一周忌のお供えへのお返しマナーは?お礼状の書き方もご紹介します!

法要は誰もが経験することでありながら、分からないことが多いですよね。一周忌への参列の際にはお供えを持っていきますが、法要を行う側の場合、どのようにお返しすればよいのでしょうか。本記事をお読みいただき、一周忌でのお供えのお返しに関する疑問を解消していきましょう!

目次

  1. 一周忌のお供えに対するお返しについて
  2. 一周忌法要とは
  3. 一周忌のお供えへのお返しのマナー
  4. 一周忌のお供えへのお返しの選び方
  5. 一周忌におけるお礼状の書き方
  6. 一周忌のお供えに対するお返しまとめ

一周忌のお供えに対するお返しについて

お墓

これまで法要に出席することはあっても、喪家側になるのは初めて、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
多くの場合、参列者はお供えを用意します。
しかしそれに対するお返しは必要なのか、何をどのようにお返しをすればよいのかなどと、いろいろと迷ってしまいますよね。

終活ねっとでは今回、一周忌法要におけるお供えのお返しについて

  • 一周忌のお供えのお返しで気をつけるべきマナーは?
  • 品物は何を選べばいいの?値段はどのくらいのものが適切?
  • お礼状を添えたり、のし紙を付けたりする時のきまりはあるの?

などについて紹介していきます。
法要には準備や考えることがたくさんありますから、この記事で少しでも不安をなくしていきましょう。

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一周忌法要とは

仏壇

故人が亡くなられて丸1年が経つと、一周忌法要が行われます。
仏教の考え方では、命日から四十九日目に故人の魂があの世へと向かうものとされるため、四十九日は「忌明け法要」と言われています。
一周忌は、忌明け法要のあと初めて行なわれる法要ということになります。

一周忌には、親族に加え友人や知人が参列するケースが多く見られますが、近年では親族のみで行なわれることも増えてきています。
自宅や寺院で読経などの儀式が行なわれ、そのあと会食が開かれるのが一般的です。
法要と会食が合わせて行なわれる場合は「法事」とも呼ばれます。

一通りの儀式のあと会食が開かれないこともありますが、法要・法事のスタイルは遺族の都合などによっても変わってきますので、とりたてて特別なことではありません。

終活ねっとでは、終活に関する用語をわかりやすく説明した用語集も用意しております。
一周忌について詳しく知りたいという方は以下の記事も合わせてご覧ください。

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“一周忌” とは? - 終活用語集

亡くなってから一年後の、亡くなった日と同じ月日に行われる法要のことをいいます。 法事や法要は一般的には参加しやすいように、平日にあたる場合は日にちをずらして土日に行われることが多いですが、一周忌は日にちをずらさずその月日にする方が望ましいようです。 一周忌法要では、僧侶にお経をあげてもらい、その後会食をとります。 一周忌に参加する人は、一般的には家族や親族の他、特に親しかった友人の場合が多いですが、家庭や地域により異なります。

一周忌のお供えへのお返しのマナー

仏壇

法要への参列とお供えのお返しとしては、会食のふるまいと品物(引き出物)を渡すのが一般的です。
会食を行なわない場合は、折詰め弁当などを人数分と、場合によってはお酒の小瓶、そして引き出物を一緒にしてお返しとします。

会食が開かれる場所は、故人の自宅や寺院の広間、レストランなど様々です。
自宅や会場の都合、参列者の人数などを考慮して決めます。

会食の御前やお弁当の注文、レストランの予約をする際には、法要のための食事を扱っているお店に問い合わせるとよりスムーズです。
インターネットであれば、「法要を行なう地域名 法要 食事」などの言葉を入力して検索すると、対応に慣れたお店が見つかりやすいです。
親切なお店であれば、予算などについても相談に乗ってくれるかもしれません。

ちなみに、故人に対する供養のための金品のことを「香典」と言いますが、これは一周忌以降には使われない呼び方です。
また、それに対するお返しを指す「香典返し」も同様に一周忌からは用いられない言葉なので、知らなかった場合は覚えておくと良いでしょう。

お返しはいつ渡すべき?

会食を開く場合は法要と会食を終えた後に引き出物を、会食を開かない場合は法要を終えた後に引き出物と食事を渡します。

葬儀の際には受付で小さな紙袋に入ったお返しを渡したりチケットを配布し、参列者が帰る時に品物を渡したりすることもあるようですが、一周忌ではそのような必要はありません。

一周忌の儀式の前に手渡してしまうと置き場所に困ってしまうこともあります。
やはり参列者が帰る少し前に渡す方が良いようです。

一周忌に欠席された場合

一周忌には欠席され、お供えの品やお金を郵送で送ってもらった場合もあります。
その時には法要を終えてからなるべく1ヶ月以内に、お供えをいただいたお礼と法要を無事に終えることができたという報告の意味を込めて、お返しの品を送ります
住んでいる場所が近いなどの理由で気軽に訪ねられる場合は、挨拶も兼ねて直接渡しにいってもいいかもしれません。

一周忌のお供えへのお返しの選び方

困った人々

お返しのマナーや渡すタイミングなどは概ね分かったかと思いますが、実際にどんな品を選べばいいのかが一番の迷いどころですよね。
あまり会ったことがない方や、久しく会っていない親戚の方へのお返しとなると、普段使っている物や好きな食べ物が考えづらく、悩んでしまう方もいらっしゃると思います。
それでは、どのようなお返しがよく選ばれ、好まれているのかを見ていきましょう。

どんな品物がいい?

法要や法事には、遠方から来られる方もいらっしゃる場合があるので、なるべく軽くてかさばらない品物をお返しとすることが多いです。
また、お悔やみごとが続くことのないように、という思いから、消え物(食べ物や消耗品)がよく選ばれます。

具体的に挙げると、食べ物ではお茶の葉やインスタントコーヒー・海苔・クッキー・おせんべいなどです。
消耗品ではタオル・ハンカチ・洗剤・石けんなどがよく贈られます。
ただし、洗剤や石けんを選ぶ際には、重くなりすぎないように注意しましょう。

また、地域によって選ばれる品物が異なっており、一部の地域では商品券を引き出物とすることもあるそうです。

色合いやデザインも落ち着いたものにします。
鮮やかな赤や金銀で装飾・包装されたものだと、抵抗を感じる方もいらっしゃるようです。

最近では、参列者が帰宅してから商品を選ぶことができるカタログギフトも人気です。
インターネットなどで事前に必要な数を注文して取り寄せておき、当日に紙袋へ入れて渡します。
金額に応じていろいろなカタログを選ぶことができるので、お返しの品に迷ってしまった時は、一度調べてみてください。

金額の相場

法要の場では、お供えに対して概ね半分の金額に相当するお返しをする「半返し」という言葉がよく聞かれます。
しかし一周忌の場合、お供えの金品とほぼ同額、または最低でも7割程度のお返しを用意するのが一般的です。

お供えの金額は、血縁関係があれば1万円〜3万円、知人であれば5千円〜3万円程度が相場なので、それらを加味してお返しの内容を決めます。
金額に触れ幅がありますが、故人と血縁関係の有無や付き合いの深さを考えて概ねの金額を想定し、それに応じたお返しの品を用意しておくとよいでしょう。

一人ひとりに違った品を準備することはありませんが、予想されるお供えの相当額を数段階にグレード分けし、このグレードに該当しそうな方にはこの品物を渡す、というように決めておくと安心です。

一周忌におけるお礼状の書き方

お墓

引き出物にお礼状を添えると、より気持ちが伝わりますよね。
親戚関係にあたる方には必要ありませんが、故人の友人や知人に対しては、わざわざ参列して下さったお礼を手紙にすることが多いです。
お供えのみをいただいた方に対しても、無事に法要を終えた報告の意味も込めて、後日お返しの品と一緒にお礼状を送ると丁寧です。
改まって文章を書くとなると難しく聞こえますが、下記に例文も載せていますので参考にしてみて下さい。

また、引き出物にはのし紙が必要なのか、必要であればどの種類を選べば良いのかについても併せて紹介していきます。

のし紙はどうすればいい?

デパート等で贈り物を購入した時、「のし紙はおかけしますか?」と聞かれることがありますよね。
一周忌のお供えのお返しにも、のし紙をかけるのが一般的です。

ただし、弔事で使われるものは「のし紙」ではなく「かけ紙」と呼ぶのが正式です。
かけ紙は右上に「のし」が付いておらず、水引のみが印刷されたもののことを指します。
しかし近年では、のし紙とかけ紙を総じてのし紙と言われることも出てきているようです。

弔事や仏事の水引の色は地域によって異なり、最も多く使われているのが白と黒、関西地方などでは白と黄色の組み合わせが用いられることもあります。

一周忌をはじめとした弔事の際の水引の本数は5本、結び方は「結び切り」が使われます。
結び切りは、同じことが何度も繰り返されないように、という思いが込められています。
お祝い事とは異なるので気をつけましょう。

表書きも地域により様々で、水引の上に書かれる言葉で一番よく見られるのが「志」、西日本では「粗供養」、また一部では「茶の子」が挙げられます。
水引の下には、どの地域でも共通して喪主の名字のみが書かれます。
いずれも薄墨と呼ばれる、真っ黒ではない墨、またはインクで記入するようにしましょう。

水引の色や表書きの書き方は地域や宗派によって違ってくることもありますので、親戚の方や、引き出物を取り扱っている店舗などに、前もって確認できるといいかもしれません。

例文

それでは、具体的な例文を見ていきましょう。
まず故人の呼び方ですが、名前の前に「亡祖父」「亡祖母」のように、「亡」という文字と、喪主からみた続柄を合わせた言葉を書きます。
その後、「(故人の名前)儀」と続けます。

あとは一周忌に参列して下さったことへのお礼の気持ちを、丁寧な言葉遣いで書いていきます。
ただし、文中には句読点や繰り返し言葉(「々」「ますます」など)を使わないように気をつけます。
これらは手書きで書かれた方が気持ちが伝わりますが、あまりにも枚数が多い場合などは印刷でも失礼にはあたりません。

また、ページの都合により横書きで記載しておりますが、実際には縦書きで仕上げるのが一般的です。

<一周忌に参列された方への例文>
拝啓
亡祖父 □□□□儀 一周忌法要に際しましては
御多用中のところ遠路お運びいただき 厚く御礼申し上げます
行き届かぬところもあり 失礼も多々あったかと存じますが
お陰をもちまして 滞りなく法要を終えることができました
簡単ではございますが 書中にてお礼のご挨拶とさせていただきます
敬具
(元号)◯◯年 △△月 ××日
<お供えはいただいたが、一周忌には欠席された方への例文>
拝啓
亡祖父 □□□□儀 一周忌法要に際しまして
過分なるお供えをいただき 厚く御礼申し上げます
去る△△月 ××日 無事法要を終えることができましたので
謹んでお知らせいたします
簡単ではございますが 書中にてお礼のご挨拶とさせていただきます 
敬具
(元号)◯◯年 △△月 ××日

一周忌のお供えに対するお返しまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
本記事では、一周忌のお供えのお返しについて、次のポイントを解説してきました。

  • お供えへのお返しには、引き出物+会食または折詰め弁当を手配しましょう。
  • 引き出物は、かさばらない軽めの品物を選びましょう。
  • お返しの相当額は、いただいたお供えと同等または最低でも7割を目安にしましょう。
  • かけ紙や水引の使われ方は地域によってそれぞれなので、可能であれば親戚等に確認しましょう。

引き出物を選ぶのに迷ってしまったり、かけ紙とのし紙のマナーについて忘れてしまった時には、またこのページに戻って見直してみて下さいね。

一周忌に限らず、法要に関しては、地域や宗派によって形式が変わることもあるため、戸惑うことも多いと思います。
終活ねっとでは、他にも多彩なカテゴリーで皆様の不安を解決できる記事を掲載していますので、今後ともぜひご活用ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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