エンディングノートに法的効力はある?遺言書との違いも含めて解説!

終活を行う時にエンディングノートを作成される方も多いのではないでしょうか?エンディングノートに書いたものは法的効力はあるのでしょうか?そこでエンディングノートの法的効力についてと遺言書との違いについて解説します。

目次

  1. エンディングノートの効力について
  2. エンディングノートとは
  3. エンディングノートに法的効力はあるの?
  4. エンディングノートと遺言書の使い分け方
  5. エンディングノートを書く時のポイント
  6. エンディングノートの効力まとめ

エンディングノートの効力について

人々

最近では積極的に終活を行う方も増えてきています。

終活のことについて書いてある書籍や終活を詳しく説明してくれるセミナーなども人気があり、自分も始めてみようかと思われている方もいるのではないでしょうか?

終活を行う方法としてよく言われるのがエンディングノートを作成するということです。

エンディングノートとはいったい何を書けばよいのでしょうか?
法的効力はあるのか遺言書とは違うものなのか、という疑問も出てきますよね。

そこでこの記事ではエンディングノートの効力について以下のようなことを詳しく説明します。

  • エンディングノートとは?
  • エンディングノートに法的効力はあるのか?
  • エンディングノートと遺言書の違い
  • エンディングノートを書く時のポイント

終活=エンディングノートということが思い出されますが、エンディングノートの書き方にも注意点があります。
エンディングノートの意味をよく理解したうえで作成したほうがより良い終活が行えます。

法的効力の有無などを良く学んでから終活を始めるようにしましょう。

エンディングノートとは

人々

エンディングノートとは終活を行う際に自分の葬式の方法やお墓の問題、病気になった時の対処法など自分の希望を書いておくノートです。

他にはご家族様へのメッセージを書いてもいいでしょう。
自分の今までの人生を振り返り、残りの人生を充実させるためにやりたいことなどをリスト化して書き込んだりもします

エンディングノートは文房具店や書店でも販売されていますが無料でもらえるところもありますしダウンロードすることもできます。

エンディングノートとして用意されているものは、書き込んだ方が良いものを説明と共に載っているのでわかりやすいですが、普通のノートに書いても構いません。

どうしてエンディングノートを書くのか

ではどうしてエンディングノートを書くのでしょうか

エンディングノートは将来、家族や身近い人が読むことが前程です。

会話ができない状態になったり、亡くなった後、言い残したことがないように生前に書き残しておくノートのことをエンディングノートと呼んでいます。

エンディングノートは絶対書かなければいけないというものではありませんが、自分の希望や伝えたいことを書き込んでおくことで残されたご家族様も助かります。

心残りや気になることを書いておき、満足して最期の時を迎えられるようににエンディングノートを活用されてはいかがでしょうか?

エンディングノートの書き方

エンディングノートの書き方に決まりはありません。

一般的には葬式の形やお墓についてや、延命治療が必要になった時の対処法など自分の希望を書きます。

通帳や印鑑、権利書などの重要書類の置いてある場所、デジタル遺品になりうるもののパスワードやアカウント名、借金やローンなどのマイナス資産の詳細を書かれる方もいます。

他には自分史や家系図、自分がやりたい事、食べたいものなどをリスト化してもいいでしょう。
ご家族様への最後のメッセージを書いてもいいかもしれません。

エンディングノートに法的効力はあるの?

困った人々

ところでエンディングノートに財産分与の件などを書いた時、法的効力はあるのでしょうか?
ここではエンディングノートの法的効力について解説します。

エンディングノートに法的効力ない!

エンディングノートは何を書いてもいいのですが、基本的にはご家族様に伝えたいことや自分の希望を書きます。

しかしエンディングノートには法的効力が無いため、希望を書いても必ず実行されるとは限りません。

特に財産分与や相続に関してはエンディングノートにいくら自分の希望を書いても、ご家族様が納得できなければ意味のないものになってしまいます

エンディングノートと遺言書は違うということを理解しておきましょう。

エンディングノートと遺言書の違い

それではエンディングノートと遺言書の違いを比較しながら見ていきましょう。

エンディングノートは書き方などの決まりは一切ありませんし、どこに書いても構いません。
手書きである必要もありませんしスマホやパソコンを使っても大丈夫です。

一方、遺言書は正式な書き方があり法律でも認められる重要書類になります。
遺言書は正確に書かないと法的効力が失われてしまいます

遺言書は遺産相続に関しての事柄を書くのに対し、エンディングノートはご家族様へのメッセージや自分の希望を書きます。

生前のことを書けるか、書けないか

エンディングノートはご家族様に伝えたいことを書いて自分の死後に読んでもらうとためのものという意味もありますが、自分の残りの人生を有意義に過ごすために活用しても構いません

行きたい場所や食べたい料理をリスト化して、クリアするごとにチェックを入れていくという使い方もできます。

対して遺言書は相続に関しての自分の希望を書いて封印しますので、生前に遺言書を開封することはできません。

遺言書は自分の死後の財産の扱い方について書いているものなので、生前に財産を渡した場合には遺言書は必要ないということになります。

遺産相続の手続きができるか、できないか

エンディングノートでは遺産相続の手続きはできません

例えば自分の財産の一部を法定相続人以外の第三者に譲りたいと希望した場合、エンディングノートに書いても法的効力が無いため実行されないことがあります。

正式な遺言書なら自分の希望通りの遺産相続が実現できます

遺言書には法的効力があるため書いた内容通りに遺産相続の手続きを行うことができます。
もし裁判所での争いに発展した時も、遺言書の有ると無しとでは結果がかなり変わってきます。

エンディングノートと遺言書の使い分け方

困った人々

エンディングノートと遺言書は上手に使い分けるようにしましょう。

遺言書では財産や相続のことについて記入し、エンディングノートで自分の希望、ご家族へのメッセージを書きます。

エンディングノートに記入したことには法的効力がありませんので、自分の希望通りに必ず実行して欲しい項目がある場合は、正式な遺言書を作成しましょう。

特に財産分与や相続に関しては、エンディングノートに書いただけでは意味のないものになってしまう可能性があります
逆に法的効力が無いために相続争いの火種になってしまう場合もあるということを覚えておきましょう。

エンディングノートを書く時のポイント

人々

次にエンディングノートを書く時のポイントについて解説します。

エンディングノートは好きなように書いてもいいのですが、のちにご家族様や身近い人が読むということが前程です。
メモ書きのように意味の分からない文章にしてしまうと後で読んだ方に自分の思いが伝わりません。
読み手に伝わりやすい文章を書くように心がけましょう

自分の思いを全て書く

エンディングノートには自分の思いを素直にすべて書くようにしましょう。

将来、会話ができない状態になった時や亡くなってしまった時に言い残したことがあっても伝えられません。

体裁や見栄は必要ありません。
今、読まれると照れくさい事柄もあるかもしれませんがエンディングノートには伝えたいことをすべて書くようにしましょう

書きやすい項目から書いていく

エンディングノートに書き込む内容は多岐にわたるため、自分にとって書きやすい項目から書いていくことが大切です。

エンディングノートに書く内容は、一般的には以下の事柄があげられます。

  • 希望する葬式の形式
  • お墓や納骨堂について
  • 介護や延命治療が必要になった時の対応
  • 資産の内訳
  • デジタル遺品になりうるもののパスワードやアカウント
  • 重要書類や印鑑の置き場所
  • ご家族様へのメッセージ
  • 自分史や親族との関係
  • 友人やかかりつけの病院、菩提寺などの住所

その他、形見として受け取ってほしい品物についてのエピソードや残りの人生で行いたい事、行きたいところなどを書いても構いません。

すべて書く必要はありませんので自分が書きたいと思った項目から書き始めていきましょう。

書き始める年齢を気にしない

終活と言えば高齢者かあるいは余命宣告を受けた方が行うイメージがありますが、若くても健康でも終活を行っても構いません。

エンディングノートも一度書けばそれで完成ということはなく、時間の経過とともに書く内容も変化していきます
エンディングノートは何度書き直しても大丈夫です。

早めに始めて自分が納得できるエンディングノートを目指しましょう。

また今の生活がいっぱいで終活どころではない、あるいは高齢であってもエンディングノートを書く気になれないという方は書きたいと思った時に書き始めても構いません。

エンディングノートは絶対書かなければいけないというものではありませんので、書くことが負担になるのであれば無理に書く必要はありません。

エンディングノートの効力まとめ

人々

いかがでしたでしょうか?
終活におけるエンディングノートの効力について解説しましたが参考になりましたでしょうか?

この記事では以下のようなことを掲載しています。

  • エンディングノートとは自分の希望やご家族様へのメッセージを書き記すノートのことである
  • エンディングノートに書いたことは法的効力が無いため、必ず実行されるとは限らない
  • 資産価値のあるものの相続に関することは、エンディングノートに書くのではなく法的効力のある遺言書を作成したほうが良い
  • エンディングノートは年齢にかかわらずいつから書き始めても良く、書きやすい項目から書いても良い
  • エンディングノートには言い残したことがないように素直に自分の思いをすべて書くようにしましょう

終活と言うのは自分の今までの人生を振り返り、残りの人生を充実した幸せな日にするために行う活動です。
それと同時に残されるご家族に迷惑や負担をかけないようにするための準備とも言えます。

エンディングノートは遺言書と違い法的効力はありませんが、自分の思いをご家族様に伝えることができるものです
少しずつでもゆっくりでも構いませんので自分の思いをすべて書き記してみませんか?

終活ねっとでは、エンディングノートや遺言書の書き方のほか、終活を行う際に役に立つ情報を多数掲載しています。
他の記事も併せてお読みくださり、少しでも終活の手助けになればうれしく思います。

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