お盆に行う棚経ってなに?棚経の断り方やお布施の相場を解説します!

お盆に行う棚経についてご存知でしょうか。棚経を行う機会は多くないですから、その内容や断り方、御布施の相場について知らないとお困りの方は多いかもしれません。そこで今回はお盆に行う棚経について、棚経の断り方やお布施の相場も合わせて解説していきます。

目次

  1. お盆の棚経について
  2. 棚経とは?
  3. お盆の棚経の断り方
  4. 棚経を受けるときの服装
  5. お盆の棚経に対するお布施を紹介
  6. 棚経に来てくださったお坊さんの迎え方
  7. 宗派ごとのお盆の特徴
  8. お盆の棚経のまとめ

お盆の棚経について

葬儀

お盆に行う棚経についてご存知でしょうか。
今まで棚経をしたことがなくてなんのために行うものなのかと疑問に思うかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回終活ねっとでは、お盆に行う棚経について、棚経の断り方やお布施の相場も合わせて解説していきたいと思います。
今回の記事の大枠としては次のようになります。

  • 棚経とはなにかについて
  • 棚経の断り方について
  • 棚経を受けるときの服装について
  • お盆の棚経に対するお布施について
  • 棚経に来てくださったお坊さんの迎え方について
  • 宗派ごとのお盆の特徴について

棚経をスムーズに行い先祖を供養する上でも重要といえますから、この機会に一通りおさえておくと良いかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。

また、安くお坊さんを手配したいという方はこちらもご覧ください。

棚経とは?

仏壇

棚経の意味やその由来についてご存知でしょうか。
棚経ってそもそも何なのかわからない、あるいは棚経自体については知って入るけどその由来については知らないという方は多いことでしょう。
以下では、棚経の意味やその由来、棚経を依頼する時期について解説していきたいと思います。

棚経の意味

棚経とは、お盆の期間中にご先祖様を迎え入れる棚を設け、お飾りやお供え物をおきそこでお坊さんがお経をあげることをいいます。
この先祖を向かいれるための棚のことを精霊棚または盆棚といい、棚経とは精霊棚・盆棚の前で読経することから棚経と呼ばれます。

棚経を行う意味としては、棚経を行う際にはお坊さんがお経を読み親族がその場に居合わせることでともにご先祖さまへの祈りや感謝を伝える意味があるとされています。

棚経の由来

棚経の由来は江戸時代に遡るとされ、檀家が隠れキリシタンであるかを調べるために棚経が行われたとされています。

すなわち、江戸時代においてはキリスト教の信仰が禁止されている中で、キリスト教を信じる隠れキリシタンがいました。
そこで、隠れキリシタンを発見するべく棚経により僧侶がその家の位牌等に十字架等がないかを調べていたようです。
役人等が隠れキリシタンを調べる際には、十字架などが隠されるおそれがあったため、僧侶が調査することで自然に隠れキリシタンかを発見することができたようです。

棚経の依頼は早い方が良い?

結論から言うと、棚経の依頼は早めにしたほうが良いです。

というのも、お寺さんは4日間という短い期間でたくさんの
檀家を回る必要がありお盆の時期はとても忙しいため、早めに依頼したほうがお寺の都合がつきやすいためです。
場合によっては、お盆の期間前でないと棚経ができないようなケースもあるようなので、早めに依頼するに越したことはないです。

特に、新盆(故人が亡くなった後の最初のお盆のこと)の場合には供養を手厚く行うことから時間を要しますから、早めに依頼することでお寺との日程調整をきちんと行う必要があります。

お盆の棚経の断り方

困った人々

棚経については、基本的には断らないほうが良いとされています。

もっとも、どうしても外せない用事があったり、遺族の方によっては棚経を希望しない場合もあります。
そのような場合には、お寺に直接棚経の必要がないとはっきりと伝えて置く必要があります。
上述のように、お寺さんはお盆の時期は多忙ですから、どの家を回るかは事前に調整する必要がありますから、前もって棚経の必要がないことを伝えましょう。

また、棚経を断ることは失礼にあたると思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはありませんし、お寺として一番困るのは、直前になって棚経を依頼され時間の都合がつかなくなることのようですから、はっきりと伝えて問題はありません。

棚経を受けるときの服装

葬儀

棚経をうける際の服装はどのようなものがふさわしいのでしょうか。
棚経といっても、親族だけで行う場合や親族だけでなく友人や知人を招く場合など様々なケースがありますから、服装の選択には悩んでしまいますよね。

まず、棚経を受けるときの服装としては、基本的には自宅で親族のみで行うのが通常ですから、地味な服装であれば良いとされています。

もっとも、新盆の場合には親族だけでなく友人や知人も呼んで行われますから、喪服で参加するのが一般的とされています。

お盆の棚経に対するお布施を紹介

葬儀

お盆の棚経の場合のお布施の相場はいくらなのでしょうか。

お布施の相場はお寺さんにもよりますが、一般的な相場を知っておくとお盆の際に見通しが立って役立たちますよね。
また、金額だけでなくお盆のお布施の様式や渡し方についても合わせておさえておくといいかもしれません。
そこで、以下では御布施の相場金額・表書きの書き方・渡し方について解説していきたいと思います。

お布施の相場金額

一般的な棚経のお布施の相場としては、5千円から2万円を渡す場合が多いようです。

この際に注意しておきたいのは、棚経はお坊さんを自宅に招きますから移動費用としてのお車代はお布施とは別に用意しておく必要がある場合もあります。
お車代については、一般的には5千円から1万円を渡す場合が多いようですが、自宅からお寺までの距離や地域ごとの風習、お寺との付き合いの程度などによりその金額は様々ですから、事前にお寺に確認してみると良いかもしれません。

事前に御布施の金額を聞くことはお寺に失礼にあたると考える方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありませんので安心してください。

表書きの書き方は?

お布施の表書きは一般的には「お布施」「御布施」と記載するか、空白のままで良いとされています。
御布施と記載する場合には、薄墨ではなく通常の黒墨で良いとされています。
また、金額を記載する場合には漢数字を用いることとされています。
具体的には、1万円は「壱拾萬円」のように記載します。

お布施の渡し方

お布施は直接手渡しするのではなく、小さなお盆にお布施を乗せて渡すか、袱紗(ふくさ)に包んだ上でお渡しするのがマナーとされています。
ここで、袱紗とは方形の形をした小さな風呂敷のようなもので、金封を袱紗の中心に置き四隅から順番に包むのがマナーとされています。
また、お盆の時期は夏の暑い季節にあたりますから、お布施に合わせて冷たいお茶なども用意するといいでしょう。

棚経に来てくださったお坊さんの迎え方

葬儀

棚経にきてくださるお坊さんは、限られた期間に多数の家を回るという多忙な中で読経を行うので、茶菓やおしぼりを準備するなどしておもてなしをするのがマナーとされています。

また、お盆の暑い時期なので読経を行う場所では事前にクーラーや扇風機を準備するなどお坊さんが過ごしやすいように配慮する必要もあるといえます。
お経が始まる前には、家族全員が精霊棚・盆棚の前に集まり一緒にお参りをしましょう。

宗派ごとのお盆の特徴

仏壇

以上では、一般的なお盆の棚経について解説してきましたが、宗派によっては棚経に加えてお供えものをする場合や逆に棚経を行わない場合もあります。
以下では宗派ごとのお盆の特徴について解説していきたいと思います。

曹洞宗

お供えする食事の内容に特徴があり、食事は帰って来る故人の人数分を用意します。
さらに、食事は一日三回に加えて午前・午後のおやつ、お盆の最終日にはお土産用のしろ団子などたくさんの食事をお供えすることとされています。
そして、お盆の最終日には夕方にお盆飾りとしてお盆していた果物やそうめん、精霊馬、お土産用のしろ団子を敷いていたゴザにくるみそれを海や川に流す「精霊流し」が行われます。

浄土真宗

浄土真宗の場合には、お盆に行われる迎え火や精霊棚などの用意など一般的なお盆の行事は行わないことが特徴的です。
これは、そもそもお盆というのはその日に地獄の釜の蓋(盆)が開くことで、先祖の霊が帰ってくることから由来するのですが、浄土真宗においては先祖の霊は皆極楽浄土に往生するとされていることから、先祖を迎え入れるとは考えないためです。

もっとも、先祖が帰ってくるという考えをしないとしても、お盆の時期に先祖に感謝する点は他の宗派とは変わらないですし、浄土真宗においては故人への感謝が本来の目的とされています。

真言宗

真言宗の場合には盆飾りに特徴があります。
具体的には、通常の盆飾りに加えて蓮の葉を敷いた深めの器が2つあります。
一つは「水の子」といい、細かく切ったナスやきゅうりなどの野菜と洗ったお米が入っています。
もう一つには「閼伽水(あかすい)」と言われるミソハギの花束が添えられたキレイな水が入ってイます。
以上の2つの盆飾りは、「閼伽水(あかすい)」を「水の子」に注ぐことで、家族以外の霊たちのご飯となり「追善供養」ができるとされています。

お盆の棚経のまとめ

仏壇

いかがだったでしょうか?

今回終活ねっとでは、お盆に行う棚経について、棚経の断り方やお布施の相場も合わせて解説してきました。
今回の記事の内容をまとめると次のようになります。

  • 棚経とは、お盆の期間中にご先祖様を迎え入れる棚を設け、ご先祖さまへの祈りや感謝を伝える意味がある。
  • 棚経については、基本的には断ることはしないほうが良いが、どうしても都合がつかない場合には事前にお寺さんに棚経を断ることを伝える必要がある。
  • 棚経の服装については、基本的には自宅で親族のみで行う場合には地味な服装で良いが、新盆の場合などの友人や知人を招く場合には喪服を着るのが一般的である。
  • 一般的な棚経のお布施の相場としては、5千円から2万円を渡す場合が多く、表書きには「お布施」または「御布施」と黒墨で記載するか、空白のままでよい。
    また、御布施を渡す際にはお盆に御布施をのせるか、袱紗に包んだものを渡すのがマナーである。
  • 棚経に来てくださるお坊さんには、茶菓やおしぼりなどを用意し、読経する場では事前にクーラーや扇風機を準備するなど、お坊さんが読経しやすいようにするのがマナーである。
  • 宗派ごとのお盆の特徴としては、曹洞宗の場合にはお供えものとして、帰ってくる故人の人数分の食事を準備する。
    浄土真宗の場合には一般的なお盆の行事をしないことが多い。
    真言宗の場合には「閼伽水(あかすい)」と「水の子」を盆飾りとしている。

棚経は毎年行われるお盆の行事の一つですから、その意味やおおまかな流れを知っておくことはお寺さんにも配慮できますし、また故人を供養する上でも大事なものですから、一通りおさえておくと良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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