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福沢諭吉のお墓はどこにあるの?アクセスや歴史についてもご紹介!

福沢諭吉と聞くと多くの方が1万円札の人とか、「学問のすすめ」の著者、慶応大学の創始者というイメージがあるのではないでしょうか?それ程知名度のある福沢諭吉ですが、彼のお墓がどこにあるのかについては意外と知られていません。今回は、福沢諭吉のお墓について見てみます。

福沢諭吉のお墓について

福沢諭吉

福沢諭吉と聞くと、みなさんの多くはおそらく「1万円札」の人というイメージを持っているのではないでしょうか?
あるいは、彼についてちょっとかじっている方であれば、「学問のすすめ」の著者とか慶応大学の創立者といったイメージも持ち合わせているでしょう。

歴史上の偉人の中でも非常に知名度のある福沢諭吉ですが、彼のお墓がどこにあるのかと聞かれると、答えに悩む方も少なくありません。
というのも、福沢諭吉のお墓については意外と知られていないためです。

そこで今回終活ねっとでは、福沢諭吉のお墓についていろいろと見ていきましょう。
なお、今回の記事は

  • 福沢諭吉のお墓はどこにあるのか?
  • 福沢諭吉のお墓がある善福寺とはどういうところか?
  • 福沢諭吉のお墓は一度改葬されたことがある?

という3つのポイントを中心に話を進めていきます。

特に、お墓の改葬関係の内容も入ってきますので、福沢諭吉について知りたかったり終活で改葬を検討されている方はぜひとも参考していただければ幸いです。

福沢諭吉のお墓はどこにあるの?

福沢諭吉

1万円札や慶応大学の創始者として有名な福沢諭吉ですが、福沢諭吉のお墓はどこにあるのでしょうか?

福沢諭吉のお墓の場所は、彼の生まれ故郷である九州は大分県の中津市でもなく、また教育活動に心血を注いだ慶応義塾(現在の慶応大学)のある東京都港区の三田周辺というわけでもありません。

実は、東京都港区の麻布十番の近くにある善福寺が、彼のお墓のあるお寺です。
なぜ、このようなところにあるのかという説明は後にして、ひとまずここでは善福寺の場所について以下で説明しておきます。

なお、この善福寺の中に福沢諭吉のお墓が福澤諭吉先生墓所としてあります。

麻布山善福寺
麻布山善福寺

所在地東京都港区元麻布1丁目6番21号 

TEL: 03-3451-7402(代)

善福寺へのアクセス

善福寺へのアクセスですが、主に地下鉄でアクセスする方が出かけやすいです。
東京メトロの南北線と都営地下鉄の大江戸線の麻布十番駅(南北線:7番出口、大江戸線:1番出口)から徒歩5分のところにあります。

また、車で出かけるのであれば、首都高速道路の芝公園ランプ、飯倉ランプ、天現寺ランプからそれぞれ5分以内でたどり着くことができます。

福沢諭吉のお墓がある善福寺はどんなお寺?

諭吉

では、福沢諭吉のお墓のある善福寺とはいったいどのようなお寺なのでしょうか?
実は、善福寺は非常に長い歴史を持っている寺院です。

善福寺の起源は平安時代にまでさかのぼり、824年に空海大師によって開かれました。
関東における真言宗の布教の拠点として、高野山にならって開かれたというほどであるため、当時から重要視された寺院でした。

余談ですが、この善福寺の歴史は、同じく東京の浅草にある浅草寺の次に長いものとされています。

その後、鎌倉時代に入ると当時の住職だった了海上人が、浄土真宗の開祖で当時関東で布教を行っていた親鸞聖人を慕うようになったため、善福寺も浄土真宗の寺院として再出発することとなりました。

江戸時代、幕末になるとアメリカの公使館が善福寺に置かれるようになりましたが、そのことによって攘夷志士に狙われ、境内の建物の一部が消失しました。
しかし、それでも僧侶たちの協力もあって、明治に入ってから数年ほどもアメリカの公使館として機能しました。

ちなみに、福沢諭吉が善福寺をたびたび訪れるようになったのは、アメリカ公使館が当寺に置かれていたころからのことです。

20世紀に入ってから第2次世界大戦の戦災で全体的に焼失しましたが、戦後になって多くの方の募金で復興、現在では港区の重要文化財の指定を受けています。

福沢諭吉のお墓は一度改葬されている?

お墓

今でこそ善福寺にある福沢諭吉のお墓ですが、実はこれは一度改葬された結果です。
言い換えれば、以前は別の場所に諭吉の墓がありました。

ここでは、福沢諭吉が亡くなった後に葬られた寺院のことや、改葬にまつわるいきさつについて説明していきます。

常光寺に埋葬される

福沢諭吉が亡くなったのは1901年2月3日のことで、彼の葬儀は善福寺で行われました。
これは、生前彼が足しげく通っていたことと、善福寺を福沢家の菩提寺としていたためでした。

しかし、諭吉が当初埋葬(土葬による)されたのは、なぜか菩提寺の善福寺ではなく、浄土宗の寺院である常光寺(東京都品川区上大崎)の墓地でした。

これは、諭吉があるとき散歩していた際に、常光寺からの景色の良さを気に入って、「自分が死んだらここに埋葬してほしい」と願ったためです。
そのうえ、生前のうちに常光寺の墓地を手に入れていたという念の入れようでした。

善福寺に改葬される

しかし、諭吉の没後76年経過した1977年、諭吉の子孫たちの申し出で改葬が行われることになりました。
これは、諭吉が埋葬された常光寺が浄土宗の寺院であったため、諭吉の子孫がお墓参りや供養をする際に作法や教義の上での違いによってややこしいことになっていたためです。

そこで決定打となったのが、この頃護持会(檀家で構成される集まり)が発足した常光寺の側から浄土宗への改宗か、お墓の移転かの二者択一を迫られたことでした。
そこで、諭吉の子孫たちは諭吉のお墓の移転、つまり改葬を決断するに至りました。

ちなみに、お墓の移転となるとご遺体も一緒に移転することになりますが、掘り返された諭吉の遺体は骨だけになることなく着物をつけたミイラになっていたといわれています。

こうしたいきさつを経て、福沢諭吉のお墓は現在の善福寺に移されました。
なお、諭吉の遺体はその際に火葬が行われました。

常光寺には現在石碑が設置されている

ちなみに、諭吉がかつて埋葬されていた常光寺には現在石碑が残されています。
石碑には福澤諭吉先生永眠の地と記されており、諭吉の功績などが記されています。

諭吉の改葬にまつわるいきさつは先に記したとおりですが、うまく終活をしていれば、このような改葬騒ぎに発展することはなかったともいえます。

福沢諭吉のお墓まとめ

福沢諭吉

福沢諭吉のお墓についていろいろと見てきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 福沢諭吉のお墓は、東京都港区麻布十番の善福寺にある。アクセスには、地下鉄で行くのが最も行きやすい。
  • 善福寺は平安時代に空海大師によって開かれ、浅草の浅草寺に次ぐほど長い歴史を持っている。途中で浄土真宗に改宗し、現在に至る。福沢諭吉も生前足しげく通っていた。
  • 福沢諭吉は亡くなった後、葬儀は善福寺で行われたものの、埋葬されたのは浄土宗の常光寺だった。しかし、70年以上経ってから宗旨が違うことが原因で、善福寺に改葬された。

福沢諭吉は改葬の末に現在の善福寺に埋葬されましたが、この改葬のいきさつを見ますと、生前にきちんとした葬儀の段取りをすることがいかに大切であるかがお分かりになるのではないでしょうか。

そういう点からも、終活で葬儀の段取りをする際にはきちんとした手続きを踏むことが大切といえます。

今回終活ねっとでは、「福沢諭吉のお墓」について解説しましたが、他にも終活に関する記事を多数掲載していますので、そちらも参考にしてください。

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