お盆にお供えする砂糖菓子って?名前や由来・飾り方までを解説します

お盆の時期になると、スーパーやデパートの食料品売り場でよく見かける砂糖菓子の名前をご存知ですか?お仏壇やお盆用の祭壇にお供えするためのお菓子なのですが、詳しく知らないという方も多いようです。今回はそんなお盆のお供えの砂糖菓子について詳しく解説します。

目次

  1. お盆の砂糖のお菓子について
  2. お盆とは
  3. お盆にお供えする砂糖のお菓子って?
  4. お盆の落雁の飾り方は?
  5. お盆にお供えした落雁は食べる?
  6. お盆のお供えのマナー
  7. お盆の砂糖のお菓子についてのまとめ

お盆の砂糖のお菓子について

仏壇

お盆の時期になると、ハスの花の形をした砂糖菓子をよく目にします。
ピンクや緑、黄色などに着色され3段に積み重ねられたものや、花びらに細かい筋が施された日本画のようなものまで様々ですが、お盆の時期以外ではほとんど見かけません。

ハスの形のものが多いようですが、他にも菊やトウモロコシ、ナスなど夏野菜の形をしたものもあります。
お盆の時期には本当によく見かけるのですが、食べている人はあまり見かけないように思います。
あの砂糖菓子の正体は何なのでしょうか。

そこで今回終活ねっとでは、

  • お盆にお供えする砂糖菓子・落雁について
  • お盆の落雁の飾り方は?
  • お盆にお供えした落雁は食べる?

上記のような内容を中心に、お盆の砂糖のお菓子について詳しく解説します。

お盆のお供え物には様々な意味や由来があります。
お供えの意味を知っていると、より一層有意義にお盆を過ごすことができるはずです。
これを機会に、お盆にお供えする砂糖菓子について理解を深めていってください。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

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お盆とは

お墓

まず、お盆という行事について簡単に触れておきます。

お盆とは、農耕に関連した日本古来の伝統的文化風習と、中国大陸を介して伝来し広まった仏教の教えが融合した年中行事です。
ご先祖様や故人の魂があの世から帰ってきて家族と一緒に過ごす期間と言われています。

お盆の時期には、ご先祖様の魂をお迎えするため、様々な飾りやお供え物を用意します。
そして家族や親戚、ご近所など親しい人たちが集まって食事をするなど団らんの機会を設け、ご先祖様への感謝の気持ちを示すのです。

お盆は、8月13日~16日に行うのが一般的です。
ただし地域によっては、7月13日~16日に行うところもあります。

お盆の時期については、以下の記事で詳しく解説しています。
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お盆にお供えする砂糖のお菓子って?

お墓

では、お盆にお供えする砂糖菓子の名前や由来について詳しく見ていきましょう。

名前は「落雁(らくがん)」

ハスや夏野菜などの形をした、お盆のお供えのお菓子の名前は「落雁(らくがん)」と言います。
落雁とは、米や麦など穀物の粉と水飴、砂糖を混ぜて型に入れて固めた干菓子です。

実は落雁自体は、お盆のお供え専用のお菓子というわけではなく、日本全国に銘菓として存在する和菓子なのです。
新潟県の「越乃雪」や石川県の「長生殿」、島根県の「山川」などの高級和菓子から、栗や小豆、きな粉など地域でよく採れる素材を入れた素朴なものまで多数存在します。

落雁という名前の由来には諸説あります。
中でも、中国から伝わった軟落甘(なんらくがん)という砂糖菓子が名前の元になっているという説が有力です。

落雁をお供えする由来

落雁は古くから日本各地で作られてきた和菓子のひとつです。
これがなぜ、お盆にお供えされるようになったか、確かなことはわかっていません。

想像の域を出ませんが、おそらく砂糖が大変貴重であった時代に、落雁がお供えされるようになったのではないかと思われます。

その昔、砂糖は大変貴重なもので、庶民にはなかなか手の届かない代物でした。
砂糖菓子をお供えすることは、ご先祖様への最高のおもてなしになると考えられていたのです。

落雁は干菓子なので日持ちもします。
お盆のお供えに落雁は、まさにうってつけだったのです。

落雁の形は?

先ほど例に挙げた、長生殿や山川など銘菓としての落雁は、薄い板状になったものや一口サイズの小さなものが多く、お茶席に用いられることもあります。
しかしお盆のお供え用の落雁は、前にも述べたようにハスの花など独特の形をしているものが多いです。
手のひらサイズの大きなものが多く、色も形も派手です。
なぜ、お盆用の落雁はハスの花などの形をしているのでしょう。

お盆の時期は真夏ですので大変暑いです。
仏様の花といったらハスの花ですが、お盆の時期に仏壇にお供えし難い花とも言えます。

そこで落雁が活躍します。
落雁は型抜き菓子ですので、型さえあれば自由に形を変えることができます。
色を付けることも可能です。

詳しい経緯は不明ですが、おそらくご先祖様のために仏壇や祭壇を飾ろうと、ハスの花など大振りで華やかな落雁が作り出されていったのではないかと思われます。
そして徐々に、菊やナス、トウモロコシなど、他のお供え物の形をした落雁も作られていったのです。

お盆の落雁の飾り方は?

仏壇

次に、落雁の置き方・飾り方について解説します。

置く位置

大きい仏壇であれば、中段にお供え物を置く場所があるかと思います。
他のお供え物と同じように、落雁も仏壇の中段に置きます。

仏壇の前に祭壇や盆棚を設置する場合は、そこに置いてもかまいません。

ハスの花の形をした落雁を花に見立てて飾る場合は、同じものを2つ用意し、左右ひとつずつ、対になるように置くとよいでしょう。

飾り方

お盆用の落雁は、様々な形で売られています。
決まった飾り方はありませんので、包装を外して落雁の色や形を見て楽しめるように飾ればよいでしょう。
お盆や漆塗りの皿があれば、半紙を半分に折って形よく置きその上に落雁を置けば、仏壇が華やかになります。

あらかじめ、竹かごなどに入って売られている落雁であれば、箱から出してそのまま飾ればよいでしょう。

もし、お菓子を置くための高坏(たかつき:お供え物を置くための足つきの入れ物)をお持ちなら、ハスの花の形をした落雁を2セット揃えて飾ってみてください。
高坏の上に半紙を半分に折って敷き、仏壇または盆棚の左右両端に置きます。
その上に落雁を置けば、生花を飾り付けたように仏壇が華やぎます。

お盆にお供えした落雁は食べる?

仏壇

お盆が無事終了しお供え物を下げるとき、落雁はどうすればよいでしょうか。
日持ちするお菓子ですが、食べたほうがよいのか、落雁の処分の仕方について解説します。

ご先祖様が食べた後なので、食べて良い

お供えとはお盆の間、ご先祖様にお召し上がりいただいたものです。
お盆が終わった後は、家族で食べたほうがよい供養になるとされています。

常温でお供えしていたお膳や生ものは食べるべきではありませんが、果物やお菓子は問題なく食べることができるでしょう。

特に落雁は日持ちのする干菓子なので、下げた後も美味しく食べることができます。

調味料の砂糖としても活用できる

しかし落雁は、言うなれば砂糖の塊です。
最近の甘さ控えめのお菓子類と比べると、甘すぎて苦手だという方も多いと思います。

そのままでは食べにくい場合は、細かく砕いて使っても問題ありません。
おすすめはコーヒーや紅茶に入れる食べ方です。
包丁の背やすりこぎなどで軽く叩けば、堅い落雁でも細かくすることができます。

処分する時は白い紙に包む

大きな仏壇をお持ちでお盆を盛大に行うお宅だと、落雁の数も多く余ってしまうかもしれません。
お供え物の落雁は、無理に全部食べずに処分しても問題ありません。

処分する場合は、まず半紙など白い紙に包みます。
半紙がなければ、白いクッキングシートなどでもよいでしょう。
新聞紙や包装紙ではなく、白い紙が望ましいです。

白い紙に包んだら、可燃ゴミとして処分します。
お供え物ですので、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて丁寧に処分しましょう。

お盆のお供えのマナー

仏壇

お盆のお供え物は、地域や宗派によってしきたりが異なります。
ですがどの場合でも、基本的にはご先祖様のことを思って心を込めて用意します。

仏壇の前に置くお供えは、五供(線香・生花・水・ロウソク・食べ物)が基本です。
これらのお供えを常に仏壇や盆棚に揃えておくことが、お盆の間のつとめとなります。

また、お盆の時期に実家や親戚を訪れる場合は、必ずお供え物を持参します。
生ものや日持ちのしないもの、大きくて場所を取るものなど扱いにくいものは避け、お盆の間、仏間に置いていただきやすいものを選ぶのがポイントです。
日持ちする焼き菓子や果物、フラワーアレンジメントなども大変喜ばれます。

お盆のお供えについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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お盆の砂糖のお菓子についてのまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、お盆の時期にお供えする砂糖菓子について詳しく解説しました。

  • お盆にお供えする砂糖菓子の名前は「落雁(らくがん)」である。
  • 名前の由来は諸説あるが、軟落甘(なんらくがん)という砂糖菓子がもとになっているという説が有力である。
  • まだ砂糖が貴重だった時代に、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて落雁をお供えするようになったものと考えられている。
  • お盆の時期にハスの花の落雁をよく見かける理由は、ハスが仏様の花だからである。
  • 落雁の飾り方に決まりはないが、花に見立てて飾るなら左右対に置くとよい。
  • お盆が終わったら、お供えの落雁は直接食べてもコーヒーの砂糖として使ってもよい。
  • 処分する場合は半紙など白い紙に包んで捨てること。

落雁をお供えすることは、ご先祖様への感謝の気持ちの表れでもあったのです。
お盆のお供えにぴったりの落雁、ぜひお仏壇や盆棚に用意なさってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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