終活の予算ってどれくらい必要なの?項目別にかかる費用を徹底解説!

亡くなるその瞬間までを有意義かつ幸せに送るための活動でが終活です。近年ブームとなってきていますが、終活にはいったいどのくらいの予算が必要なのでしょうか。あるいはお金の必要がないものなのでしょうか。今回は終活にまつわる予算について見ていきましょう。

目次

  1. 終活の予算について
  2. 終活の定義
  3. 終活にかかる費用について
  4. 終活の予算は結局いくら必要なの?
  5. 終活の予算まとめ

終活の予算について

お金

近年では、人生の終末期を迎えた方や社会の第一線を退いた方を中心に終活がブームとなってきています。
つまり、これからどのようにして残された時間を過ごしていくか、そしてご自身が亡くなった後のことを見据えてどのようなことができるのかについて考える方が増えてきているということです。

いずれにしても、このような視点に立って終活は非常に前向きで未来志向的なことといえます。

さて、終活に取り組むとなると考える段階であればともかく、考えたことを行動に移す場段階になってきた場合に気になってくるのがそのための予算、つまりお金のことです。
はたして、終活に取り組む際に必要となってくる予算はいったいどのくらいなのでしょうか?

今回は、終活で必要な予算についてをいろいろな項目ごとに見ていきます。
なお、この記事では

  • 終活の定義とはどのようなものなのか?
  • 終活にはどのくらいの費用がかかってくるのか?
  • 終活の予算は結局のところどのくらい必要となってくるのか?

という3つのポイントを軸に内容を進めていきます。

終活の定義

人々

本題である、終活に必要な予算がどのくらいかということについて触れる前に、まずは終活とはどういう定義を持つ活動であるのかについて見ていきましょう。

終活とは終末期について考え、最期まで幸せな人生を送れるようにすることを意味するものです。

一般的な終活のイメージとして、「自分が亡くなった後に備えてお墓や葬儀の準備をしておく」「自分が亡くなった後のご家族の負担がかからないようにする」といった、どこか「死」を連想するような暗さが付きまとっています。

しかし、実際のところ、終活とはご自身が亡くなるその瞬間までをいかに有意義で幸せに、かつ前向きに過ごしていくのかを考え、そのためにとる行動を指します。
言い換えれば、「死」の持つ暗さよりも、むしろ楽しさや幸せというものと縁の深い活動であるともいえるのです。

終活にかかる費用について

お金

終活の定義について見てきたところで、ここではいよいよ本題である終活に必要な予算、つまりお金の問題について、項目ごとにその活動の特徴とともに見ていきます。

現在終活に取り組んでいる方も、これから取り組むことを考えている方もぜひとも参考にしていただければ幸いです。

エンディングノート

終活の中でエンディングノートは非常に便利なツールです。

というのは、エンディングノートには、ご自身のこれからのことや亡くなった際の葬儀やお墓に対する希望や意思、これまでのご自身の歩んできた道やそこにまつわる思い、現時点でご自身が持っている個人情報や財産関係の情報、そしてご家族やご友人に対して伝えておきたい気持ちなどを書き残しておくために使える手段だからです。

しかも、ご自身で書き残しておくことができるため、ご自身に何かあった時でもその思いを他の方が確認することもできます。
同時に、その際にご家族の方が戸惑うこともありません。

このように終活の中で非常に使えるエンディングノートですが、買うための費用は安くて500円から購入することができます。
ちなみに高い金額であれば4万円のものもあり、それだけ見事なカバーなどがされています。

お墓の準備

終活の一般的なイメージとしてとりあげられるものの1つに、お墓の準備があります。
とはいっても、お墓を用意するための費用は決して安いものではなく、マイホームや自家用車と同じくらい人生の大きな買い物とみなされるほどです。

一般的な墓石を使ったお墓を準備するための費用は、大きく分けると永代使用料(土地代)と墓石代(石材費と加工費)、そして工事費用が挙げられます。
これらを全部まとめると、おおよそ100万円から300万円というのが相場です。

さらに、お墓を建てた後も年々墓地や霊園の管理者に払っていく管理費が必要となってきます。
その平均は、公営の霊園であれば4000円から1万円、民間の霊園(公益法人が運営)であれば5000円から1万4000円、寺院墓地であれば1万円前後とされています。

ただ、お墓を経てる場所の立地や石材の費用、墓地や霊園の管理者の種類などによっては予算が前後するため、費用を安く済ませることもできます。
また、生前に購入するという方法もあり、こちらは相続税対策になる一方で、管理費が早いうちから発生するというデメリットもあります。

納得する予算の範囲内でお墓を準備するには、いろいろな方法を組み合わせてみることが大切といえるでしょう。

葬儀の準備

葬儀の準備もまた終活の一般的なイメージの中ではよく取り沙汰されることです。

一般的な葬儀の場合、必要な費用の平均は121万円といわれています。
その内訳となる項目としては、葬儀を行うための斎場費や祭壇のための費用(遺影や棺、骨壷、お供えするお花の費用など)、霊柩車などご遺体を運ぶための費用が挙げられます。

この金額がどうしても高いという方は少なくないのではないでしょうか。
そのような方には永代供養や樹木葬、家族葬などといった方法がおすすめです。

いずれも、近年新しく広まってきている葬儀のやり方で、永代供養であれば10万円から30万円(合祀)、樹木葬であれば10万円から80万円が相場となります。
これらの方法を取り入れることで葬儀のための費用をある程度安くすることも可能です。

遺品の整理

遺品の整理といった身辺整理もまた終活に取り組むうえでは欠かせない活動の1つといえます。
なぜならば、亡くなった方の遺品の整理は、ご遺族がやる場合でも専門業者の方がやる場合であっても、心身面で非常に大きな負担になりかねないためです。

近年では、独居老人の方がいわゆる孤独死をした結果、その方が残した遺品の整理に大きな負担を強いられるという事例が急増しています。
このようなことにならないためにも、ある程度年嵩を積んできた段階で、かつ体が元気に動く時点で身の回りの整理に取り組むことが非常に重要です。

最も手軽なのはご自身の力のみでやるか、あるいはご家族の力も借りてやるかですが、専門業者の方に依頼するという方法もあります。
業者に依頼した場合、整理を手掛ける物の量や部屋の広さにもよりますが、15万円から数十万円というのが一般的な費用の相場です。

また、近年ではデジタル遺品と呼ばれるインターネット上やパソコン上のデータにまつわる遺品もあります。
これらについてもきちんと整理しておかないと、最悪の場合、個人情報などが悪用される恐れがありますので、なるべくパソコンなどに強いご家族の力も借りるようにしましょう。

医療・介護

終末期を迎えるといつ何が起きるかもわかりません。
突然の最期が来るということも考えられる場合もあれば、大きなけがや病気に見舞われる可能性もあります。
そのようなもしもの場合に備えて、介護や医療のことを考えておくことも大切なことです。

介護の場合は、施設によって保険が適用される場合とそうでない場合とがあります。
適用される場合であれば月平均で10万円から20万円、そうでない場合は20万円から30万円必要です。

自宅で介護する場合に自宅でそれが可能なように備品を準備したり、手すりなどをつける工事を行ったりすることも必要となってきます。
車いすであれば自走式で4万円から10万円、電動式で30万円から50万円、特殊寝台は15万円から50万円、さらに手すり設置工事であれば1つにつき1万円といろいろと発生してきます。

医療関係の場合は、何かあった時の入院費用や手術代などが必要ですが、それもまた決して安い費用ではありません。
医療保険などで柔軟に対応できるようにすることが大切といえます。

遺産相続

遺産相続もご自身が亡くなった後のことを考えると、備えておくべき項目です。
この点がきちんとしていないと、亡くなった後にご家族の間で骨肉の争いを引き起こす可能性もあります。

最も有効な手段が遺言書を作成しておくことで、遺言書は所定の形式さえ踏めば法的効力を伴うものとみなされます。

自筆の遺言書である場合は費用は掛かりませんが、作成上のルールをきちんと守ってつくらないと無効とされたり、改ざんされているとみなされたりする場合があります。

手違いを極力避けたいということであれば、公正証書という形で公証人役場で正規の遺言書として証明してもらうか、公証人や司法書士の方に作成してもらうといった方法があります。
遺言書の作成で指導してもらう場合は5万円ほど、公正証書を発行してもらう場合は7万円から10万円の費用となります。

終活の予算は結局いくら必要なの?

困った人々

ここまで見てくると、終活ではさまざまな項目があるうえ、それぞれで費用が安くないといえるほど必要となってくることがお分かりになるのではないでしょうか。
それでは、実際のところ終活に必要な予算の総額はどのくらいとなるのでしょうか?

先ほどさまざまな項目で見てきたようにその費用はいろいろとこだわるほど天井知らずというくらいにお金が必要となってきます。
そこで、なるべく安く済むように考えるとどのくらいになるのかについて見てみましょう。

上の項目のうち葬儀やお墓について考えると400万円ほど必要です。
これに加えて医療関係や介護関係で100万円ほど備えておき、さらに遺品整理や相続関係で20万円から25万円ほど必要と考えると、全体として600万円は予算として用意しておいた方がよいという計算になります。

ただし、これはあくまでも一例であり、終活の予算の計算は単純にはいかないのが一般的です。
ただ、かなりの額が必要であることから考えると、いかにして終活に必要な予算を決めるか、そして必要なお金をどのように用意するかの算段はつけて置くことが欠かせません。

終活の予算まとめ

お金

終活に必要な予算についていろいろと見てきました。
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 終活とは、「終末期について考え、最期まで幸せな人生を送れるようにすること。」を意味する前向きなものである。
  • 終活に必要な費用は、終活で取り組むことのできる項目が多岐にわたる分、非常に複雑であるが、中にはお墓や葬儀、介護費用などのように非常に高額になるものもある。
  • 終活に必要な予算は最低でも600万円は必要ではあるが、終活の内容次第で非常に大きく前後するため単純にはいかない。いずれにせよ、予算をあらかじめ決めておいて、それだけの規模のお金を用意できる算段をつけておくことに越したことはない。

いかにして、人生の終末期を幸せなものとするか、いかにして亡くなった後に後悔することのないようにするか、ということを考え行動するのが終活ですが、やはりお金の問題は避けて通ることができません。

だからこそ、早め早めに終活に必要なお金の件は手を打っておくことが望ましいといえるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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