
神社の境内って何があるの?マナーについても徹底的に解説します!
皆さんは神社へ参拝する時、境内がどんな構造をしているのか考えた事はありますか?神社の境内の構造といっても、知らない事が沢山ありますよね。今回の記事では、神社の境内の構造や神社を参拝する時のマナー、おすすめの寺院や神社などを紹介していきます。
2018-10-03
神社の境内について

七五三や合格祈願など、神社へ参拝する機会は何かと多いですよね。
しかし、神社の境内がどのような構造をしているのかご存知ない方が多いですよね。
また、神社へ参拝しようと思っても、どのような方法で行うべきか分からないという方もいらっしゃいますよね。
今回終活ねっとでは、神社の境内について詳しくご紹介いたします。
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神社の境内の構造と名称とは?
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神社の参拝時のマナーについて
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おすすめの寺院・神社はどこ?
以上の項目を中心に解説していきます。
近々神社へ参拝しようと考えている方にとって、非常に参考になる記事となっています。
ぜひ最後までお読みください。
境内とは?

境内とは、鳥居や本殿などの神社の建物がある敷地の総称を指します。
ただし、神社や寺院の敷地全てが境内に当てはまるわけではありません。
境内を指す基準は、神社や寺院によって若干異なります。
例えば、神社の敷地の中でも、聖域の場所のみを境内と指す神社もあります。
また、境内についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
神社の境内の構造

神社の境内の構造について、意外とご存じない方も多いのではないでしょうか。
神社の構造を理解していると、神社を巡るのも楽しくなります。
ぜひ神社の構造を覚えて参拝してみましょう。
聖地の表示
神社には様々な建造物があります。
しかし、それぞれの建造物の意味を知らないという方も多いですよね。
神社の聖地には鳥居や参道、狛犬などの建造物があります。
ここでは神社の建造物について詳しくご説明します。
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鳥居
鳥居は神社の入り口に設置されている、2本の柱の上に笠木がのっている門の事です。
鳥居は神域と、私達が普段生活している俗界の堺を指し示す役割があります。
鳥居は神社にのみに存在していると捉えられがちです。
しかし、日本は明治時代まで神仏習合だったため、寺院等にも存在しています。 -
参道
参道は一般的に、鳥居や山門といった神域に入ってからの道を指します。
また、人通りが多い神社に続いている街道から指す事もあります。
参道は人々が参拝するための道で、神社によっては複数ある事もあります。
複数の場合、一番メインの参道を表参道と呼んでいます。 -
狛犬
神社の入り口に一対で置かれているのが狛犬です。
狛犬は獅子に似ていたり、犬に似ていたりします。
しかし実際の狛犬は空想の動物で、魔よけの効果があるといわれています。
建物の名称
次に境内には様々な建物が存在します。
建物が沢山あって、どの建物がどんな役割をしているのかが分かりませんよね。
ここでは、神社の境内にある建物について説明します。
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手水舎・祓所
手水舎とは、参道脇などに設置している手や口を清める場所を指します。
手水舎には柄杓が置かれています。
柄杓の水を一杯分使用して、手と口を清めます。
神社へ参拝する際は、手水舎で必ず、手と口を清めましょう。
祓所は、主にお祭りの前などにお祓いを行う場所です。
祈願などを行う時は、社殿でお祓いを行います。
しかし神社のお祭りの時は、祓所でお祓いが行われるそうです。 -
拝殿
拝殿とは、私達が神様にお参りをする場所です。
拝殿は神職に祈願を行ってもらう場所と、私達が自由に参拝できる場所に分かれています。
自由参が拝できる場所には、賽銭箱や参拝の時に鳴らす鐘などが設置されています。 -
本殿・境内社
神様が宿っているものを安置しておく場所を本殿といいます。
本殿が神様の住居、本殿が神様の住まいと考えると理解しやすいでしょう。
本殿には宮司以外は入ることができません。
また、宮司であっても、特別な場合以外は立ち入ることができない神聖な場所です。
境内社は境内にある小さな社、または境外にある小規模の神社のことを指します。
境内社は、摂社・末社とも呼ばれています。 -
社務所・参集殿
社務所は神社の付属施設を指し、神職や巫女が待機する場所となっています。
社務所は主に祈祷の受付やお守り・絵馬・破魔矢などの販売が行われています。
参集殿は、主に神社に参拝に来た人の休憩所になっています。
参集殿では飲み物や軽食を提供している神社も多いようです。
神社でのマナーについて

神社の正しい参拝方法を知らないという方も多くいらっしゃいます。
お参りしたいけど、どんなことに気をつければいいのか、自分の参拝方法が間違っていたらどうしよう…と不安に思う方もいらっしゃいますよね。
神社は神様の領域ですので、マナーを守って参拝をする必要があります。
ここでは、神社へ参拝する際に気をつけるべき参拝時のマナーについてお伝えしていきます。
服装や帽子での決まりは?
神社へ参拝する上で気をつけて欲しいことの1つに服装があげられます。
神社の本殿にあがって祈祷を受ける場合を除いて、スーツ等の正装をする必要はありません。
しかし、神社という神聖な場所ですので服装には気をつけましょう。
では、具体的にどんなことに気をつければいいのか一緒に見ていきましょう。
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露出の多い服装は避けよう
神社は神聖な場所ですので、露出の多い服装はNGです。
例えば、夏ならキャミソールやタンクトップ、ミニスカート、ホットパンツ、サンダルなどがあげられます。
冬なら、皮製のミニスカートや網タイツ、ブーツなどは避けたほうがいいでしょう。
また、寒さ対策で帽子やマフラーなどで防寒をして参拝へ向かう方もいるでしょう。
その場合は、参拝の前に帽子やマフラーは外しましょう。 -
だらしない服装に注意
ジャージや部屋着、ダメージ加工のされている洋服などは避けたほうが無難です。
神様に参拝するからと正装する必要はありませんが、あまりにもラフな服装で神社に行くのは好ましくありません。 -
派手な色の服装や装飾品は控えよう
参拝は普段着で問題ありませんが、カラフル過ぎる服装は好ましくありません。
例えば、奇抜なプリントTシャツやキラキラしているアクセサリーは避けましょう。
写真撮影はNG?
境内での写真撮影を許可している神社が多いです。
しかし、境内の場所によっては禁止されている場所もあります。
禁止されている場所での写真撮影は絶対に止めましょう。
写真を撮る際には、注意喚起をよく確認してから撮影してください。
また、神様や他の参拝客への配慮も忘れないようにしましょう。
神社での写真はあくまでも参拝のついでであることを忘れず、写真を撮らせていただくという気持ちで行いましょう。
花火はしていいの?
神社での花火は火災の原因になりますので、境内で無断で行うことを原則として禁止されています。
しかし、神社では花火大会が行われることもありますよね。
これは例祭や安全祈願など、正式な目的があって行われています。
神社での個人的な花火は禁止されていますので、神社で花火を行うのは止めましょう。
飲食はしてはいけないの?
神社の境内で飲食することは特に禁止されていません。
ただし、世界遺産に登録されている神社などでは、境内での飲食を禁止している神社もあります。
神社に訪れる際には、事前に確認しておくと良いでしょう。
おすすめの寺院・神社について

ここまで、神社の境内の構造やマナーなどを見てきました。
次に、おすすめの寺院・神社についてお伝えします。
浅草寺(東京都)
浅草寺は、東京都内で最古の神社といわれています。
1400年の長い歴史を持つ浅草寺は、聖観世音菩薩が奉られています。
過去には東京大地震や東京大空襲、火災などに見舞われましたが、その都度修繕が行われてきました。
現在は日本人のみならず、外国人にも人気があり、多くの参拝客が訪れています。
箱根神社(神奈川県)
日本有数の温泉地である、箱根の箱根神社も参拝におすすめです。
箱根神社には箱根大神が祭られている他、神社の奥宮には造化三神も祭られています。
かつては源頼朝や徳川家康といった名立たる武将も参拝に訪れたそうです。
三峰神社(埼玉県)
関東でもよく知られている三峰神社もおすすめの神社です。
三峰神社にはモミの木とヒノキが寄り添うように植えられている縁結びの木があることでも有名で、恋愛成就のご利益があるといわれています。
また、三峰神社には「神乃山水」という子授けの御伸徳があります。
子宝にもご利益がありますので、ぜひ参拝してみてください。
四天王寺(大阪府)
四天王寺は約1400年前に建築されたお寺で、聖徳太子が建築に携わったといわれています。
四天王寺では、毎月21日と22日にお祭りが行われています。
特に21日は露天も沢山並び、盛大にお祭りが行われます。
四天王寺は何度も戦禍や災害に見舞われてきました。
現在の建築物は当時の建物を忠実に再現されていて、日本最古の建築物は必見です。
神社の境内まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは、神社の境内の構造や参拝時のマナーなどについてお伝えしました。
記事の内容をまとめると以下の通りです。
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境内は神様の聖域である。
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神社の境内には、手水舎・祓所、拝殿、本殿・境内社、社務所・参集殿などの建物がある。
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参拝時には露出の高い服装やだらしない服装を避ける。
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写真撮影は場所や他の参拝客に注意して行う。
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神社の境内での花火は原則禁止されている。
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神社の境内での飲食は禁止されていないことが多い。
神社や寺院に足を運んでみてください。
終活ねっとでは、他にも神社や寺院に関する様々な情報を公開しています。
ぜひ他の記事も併せてご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。