京都五山の送り火、東山大文字の魅力とは?ハイキングもできる?

京都、大文字の火床に登るには、蹴上の日向大神宮、山科の毘沙門堂経由など幾つもの登山道があります。中でも銀閣寺ルートは、道がある程度整っており道標もあるので歩きやすく、子どもさんからシニアの方まで広く親しまれています。京都、大文字の絶景をぜひ体験してくださいね。

目次

  1. 京都五山の送り火、東山大文字
  2. 夏の送り火、雪大文字山、山焼きの春
  3. ハイキング、トレッキング、登山
  4. 京都大文字の火床へハイキング
  5. 京都大文字の火床へハイキング、まとめ

京都五山の送り火、東山大文字

大文字山

京都では、祇園祭という言葉が挨拶にも交わされるころ、夏の訪れを実感します。

五山の送り火もまた京都の夏の伝統行事ですが、お盆でお迎えした精霊を冥土にお送りする行事として執り行われています。

かつては五山以外でも灯されていた送り火ですが、現在では8月16日、20時に東山大文字山「大」に点火され、順に「妙・法」「船形」「大」(左大文字)「鳥居形」と山々に送り火が灯ります。

送り火の「大」の字は二つあり、銀閣寺に近い大文字山(左京区)と、金閣寺に近い大北山(北区)になります。京都、大文字の火床への山登りは、慈照寺(銀閣寺)の北にある登山口から参りましょう。

夏の送り火、雪大文字山、山焼きの春

京都、五山の送り火は、大文字(だいもんじ)の送り火としても知られています。

京の夏の風物詩であり、春の初めに枯れ草を焼く「山焼き」とは重なりません。

大文字山の火床(ひどこ)からは京都市街が一望でき、四季を問わず多くの人々が訪れています。

ハイキング、トレッキング、登山

大文字山の火床までは、ハイキングか、トレッキングか、はたまた山登りか。

登山のご経験や日常生活での運動量、体力によって感覚は違ってきますね。


京都大文字山の標高は465.4メートルで、火床はおよそ300メートル以上になります。

火床までは、片道30分から1時間程度、山頂までは1時間から90分程度といったところでしょうか。

ご経験や体力に応じてペース配分してください。

大文字へハイキング-靴、服装、持ち物など

山登りにハイキング、健康や美容、自然観察のために毎日登っておられる方もいらっしゃる大文字山ですが、急な階段もあり、足場も悪い登山道になります。伸縮性のある服装、帽子、手袋、足首を守る靴などを選び、雨具や地図、タオル、飲み物などを用意するといいですね。

京都大文字の火床へハイキング

京都大文字山、送り火「大」の字の火床は、ハイキングに訪れる場所としても人気があります。

観光、遠足、植物や動物、地質などの自然観測そして山登りと訪れる人も目的もさまざまで、その豊かさもまた京都大文字山の魅力になっています。

火床の中心、「大」の字の「一」と「人」が交わる金尾やさらに上の字頭で、展望を楽しみながらお食事をなさるのもいいですね。息災を願って、送り火の消し炭を求め山を登る方も多くいらっしゃいます。

交通機関

京都大文字山へのアクセスにはバスが便利です。
「銀閣寺前」または「銀閣寺道」で下車。
バス停から銀閣寺まで、東へ徒歩で約5分から10分です。

登山口まで

大文字山の入山口は、慈照寺の北にあります。バス停や道路の案内図などにしたがって歩きましょう。

銀閣寺橋を渡ると、観光客やお店でにぎわう慈照寺の参道になります。

銀閣寺総門前で左折し、八神社(はちじんじゃ)の鳥居の前を右折します。

しばらく行くと行者の森の碑があり、大文字山の登山口なります。静かな森にお地蔵さまも祀られています。

大文字山、本格的な登山道まで

大文字川に沿ってなだらかな坂道を歩きます。

中尾の水場を過ぎ、「大文字山」と書かれた案内板のある橋を渡ると、ここから本格的な山道となります。

木の根や切り株、石や岩などありますので、足元に注意しながら山登りを楽しみましょう。

大文字山、千人塚

山道を登っていくと開けた所に出ます。

太平洋戦争中、たくさんの人骨がこの場所で発見されました。

室町時代の末期、三好、松永らとの戦いで敗れた足利義輝の兵の遺骨といわれています。戦死者の霊を供養し、千人塚は森にたたずんでいます。

千人塚から左の登山道、右の山道

京都大文字の火床の中心へ向かいますが、千人塚から道が分かれています。

左に進むと登山道、千人塚の右の道は、「大」の字形の火床に沿う山道になります。

千人塚から左の登山道、大文字の中心へ

登山道は進路がわかりやすく、薪などを運搬するリフトがある道を登っていくと、150段ほどの長い階段があります。

運動不足ぎみの方には踏ん張りどころですが、それだけに見晴らしの良い火床の中心に達したときの喜びはひとしおです。

千人塚から右の山道、大文字の中心へ

京都大文字山に登り慣れた方でしたら、こちらの道も良いでしょう。

山道をしばらく進みますと日差しで明るい道になり、「大」の字の左の払いの火床に至ります。

そして長い階段を登り、「大」の字の中心である金尾へと続きます。

京都大文字山、「大」の字の中心の火床へ

京都五山の送り火、「大」の字画の交点の火床、金尾(かなわ)に到着です。

金尾の火床は4基からなり、火に強い大谷石が使われています。

火床の中心からの眺望は素晴らしく、京都御所や二条城など京の町並みを望めます。

気象条件によっても見晴らしは変わりますが、送り火の他の文字や形も探してみてくださいね。

金尾には御堂があり、弘法大師が祀られています。

五山の送り火の始まりには諸説ありますが、平安時代初期、空海を創始者とするという説もその一つになります。

京都大文字、さらに展望のきく字頭へ

京都五山の送り火、中心の金尾をさらに登ると、字頭(じがしら)と呼ばれる「大」の字の一番上へ続いています。

金尾よりさらに遠くまで見渡せますので、景色を眺めながらここで一休みされる方も多いようです。

京都大文字山、山頂まで

大文字山の山頂は標高465.4メートルです。

字頭から山頂までは足場も悪く、きつい傾斜もあり、山登りを続ける人の姿も少なくなります。

山頂には三等三角点が設置されていて、開けた場所がありベンチも置いてあります。

京都大文字の火床へハイキング、まとめ

いかがでしたか。千年の都京都はまた緑豊かな先取、自由な風土の町でもあります。大文字山へのハイキングや登山が、京都の魅力を再発見するきっかけになるとうれしいです。

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