お盆の迎え火はどう焚くの?提灯やいつ焚くのかについても解説!

お盆の迎え火の焚き方についてご存知でしょうか。お盆の迎え火は年に一度行うものですが、そのやり方を意味も踏まえつつ知っている方は少ないかもしれません。そこで今回はお盆の迎え火の焚き方について、焚くべき時期にもふれつつ解説していきたいと思います。

目次

  1. お盆の迎え火について
  2. お盆に行う迎え火・送り火とは?
  3. 迎え火・送り火はいつ焚けばいいの?
  4. 迎え火はいつまで点ければいいの?
  5. 迎え火・送り火のやり方
  6. 地域ごとに異なる迎え火の風習
  7. マンションで迎え火を行うには?
  8. 全国各地で行われる迎え火・送り火の行事
  9. お盆の迎え火のまとめ

お盆の迎え火について

火

お盆の迎え火の焚き方についてご存知でしょうか。

迎え火を焚きたいんだけどなにを用意しらいいのかわからない方や、そもそも迎え火っていつ焚くものなのと疑問に思う方は多いことでしょう。
また、マンションやアパートに住んでいて焚く場所がない方や、新盆の場合も通常の迎え火のやり方でいいのかわからず困っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回終活ねっとでは、お盆の迎え火の焚き方について、いつ焚けばいいのかもあわせて詳しく解説していきたいと思います。
今回の記事の大枠としては次のようになります。

  • お盆に行う迎え火・送り火について
  • 迎え火・送り火はいつ焚けばいいのかについて
  • 迎え火はいつまで点ければいいのかについて
  • 迎え火・送り火のやり方について
  • 地域ごとに異なる迎え火の風習について
  • マンションで迎え火を行う場合について
  • 全国各地で行われる迎え火・送り火の行事について

お盆は毎年行われる先祖の供養の大事な日ですから、迎え火や送り火の意味を踏まえつつそのやり方を知っておくことは先祖の供養のために重要なことですから、この機会に一通りおさえておくといいかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。

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お盆に行う迎え火・送り火とは?

困った人々

お盆に行う迎え火・送り火の意味についてご存知でしょうか。

お盆は毎年行われる行事ですから迎え火や送り火を行う際には、それを行う意味について理解しておくことも先祖の供養にとって重要といえますので、その意味や由来について解説していきます。
また、宗派によってはその考え方によっては迎え火をしない場合もありますので、その具体例として浄土真宗についても解説していきます。

迎え火・送り火を行う意味

迎え火・送り火を行う意味としては、先祖の霊があの世からこの世に来る際に故人が迷わないように導き、きちんと先祖の霊を見送る意味があるとされています。
具体的には、先祖の霊をお迎えするのが迎え火、見送るのが送り火です。

由来

そもそもお盆に先祖を供養することとなった由来は何なのでしょうか。

お盆に先祖を供養する由来は仏教の逸話に遡ります。
仏教の逸話ではお釈迦さまの弟子がおり、その弟子には神通力がありました。
ある日その弟子は神通力により亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて悲しんでいることを知りました。
そこでお釈迦にそのことを相談すると多くの施しを他人に行えば母親は救われると言われました。
そして、その弟子は夏の修行期間の終わる7月15日に多くの僧たちに飲食物を捧げるなどして得を積んだことからその母親は無事に極楽往生を遂げました。

それ以来旧暦の7月15日は父母や先祖に感謝をし、徳を積むことで先祖を供養する日となりました。
現在のお盆は旧暦の7月15日を踏襲したもので、お盆の由来となっています。

浄土真宗の場合

浄土真宗の場合には迎え火・送り火を行いません
というのも、浄土真宗の場合には故人はすべて極楽浄土に往生しているとされているため、霊をお迎えし供養する必要がないとされています。

もっとも、霊を迎える必要がないとはいえ、お盆の間は盆提灯を飾るなどして仏様や先祖の報恩感謝を捧げることは浄土真宗の場合でも行われます。

迎え火・送り火はいつ焚けばいいの?

困った人々

迎え火・送り火の日にちはいつ焚けばいいのでしょうか。

一般的に迎え火は8月13日に、送り火は8月16日に行うものとされています。

時間帯としては迎え火は13日の夕方に家の門口や玄関などで、素焼きの焙烙(ほうろく)にオガラを折って積み重ね火をつけて燃やし、それによって先祖を迎え入れます。
お墓参りも13日が良いとされています。
送り日の場合には16日の夕方に再び迎え火と同じ場所で同様の方法で火をつけて先祖の霊を送り出します。

迎え火はいつまで点ければいいの?

困った人々

迎え火はいつからいつまで点ければいいのでしょうか。

迎え火とは先祖の霊があの世からこの世に来る際に迷わないようにするためのものですから、盆入の期間である7月または8月13日の夕方に迎え火をつけるのが一般的とされています。
また、地域によっては前日の12日に行う場合もあり、以上のような日をお盆の迎え日と呼ぶようです。

迎え火・送り火のやり方

火

以上では迎え火・送り火のするべき時期について解説してきましたが、では実際には迎え火・送り火とはどのようにすればいいのでしょうか。

他にも地域によっては準備するものは様々ですから、以下では迎え火をする上で準備すべきものについて、それがどこで手に入るのかも合わせて解説していきたいと思います。

迎え火に準備するもの

迎え火に準備するものとしては、以下のものがあげられます。

  • オガラ(麻がら)

    オガラとは麻の皮をはいだあとに残る芯の部分のことをいいます。
    なぜオガラを燃やすかは、麻は古来から清浄な植物とされ、それを燃やすことで悪いものを祓い清め、清浄な空間を作り出すとされているためです。

  • 稲藁

    稲藁とは収穫した稲の籾を取り去ったものをいいます。

  • カンバカンバ

    カンバカンバとは白樺の皮などの天然素材を乾燥させたもののことをいいます。
    白樺にも麻と同様に清浄な植物とされ、それを燃やすことで祓い清める力があるとされています。

  • 焙烙(ほうろく)

    焙烙とは素焼きの平皿のことをいい、焙烙の上でオガラなどを燃やして火を起こします。
    また、焙烙が用意できない場合には耐熱式の平皿で代用することも可能です。

以上では燃やすものとして、オガラ・稲藁・カンバカンバについて説明してきましたが、いずれかを選んで迎え火を行えばよいので、焙烙及びオガラ・稲藁・カンバカンバのいずれかを準備すればいいです。

手順

以上のものを準備したうえで、次に迎え火を行う手順について解説していきます。
故人を迎え入れる上で迎え火の手順は重要ですから、順番を間違えることのないようにしっかりと手順をおさえておきましょう。

盆提灯の火を灯す

迎え火の具体的なやり方としましてはまず、何時頃かは決まっていませんがお盆の入りの日の朝・午前中に精霊棚や仏壇に飾りとお供えをすませ、夕方になったら盆提灯に火を灯します。

最近では安全面を考慮するため、あるいは雨天の場合には盆提灯の火を灯さないで盆提灯を飾るだけの場合もあるようです。

オガラを焚く

次に、家の門口や玄関などの広い場所で素焼きの焙烙にオガラを積み重ね、火をつけて燃やします。
この際には、火を灯した上で合掌をし先祖の霊の供養を祈るとともに先祖の霊を迎え入れます。

地域ごとに異なる迎え火の風習

お墓

以上では一般的な迎え火のやり方について解説してきました。
一方で地域によっては、現地の慣習や宗教観の違いから一般的な迎え火のやりかたと違う場合もあるようです。
以下では、地域ごとに異なる迎え火の風習について詳しく解説していきます。

焚いているオガラの上をまたぐ

まず、地域によっては焚いてるオガラの上をまたぐ慣習もあるようです。
その意味としては、オガラの清浄効果から自身の身を清める意味があるとされています。

また他にも、外から家の中に向かってまたぐことで仏様をお迎えしたということを意味したり、3回火をまたぐことで病気から身を守ることができるなどの意味があるようです。
そして、地域によってはお経を唱えながらまたぐところもあるようです。

精霊馬と共に果物を供える

東北・関東・北陸の一部地域では精霊馬と共に果物を供える慣習もあります。

精霊馬(しょうりょうま)とは、亡くなった方の霊を乗せる乗り物のことをいいます。
具体的にはきゅうりの馬が馬に乗り、先祖が早く帰ってきてほしいことを意味し、なすの牛はゆっくり景色をみるなどして、時間をかけておかえりくださいという意味があります。

この精霊馬とともに季節の果物を供えることで先祖の送り・迎えとともに先祖を供養する意味があるようです。

マンションで迎え火を行うには?

仏壇

マンションで迎え火を行う場合にはどのようにすればいいのでしょうか。
マンションの場合には玄関先やベランダなどでは火を焚くことは難しいことでしょう。

そのような場合には、盆提灯が迎え火・送り火の役割を果たすとされています。
迎え火・送り火がなくても、盆提灯の明かりを頼りに先祖の霊が導かれるとされているためです。

もっとも、新盆のときには故人の霊が始めて帰ってくることとされているので、新盆用の白提灯を用意する必要があります。
新盆用の白提灯は玄関や部屋の窓際、仏壇の前に吊るして先祖を導きます。
また、新盆用の白提灯は火を灯せるようになっているのですが、安全面から火を灯さずにお飾りとして迎え火とする場合も多いようですし、最近では安全のために盆提灯用のローソク電灯などもあるようですから利用してみてください。

全国各地で行われる迎え火・送り火の行事

お墓

以上では、自宅等で行う場合の迎え火・送り火のやり方について解説してきましたが、全国では大々的に迎え火・送り火の行事を行う地域もあります。
以下では迎え火・送り火の行事として有名な行事について解説していきたいと思います。

五山の送り火(京都)

京都で行われる五山の送り火とは、8月16日の夜に京都の山の六ヶ所に文字が点火される京都の夏の風物詩の一つです。
もっとも有名なのが東山如意ヶ嶽の「大文字」焼きですが、ほかにも「左大文字」「妙」「法」「鳥居形」「舟形」の形が点火されます。

五山の送り火は松明(たいまつ)の火を空に投げ上げて虚空を行く霊を見送るという風習があり、五山の送り火はこれが山に点火されてとどまったものとされています。

精霊流し(長崎)

長崎で行われる精霊流しは、毎年8月15日に行われ、盆前に死去した遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船をひきながら街を練り歩き故人を極楽浄土へ送り出すという行事です。

船は各家ごとに作られ家紋や家名が大きく書かれており、その形や大きさも様々で中には故人の趣味なども船に描かれるものもあるようです。
精霊流しでは爆竹なども用いられ歓声とともににぎやかに故人を見送るという慣習に由来するようです。

お盆の迎え火のまとめ

仏壇

いかがだったでしょうか。

今回終活ねっとでは、お盆の迎え火の焚き方について、いつ焚けばいいのかもあわせて詳しく解説してきました。
今回の記事の内容をまとめると次のようになります。

  • 迎え火と送り火は先祖の霊をあの世からこの世に導くための火と言われ、先祖の霊をお迎えするのが迎え火、送るのが送り火である。
  • 一般的に迎え火は8月13日の夕方に、送り火は8月16日の夕方に行うものとされている。
  • 迎え火を焚くべき日は盆入の期間である7月または8月13日の夕方に迎え火をつけるのが一般的であり、地域によっては前日の12日に迎え火を行う場合もある。
  • 迎え火・送り火のやり方については、焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの平皿を用意し、その上でオガラなどを乗せて燃やすのが一般的である。
    オガラの他にも稲藁やカンバカンバを燃やすこともあり、それらはホームセンターや花屋スーパーなどで入手できる。
    また、迎え火の手順としては盆提灯に火を灯した後に、玄関等で迎え火を行うのが一般的である。
  • 地域によっては迎え火の際に、焚いているオガラの上をまたぎお経を唱えたり、精霊馬と共に果物を供える風習がある場合もある。
  • マンションで迎え火を行う場合には火を焚くのが困難なので、代わりに盆提灯に火を灯すことで迎え火の代わりにすることができる。
    もっとも、新盆の場合には新盆用の白提灯を用意する必要がある。
  • 全国各地で行われる迎え火・送り火の行事としては、京都の夏の風物詩で山に文字の火を灯す京都の五山の送り火や各家毎に故人を祀る船を造り街を練り歩く長崎の精霊流しなどがある。

迎え火や送り火と聞くと夜間に行うイメージがありましたが、迎え火や送り火を焚く日や時間帯にも決まりがあるようです。
また、迎え火を行う際にも火が付きやすものであればなんでもよいわけではなく燃やす材料についても先祖供養の意味があるということが言えます。
お盆は日本人にとって非常に身近なものでもありつつ、先祖供養を行う大事な日ですから、迎え火・送り火のやり方をきっちりと知っておくことは大事なことといえるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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