終活で自分史の書き方のポイントや書く理由についてご紹介します!

もし終活のひとつとして自分史という形の文書やメッセージが残されていれば、喪失感のある家族にとって癒しとなり、故人の家族への思いや人生経験を学ぶことができる貴重な財産となります。この記事では終活における自分史を書く理由と書くポイントとをご紹介します。

目次

  1. 終活における自分史について
  2. なぜ終活で自分史を書くのか?
  3. 自分史の書き方のポイント
  4. 終活で自分史を残す方法
  5. 自分史に関する本
  6. 終活における自分史まとめ

終活における自分史について

自分史を書く

終活は自分の人生の終末期を考え、残りの人生を最後まで幸せに送れるようにするための作業です。
誰でも残された人生を、最後まで楽しく幸せに過ごしたいと思うのは自然な感情です。
エンディングがあれば当然オープニングもあります。

この世に生を受け人生が始まり、家族を含む沢山の人達との出会いがあって今があり、その延長線上に人生の終焉があります。
終末期とは単独に存在するのではなく、自分の人生の延長線上にあることから、より良い終活をするには過去の自分と向き合う必要が生じます。

そこで今回終活ねっとでは、この終活における自分史について

  • なぜ終活で自分史を書くのか?
  • 自分史の書き方のポイントとは?
  • 終活で自分史を残す方法とは?
  • 自分史に関する本の紹介

の4つの内容にそってご説明いたします。
まず最初に、なぜ終活で自分史を書くのか、その必要性を考えることにしてみましょう。
終活の一環で自分史について考えている方はぜひ参考にしてみてください。

なぜ終活で自分史を書くのか?

自分史を書く必要

この記事では終活における自分史について解説して行きますが、まずはなぜ終活において自分史を書くのか、終活において自分史を書く理由について紹介していきます。

自分の人生を振り返ることができる

終活で自分史を書くことで自分の人生を振り返ることができます。

では、そもそもそもそも自分史とはなんでしょうか?
大辞林によると自分史とは自分の人生を自ら書きつづった記録とあります。

人は過去の歴史から謙虚に学ばないと同じ過ちを繰り返すと言います。
自分が失敗したり誤ったりしたことを繰り返すようでは、終活とは言えませんよね。

ポイントは自分史を書くことで自分と素直に向き合えることから、真摯に人生を振り返ることができ、振り返ることで自分の人生を検証し自分の経験や教訓を整理することができます。
経験や教訓は生きていくうえでのヒントでであり、自分や家族にとって人生を幸せに送るための大切な指針になります。

また、自分史を書くことで、過去に仕事やしがらみなどで実現できず悔いが残ったことも整理され、やり残したことに再チャレンジできます。
このように自分史を書くことによって、よりはっきりとした経験や教訓などが、定年退職後の第二の人生をより豊かに生きる大きな力になるでしょう。

残された家族が困らないようにする

終活で自分史を書くことで、残された家族が困らないようにすることにも繋がります。

家族であっても本人しか知らないことは沢山あります。

残された家族や親しい人達が故人が残した自分史を読むことで、経験した苦労や喜びを知ることができ、親近感をより強く身近に感じて悲しみや喪失感が軽減されます。
また故人の結婚や出産、子育てのエピソードなどに触れることができれば、受け継がれる命のバトンの重みをより強く感じることでしょう。

そして、読むことで故人の人との関りを知ることができ、深い縁があった人達に感謝の言葉を伝えることもできますし、語り合って故人を忍ぶこともできるでしょう。

生きてきた証を形にして残すことができる

自分史は他者ではなく、唯一自分にしか書くことのできないものです。
自分史は自分が選択してきた事実の積み重ねそのものですが大半は本人の記憶として残っています。
そこで、書き記すことによって記憶から文字という形として、生きてきた証を形にして残すことができるようになります。

また、書くという行為は伝えるためでもあります。
自分史を書くことによって後世に自分の経験や功績を残すことができ、その人にしか歩めなかった貴重な人生経験から沢山の知恵や教訓を残すことができるでしょう。

書くことで死へのネガティブな思いが薄れる

自分史を書くことで自分の歩んできた歴史を振り返ると様々な事柄を思い出すでしょう。

平凡な人生に見えても、数えきれない程の命のバトンをつないできた結果受け取った命と人生です。
自分の歩んできた人生を振り返ると、生きてきて良かったなと思えることが少なからず思い出せるはずです。

そして生きてきた人生の意義を見つけ、家族や縁があった人達への感謝の気持ちが生まれるようになれば、死へのネガティブな思いも薄れていくものと思います。

自分史の書き方のポイント

人生の分かれ道

次に、自分史の書き方のポイントについて紹介します。

自分史はエンディングノートを活用すると良いでしょう。
自分の死後やコミュニケーションをとることが出来なくなる時に備え、家族や知人に伝えたいことを自由に書き記すためのもので、遺言書のように法的な強制力はありません

エンディングノートはコクヨなどから市販されている「もしもの時に役に立つノート」などや、無料でダウンロードして利用する「もしもの時の連絡帳」、「百人百想・エンディングノート」などがあります。

これらは自分史を書くポイントや項目などが整理されているので取組みやすいという利点があります。
もちろん決まりはありませんので、自分のお気に入りの大学ノートや手帳などでも問題はありません。

時系列に沿って書く

学校史、趣味史、家族史、読書史などとカテゴリーに分けて書く方法もありますが、ここでは時系列に沿って書く方法をご紹介いたします。

誕生の思い出、幼少期、小学生時代、中学生時代、高校時代、大学時代、就職、結婚、家族、子供の誕生ように時系列に沿って思い出や出来事を書きます。
ポイントは書きやすい時代からメモ書きするようにして、徐々に肉付けするように仕上げるとよいでしょう。

しかし、あまり順序やルールにこだわりすぎると文書も書けませんので、書けるものから取組みましょう
また、自分の記憶があいまいなこともあるので、時系列に関係した人達の話を聞くことも参考になるはずです。

エピソードには当時の思いも添える

エピソードには出来事の内容だけでなく、当時の思いも添えることも大切です。

誰にでも生きてきた人生を振り返ると沢山のエピソードがありますよね。
ただ、私は19××年4月1日東京都××区××小学校に入学したと年表だけを記すより、入学日や校名に加え、校庭の桜の様子、入学時に親から着せてもらった服装、式場内の雰囲気、自分の心で素直に感じた思いなどを記せば、読む人にとって鮮やかに情景が蘇ります

エピソードを箇条書きのように書き留めるだけではなく、当時の思いも添えることにしましょう。

自分だけでなく、家族や友人についても書く

自分史は自分の生きかたや家族への思いを残すこともできます。
エンディングノートと自分史に家族や友人とのエピソードを書いて思いや感謝を伝えるようにしましょう。

ただし、残された家族が悲しんだり、極端におどろいたりするような秘密を暴露したり過去に起こした家族も知らない過ちや恋愛遍歴などを書くようなことは辞めたほうが良いでしょう。

当時の社会での出来事について書く

自分史には自分や家族についての出来事に加え、当時の社会での出来事について書くことも大切です。

人は社会的な存在であると言われます。
人の人生も社会の中で起こった様々な出来事とまるっきり無関係ではありません。
戦後には安保闘争、学生運動、東京オリンピック、浅間山荘事件、大阪万博、モーレツ社員、オイルショック、竹の子族、バブル崩壊など沢山の社会現象や出来事がありました。

人生に影響を及ぼしたともいえる社会での出来事を書き加えることで自分史はより一層深みを増すでしょう。

終活で自分史を残す方法

エンディングノート

終活で自分史を残すにはいくつかの方法があります。
自分史を残す方法には、文章で残す、音声で残す、写真で残す、ビデオで残す方法などがあります。

文章で残す場合はエンディングノートをご活用されると良いでしょう。
先にご紹介した市販のエンディングノートや無料でダウンロードして利用できるものがありますが、創栄出版から販売されているエンディングノート『書込式 自分史・私のあしあと』は約700種の設問に沿って記憶を思い出しながら書いていく方式なので取組みやすいのが特徴です。

また、音声やビデオなどはデータの保存期間を考えるとパソコンやボイスレコーダーのような電子機器ではなくDVDやブルーデイディスクに残すようにしたほうが良いでしょう。

エンディングノートを書く

エンディングノートとは一言で終活自体をまとめたノートと言えます。

もしもの時に備え自分の希望や伝えたいことをまとめて書き記すもので、エンディングノートを見ることで本人の希望に沿って銀行口座や財産の処理、終末医療時の希望、印鑑や証明書などのある場所、葬儀の形式、連絡相手など沢山の事柄を迷うことなく処理することが出来ます。

エンディングノートを書くということは残された家族や親しい人達が困ったり、争ったりすることの無いようにするための気遣いとも言えるでしょう。

写真や映像をCD・DVDに残す

終活で自分史を残す方法には、写真や映像をCD・DVDに残すという方法もあります。

手軽に扱えるデジタルカメラ、ビデオカメラ、ボイスレコーダー、スマートフォン、タブレットなどのデジタル機器を利用すれば文章、音声メッセージ、写真、動画などを比較的簡単に残すことが出来、エンディングノートの代用とすることも出来ます。

ポイントはデジタル機器で作られたデータは全てデジタルデータですので、自分の思い通りにパソコンで自分史やエンディングノートを編集できます。
編集が終わった後、CD・DVD・BDに書き込むことで比較的信頼性の高い状態でメッセージを残すことが出来ます。
ただし、パソコン操作が苦手な場合には料金が発生しますが、DVD制作スタジオなどを利用する方法もあります。

自分史に関する本

本

最後に自分史をキーワードとして楽天で購入できる自分史に関連した書籍をご紹介いたします。
終活で自分史を書くことを考えている方はぜひ自分史に関する本を読んでご自身の活動の参考にしてみてください。

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どうぞ自分史を書く前の準備、または参考資料となさってください。

終活における自分史まとめ

自分史最後

今回、終活における自分史の意味と書き方のポイントをご紹介してきましたがいかがでしたか?
終活と自分史は切っても切れない関係です。
自分を見つめなおすことは残された人生を生きる上でとても意義深いことになると思います。

この記事では以下のことについて解説しました。

  • 自分史を書くことで過去の自分と向き合い生きた証と人生の意味を探っていくことで死へのネガティブなイメージを払拭できる
  • 自分史を書くことで家族へのメッセージや経験を伝えることができ、残された人の悲しみも軽減されるし経験も引き継がれる
  • 自分史を書くポイントは時系列に沿って書き、それぞれにエピソードや思いと時代背景、家族に対する思いを加えて書くこと
  • 終活で自分史を残す方法にはエンディングノートとデジタルデータとして残す方法がある

プライベートなことですが、記事を書きながら父がエンディングノートと自分史を残していないことが、心から残念でたまりません。
そして、自分自身が終活としてのエンディングノートに自分史を書き始めるきっかけにもなりました。

この記事が終活の一つとして皆様が自分史に取組むきっかけになることを願ってやみません。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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