一宮神社ってどんな神社?全国の一宮一覧や一宮巡拝について解説!

一宮神社ってどんな神社?全国の一宮一覧や一宮巡拝について解説!

皆さんは最近神社に参拝されましたか?近所の氏神様や、観光旅行先の有名な神社へ参拝した方もいるかもしれませんね。今回は全国にたくさんある神社の中でも、特に一宮神社とよばれる神社について説明していきます。有名な一宮神社も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

最終更新日: 2018年10月12日

一宮神社について

神社

皆さんは、最近神社へ参拝したのはいつですか?
また、どちらの神社へ参拝しましたか?

大晦日や初詣で近所の氏神様へ参拝するという方や、旅行で有名な神社へ参拝したという方もいらっしゃいますよね。

近頃は、パワースポット巡りの流れから、御朱印帳を持って各地の神社を巡る事も流行っています。
全国の様々な神社を参拝しているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

では、全国にたくさんある神社の中に、一宮神社と呼ばれる神社が存在することはご存知でしょうか?

今回「終活ねっと」では、一宮神社について詳しく解説していきます。

  • 一宮神社とは何か

  • 全国の一宮神社について

  • 一宮巡拝とはどんなことか

  • 一宮神社のほか、二宮・三宮神社もあるのか

以上の項目を中心にご紹介します。

実際に行きくなるような話題の神社についてもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

一宮神社とは?

神社

初詣や合格祈願など、私たちが神社に参拝する機会は多くありますよね。

そんな神社の中でも、一宮神社とは一体何なのかご存知でしょうか?

ここでは、一宮神社の由来について詳しく説明します。

一宮の由来

一宮神社とは、ある地域で社格が最も高いとされた神社のことです。
一宮に次ぐ社格の神社を二宮、三宮とする地域もあります。

一宮が定められたのは、平安時代までさかのぼります。
当時、日本は律令制に基づき、令制国が置かれていました。
そして、中央政府から国司がそれぞれの国へ派遣されました。
国司は新しい国へ派遣されると吉日を選び、その国の一宮へ参拝することになっていました。

一宮神社は、国司が参拝をする重要な神社でした。
令制国の中でも由緒があり、格式の高い神社が選ばれたと考えられています。
そのため、令制国ごとに一宮が定められていました。

北海道や東北地方、沖縄などでは、地域的に一宮が認められない場合があります。
上記の地域では、新たに設けられた「新一宮」という社格で、その土地の新しい一宮を推奨しています。

しかし、実は「一宮」という社格制度をはっきりと示した資料は存在していません。
一部の地域では、該当国一宮一社に対して、複数の神社が名乗りを上げる場合もあります。
その場合には、各候補神社を「論社」または「比定社」と呼んでいます。

土地名にも関係している?

一宮神社の近辺には、一宮という地名になっている土地もあります。

例えば、一宮神社である真清田神社が鎮座するのは、愛知県一宮市です。

一宮神社の名前自体が地名となる諏訪市、鹿嶋市などもあります。
また、宮という字を使う大宮、宮内、宇都宮などの地域もありよね。

そのため、一宮神社は土地名にも影響を与えたと考えられます。

全国の一宮神社の一覧

神社

それでは、ここで全国の一宮神社を一覧にまとめましたのでご覧ください。

畿内の一宮神社

畿内の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
山城国 賀茂別雷神社 京都府京都市北区 山城国一宮賀茂神社構成社のひとつ
賀茂御祖神社 京都府京都市左京区 山城国一宮賀茂神社構成社のひとつ
大和国 大神神社 奈良県桜井市
摂津国 住吉神社 大阪府大阪市住吉区 摂津国一宮論社二社のひとつ
坐摩神社 大阪府大阪市中央区 摂津国一宮論社二社のひとつ
和泉国 大鳥神社 大阪府堺市
河内国 枚岡神社 大阪府東大阪市

東海道の一宮神社

東海道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
伊賀国 敢国神社 三重県伊賀市
伊勢国 椿大社 三重県鈴鹿市 椿大神社比定社のひとつ
都波岐・奈加等神社 三重県鈴鹿市 椿大神社比定社のひとつ
志摩国 伊雑宮 三重県志摩氏 志摩国一宮論社二社のひとつ
伊射波神社 三重県鳥羽市 志摩国一宮論社二社のひとつ
尾張国 真清田神社 愛知県一宮市 尾張国一宮論社二社のひとつ
大神神社 愛知県一宮市 尾張国一宮論社二社のひとつ
三河国 砥鹿神社 愛知県豊川市
遠江国 小国神社 静岡県周智郡森町 遠江国一宮論社二社のひとつ
事任八幡宮 静岡県掛川市 遠江国一宮論社二社のひとつ
駿河国 富士山本宮浅間大社 静岡県富士宮市
伊豆国 三嶋大社 静岡県三島市
甲斐国 浅間神社 山梨県笛吹市一宮町
国名 社名 鎮座地 備考
相模国 寒川神社 神奈川県高座郡寒川町 相模国一宮論社二社のひとつ
鶴岡八幡宮 神奈川県鎌倉市 相模国一宮論社二社のひとつ
武蔵国 氷川神社 埼玉県さいたま市大宮区 武蔵国一宮論社二社のひとつ
氷川女体神社 埼玉県さいたま市緑区 武蔵国一宮論社二社のひとつ
安房国 安房神社 千葉県館山市 安房国一宮論社二社のひとつ
洲崎神社 千葉県館山市 安房国一宮論社二社のひとつ
上総国 玉前神社 千葉県長生郡一宮町
下総国 香取神宮 千葉県香取市
常陸国 鹿島神宮 茨城県鹿嶋市

東山道の一宮神社

東山道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
近江国 建部大社 滋賀県大津市
美濃国 南宮大社 岐阜県不破郡垂井町
飛騨国 水無神社 岐阜県高山市
信濃国 諏訪大社上社 長野県諏訪市、茅野市 信濃国一宮諏訪大社構成社のひとつ
諏訪大社下社 長野県諏訪郡下諏訪町 信濃国一宮諏訪大社構成社のひとつ
上野国 一之宮貫前神社 群馬県富岡市
下野国 二荒山神社(宇都宮) 栃木県宇都宮市 下野国一宮論社二社のひとつ
日光二荒山神社 栃木県日光市 下野国一宮論社二社のひとつ
陸奥国 鹽竈神社 宮城県塩竈市 陸奥国一宮論社四社のひとつ
都都古和気神社(馬場) 福島県東白川郡棚倉町馬場 陸奥国一宮論社四社のひとつ
都都古別神社(八槻) 福島県東白川郡棚倉町八槻 陸奥国一宮論社四社のひとつ
石都々古和気神社 福島県石川郡石川町 陸奥国一宮論社四社のひとつ
出羽国 鳥海山大物忌
神社
山形県飽海郡遊佐町

北陸道の一宮神社

北陸道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
若狭国 若狭彦神社 福井県小浜市 若狭国一宮若狭神社構成社のひとつ
若狭姫神社 福島県小浜市 若狭国一宮若狭神社構成社のひとつ
越前国 氣比神社 福井県敦賀市
加賀国 白山比咩神社 石川県白山市
能登国 気多大社 石川県羽咋市
越中国 射水神社 富山県高岡市 越中国一宮論社四社のひとつ
気多神社 富山県高岡市 越中国一宮論社四社のひとつ
高瀬神社 富山県南砺市 越中国一宮論社四社のひとつ
雄山神社 富山県中新川郡立山町 越中国一宮論社四社のひとつ
越後国 弥彦神社 新潟県西蒲原郡弥彦村 越後国一宮論社二社のひとつ
居多神社 新潟県上越市 越後国一宮論社二社のひとつ
佐渡国 度津神社 新潟県佐渡市

山陰道の一宮神社

山陰道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
丹波国 出雲大神宮 京都府亀岡市
丹後国 籠神社 京都府宮津市
但馬国 出石神社 兵庫県豊岡市 但馬国一宮論社二社のひとつ
粟鹿神社 兵庫県朝来市 但馬国一宮論社二社のひとつ
因幡国 宇倍神社 鳥取県鳥取市
伯耆国 倭文神社 鳥取県東伯郡湯梨浜町
出雲国 出雲大社 島根県出雲市 出雲国一宮論社二社のひとつ
熊野大社 島根県松江市 出雲国一宮論社二社のひとつ
石見国 物部神社 島根県大田市
隠岐国 水若酢神社 島根県隠岐郡隠岐の島町 隠岐国一宮論社二社のひとつ
由良比女神社 島根県隠岐郡西ノ島町 隠岐国一宮論社二社のひとつ

山陽道の一宮神社

山陽道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
播磨国 伊和神社 兵庫県宍粟市一宮町
美作国 中山神社 岡山県津山市一宮
備前国 吉備津彦神社 岡山県岡山市 備前国一宮論社二社のひとつ
石上布都魂神社 岡山県赤磐市 備前国一宮論社二社のひとつ
備中国 吉備津神社 岡山県岡山市
備後国 吉備津神社 広島県福山市 備後国一宮論社二社のひとつ
素盞嗚神社 広島県福山市 備後国一宮論社二社のひとつ
安芸国 厳島神社 広島県廿日市市
周防国 玉祖神社 山口県防府市
長門国 住吉神社 山口県下関市

南海道の一宮神社

南海道の一宮神社はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
紀伊国 日前神社・國懸神宮 和歌山県和歌山市 紀伊国一宮論社三社のひとつ
丹生都比売神社 和歌山県伊都郡かつらぎ町 紀伊国一宮論社三社のひとつ
伊太祁曽神社 和歌山県和歌山市 紀伊国一宮論社三社のひとつ
淡路国 伊弉諾神宮 兵庫県淡路市
阿波国 大麻比古神社 徳島県鳴門市
讃岐国 田村神社 香川県高松市
伊予国 大山祇神社 愛媛県今治市
土佐国 土佐神社 高知県高知市一宮

西海道の一宮神社

西海道の一宮神社の一覧はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
筑前国 筥崎宮 福岡県福岡市東区 筑前国一宮論社二社のひとつ
住吉神社 福岡県福岡市博多区 筑前国一宮論社二社のひとつ
筑後国 高良大社 福岡県久留米市
豊前国 宇佐神宮 大分県宇佐市
豊後国 西寒多神社 大分県大分市 豊後国一宮論社二社のひとつ
柞原八幡宮 大分県大分市 豊後国一宮論社二社のひとつ
肥前国 與止日女(よどひめ)神社 佐賀県佐賀市 肥前国一宮論社二社のひとつ
千栗八幡宮 佐賀県三養基郡みやき町 肥前国一宮論社二社のひとつ
国名 社名 鎮座地 備考
肥後国 阿蘇神社 熊本県阿蘇市一の宮町
日向国 都農神社 宮崎県児湯郡都農町
大隈国 鹿児島神宮 鹿児島県霧島市
薩摩国 新田神社 鹿児島県薩摩川内市 薩摩国一宮論社二社のひとつ
枚聞神社 鹿児島県指宿市 薩摩国一宮論社二社のひとつ
壱岐国 天手長男神社 長崎県壱岐市
対馬国 海神神社 長崎県対馬市

新一宮によって定められた一宮神社

新一宮によって定められた一宮神社はこちらです。

国名 社名 鎮座地 備考
蝦夷国 北海道神宮 北海道札幌市
津軽国 若木山神社 青森県弘前市
陸中国 駒形神社 岩手県奥州市
岩代国 伊佐須美神社 福島県大沼郡会津美里町
知知夫国 秩父神社 埼玉県秩父市
琉球国 波上宮 沖縄県那覇市

有名な一宮神社・真清田神社をご紹介

神社

愛知県一宮市に鎮座する、真清田(ますみだ)神社についてご紹介します。

真清田神社社伝によれば、神武天皇33年3月3日に鎮祭されたのが始まりとされています。
真清田神社は古くから尾張国の一宮として多くの人々の崇敬をうけてきました。

境内は一宮市の中心に位置しており、古来より門前市が盛大に開かれていました。
現在も杜の宮市というイベントが年に1度行われており、真清田神社境内付近には様々なお店やワークショップが立ち並びます。

社殿は第二次世界大戦中の一宮空襲で焼失してしまいました。
戦後再建された後、本殿・渡殿・北門・透塀・祭門殿は、国の登録有形文化財に指定されました。
また、鎌倉時代に順徳天皇より御奉納された多数の舞楽面も、重要文化財として保存されています。

真清田神社の例大祭は桃花祭で、江戸時代までは桃の節句(旧暦の3月3日)に行われていました。
現在では太陽暦の4月3日に行われています。

桃花祭は、別名「馬まつり」とも呼ばれます。
名前の由来は、「馬の塔」という飾り馬が各町内から献馬され、神輿と武者行列と合流して練り歩く神輿渡御からきているようです。

他にも、流鏑馬神事や短冊祭、試楽祭など様々な行事が行われています。

祭神は天火明命

真清田神社の祭神は、天火明命(あめのほあかりのみこと)です。
天火明命の本名は「天照国照彦天火明命(あまてるくにてるひこあめのほあかりのみこと)」といい、太陽神天照大御神の孫神で、太陽エネルギーが神格化された神様です。

古代、中部地方で勢力をもっていた尾張氏が、天火明命を祖神として崇拝していました。
大和の葛城国から移り、尾張の地を開拓し、そこで父神を祀ったことが真清田神社の始まりとも
伝えられています。

アクセス

真清田神社へのアクセスは以下の通りです。

place 〒491-0043 愛知県一宮市真清田1丁目2番1号

・電車でのアクセス 
JR尾張一宮駅、名鉄一宮駅より徒歩8分
・自動車でのアクセス
名神高速「尾張一宮」インターチェンジより約20分
名古屋高速一宮線「一宮東」出口より約10分
東海北陸自動車道「一宮西」インターチェンジより約10分、「一宮木曽川」インターチェンジより約15分

一宮巡拝とは?

神社

一宮巡拝の始まりは、江戸時代の神道者である橘三喜からだと言われています。

橘三喜は延宝3年(1675)から全国の一宮を参拝してまわり、元禄10年(1697)には全ての一宮を参拝し終えました。
その後「諸国一宮巡詣記」(全13巻)を記し、一般庶民にも一宮巡拝が広がったようです。

現在でも、平成10年に「全国一の宮御朱印帳」ができたことがきっかけとなり、一宮巡拝者が増え、一宮巡拝会も結成されました。

一宮は全国に鎮座しているため、一宮巡拝は日本全国を巡る旅となります。
しかし、どの一宮から参拝するなどの決まりはないため、身近な一宮から参拝したり、旅行先などの一宮を調べて参拝してみてもいいでしょう。

二宮・三宮神社とは?

神社

二宮、三宮とは、社格を由来とする令制国内で、一宮に次ぐとされた神社のことです。
また、郷や荘など狭い地域での二宮や、神社本社が管理する小規模な神社である摂末社の中の第二位を二宮とした場合もあります。

地域によっては二宮がない地域もあります。
一方、五宮まで認められる地域もあります。

例えば、伊勢国の二宮は多度大社とされ、三宮以下はありません。
しかし、和泉国では二宮は泉穴師神社、三宮は聖神社、四宮は積川神社、五宮は日根神社と五宮まで確認できます。

しかし、二宮であった神社が、時代とともに一宮と同格と認められたりもする場合もあります。
神社の社格は、時代の流れや神社を取り巻く環境などによって、変化するものでもあると考えられています。

愛知県一宮市の神社の紫陽花が話題

神社

最近、愛知県一宮市の御裳神社がSNS映えすると話題になりました。

もともと御裳神社は紫陽花の名所で、毎年「尾西あじさいまつり」が開かれています。
しかし、話題となっているのは、単に紫陽花が綺麗だからというわけではありません。

実は、御裳神社の手水舎に秘密があるのです。
手水舎は参拝する前に口や手の穢れを清める場所です。
御裳神社では、その手水舎に美しい紫陽花の切り花を浮かべたのです。
カラフルで涼しげな光景は、フォトジェニックすぎる神社として話題を集めました。

尾西あじさいまつりは、毎年6月上旬から中旬にかけて行われます。
開催終了後しばらくは、手水舎はそのままになっているそうです。

皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

外来語がそのまま定着していることも多い花の名前ですが、日本語の「和名」を知ることで、より深くその花を知ることができるのではないでしょうか?身近な花の、美しい「和名」について気になるという方はこちらの記事も併せてご覧ください。

一宮神社に関するまとめ

神社

いかがでしたでしょうか?

今回「終活ねっと」では、一宮神社とはどのような神社なのかということについてお話してきました。
記事をまとめると以下のようになります。

  • 一宮神社とは令制国内で社格が最も高いとされた神社である。

  • 一宮神社は新一宮も加えると全国で104社存在している。

  • 一宮巡拝は全国の一宮を巡る旅である。

  • 二宮、三宮は社格で言えば一宮に次ぐ神社であるが、地域によっては
    ない場合もあり、また時代とともに変化する場合もある。

一言で神社といっても、色々な歴史があることが垣間見れたのではないでしょうか。
こちらでお話ししたことは、神社についてのほんのわずかな話題にすぎません。

今後、どこかの神社へ参拝する際には由来などを調べてから訪れてみるのも楽しいかもしれません。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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