お盆におはぎをお供えする意味とは?お供えする日にちについても解説

日本の文化として根付いているお盆。お供え物にはおはぎなどを飾りますが、なぜおはぎをお供えするのかをご存じでしょうか?もちろんきちんとした意味があります。他にもお供えする日にちや由来など、お盆のおはぎについて詳しく解説していきます。

目次

  1. なぜお盆におはぎをお供えするの?
  2. お盆とは
  3. おはぎとぼたもちの違いとは?
  4. お盆におはぎをお供えする意味・理由
  5. お盆におはぎをお供えする日にちとは?
  6. お盆にお供えするおはぎのレシピ
  7. お盆のおはぎはいつ食べる?
  8. お盆にお供えするおはぎに関するまとめ

なぜお盆におはぎをお供えするの?

困った人々

お盆になるとスーパーなどでたくさんのおはぎが並べられていますよね。
皆さんもおはぎをお供えされるという方は多いと思います。

お供え物にかかせない存在のおはぎですが、そもそもなぜおはぎをお供えするのか本来の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか?

今回終活ねっとでは、意外に知らなかったお盆のおはぎについて以下の事を中心に詳しくご説明させていただきます。

  • そもそもお盆とは何か?
  • おはぎとぼたもちの違い
  • お盆におはぎがお供えされる意味や理由
  • おはぎをお供えする具体的な日にち
  • お盆のおはぎレシピ
  • お盆のおはぎはいつ食べるのか?

正しい知識をもってお供えする事で、よりご先祖様や故人への気持ちのこもった供養ができますよね。
ぜひ最後までお読みください。

お盆とは

仏壇

お盆のことを正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。

お盆にはご先祖様や亡くなった人たちが浄土(天国)から地上に戻ってくると言われています。
ご先祖様の精霊をお迎えし、供養する期間をお盆と呼びます。

お盆の由来

盂蘭盆会とはインドの古語、サンクリット語のウラバンナ(逆さ吊りという意味)からきており、この言葉の逸話がお盆の由来とされています。
この話を要約したのが以下のものになります。

  • お釈迦様の弟子のひとりが、母親が地獄で逆さ吊りにされ苦しんでいる事を知りお釈迦様に相談しました。
  • お釈迦様は、夏の修行が終わった7月15日に多くの施しをすれば母親は救われると諭しました。
  • 弟子はその教え通り(旧暦)7月15日に多くの供物とともに母親を供養しました。
  • すると母親は地獄の苦しみから救われ、極楽往生を遂げられたと言う。

それ以来(旧暦)7月15日はご先祖様や亡くなった方に報恩感謝をし、供養する日となりました。

地域によってお盆の時期は異なる

地域によってお盆の時期が異なる、ということに留意しましょう。

お盆の時期は、先程の話から旧暦7月15日を中心として7月13日~7月16日をお盆として行っている地域もありますが一部地域となります。

現在では新暦とし、8月13日~16日の4日間が一般的です。

おはぎとぼたもちの違いとは?

困った人々

おはぎとぼたもちの違いについて考えたことはありますか?

名前は違いますが、おはぎとぼたもちはどちらもお餅を小豆あんで包んだもので同じ食べ物です。

モチーフの違いが名前の違いに繋がっています。
漢字で書くと分かりやすくなります。
「お萩」「牡丹餅」となり意味は、萩の花に見立てたものがおはぎ、牡丹の花に見立てたものがぼたもちという違いがあります。

萩は秋に咲くので秋がおはぎ、牡丹は春に咲くので春はぼたもちとされ、おはぎの方が小さくて粒あん、ぼたもちの方が大きくてこしあんとも言われています。
ですが、現在ではおはぎで一貫して販売されている事が多いようです。

お盆におはぎをお供えする意味・理由

仏壇

そもそもなぜお盆にはおはぎをお供えするようになったのか気になりますよね。

昔は甘いものは貴重だったので特別な日にふるまわれるなどの意味もあったと言われています。
ですが、主におはぎに使われている小豆とお餅に関係があり、そのそれぞれに意味がありました。

以下からお盆におはぎをお供えする意味・理由について見ていきましょう。

魔除けの効果があるため

小豆には魔除け効果があると言われています。

それは昔から日本では赤色に魔除けの効果があると言い伝えられていたからです。
おはぎの材料の小豆が赤色な事から邪気を払う力があるとされています。

五穀豊穣の祈願のため

また、おはぎの材料に使われているもち米には五穀豊穣祈願の意味があります。

「五穀」とは米、麦、粟、豆、黍の五種類の事を言いますが、穀物などの農作物をさします。
「豊穣」は作物などが豊かに実るという意味で、このことから五穀豊穣は作物が豊かに実りますように、という祈願が込められています。

このような効果や願いがあるので、ご先祖様を供養する際はおはぎをお供えされるようになりました。

お盆におはぎをお供えする日にちとは?

困った人々

お盆におはぎをお供えする日ですが、いつでもよい訳ではありません。
8月13日~16日までそれぞれ違う食べ物をお供えします。

そして日にちごとに食べ物の順番も決まっており、そのそれぞれに意味もありますのでご説明させていただきたいと思います。

13日 お迎え団子

まず、お盆入りの13日にお迎え団子をお供えします。

このお迎え団子は、、タレやあんこの付いた甘いお団子で、浄土から帰って来られたご先祖様や亡くなった人たちが長旅の疲れを癒せるようにという意味を込めてお出しします。

そしてお団子の数は地域などでも異なりますが、特に決まりはないようで一般的には6~13個程度でお供えすることが多いです。

また、小さな大きさの一口サイズで頂けるようなものをお供えしましょう。

14日 おはぎ

14日にはおはぎをお供えします。

この日にお供えするおはぎを、落ち着き団子・お供え団子・お供え餅ともいい地域によって呼び方は異なります。

おはぎはおやつに食べる用としてお供えされ、おもてなしの為のお団子となります。
お皿に盛りつけお仏壇にお供えし、適度な大きさのものにします。

15日 そうめん

お団子が続きましたが、15日にはそうめんをお供えします。

そうめんをお供えする理由としては諸説あります

そうめんは細く長い食べ物のため幸せが細く長く続くようにという縁担ぎ。
昔はそうめんを食べると熱病にならないとされた為その意味を込めて。
ご先祖様がお帰りになられる際にそうめんを紐や手綱に使いお土産を背負うため。

以上がお供えする理由とされています。
またお供えする際は、茹でたものを用意し、麺つゆとお箸も一緒に添えてお出ししましょう。

16日 送り団子

お盆明けの16日には送り団子としてタレなど何もつけていない白いお団子を用意しましょう。

このお団子は食べてもらうものではなく、あの世へお土産に持って帰ってもらうものです。
持って帰っていただいたお団子は好きなように味付けして食べてもらうという意味が込められています。

お団子の数は多目にし、飾り方は地域によって異なりますが一般的には20個を4段に積み上げてピラミッドの形にします。
また10個の場合は3段にしましょう。
高杯などに乗せ、半紙を敷いてお供えします。

お盆にお供えするおはぎのレシピ

人々

お盆にはスーパーやお店などでたくさんおはぎが並んでいますが、家族でおはぎを作ってお供えするのも楽しいですし、手作りでされる方も多いと思いますのでおはぎのレシピを紹介したいと思います。

以下は、簡単にできるおはぎのレシピです。
市販のつぶあんを使うことで、時間の短縮にもなりますし材料も少なく作れますので、初めての方でも手軽にできます。

本格的に作りたい方向けのレシピです。
あんことお餅でレシピが分かれていますが、調理工程が写真つきでわかりやすく丁寧に記載されています。
最初から作ることにより、手間や時間はかかりますがその分より気持ちのこもったものが出来そうですね。

あんこのおはぎだけでなく3種類のおはぎのレシピが記載されています。
いろいろな種類のおはぎを用意したい方向けです。
粒あん・黒ゴマ・きな粉のレシピです。
きな粉は特にお子様に人気ですので、お子様の居られるご家庭では喜ばれるかもしれません。

翌日もやわらかいまま頂けるレシピです。
おはぎは時間が経つと固くなってきますが、こちらのレシピでは砂糖を一緒に炊飯する事で翌日まで柔らかいままのおはぎが作れます。

いくつか紹介させていただきましたが、参考にしていただいてお子様やご家族と作ってみてはいかがでしょうか。
自分達で作ることにより、好みの甘さや味付け、大きさにもできますのでお供えし終わったあとの食べる楽しみもできますね。

お盆のおはぎはいつ食べる?

人々

お供えしたおはぎを食べるタイミングですが、基本的には一度お供えしたらそのあとすぐに下げて頂いても構わないとされています。

それは、お供え物を下げて食べることも供養にあたるからです。
ご先祖様からのお下がりをいただき、みんなで分けて食べる事がひとつの供養になります。

また、夏場でおはぎも生ものですので傷みやすくなっています。
供えたままにして悪くなり傷んでしまう方が、不衛生でご先祖様に対し失礼になります。

一度お供えした後は、なるべく早く下げ傷む前に感謝の気持ちをもって家族と分けあいいただきましょう。

お盆にお供えするおはぎに関するまとめ

人々

今回終活ねっとでは、お盆にお供えするおはぎなどについて詳しく触れてきましたが、いかがでしたでしょうか?
お供えするおはぎにも、その他お盆にお供えするものにも、ひとつひとつに深い意味や理由がありましたね。

最後に記事の内容をまとめていきます。

  • お盆の正式名称は盂蘭盆会でありこの言葉が由来でお盆が始まった。
  • 現在では8月13日~16日が一般的なお盆となっている。
  • おはぎとぼたもちは同じ食べ物であり、花に見立てられて呼ばれ秋はおはぎ、春はぼたもちとされる。
  • おはぎに使われている小豆ともち米に魔除け効果、五穀豊穣祈願の意味がありおはぎがお盆にお供えされるようになった。
  • お盆のお供え物には、日にちによりそれぞれ決められた食べ物がお供えされる。13日、甘いお団子で疲れを癒してもらいお迎え団子という。14日、おはぎがおもてなしの団子とされお供え団子という。15日、そうめんをお供えし縁担ぎや病気にならないようにと意味が込められている。16日、白いお団子でご先祖様にお土産としてもって帰ってもらい送り団子という。
  • お供えしたおはぎは早めに下げ感謝の気持ちをもって食べる事がひとつの供養となる。

他にも、手作りする場合のおはぎのレシピなども紹介しましたが、作るときもお供えするときも意味や理由を知ってお供えする事で気持ちも変わってくると思います。

他にも様々な記事を多く掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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