厄払いの服装はジーパンでは無礼ですよね?

人生の節目と言われる厄年とは?その時の厄払いはどのように行なわれるのか?いつ、どこで、服装は、お金は?服装だけでなく注意しなければならないマナーもいくつかあります。厄払いをするか、しないかは本人次第。厄払いの風習にかかわる事項をいくつかまとめてみました。

目次

  1. 厄払い、厄年って?
  2. どこでどうやって?厄払いの手順
  3. 厄払いのご利益は?
  4. 服装の他にも 厄払いのマナーいろいろ
  5. 「厄払いでの服装」 まとめ

厄払い、厄年って?

厄除け

大きな神社などの境内で、厄除祈願のお知らせをよく見かけます。

そこには厄年表があって、自分がいつその対象になるのかが解ります。男の場合は42歳、女性は33歳が本厄で、その前後の歳が前厄、後厄とされています。

「厄年」というのは災厄に遭いやすい年齢と言われていて、平安の時代からある風習ですが、はっきりとした根拠などは解りません。

また厄年というと悪いことが起きるという印象ですが、役割を担う年の役年から厄年になったといわれることもあり、地域によっては厄年に「厄祝い」を行なうところもあるそうです。

42歳、33歳というと青春期を過ぎて中高年への過渡期にあたる年齢です。男性の場合は社会的な責任も重くなって精神的、肉体的にも疲労などが多くなり、女性も子育てや主婦として非常に多忙な時期なので、不慮の事故やけが、病気などにもかかりやすい年齢と言えるでしょう。

この社会的、身体的に変化が起こりやすい時期、人生の節目になるとされている年を厄年として、神社などで御払いをしてもらう風習が「厄払い」、「厄除け」なのです。

数え年での年齢は?

厄年表には「数え年」でという注記をよく見かけます。年齢の数え方は今では「満年齢」がほとんどですが、これが一般に普及してきたのは実は戦後のことなのです。

数え年では産まれた時点を1歳として、そのあとは正月をむかえるたびに一つずつ年を重ねていきます。

ですから12月31日に産まれた赤ちゃんは次の日、1月1日には2歳になってしまうというわけです。

そういえば戦前や大正時代に生まれた高齢者の方から、戸籍上の誕生日と実際に産まれた誕生日が違うという話を聞いたことがあります。

昔は誕生日を特別な日として祝う風習はなかったそうで、都合のよい日を出生日として役所に届けていたようです。

満年齢で年齢を数えるように法令で決まったのは1902年、明治時代ですが実際の施行は戦後の昭和24年からとのことです。

厄払いについては、ほとんどの神社が数え年で行なっていますが、満年齢でのところもあるようなので、念のため事前に確かめたほうがよいでしょう。

厄払いと厄除け、何が違う?

ところで、「厄払い」と「厄除け」という言い方がありますね。どこか違うのでしょうか?
簡単な違いが2つあります。

厄払いは神社だけで行なわれますが、厄除けはお寺でも神社でも行なうことができると言われています。

でも実際にはお寺で厄払いを行なっているところもあります。

もう一つは、災いが起こる前に行なうか、起こった後に行なうかという点です。

「厄払い」は災いや不幸な出来事が起こった場合に、それを取り除くために行ないますが、「厄除け」は災いや不幸な出来事がまだ起こっていない時にそのようなことが起こらないようにするために行なうものです。

神社などの多くが「厄払い」とは言わず、「厄除け」としているのも平穏な世の中を願う表れなのかもしれませんね。

どこでどうやって?厄払いの手順

厄払い

厄払いをするのには。

有名な神社仏閣でも近所の神社でもご利益は変わらないと思います。厄除け、厄払いの案内があるところに聞いてみましょう。

厄除け、厄払いの時期は地域によって異なることもありますが、一般的には年明けから節分までに行なうことが多いようです。

特に決まりはありませんので、自分の都合の良い日にあわせれば良いのではないでしょうか。

厄除けなどの案内がある神社などなら、当日でも守札授与所などの祈祷受付所で申し込みを受け付けてもらえます。

お納めする初穂料なども必要になりますから、あらかじめ調べて確認しておいたほうが良いでしょう。

実際の御払い、厄除けでは何人かでまとまって社殿で祈祷を授かることになることが多いと思います。

20~30分ほどでしょうか。椅子などが用意されていることもありますが、板の間の場合もありますので、足のシビレには注意してくださいね。

厄払いのご利益は?

厄払いのご利益はもちろん無病息災です。

出世昇進などの過度の期待をもっても、本来のことから外れたことが厄払いで叶えられることなどありません。

厄除け祈願をすると、神社などにお納めした初穂料に応じた授与品がいただけます。

写真は明治神宮での一例ですが、祈祷木札、祈祷御守、御神酒、参拝記念品などがあります。

神社などによって、初穂料の額によって木札の大きさが変わったり、御神酒が付かなかったり、いろいろのようです。

厄年の人はこの一年、家の新築や引越し、結婚、転職などの人生の一大イベントは避けたほうが良いと言われていますが、結婚や転職などはいかがなものでしょうか。

ともかく、次のようなことは注意したほうが良いのかもしれません。

  • 体調管理に注意する
  • 人の忠告やアドバイスに耳を傾ける
  • 規則正しい生活を送る
  • 物事をマイナスに捉えない
  • お金の浪費を避ける

この一年、自分自身をゆっくりと見つめなおして活力をチャージする期間として過ごす、それができれば厄年の一番の御利益になるのかもしれませんね。

服装の他にも 厄払いのマナーいろいろ

服装は

厄払い、厄除けは古くからの厳粛な風習です。

普段着で行かれる方もいるようですが、やはりきちんと正装していくのがお払いを受ける側のマナー
ではないでしょうか。

男性の場合は、スーツにネクタイ
女性は、スーツやワンピースでいいでしょう。

ジーパンやサンダル、スリッパなどもダメですし、露出の多いミニスカートなども不謹慎ですね。

社殿に入ったら帽子やコートは脱ぎ、ガムや飴なども口に入れないなど、基本的なマナーに気を付けてほしいところです。

神社などによってはホームページなどで服装について注記しているところもありますので、確認しておくと良いでしょう。

吉田松陰を祀っている世田谷区にある松陰神社のホームページには次のように記載されています。

「ご祈祷はご神前にて執り行われる神事です。本来は正装でのご参列が正式です。

平服にてもお受けしますが、神様に失礼のない服装でご来社ください。

特に夏季期間など短パンやビーチサンダル、タンクトップなどでご来社の方がおられます。

上記のような極度の軽装など、ご来社の際の服装がご祈祷に相応しくないと判断した場合には、受付をお断りしております。予めご了承くださいますようお願いいたします。」

気を引き締めて、ご祈祷していただきましょう。

その他、いろいろなマナー

神社、寺院にお願いすることなので、いろいろなことに気をつけたいものです。

厄払いの料金

事前に問い合わせてみるのが良いのですが、「お気持ちで」と言われる場合が多いと思います。大体の相場(5,000~10,000円)の金額で良いと思いますが、出来るだけ「新札」を用意しましょう。

料金を入れる袋

紅白の蝶結び・水引きの熨斗袋(のしぶくろ)」または「白封筒」を使用します。
表書きは、神社の場合は「御初穂料」、お寺の場合は「お布施」と縦書きにし、下段に厄払いを受ける人の名前を書きます。

お礼参り

お願いしてばかりで、あとは知らん顔では虫のいい話ですし、神仏に対してのマナー違反です。
厄払いをしてもらったところで、翌年の同時期にお礼参りをするようにしましょう。神社などに問い合わせれば、具体的な方法を教えてくれると思います。
いろいろなマナーに注意して気持ちよくお払いをしてもらいましょう。

「厄払いでの服装」 まとめ

平安時代の昔からある厄年でのお払い、社会的、身体的に変化が起こりやすい人生の節目になるとされている厄年に、神社や寺院でお払いをしてもらう風習ですが、お払いをしていただく時の服装の注意点の他、いろいろなマナーがあるので気を付けて臨みたいものです。

特に、厄払いをしてもらったら次に年には必ずお礼参りをすることを忘れないようにしましょう。

厄払いは必ずしなければいけないというものではありません。厄払いをしてもらったからといって、

その年、健康管理を怠ったり規律正しい生活を過ごさなかったりであったら何にもなりませんね。

厄払いをするか、しないかは本人の気持ち次第だと思いますが、神社などでの厳粛な雰囲気を経験するのも、たまには良いことかもしれませんね。

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