、ご神体を祀り、お護りするという意味では共通の目的をもっています。
社格としては神社と大社に区別され、大社には系列神社をまとめる役割をもちあわせています。

出雲大社は、人生でも一度は行っておきたい神社です。
出雲大社は大社の中では別格で、歴史的にも由緒正しい神社です。

私たちは神社や大社の区別なく、神様を信仰する心を大切にしていくことで、これからも私たちを含め人々の幸せを祈り続けていきたいものです。

今回の記事が皆さまの終活の手助けになれたら幸いです。

最後まで記事を読んで頂きまして、ありがとうございました。

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