神社へ参拝する際の正しい作法を知っていますか?手順や服装もご紹介

神社に参拝する際の正しい作法について考えたことはありますか?有名な観光地を旅した時など、神社に参拝する機会は多いかと思います。参拝の正しい作法を知っておけば安心して願掛けもできますね。ここでは神社参拝の手順や服装なども詳しくご説明します。

目次

  1. 神社の作法について
  2. 神社への参拝手順
  3. 神社の正しい拝礼作法
  4. 神社へ参拝する服装
  5. おみくじを引く際の作法
  6. 神社は英語で何という?
  7. 神社での作法に関するまとめ

神社の作法について

神棚

お正月の初詣をはじめ、夏祭りや歴史ある観光地を訪ねた時など、神社に参拝する機会は多いものです。
昨今では全国各地の神社を回り御朱印集めを趣味とされる方も増えています。
また家族の日々の平穏を願い、地元の氏神様に朔日参りをする方も多いのではないでしょうか。

しかしそんな身近なものであるだけに、神社を参拝する際の正しい作法については案外知られていないものです。

今回、終活ねっとでは神社を参拝する際の作法について以下のご説明をします。

  • 神社への参拝手順
  • 神社での正しい拝礼の作法
  • 神社へ参拝する際の服装について
  • おみくじを引く際の作法
  • 神社を英語で何と言う?

神社はずっと古い時代から「氏神様」としてどの地域でも身近な存在でした。
終活の一つとしてご家族と一緒に、改めて正式な作法で神社に参拝されるのもよいかもしれません。
どうぞ最後までお読みください。

神社への参拝手順

神棚

それでは最初に、神社への正式な参拝手順のご説明をします。
実は鳥居をくぐってから拝殿の前に立つまでの間にもいくつかの決まり事があります。
そして神社への参拝手順の決まり事には、それぞれに意味があるのです。

では一つずつ順番に見てゆきましょう。

鳥居を通る

神社に着いたなら、まずは必ず鳥居をくぐります。
鳥居は神社の玄関にあたります。
日常の世界と神域とを区切る結界でもあると言われています。

正式な訪問には鳥居をきちんと通るのが、神様に対しての礼儀です。
鳥居の前では立ち止まって軽く一礼し、その後鳥居をくぐって参道へと進みます。

帽子をかぶっている場合は帽子を取ってから一礼し、鳥居をくぐるようにします。

駐車場から直接参道へとつながっている神社もありますが、できれば鳥居の外へ回りくぐり直した方が丁寧な参拝となります。

参道をゆっくり歩く

鳥居を通ればそこからは神様のいらっしゃる神域となります。
拝殿までの参道は心を落ち着けてゆっくり歩きます。

また参道の中央は神様の通る道「正中(せいちゅう)」であると言われています。
参道を歩く時は中央を空けて、参道の両端を歩くのが決まり事となっています。

手水をとる

神社には参拝の前に手を清めるための手水舎が用意されています。
手水の使い方にも決められた作法があります。
順を追って確認してゆきましょう。

手水の作法

手水の作法は以下のようになります。

  • 柄杓を右手に持って水をすくい、左手にかけて清める。
  • 柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清める。
  • 再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受け、その水で口をすすぐ。
    すすいだ水は飲みこまずに吐き出す。
  • もう一度、左手に水をかけて清める。
  • 持っている柄杓を立て、残った水で柄杓の柄を清める。
  • 柄杓を静かに元の位置に戻す。

手水舎での作法で大切なことは、この一連の動作を柄杓1杯の水で行うということです。

「水を無駄にすることなく清める」という意味もありますので、途中で水を足さなくても済むよう注意します。

二礼二拍手一礼と鈴を鳴らす

手水舎でお清めを終えた後は、拝殿でお参りをします。
拝殿でのお参りの基本はまず鈴を鳴らすことと「二礼二拍手一礼」です。

礼は神様に敬意を表すため、腰を折り深く頭を下げます。
拍手を打つ意味にはいくつかの説があり、神様への感謝を表すため、神様を呼び出すため、音により邪気を祓うため、などと考えられています。
古来より日本人の習慣として、貴人に対して柏手を打っていたとの文献も残っています。

柏手を打つ際には手を肩幅ほどに開いて、二度打ち合わせます。
神様の前では慎みを忘れず、あまり大きな音を立てすぎないよう気を付けます。

鈴は神様を呼び出すものではなく、その場の邪気を祓うものだと考えられています。
拍手と同じく、大きな音で鳴らしすぎないように注意しましょう。

またお正月など拝殿にたくさんの人がいる場合、鈴はあえて鳴らさなくても大丈夫です。
お参りの際の立ち位置も、拝殿の中央ではなく端の方であっても、参拝には差し支えありません。
神社への参拝は心をこめて行うことが大切です。

出雲大社など拍手を四度打つ神社や、大神神社など固有の祝詞を唱える神社もあります。
それぞれの作法に従ってお参りされることをおすすめします。

参拝が終わった際の作法

参拝が終わった後も鳥居を出るまでは神様のおられる神域の中です。
参道にはこれから参拝に向かう方もいらっしゃいます。

参拝を終えた後は静かに参道の端を歩き、再び鳥居を出てゆくのが作法です。

鳥居を出たなら神様に感謝の気持ちをこめて、社殿の方を向き軽く一礼をします。
帽子をかぶっている場合はやはり取ってから一礼をします。

神社の正しい拝礼作法

神棚

ここからは神社の正しい拝礼作法を具体的に順を追って見てゆきましょう。
定められた拝礼作法を行うことによって、祈念の気持ちを込めやすくなります。

「二礼二拍手一礼」の意味を思い出しつつ、拝礼を行います。

拝礼の作法

  • 心を落ち着けて拝殿の前に立ち、静かにお賽銭を入れる。
    お賽銭は投げ入れず、滑らせるよう丁寧に入れる。
  • 拝殿の鈴を軽く鳴らす。
    鈴は神様を呼び出すものではなく、音色で場を清めるためのもの。
    鳴らしすぎないよう気を付ける。
  • 二度深く頭を下げて礼をし、二度拍手を打つ。
    願掛けをする場合はこの後、住所と名前を名乗り手短にお願いする。
    あらかじめ願い事をきちんと整理してから参拝するのが望ましい。

    願掛けをしない場合は、お参りさせていただけたご縁に感謝して神様にお礼を申し上げる。
  • 最後に深く一礼をし、拝殿から退く。

玉串拝礼の作法

次に玉串拝礼の作法を見てゆきましょう。
玉串は榊の枝に紙垂(しで)と呼ばれる紙を付けたもので、神様の依り代となるものです。

また玉串には木綿(ゆう)という麻を付けることもあります。

玉串礼拝では神前に直接玉串を捧げることにより、神様に祈念の気持ちが伝わると言われています。

それだけに玉串礼拝の作法はきちんと知っておきたいものです。
玉串礼拝の作法の手順は以下のようになります。

  • 神職が玉串の向きを変え、受け取るようにすすめてくれたなら、軽く一礼をする。
  • 差し出された玉串はまず右手で上から根元の方を持つ。左手は下から葉先を受けるように持つ。
  • やや左(葉先)を高くして胸の高さに持ち、姿勢を整えてからご神前の玉串案(玉串を置く台)の一歩手前まで進む。
  • 深く一礼をする。
  • 玉串の葉先が神前に向くよう、時計回りに玉串を回し、左手も根元へ。
    そのまま玉串を立てて祈願する。
  • 祈願が終わればご神前にお供えするため、根元が神様の方を向くように玉串を時計回りに回す。
  • 左足から一歩前に進み、姿勢を整える。
  • 玉串案に玉串を置き、奉納する。(根元は神前に向いている。)
  • 右足から一歩下がり、姿勢を整える
  • 二礼二拍手一礼し、右足から退出する。

神社へ参拝する服装

神棚

次に神社に参拝する際の服装についての決まり事を考えてみましょう。

神社に参拝する際の服装で注意したいのは、通常の参拝をする場合と、お祓いなどを受ける昇殿祈祷の場合とでは服装が異なるということです。
それぞれの場合を確認してゆきましょう。

まず、神社を参拝する際の通常の服装です。
通常の神社の参拝では特に正装する必要はありません。
スーツの着用やネクタイは不要で、清潔な平服で大丈夫です。

神社は古来より「氏神様」として地域に根差した信仰の対象でした。
ちょっとご挨拶をするように平服でお参りをして良い場所なのです。

ただ忘れてはならないのは、神社は神様のおられる神域だということです。
通常の参拝をする際でも神様に失礼のないよう、スウェットやジャージなどラフすぎる服装は避けたいものです。
また肌の露出が多いノースリーブや短いスカート、ハーフパンツ、サンダルなども控えましょう。


では次に、お祓いなどを受ける昇殿祈祷の場合の服装について確認をします。

昇殿祈祷は通常のお参りとは異なり、本殿に上がって神様と向き合います。
昇殿祈祷は神様に対して特別にお願いをする参拝です。
正式なご祈祷をしていただく場なのですから、昇殿祈祷を受ける場合にはきちんと正装をして参拝をします。

神社で昇殿祈祷を受ける際には男性はスーツにネクタイ、女性はスーツもしくはワンピースなど正装するのが作法です。

おみくじを引く際の作法

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神社に参拝する際、おみくじを引くのも楽しみの一つですね。
実はおみくじを引く時にもきちんとした作法があります。

おみくじは神様からのありがたいメッセージがこめられています。
おみくじを引いた際、一番に気になるのはやはり吉凶ですが、それだけではなくじっくりお言葉を読んで心に留めておきます。

ちなみに神社本庁が公表している吉凶の順番は次のようになります。
「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」

おみくじを引いた後、持ち帰るか境内に結んで帰るかはそれぞれの自由です。
神様からのメッセージを忘れないよう持ち帰った場合は、その後のおみくじの扱いに気をつけましょう。
おみくじは決して屑入れなどには捨てず、おみくじを引いた神社、もしくは近くの神社の古札納め所に入れるようにします。

また、おみくじ専用のスクラップブックを作り、大切に貼ってゆくのも良いかもしれません。

おみくじを境内に結ぶ場合は、必ず境内の指定された場所に結びます。
願い事が実を結ぶよう願いながら丁寧に結びましょう。

神社は英語で何という?

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神社は外国の方々にとっても魅力的な観光地です。
そびえ立つ鳥居の形や伝統的な拝殿の造り、清められた参道など、神社は日本独自の美しさを体感できる場となっています。

ただ、外国の方は神社と寺院を混同することもあるようです。
神社は英語でshrineです。
寺院は英語で「temple」なので、説明する場合には混同しないよう注意が必要です。

神社での作法に関するまとめ

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今回、終活ねっとでは神社に参拝する際の正しい作法についてご説明しました。
まとめますと以下のようになります。

  • 神社には鳥居をくぐるところから正式な参拝手順があり、そのひとつずつに意味がある。
  • 神社でお参りをするには通常の拝礼と玉串拝礼がある。
    通常の拝礼にも玉串拝礼にも、それぞれに決められた手順の作法がある。
  • 神社に参拝する際の服装は通常の参拝と昇殿祈祷での参拝では異なる。
    通常の参拝は清潔な平服で良いが、昇殿祈祷の参拝には正装をする。
  • おみくじを引いた際には吉凶だけではなく、神様からのお言葉もきちんと読むことが大切。
    おみくじを境内に結ぶ場合には決められた所にしっかり結ぶ。
    持ち帰る場合、後々には「古札納め所」に持って行く。
  • 神社は英語では「shrine」。外国の方に寺院と混同されないよう気を付ける。

神社は日本人にとってとても身近な場所です。
合格祈願や病気の平癒、交通安全など手を合わせて神様にお願いをすることが日常とつながっています。

参拝には気持ちがこめられていることが一番大切ですが、きちんとした参拝の作法を行うことで、祈念の気持ちも神様により届きやすくなるのではないでしょうか。

今回の記事が良き参拝につながりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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