老後に海外移住することについて

長年勤めた会社を定年退職し、セカンドライフとして海外移住を考えたことはありませんか?
時間に余裕ができ、物価が安い海外でのんびりと暮らしたい人も多いのではないでしょうか。
そこで今回終活ねっとでは、老後の海外移住先について
- 移住先はどうやって決めればいいのか?
- 老後の海外移住で気を付けることは何か?
- 老後の海外移住におすすめの国はどこ?
などのことを中心にお話して参ります。
是非最後までお付き合いください。
老後の海外移住先の選び方

海外の移住先を選ぶ基準、そしてどの国が当てはまるのか項目に分けて紹介していきます!
ビザの取得しやすい国
ビザの取得がしやすい国を選ぶ必要があります。
フィリピンはビザの取得が非常に行いやすい国です。
35歳以上はリタイヤメントビザを取得することができます。
他にもコスタリカやタイ、カンボジア、ラオスなどが永住権を取得するのに向いています。
物価安いところ
日本と比べて物価の安い国を選ぶ必要があります。
東南アジアは日本と比べて物価が非常に安いです。
特にマレーシアやベトナム、タイでは月5万円以下で生活することが出来ます。
治安のいいところ
日本と同等、またはそれ以上に治安のいい国を選ぶ必要があります。
アイスランドは治安が非常に良い国です。
親日国で有名なタイや、犯罪率0.06%のインドネシアもおすすめの国の一つです。
老後に海外移住する際に気を付けるべきこと

海外移住をする際には次のことに注意しておくことが必要です。
滞在ビザ
海外に移住するためには、その国のビザを取得する必要があります。
老後の海外移住の方法としてはリタイアメントビザを利用する方法が一般的です。
しかし、国によってリタイアメントビザを実施していない場合もあるので注意が必要です。
言葉の壁
海外に移住する際に気を付けなければならないのは言語の違いです。
言語が異なることによって起こるトラブルは多く、時には犯罪に巻き込まれる理由になります。
その国の公用語を日常会話程度使えた方が良いでしょう。
通信機器
最近の携帯は何もしなくても海外でそのまま使用することが出来てしまいます。
しかし、日本で使っていた携帯をそのまま使用すると、国際料金が課され高額な請求をされてしまうことがあります。
現地でプリペイド式の携帯電話を購入するか、現在の携帯をそのまま使用する場合はSIMロックを解除して使用しましょう。
年金の受け取り準備
老後の海外移住で収入の柱は年金です。
年金はどこの国に居住していても貰うことが出来ます。
ただし、これには手続きが必要なので注意しましょう。
税金
海外に移住していても日本での納税義務があるので注意が必要です。
海外に移住する前に自分が納税対象なのかどうか確認しましょう。
医療・福祉
海外に移住することで生活環境は日本と大きく変わります。
気候や食べ物、水の変化は身体に負担となることが多いです。
さらに、日本にはない感染病にかかるリスクもあるので、医療・福祉の充実が充実していることが望ましいです。
資金
老後に海外移住するためには資金が必要です。
リタイアメントビザを発給する際は、現地の銀行に一定金額以上を振り込む必要があります。
その他にも、不測の事態に備えて資金を用意しておきましょう。
老後の海外移住先におすすめの国

老後の海外移住におすすめの国は以下の通りです。
タイ
タイは非常に老後の海外移住におすすめの国です。
タイは治安が非常に良く、物価が安く、50歳以上が取得可能とリタイアメントビザの取得条件が緩く、簡単に移住することが出来ます。
マレーシア
マレーシアは物価が安く自然に恵まれた国で、老後の海外移住に非常に向いた国です。
マレーシア・マイ・セカンドホームビザ(MM2H)は誰でも申請出来る最長10年の長期滞在ビザで、10年後も移民局から認められれば更新も可能です。
フィリピン
フィリピンのセブ島やボラカイ島はリゾート地として知られており、治安も比較的良いので老後の海外移住に向いている国です。
さらにフィリピンには35歳以上で取得可能な特別居住退職者ビザ(SRRV)があります。
ハワイ
ハワイへの老後の海外移住は憧れですよね。
ただし、ハワイへの移住は注意が必要です。
生活費や保険料、医療費が日本と比べると非常に高いです。
もし移住を考えているなら資金を十分に蓄えたうえで移住をしましょう。
カナダ
老後の海外移住を検討する際に考えてみてほしいのがカナダです。
カナダはバリアフリーの先駆者ともいわれておりバリアフリーを社会にいち早く取り付けた国です。
そのため、舗装されていない道を歩くことはほとんどないでしょう。
さらに医療大国としても知られており、医療福祉が非常に充実しています。
ベトナム
ベトナムは治安が良く物価も安いことから老後の海外移住に非常に向いている国です。
また、ホーチミンやハノイなどの大都市は日本人の数が多く、日本食にも事欠くこともありません。
老後に海外移住することまとめ

いかがでしたか?
この記事を読んで老後の海外移住について特に以下のことがわかりました。
- 老後の海外移住先はビザの取得しやすさ、治安の良さ、物価の安さなどを中心に考える
- 老後の海外移住では言葉の壁や医療福祉の充実なども考慮すべき
- 海外移住先は基本的に東南アジアがおすすめである。
老後の海外移住は憧れだけでは実現することが出来ません。
ためしに長期間滞在をしてみるなど、移住を決める前に本当に自分に合っているのかどうか試すことも必要かもしれません。
家族と納得がいくまで話し合って、是非充実した移住生活を送ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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