インドの火葬の実態とは?火葬方法やサティーについても紹介!

皆さんは、インドでどのような埋葬方法がとられているかご存知ですか? 実はインドでは火葬が一般的で、ヒンドゥー教の宗教観に基づいた独自の火葬方法がとられています。 今回は、インドの火葬の実態やサティーの文化などについて紹介します! ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. インドの火葬について知ってますか?
  2. インドの火葬はどのようにして行われるの?
  3. インドの火葬場は撮影しても良い?
  4. インドの火葬ツアーはある?
  5. ヒンドゥー教の聖地”バラナシ”
  6. サティーについて
  7. インドには土葬の文化もある
  8. インドの火葬についてまとめ
  9. 終活ねっとが運営する「親切なお葬式」

インドの火葬について知ってますか?

火葬

世界では様々な埋葬方法がとられています。

その中でもヒンドゥー教徒が多いインドでは、火葬が一般的にとられています。
今回はそんなインドの火葬について、

  • インドの主流の葬儀方法は?
  • ヒンドゥー教の教えとは?
  • インドの火葬の仕方
  • サティーについて
  • インドの土葬文化について

以上のことを中心に紹介していきたいと思います。

インドの火葬はどのようにして行われるの?

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日本では火葬の現場を遺族以外が見ることはできませんよね。
火葬のやり方もクリーンかつ短い時間で行われます。

しかしインドの火葬現場では、私たちが普段イメージしているものを一蹴するような方法で行われています。

では、インドでの火葬方法をさっそく紹介していきたいと思います。

ヒンドゥー教の教義

まず、ヒンドゥー教の教義について簡単に触れておきたいと思います。

ヒンドゥー教にはそもそも教祖が存在しません。
ヒンドゥー教の教えは「天啓聖典」などの文献、神々への讃歌によって示されています。

ヒンドゥー教では、現世の行い(業)が来世の運命を決め、前世の行い(業が)現世の運命を決定しているとされています。

この3世(過去・現在・未来)の生死の繰り返しを「サンサーラ」と言います。
人々は輪廻転生を繰り返すたびに苦悩しながら、その苦しみに耐えていかなければなりません。

しかし、ガンジス川付近で亡くなった人は生の苦しみから解放されるという考えがあります。
こうしたヒンドゥー教の教義によって、ガンジス川での火葬が始まりました。

インドでは火葬が主流?

インドでは国民の8割がヒンドゥー教徒です。
ヒンドゥー教では、人が亡くなると火葬をするのが一般的です。

日本では、きちんとした火葬場の建物があり、遺体を入れた棺が用意されています。
しかし、ヒンドゥー教の火葬は、日本のような形態ではありません。

インドの火葬場は屋外にあります。
遺体は布に包まれて火葬場に運ばれ、薪で遺体を覆い、薪に火をつけて行われます。

使える薪の量は、火葬場に支払う金額によって決まります。

貧しい人々は遺体を完全に燃やせるだけの薪を用意できないこともあります。
その場合は、遺体の一部が燃え残ってしまう場合もあるようです。

火葬が終わると、遺体はガンジス川に火葬職人によって投げ入れられ、自然葬が行われます。
火葬の現場は、ガンジス川付近へ行けば見に行くことができるようです。

ヒンドゥー教徒でも火葬ができない人がいる

インドでは、火葬することができない人々もいます。

例えば、蛇に噛まれて死んだ人や子供、妊婦などは火葬することができません。
火葬できない人々は、そのまま川に流すという決まりがあります。

火葬をしてガンジス川に遺灰を流すということは、ヒンドゥー教徒にとって特別な意味を持ちます。

ヒンドゥー教では、ガンジス川で死ぬことが解脱できる機会として最大の幸福だと考えられているからです。

インドにお墓はないの?

では、インドにはお墓はないの?と思われる方もいると思います。
そもそもインドには、タージマハールと言われる世界遺産にも登録されている有名なお墓がありますよね。

もちろんインドにもお墓はあります。

しかし、タージマハルはイスラム教のムガール帝国のお妃様のお墓です。
ヒンドゥー教徒にとっては、ガンジス川がお墓であると言われています。

インドの火葬はどこで行われるの?

インドの火葬はヒンドゥー教の聖地と言われるバラナシで主に行われています。
しかし実は、バラナシのほかにもガンジス川のほとりには火葬場が点在しています。

先ほど紹介したように、火葬場といっても日本のように建物があるわけではありません。
火葬はガンジス川の河岸で行われ、火葬現場の実際の様子を隠す意識はないようです。

インドの火葬場は撮影しても良い?

カメラ

インドの火葬現場は、場所によって撮影ができる場所とできない場所があります。

バラナシの火葬場では、撮影は固く禁止されています。

しかし、バラナシ以外の火葬場では、「むしろ天寿を全うした人の最期を見てくれ」と撮影を歓迎するところもあります。

インドの火葬ツアーはある?

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火葬ツアーと呼ばれるものはありません。

しかし、ガンジス川周辺を観光するツアーはあります。
ガンジス川にはいくつもの火葬場があり、近くへ行けば火葬の現場を見ることができます。

ヒンドゥー教の聖地”バラナシ”

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ヒンドゥー教の聖地であるバラナシは、別名「大いなる火葬場」と呼ばれています。
インド最大の宗教都市であるバラナシには、インド国内外から多くの人々が訪れます。

バラナシでは、ガンジス川で最期を迎えたいという死者の遺体が絶えず運ばれてきます。
バラナシの火葬場では年中休むことなく、火葬が行われています。

なお、ここでは先にも紹介したように火葬現場の撮影は厳格に禁止されています。

サティーについて

妻

皆さんはサティーという言葉をご存知ですか?

サティーとは、ヒンドゥー教の社会的慣習で、先に亡くなった夫を火葬している炎に妻が飛び込むという何とも恐ろしい儀式のことです。

サティーはかなり古くから見られていましたが、その始まりははっきりとはわかっていません。
しかし、中世になってインドに広まっていきました。

サティーとは本来、「貞淑な女性」を意味します。
夫と共に妻も逝くことが、ヒンドゥー教では良き妻の鏡であると考えられていたといいます。

禁止法の普及によって、20世紀初めからほとんど見られなくなりました。
しかし、現在でもインドの一部地域ではまれに慣業として行われ続けています。

インドには土葬の文化もある

お墓

では、火葬が主流であるインドでは土葬の文化はないのでしょうか?

土葬をするにはお墓が必要ですよね。

インドで8割以上を占めるヒンドゥー教徒は、お墓を持つ文化がありません。
しかし、その他およそ2割を占めるイスラム教徒やキリスト教徒はお墓を持ちます。

インドではタージマハールなどのお墓が有名ですが、少数のイスラム教やキリスト教のものです。
そのため、インドには宗教割合的に土葬の文化が根付いていないといえます。

インドの火葬についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回の終活ねっとでは、インドの火葬について以下のことを解説していきました。

  • インドではヒンドゥー教徒が全体の8割を占めており、火葬が主流である
  • ヒンドゥー教では輪廻によって受ける生が人間を苦しめるものと考えられているが、ガンジス川に遺灰を流せば苦しい世の中から解脱できると考えられている
  • 火葬はガンジス川の河岸で行われており、ご遺族以外も火葬を見ることができる
  • サティーはヒンドゥー教では「良き妻」を表す儀式である
  • インドの土葬の文化は、少数のイスラム教やキリスト教の間で行われている

ヒンドゥー教が大半を占めるインドの方々にとっては、ガンジス川で火葬ができるということは最上の最期の迎え方と考えられています。

終活ねっとでは「終活」について様々な記事を掲載していますが、世界には様々な最期の迎え方があることを頭の片隅にでもとめていただけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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