葬儀でお供えする生花ってなに?マナーを送る側と喪主側に分けて紹介

葬儀の際は、一般的に生花をお供えしたり、飾ったりしますよね。 故人と親しくしていたので、葬儀に生花を送りたいんだけど、という人もたくさんいます。 でも、いったいどんな生花を贈ればいいの?どこに注文すればいいの? 今回は、そんな生花についての疑問を詳しく解説します。

目次

  1. 葬儀の生花について
  2. 葬儀での生花の種類について
  3. 生花の注文方法
  4. 葬儀での生花マナーについて
  5. 生花の価格・値段の相場は?
  6. キリスト教の葬儀にも生花は送る?
  7. 葬儀の生花についてまとめ

葬儀の生花について

葬儀

葬儀に生花をお供えするのは、故人の魂を慰めたり、祭壇や会場を飾るためです。
そして生花には、いくつかの種類があります。

生花はご遺族の方や故人と親しかった人などが送るのですが、葬儀当日に参列できなかった人が送ることもあります。
しかし、いざ生花を送りたいと思った時、どうすればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

どこに注文すればいいの?
ご遺族の方に失礼にならないように送るにはどうすればいいの?
どんな生花を送ればいいの?
こんな疑問がありますよね。

そこで今回終活ねっとでは、葬儀の生花について解説します。

  • 葬儀での生花の種類について
  • 生花の注文方法
  • 葬儀での生花マナーについて
  • 生花の値段・価格の相場
  • キリスト教の葬儀の場合

以上について、詳しく解説していきます。
意外と知られていない生花についてのマナーなど、役に立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

葬儀での生花の種類について

葬儀

葬儀の際にお供えされる生花には、いくつかの種類があります。
この項では、葬儀での生花の種類について説明します。

供花

供花は、遠方で葬儀に参列することができない人が送ることが多いです。
また、親族一同や孫一同という形で親族が送ることもあります。
故人の職場関係者が供花を送るケースもあります。

花のスタイルとしては、フラワーアレンジ、籠アレンジなどがあります。
葬儀場のスペースによっては、フラワースタンドを送ることもあります。
花の色は白に限りませんが、落ち着いた色調のものになります。

枕花

枕花とは、故人の枕元に飾る花です。
通夜の前から、故人の枕元に飾るもので、枕飾りに使う花瓶に生けた花とは別のものになります。
故人と縁の深い人や、特に親しかった人が送ります。

通夜の前から葬儀が終わるまで、ずっと故人のそばに飾ります。
大げさなアレンジではなく、盛花か籠アレンジになります。

花輪

花輪も、供花と意味合いは同じです。
スタイルはお店の開店などで使われるものと同じですが、花の色は白を基調としたものです。

花輪を用いない地域もあり、最近では外観の関係から花輪を禁止している葬儀場もたくさんあります。
花輪はおもに、故人の職場関係者は取引先など、企業が送ることが多いです。

献花

キリスト教の葬儀では、参列者が祭壇に1本ずつ白い花をお供えします。
これが献花の元々の利用意図ですが、最近ではキリスト教以外でも行われています。

キリスト教の献花で使われる花は、白い生花です。
ユリやカーネーションなどがよく使われています。

キリスト教以外の献花では、色は問わずに故人が好きだった花をお供えすることが多いです。
しかし、バラはトゲがあるため、献花に用いられることはほとんどありません。
故人が生前、バラの花が好きだった場合は献花に使うことがあります。

生花の注文方法

困った人々

生花は、香典の代わりにお供えしたり、また遠方などで葬儀に参列できない場合に送るものですが、
いざ送ろうと思った時に、いったいどこに注文すればいいのか、また宛名と宛先はどうすればいいのか、悩まれる方は多くいらっしゃるかと思います。

ここでは、生花の注文方法について説明します。

生花はどこに注文するの?

生花は地域や風習によって違いがあります。
花屋でも注文することができますが、葬儀を担当している葬儀社に注文するのが一般的です。
しかし、葬儀場が葬儀社のものである場合、「他社生花店からの持ち込みは禁止」とされていることがありますので注意が必要です。

葬儀社に注文するには、まず葬儀が行われる会場に直接問い合わせます。
日程と喪家名(○○家)を伝え、担当している葬儀社と葬儀社の連絡先を聞くと、教えてもらうことができます。
葬儀が行われるのが、葬儀社の会場である場合はそのまま生花を注文します。

会場が葬儀社でない場合は、改めて葬儀を担当している葬儀社に連絡します。
葬儀の日程と喪家を伝え、葬儀社に生花を注文します。
生花代は直接葬儀社に支払うか、遠方ですと銀行振込になることがほとんどです。

宛先と宛名はどうする?

宛先と宛名は、基本的には喪主宛にします。
しかし、友人の親族が亡くなった時などに、喪主の名前がわからないという場合は、友人宛に生花を送ります。

面識がまったくない親族宛に生花を送った場合は、少し注意が必要です。
その場合は、会社名などを明記して自分が何者であるかを知らせます。
また、メッセージカードなどに故人との関係を書いて生花に添えるのもいいでしょう。

葬儀での生花マナーについて

葬儀

葬儀で生花を送る場合、ちょっとしたマナーに気を付けなければなりません。
生花の送り方や札名の書き方、また連名の方法など注意しなければならないポイントがいくつかあります。

ここでは、葬儀での生花マナーについて、生花を送る側のマナーや喪主側のマナーを詳しく説明します。

生花を送る側のマナー

生花を送る場合、ちょっとしたマナーがあります。
ここでは、生花を送る側のマナーを説明していきます。

生花の送り方は?

生花の送り方について紹介します。
生花を送る時に、注意する点が3つあります。

まず、訃報を聞いて生花を送る場合、喪家に直接連絡するのは控えましょう。
通夜前の喪家は非常に忙しくなるので、直接連絡すると迷惑にあたります。
葬儀会場や日程を問い合わせなければならない場合は別ですが、日程と会場がわかっている場合は、生花の相談は葬儀社に連絡するのがマナーです。

次に、生花を送るにはタイミングが重要です。
お通夜に間に合うように送るには、通夜式当日の午前中に届くように手配します。
葬儀告別式に送る場合は、前日までに届くようにします。

葬儀社によって違いはありますが、遅くても通夜式の3時間前には生花の手配を完了させないと間に合わないことがあります。
担当葬儀社に、生花の受付時間を確認すると良いでしょう。

最後に、供花を送る際に葬儀に参列する場合と参列しない場合は違いがあります。
遠方で葬儀に参列できない時に、供花を香典代わりにお供えする場合は、香典代わりとしてみなされます。
しかし供花を送り、なおかつ葬儀にも参列する場合は、別に香典を用意した方が良いでしょう。

生花の札名の書き方は?

続いて、生花の札名の書き方について見ていきましょう。

会社の代表者が生花を送る場合は、

〇〇株式会社 代表取締役
〇〇〇〇(名前)

と書きます。
(株)や(有)など略さずに、正式名称で書きます。
ただし、社名が長すぎて書ききれない場合は略すことがあります。

会社の社員の皆や部署など多人数で送る場合は、個人名を書ききれないので、

〇〇株式会社 営業部一同

と書きます。
この場合も、(株)や(有)は略さずに、正式名称で書きます。
上記と同じく、社名が長すぎる場合は略します。
また別紙に、個人名をまとめて書いたものを書いて供花に添えます。

故人の友人同士が生花を送る場合も、札名に「友人一同」と書きます。
部署などで送る場合と同じく、別紙に個人名をまとめて書き、供花に添えます。

会社など連名の場合の名前の書き方は?

会社などが連名で生花を送る時は、肩書のある人の名前が札名の一番右にくるように書きます。
肩書がある人同士が連名で送る場合も、役職が上の人の名前が右になるようにします。
同じ部署の人が連名で送る時は、会社部署の正式名称と、名前を書きます。

もし書き方がわからない場合は、葬儀社に相談しましょう。

生花を送るのは一基?一対?

かつては、供花スタンドなどは一対(2基)で送るのが基本とされていました。
しかし現在は、葬儀場のスペースの関係から生花は1基で送ることが増えてきています。
迷った場合は、葬儀社に相談するといいでしょう。

生花代の勘定科目は?

会社の経費で生花を送る場合、当然ですが帳簿に記載することが必要です。
その場合、生花代の勘定科目は何にあてはまるのでしょう?

一般的に、故人が会社の従業員であった場合や、故人が従業員の親族である場合は「福利厚生費」になります。
生花を送るのが従業員関係ではなく、取引先などの場合は「交際費」となります。

喪主側のマナー

ここまで、生花を「送る側」からの視点で解説してきました。
しかし逆に、「受け取る側」のマナーもあります。
ここでは、喪主側のマナーについて生花を置く順番やお返しなどを詳しく説明します。

喪主も生花を送るの?

生花は、親族であれば「兄弟一同」や「子供一同」「孫一同」といったものがあります。
しかし、肝心の喪主は生花を用意するのでしょうか?

喪主が生花を出すかどうかは、地域によって違いがあります。
喪主の個人名で生花を出す地域と、「喪主は受け取る側だから生花は出さない」という考え方の地域があります。

いずれにせよ、葬儀社に相談してみましょう。
葬儀社はその地域の葬儀を多く取り扱っているので、教えてもらうことができます。

生花を並べる順番は?

たくさんの生花を受け取った場合、生花を並べる順番には注意が必要です。
一般的には、祭壇の中央から故人の近親者などのご遺族の方や親族、次に故人と親しかった人、会社関係者の順に並べます。

しかし、生花の大きさのバランスなどによっては順番を変更することもあります。
葬儀社に相談しながら並べていくと良いでしょう。

生花を頂いた人にお返しとお礼状は必要?

香典をいただいた場合、一般的には「香典返し」は必要です。
しかし、生花をいただいた時に、お礼はどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、お返しとお礼状の必要性について3つのパターンを見ていきましょう。

  • 生花だけをいただき、葬儀には参列しなかった場合:お花をいただいたお礼と、無事に葬儀が終わったことの報告を、葬儀後なるべく早く手紙で伝えます。
    基本的にはお礼状だけで、お返しにあたる品物は送らないことが多いです
  • 生花をいただき、葬儀にも参列していただいた場合:会葬礼状と、香典返しを渡します。
  • 葬儀に参列して、生花とは別に香典もいただいた場合:会葬礼状と、香典返しを渡します。
    香典をいただいたことを考慮して、香典返しは少し予算を増やします。

ちなみに、香典返しは「即日香典返し」として葬儀当日に渡す場合と、忌明けの四十九日のタイミングで渡す場合があります。
地域によって違いがありますので、葬儀社に確認しておきましょう。

また、お礼を返す際に漏れがあってはいけません。
生花をいただいた時は、必ず送り状がついています。
通夜・葬式の間は何かと忙しくなりますが、生花の送り状はきちんと保管しておきましょう。

葬儀の生花を持ち帰るのはNG?

葬儀の際は、祭壇や供花などたくさんの生花が飾られます。
中には、普段見かけないような高価なお花が飾られることもあります。
葬儀の生花を持ち帰るのは大丈夫なのでしょうか?

結論からいえば、葬儀の生花を持ち帰るのは可能です。
ただ葬儀社の都合で、出棺後すぐに生花を処分してしまうこともあります。
生花を持ち帰りたいという旨を、出棺前に葬儀社に伝えておくと良いでしょう。

また、葬儀が終わった後に葬儀社のほうから、「お花をお持ち帰りください」と言われることもあります。
葬儀社によって、花束にするための準備もしてくれている場合もあります。
さらに気の利いた葬儀社では、葬儀に使ったお花を花籠やアレンジにしてプレゼントしてくれることもあります。

ただし、これは地域によって違いがあります。
葬儀に使った花は縁起が悪い、と考えられている地域もあります。

しかし、基本的には葬儀の生花を持ち帰ることは問題ありません。

生花の価格・値段の相場は?

お金

葬儀に生花を送りたいけれど、生花の費用の相場はどれくらいかかるのか、気になりますよね。
しかし、生花は日常的に買うものではないので、値段がわかりづらいですよね。
ここでは、生花の価格・値段の相場をまとめました。

生花を一基で送る場合

生花を1基で送る場合、全国平均で1万5千円前後の価格帯のものが主流となっています。
大きさにもよりますが、小さなスタンドですと1万円前後から、スタンドが2段になっていてお花も豪華なものになると、3万円前後です。

1万5千円前後の生花スタンドには、菊を中心にデンファレやユリが多く使われています。
3万円前後の生花スタンドになると、胡蝶蘭などの高価な花が使われ、見た目も豪華です。

スタンドではなく籠花アレンジですと、もう少し価格が安くなります。
高さ・幅ともに40センチほどの小さなものなら5千円前後、高さが80センチくらいの豪華なものでも2万円前後です。
生花アレンジの相場平均は、1万円前後となっています。

最近では少ないですが、花輪の相場は1万円から2万円です。
相場平均は、1万5千円前後になっています。

生花を一対で贈る場合

生花を一対で送る場合は、1基の倍の値段となります。
この場合の費用の相場は3万円前後から6万円前後となります。

キリスト教の葬儀にも生花は送る?

葬儀

これまで、仏式の葬儀の供花について書いてきました。
しかし、キリスト教の葬儀にも生花を送ることができます。

キリスト教の場合は、小型の籠アレンジが多く使われます。
また、教会に直接生花を送るのではなく、故人の家族宛に送ります
そのため、自宅から教会に持ち運ぶ際に便利な籠アレンジを用意するのです。

加えて、キリスト教の葬儀に送る生花には、名札をつけません。
棺の周囲には、名札やカードを取り外した生花のみを飾るのがキリスト教の伝統になっています。

葬儀の生花についてまとめ

葬儀

今回終活ねっとでは、葬儀の生花について解説してきましたが、いかがでしたか?
この記事では以下の点を中心に解説しました。

  • 葬儀に生花をお供えするのは、故人の魂を慰めたり会場を飾るため
  • 生花といっても、枕花・供花・花輪・献花などの種類がある
  • 生花は一般的に、葬儀を担当する葬儀社に注文する
  • 生花を送る際は、喪家に直接連絡することは控え、葬儀社に相談する
  • 会社名や連名で生花を送る場合は、札名の書き方い注意する
  • 生花は、並べ方に順番があるので気を付ける
  • 生花を送られたら、喪主は送り状をきちんと保管しておき、きちんとお礼状を出す
  • 生花の相場・価格について
  • キリスト教の葬儀に送る生花

葬儀に使われる生花はには、いろんな役割があります。
故人を慰めたり、会場が寂しくならないように飾られたりなどの役割があります。
葬儀には、生花は欠かすことのできない存在です。

しかし、送る場合・受け取る場合には、ちょっとしたマナーと気遣いも必要ですね。
葬儀に生花を送ることをお考えの方にとって、今回の記事がご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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