香典返しを郵送してもいいの?マナーや贈る時期について説明します

香典返しは、お通夜や葬儀で香典をいただいた方にお礼として贈る品物のことです。最近では、香典返しを郵送される方が多くなっています。そこで、香典返しを郵送する時のマナーや贈る時期について解説します。また、香典返しにどのような品物が多いのかについてもご紹介します。

目次

  1. 香典返しって郵送してもいいの?
  2. 香典返しは郵送してもいいの?
  3. 香典返しを郵送する方法
  4. 香典返しの送り方
  5. 香典返しにどのような品物を送るの?
  6. 香典返しの相場
  7. 香典返しの郵送についてまとめ

香典返しって郵送してもいいの?

葬儀

葬儀の際にいただいた香典のお返しをすることを、香典返しと言います。

香典は、故人へのお供えとして参列者などからいただくものです。
香典返しはお気遣いしていただいた方へのお礼ですから、心を込めて贈りたいものです。

香典返しは、郵送しても良いのか気になる方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回、終活ねっとでは香典返しを郵送すること以下の事柄を解説します。

  • 香典返しは郵送してもいいのか?

    香典返しの本来の意味を解説します。

  • 香典返しを郵送する方法

    香典返しの包装の仕方などを解説します。

  • 香典返しの送り方

    香典返しに添えるお礼状の文例や、送る時期について解説します。

  • 香典返しはどの様な品物が良いか?

    香典返しの品物はどの様なものがふさわしいかご紹介します。

香典返しは、香典をいただいた方へのお礼として贈るものです。
お礼として贈るのですから、マナーをきちんと理解して贈るようにしたいものです。

ぜひ、この記事を最後まで目を通していただき、香典返しをする時の参考にしてくださいね。

香典返しは郵送してもいいの?

困った人々

香典返しは、お悔やみをいただいた方へのお礼と弔辞を滞りなく終えたことの報告を兼ねて送るものです。

本来の香典返しでは、喪主がお礼の品を持って一軒一軒回るのが習わしとなっていました。
しかし現在は、挨拶状と共に郵送することが一般的になっています。
もちろん、直接家に持参しても構いません。

最近では、葬儀当日に会葬御礼とともに香典返しを渡す場合も多くなっています。
当日に渡す場合には、すべての人に同じものを渡すことになります。
高額な香典をいただいた方には、忌明けに挨拶状とともに品物を郵送するというのが一般的です。

香典返しを自分で選び、挨拶状も自分で作成して郵送することも可能です。

最近ではギフトをまとめて引き受けてくれる専門のお店もあります。
品物を選び住所を連絡すれば、熨斗や包装、挨拶状などをすべて用意し郵送してくれます。
オンラインショップでも香典返しを扱ってくれるお店も多数あります。

ご近所のスーパーや百貨店などでも、扱ってくれるところがあります。

香典返しを郵送する方法

葬儀

それでは、香典返しを郵送する時のマナーや注意点について解説します。

香典返しはどのように包装・梱包するの?

香典返しは受け取る側に失礼のないように、外熨斗か内熨斗などで包装してから郵送します。

一般的には、弔辞は外側から見えないように控えめに内熨斗にするのが良いとされています。
しかし、地域の風習によっては外熨斗でも大丈夫なところもあります。

包装する時は弔事の場合、重なる部分の左側の紙が上に来るように包みましょう。
使いまわしの袋や包装紙などは、相手に失礼に当たるので避けるようにしましょう。

熨斗の書き方は?

香典返しに使用する熨斗は、一般的には黒白の結びきりの水引きが印刷されているものを使います。
関西から西日本方面では、黄白の水引きの場合もあります。

表書きは仏式ではとし、「○○家」と書くようにします。
関西から西日本では、「満中陰志」と書くこともあります。

神式・キリスト教では、「偲草」と書く場合もあります。

香典返しを郵送するとき品名は何と書く?

香典返しを郵送する時は、送り状に品名を書くようにします。
これは、宅配業者さんが識別するためのものですので、具体的に書いたほうが良いでしょう。

品名は、ガラス製や天地無用のものなどを判断する目安になります。
また、大量に送る時に混乱するのを防ぐこともできます。

香典返しの送り方

葬儀

次に、香典返しの送り方について解説します。

香典返しにはお礼状を添える

香典返しは、忌明け後に送るのが一般的です。
忌明けとは仏教で四十九日のことで、忌明け法要が行われることが多いです。

無事に法要を終えたことの報告とお世話になったことのお礼として、品物とお礼状を添えるのが一般的です。

お礼状の文例

お礼状には無事四十九日法要が済んだこと、郵送で送ることのお詫びなどを入れる必要があります。
ここで、お礼状の文例を一つご紹介します。

謹啓
先般 亡母 〇〇〇〇 儀死去に際しましては ご懇篤なる弔慰や格別のご厚志 誠に有り難うございました 心よりお礼申し上げます お陰様をもちまして満中陰の法要も滞りなく相済ませる事が出来 故人もご厚情を感謝しながら 心安らかに眠っていることと存じます
つきましては供養のしるしまでに 心ばかりの品をお届け致しましたので何卒受納くださいませ
略儀ながら 書中をもちまして謹んでご挨拶申し上げます
敬具  

平成〇〇年〇月
住所
喪主 長男 〇〇〇〇
次男 〇〇〇〇

お礼状には句読点は使いませんので、注意が必要です。

お礼状を先に送ることも

お礼状は、香典返しの品物と一緒に入れることが多いです。

しかし、品物の手配が遅れてしまった場合は、先にお礼状だけを送っても問題ありません
先にお礼状を送る際には、「後でお礼の品が届きますので受け取ってください」という内容を入れるようにしましょう。

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香典を受け取らなかった場合は?

家族葬などで香典を受け取らなかった場合、香典返しは必要ありません

しかし、香典返しの品物は送りませんが、お礼状は送るようにすると良いでしょう。
お礼状には、無事に忌が明けたことの報告と生前に故人が大変お世話になったことの感謝の気持ちを書くようにします。

香典返しを送る時期はいつまで?

香典返しは、基本的に忌が明けてから送るものです。
仏教では、四十九日を過ぎてから約1か月以内に送るのが基本です。

四十九日明けが年始や、受け取る相手の誕生日や結婚式など祝い事があるのがわかっている場合は、その期間をできるだけ避けて送るようにしましょう。

しかし、年始以外は相手の事情が分からないという場合もあります。
相手の予定を知らずに、香典返しを送ってしまった時は仕方がありません。
ですが、送る前に受け取る相手のことを考えるようにしましょう。

香典返しにどのような品物を送るの?

困った人々

一体香典返しには、どのような品物を贈ればいいのでしょうか?

以前は、香典返しの定番の品物というものがありました。
しかし最近では、香典返しのための品物にも種類が増えてきています。

香典返しは、喪主側の方が感謝の気持ちで贈るものです。

ご遺族側は葬儀から慌ただしい日を送っていましたが、忌明けで気持ちが落ち着いてきた頃でしょう。
香典返しでは、相手に迷惑にならないように喪主側も気配りをするようにしましょう。

香典返しには食べ物やカタログギフトを

香典返しには、以前は「不幸を洗い流す」という意味から石鹸やタオルを送る方が多かったです。
しかし、もらったタオルがたまってしまう可能性があることや、石鹸が合わない人がいるため最近では多くありません。

また、タオルケットやシーツなどを選ぶ方も以前は多くいらっしゃいました。
しかし、使いきれない上に場所を取るため、保存しておくのも難儀をするということで最近ではあまり人気がありません。

最近では海苔やお茶、コーヒーなどの日持ちのする食べ物や、自分で好きなものを選べるカタログギフトが人気です。
カタログギフトなら、食べ物のほかタオルや石鹸、洗剤などもあります。
カタログギフトだと、欲しいと思っている方が自由に選ぶことができるのでおすすめです。

商品券やギフト券を香典返しにしてもいい?

自分で好きなものを買うことができるという点で、香典返しに商品券やギフト券を送りたいと思われる方もいるかもしれません。

しかし、商品券やギフト券は金額が直接的にわかってしまいます。
一般的な香典返しとして金券を贈るのは、避けた方が良いでしょう。

親しい親族の場合は、金額がはっきりわかっても大丈夫な場合もあります。
その際は、例外的に商品券やギフト券を香典返しにしても良いかもしれません。

商品券やギフト券を香典返しにするのなら、郵送ではなく直接お家に行ってお礼申し上げましょう。

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香典返しの相場

お金

香典返しの品物を選ぶ時の相場は、大体いただいた香典の2分の1、あるいは3分の1ぐらいの金額が目安です。

しかし、香典返しの金額を厳密に半額にする必要はありません。
大体3ランクぐらいで分けて考えればよいでしょう。

親族から高額な香典をいただいた場合は、「故人や遺族のために」という気持ちがこもっています。
そのため、4分の1ぐらいの金額の香典返しでも構わないでしょう。

香典返しの郵送についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
以上、香典返しの郵送について解説してきました。
参考にしていただけると幸いです。

今回終活ねっとのこの記事では、以下の事柄について解説してきました。

  • 以前は香典返しは喪主が一軒一軒、家を訪ねて持参するものだった。しかし、最近では香典返しを郵送する方も多くなっている。
  • 香典返しの相場は、いただいた金額の2分の1か3分の1ぐらいが目安。
  • 香典返しにはお礼状を一緒に入れて郵送するのが望ましい。
  • 香典返しを郵送するときは、忌明けから一カ月以内に着くように送る。忌明けが相手方にとっておめでたい時期と重なるのであれば、なるべく時期をずらすようにする。
  • 以前の香典返しは石鹸や洗剤、あるいは食べ物などの消耗品が良いとされてきた。しかし現在では自分で好きなものをチョイスできるカタログギフトなどが人気となっている。

香典返しは、喪主が葬儀の際にお世話になった方々への感謝のしるしとして贈るものです。
また、相手方との今後のお付き合いを円滑にするためにも大事なことです。

喪主側の方は、故人に成り代わってお礼をしています。
香典返しのマナーをきっちり守って送ることが、故人の供養にもつながるでしょう。

葬儀や香典返しのマナーはどれだけ知っていても損はありません。
この機会に、よく学んでおきましょう。

終活ねっとでは、葬儀や法事についてのマナーなども詳しく解説しています。
他の記事にもあわせて目を通していただき、ぜひ参考にして頂けると幸いです。

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