古いお墓はどうすればいい?墓じまい・改葬のやり方を紹介します

建てたばかりのころはとてもきれいだったお墓も年月が経つとそれだけ古いものになります。もし、年月が経って管理する人がいないということになった場合、いったいどのようにすればよいのでしょうか。今回は古いお墓をいかにして処分するかについて見ていきましょう。

目次

  1. 古いお墓について
  2. 古くなったお墓はどうすればいいの?
  3. 古いお墓を撤去するまでの流れ
  4. 処分したお墓はどうなるの?
  5. 古いお墓についてまとめ

古いお墓について

お墓

お墓も建てたばかりの頃は美しく見栄えの良いものですが、石材でできている以上、年月を経れば古くなっていきます。
それも、多くの場合は外で風雨にさらされている状態となっているため、年月が経つうちに墓石が劣化していくということも少なくありません。

ひどくなると、ご遺骨を納めてあるお墓のカロート(納骨室)に水が溜まったり、墓石が何らかの原因によって欠けたりするといった不具合にも遭遇することもあります。

また、昨今の少子高齢化などの社会的な影響で、ご家庭によっては古いお墓の面倒を見てくれる方がいないという問題に直面する場合も少なくありません。

いずれにしても、お墓が古くなってくれば、必ずどこかの段階で何とかするという選択肢を取らなければいけない時がやってきます。
そこで今回は、古い状態になったお墓をどのようにすればよいかについて見ていきましょう。

なお、今回のこの記事では

  • 古い状態になったお墓はどのようにすればよいか?
  • 古いお墓を撤去するまでの流れとはどのようなものか?
  • 処分したお墓は最終的にどうなるのか?

という3つのポイントを軸に、古いお墓について内容を進めていきます。

家にある古いお墓についてどうしようか悩んでいる方や、終活で今後のお墓の処理について検討されている方にはぜひ参考にしていただければ幸いです。

実際に墓じまいを検討されている方は、終活ねっとの墓じまい代行サービスをぜひご利用ください。

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古くなったお墓はどうすればいいの?

お墓

まずは、現時点で古くなったお墓がある場合、どのようにメンテナンスを施すか、またこの先どのようにしていくべきかなど、古くなったお墓はどうすればいいのかについて考えてみましょう。

ここでは、古いお墓のクリーニングと、お墓そのものを撤去するという方法について見ていきます。

墓地・墓石クリーニングをする

現時点で所有しているお墓で、古くはなってきたもののまだまだ管理していくことができるという状態であれば、定期的な墓地・墓石クリーニングがおすすめです。

お墓も長い間屋外に雨ざらしの状態になっていれば、自然と汚れがついてきます。
やはり、お参りするたびにきれいにすれば、見栄えもよくなりご先祖様の喜ぶさまが目に浮かぶというものです。

クリーニングに必要な用品としては、スポンジや雑巾、歯ブラシといった墓石を傷つけない程度に拭くことのできる掃除用具、そして墓石用洗剤と水です。
頑固な汚れにたわしを使う場合もありますが、金属製のものは逆に墓石に傷がつくため控えましょう。

基本的には水拭きで行い、お墓の文字の部分は歯ブラシで丁寧に汚れを落としていきます。
なお、一番最後には水分を残さないようにすることが大切です。

お墓を撤去をする

お墓そのものが古くなって、あまりにも見栄えがよくない場合や、この先管理していく人が見当たらないという場合は墓じまいをするという選択肢があります。
ここでは、古いお墓の墓じまいについて見ていきましょう。

墓じまいとは?

墓じまいとは、解体や撤去によってお墓そのものを墓地や霊園からなくすことを指します。

お墓を解体・撤去した場合、それまでお墓の敷地として使っていた土地はお墓を建てる前の段階の更地として元の持ち主(その墓地や霊園の管理者)に返すことになります。

墓じまいをする場合は、事前にご家族の中でよく話し合ったうえで、お墓を建てた石材店や菩提寺の方に相談や段取りをするようにしましょう。
石材店の方には事情をよく話して理解してもらうことも大切です。

さらに、お墓が寺院墓地にある場合は、そこを管理している寺院の方にもよく話して理解してもらう必要があります。

墓じまいにかかる費用

そうなると、墓じまいにはどのくらいの費用が必要なのでしょうか?

まず、墓じまいに必要な費用の項目として、お墓の撤去のための工事費用とご遺骨を取り出す際の費用、そして寺院墓地の場合は離壇料も加わります。

工事費用は基本料金として1平方メートル当たり10万円前後が相場です。
ただし、追加料金が必要な場合はさらに高くなります。

次に、ご遺骨を取り出す際の費用ですが、これにはその際に行われる閉眼供養のお布施やカロートのふたを開けてもらう際の作業工賃が主です。
閉眼供養のお布施の方が1万円から5万円、カロートのふたを開ける際の作業費用が1万円から2万円という相場です。

最後に離壇料についてですが、これはお墓を管理している寺院との付き合いや、寺院の格にもよりますが、3万円から10万円、由緒正しい寺院であれば20万円が相場です。

古いお墓を撤去するまでの流れ

お墓

ここまで古いお墓をどのようにするかという方法について見てきました。

それらの方法のうち、最近増えているのが墓じまいです。
近年ではお墓の管理をする人が見当たらないというご家庭も増えており、結果として古くなったお墓を墓じまいという形で撤去するという方も少なくありません。

そこでここでは、墓じまいの流れについて見ていきましょう。

墓じまいをする

墓じまいは、以下のような流れで進んでいきます。
その多くはしかるべき場所で必要書類を発行してもらい、必要な供養を執り行うといった段取りとなります。

改葬許可申請書をもらう

墓じまいの後に改葬を行う場合は、改葬許可申請書を役所でもらう必要があります。
お墓の使用者の名前や住所、捺印と亡くなった方の本籍地や住所、改葬の理由および改葬先を記入することとなります。

お墓がある寺院や霊園から許可をもらう

次に、現時点でお墓がある墓地や霊園の管理者から許可をもらう必要があります。
特に、管理者が寺院の場合はきちんと誠意をもって事情などを話さないと許可をもらえなかったり、法外な離壇料を請求されるといったトラブルになりかねません。

許可をもらえれば、そこで埋葬証明書を発行してもらうことになります。

改葬先で使用(納骨)許可書をもらう

改葬する場合は、新たにお墓を建てる墓地や霊園の管理者から使用許可書(受入許可書)を発行してもらいます。
申請用紙は、改葬先の墓地や霊園の管理事務所にあります。

ただし、ご遺骨を自宅で保管する際には必要がありません。

改葬許可証を発行してもらう

埋葬証明書と使用許可書、そして改葬許可申請書がそろいましたら、必要事項が明記されているかを確認したうえで、市区町村役所の改葬許可関係の窓口に提出しましょう。

その後数日経って改葬許可証が発行されれば、改葬が可能となります。

ご遺骨を取り出す

必要書類をそろえたら、お墓にあるご遺骨を取り出す準備を行います。
具体的には、古いお墓の閉眼供養や、ご遺骨を取り出す際にカロートのふたを開ける作業の依頼です。

閉眼供養の依頼先は基本的には菩提寺に、カロートのふたを開ける作業は日頃お世話になっている石材店ということになります。
閉眼供養を行い、ご遺骨を取り出す日程や段取りについてよく相談することも大事です。

当日は平服で参列する場合が多いですが、古いお墓のある場所によっては汚れないような格好にすることも必要となります。

改葬先にご遺骨を移動する

改葬する場合は、改葬先の墓地・霊園にご遺骨を移動することとなります。

改葬先で改葬許可証を提出し、そこで開眼供養を行ったうえで、ご遺骨を納骨します。
開眼供養やそれに伴う作業の方も寺院や石材店に依頼することは不可欠です。

解体作業へ

閉眼供養が終わり、ご遺骨の取り出しも終われば、後は古いお墓そのものの解体・撤去の段階に入ります。

解体作業そのものは閉眼供養やご遺骨の取り出しの直後に行われる場合もあれば、別の日にあらためて行われる場合もあります。

どちらにしても1日ほどで完了し、更地になった後で管理者に返されることとなります。

処分したお墓はどうなるの?

お墓

解体・撤去された古いお墓は最終的にどうなるのでしょうか。
ここでは、解体した古いお墓のその後について見ていきましょう。

解体の時点でお墓はただの石材という扱いになるため、産業廃棄物としてリサイクルされることが多いです。
より具体的には、専門の業者が「廃棄物管理票(マニフェスト)」などの公的書類を発行し、自然石を加工した「鉱さい」という扱いで処分します。

ただし近年、悪質な業者による古い墓石の不法投棄がニュースでも取り上げられるなど問題となっています。
このような業者に出会わないためにも、古いお墓の解体はきちんとしたところに依頼するようにしましょう。

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墓じまいに必要な行政手続きから、改葬先の永代供養の手配までしっかりとサポートいたします。
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古いお墓についてまとめ

お墓

古いお墓をどのようにすればよいかについていろいろと見てきました。
今回の内容をまとめると以下のようになります。

  • 古くなったお墓については、そのまま管理を続ける場合であればクリーニングが、管理できない場合はお墓をしまうという選択肢がある。クリーニングの場合、雑巾などの墓石を傷つけない掃除用具で水拭きするのが基本である。一方、お墓を撤去する場合は、事前にご家族で話し合ったうえで、菩提寺や石材店に相談・依頼するという段取りになる。
  • 古いお墓を撤去するまでの流れとしては、改葬するという場合であれば改葬許可証を発行してもらう。そして、現在あるお墓にて閉眼供養を執り行ってご遺骨を取り出す。その後、改葬の場合は改葬先で改葬許可証を提出したうえで、開眼供養を行い納骨する。その後、古いお墓はそのまま業者に解体され、敷地は更地に戻したうえで墓地や霊園の管理者に返される。
  • 撤去された古いお墓は産業廃棄物としてリサイクルされることが多い。ただし、業者の中には不法投棄をする悪質なところもあるので、古いお墓の処分の際の業者の選定の際には気を付ける必要がある。

古いお墓をどのようにしていくかについては、終活の中でも非常に大きなテーマとなることが多いです。

この先も管理してくれるという方がいる場合はその際に困らないように手を打つ必要がありますし、一方この先管理してくれる方がいないという場合はお墓の撤去という選択肢も考慮する必要があるといえるでしょう。

いずれにせよ、最も納得のいく選択肢を選ぶことができるように、日頃からご家族などで話し合っておくことが大切です。

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