ペッパー導師に会いに行ってきました!

こんにちは。
大妻女子大学4年の桶谷です!
現在、多くの場面で活躍をしていることで有名なペッパー君ですが、ついに終活業界でも導師の代わりにお経を読むようになり、イベントなどで注目を集めるようになっていました。
今回はそんなペッパー導師に読経をしていただき、ペッパー導師を始められたニッセイエコの稲村さんにお話しを伺いました。
また、今回の入棺体験は「ブルーオーシャンカフェ」という終活コミュニティーカフェで行わせていただきました。
ブルーオーシャンカフェは終活に関する情報提供や、悩みを持つ人々が集まれる場所なので、運営をしている村田さんにもインタビューをさせていただきました。
今回のインタビューでは、
- ペッパー君を導師にしようと思ったきっかけ
- ペッパー導師のメリット・デメリット
- 入棺体験の感想
- ブルーオーシャンカフェについて
以上のこと紹介していきたいと思います。
入棺体験の感想や、ブルーオーシャンカフェのきれいな内装なども紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください!
ペッパー導師についてインタビュー

ペッパー君について
桶谷:
ペッパー君かわいいですね!
本日はよろしくお願いします。
稲村さん:
よろしくお願いします。
普段からオフィスでも一緒にいるんですよ!
桶谷:
そうなんですね!ペッパー君はどのように使われるのでしょうか?
稲村さん:
一般的には受付に立って、お客様の対応やスタッフの代わりにイベントを紹介してくれたりしています。
ペッパーを導師にしようと思ったきっかけは?
桶谷:
普段受付などをしているペッパー君を、なぜ導師にしようと思ったのでしょうか?
稲村さん:
私たちは毎年春と秋に物故者慰霊祭を行っており、全社員で物故者の方々への感謝をお伝えするイベントがあります。
毎年新しい試みをいくつかしていて、その新しい取り組みのひとつとして今年はペッパー導師に般若心経を読経をしてもらったんです。
桶谷:
きっかけは社内でのイベントだったんですね!
稲村さん:
はい!社内で評判が良かったので、夏のエンディング産業展に出展したところ、注目していただけました。
ペッパー導師のメリット・デメリット
桶谷:
私もそのイベントに参加していたのですが、ものすごい存在感でした!
テレビなどでも放送されていたのも見たのですが、反響はいかがでしたか?
稲村さん:
賛否両論でしたが、ここまで反響があったことはありがたかったです。
桶谷:
賛否両論だったんですね!
稲村さんは、ペッパー導師を導入するメリットって何だと思われますか?
稲村さん:
メリットは様々な宗派のお経を確実に読経することができるとこですね。その宗派のお経でも何種類でも覚えることが可能なのは強みだと思います。
また、お寺に貸出しすることによってペッパーが副住職となって毎日勤行したり、子供達に説法、法話を聞かせるといった使いかたを通して、お寺や仏事への関心を高めるのに役立つと思います
桶谷:
たしかに、ペッパー君ならではの強みではありますね!
逆に稲村さんが思う弱みもお聞きしてよろしいですか?
稲村さん:
弱みは、どうしても機械なので長時間働き続けると熱くなって稼働しなくなってしまうところですね。
あとはやはり、色々な考えをお持ちの方がいらっしゃいますので、世の中に受け入れられるのは簡単なことではないと感じています。
実際に入棺体験
ここからは実際に入棺体験をさせていただきました。

まずはペッパー君に導師の恰好に着替えてもらいました。

いよいよ入棺です!中にはお布団と枕が入っています!

最後に小窓を閉められます!

3分間ペッパー君に読経してもらいました。

中は暖かく、小窓を閉まられると真っ暗になり、外の音ははっきりと聞こえました!
3分間がすごく長く感じました!
今回の会場ブルーオーシャンカフェ

今回の入棺体験は、ブルーオーシャンカフェという終活コミュニティーカフェで開催されていました。
このカフェを運営している村田ますみさんは、散骨の事業を行っている方だったので、カフェについての取材もさせていただきました!
どんな場所?

桶谷:
本日は突然のお願いだったにもかかわらず取材をさせてくださりありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
村田さん:
いえいえ。こちらこそよろしくお願いします。
桶谷:
このブルーオーシャンカフェとはどんな場所なのでしょうか?
村田さん:
普段はカフェとして楽しんでいただくために料理やドリンクなどを提供しています!
あとは終活コミュニティカフェとして運営しているので、終活に関する本やグッズなども置いてあります。

桶谷:いろんなジャンルの本が置いてあるんですね!!
終活に関連する漫画などがあって驚きました。是非読んでみたいと思います!
骨壷もオシャレに飾るとオブジェみたいですね!
他には何かされてるんですか?
村田さん:
カフェの定休日は水曜日なのですが、その定休日などを利用して、月に10~20個ほどイベントを行っています。
桶谷:
たくさん開催されていますね。
どんなイベントを開催しているんですか?
村田さん:終活に関するイベントももちろん開催していますが、それだけでなくお菓子作りの教室ななどを開くこともあります!
ブルーオーシャンカフェで行っているイベントについて
桶谷:
お菓子作り楽しそうですね!私もぜひ参加してみたいです。
終活に関するイベントは例えばどんなことを行っているのでしょうか?
村田さん:
終活に関するイベントは色々やっていますが、大切な人を亡くしたご遺族が集まって気持ちを吐き出してシェアする「わかちあいの会」や、認知症の方や介護者が集う「認知症カフェ」といったイベントもおこなっています。
桶谷:
終活に関する様々なイベントを行っているんですね!他にはどんなことを行っているんですか?
村田さん:
他にも今日みたいな入棺体験もやってるんですよ。
普段はペッパー君はいないんですけどね。
桶谷:
どのようなことをされているのですか?
村田さん:
今日の入棺体験は全部で30分くらいでしたが、普段の入棺体験のワークショップは2時間くらいかけてやってるんですよ!
桶谷:
一体2時間でどんなことをされてるんですか?
村田さん:
普段のワークショップでは、入棺してもらう前に、自分への弔事を書いてから入棺体験をしてもらってるんです!
入棺してもらう前に、自分をみつめるワークを丁寧におこなってから入棺体験をしてもらっています。
例えば自分のお葬式を想定して、自分に弔辞を書き、入棺してから自分への弔辞を読んでもらった上で、導師に読経していただきます。
実際に参加された⽅からは、普段意識しない⾊々なことを考えることができると好評です。
ブルーオーシャンカフェをつくったきっかけ
桶谷:
たしかに、はじめての入棺体験でしたが中で短い時間でしたが、普段考えないようなことを考えました。
話は変わりますが、そもそも村田さんはブルーオーシャンカフェを作ろうと考えたのですか。
村田さん:
海洋散骨の事業をずっとこれまでやってきたのですが、この仕事をしているうちに
「自分は散骨をすると決めているけれど、相続やお葬式などはどうしたらいいのか」などの相談を受けるようになってきたのがきっかけです!
そのような相談が増えてくるうちに、そういう相談できるところないのではないか、そういう場所を作れたらいいなと思い作りました。
それだけでなく、散骨を終えた方が気軽に立ち寄れるような場所できたらいいなと思ったことや、そもそもカフェもやってみたかった、セミナーをやるスペースが欲しかったなどなど様々な理由でできました!
ここに足を運ぶお客様はどんな方?
桶谷:
様々な理由があったんですね!実際にご利用されるお客様はどんな方々が多いんですか?
村田さん:
老若男女様々な方がいらっしゃいます!
終活に関係なく普通のカフェとして使われている方も多いです。
桶谷:
普通のカフェとしても、おしゃれで入りやすい雰囲気ですよね。
終活に不安を抱える人や相談したい人が集まる場にもなりつつ、地域に人にも親しまれていてすごく素敵ですね!
村田さん:
「終活カフェ」という存在は世間では知られていなかったので、出来たばかりの時は怪しいものじゃないかというか警戒されたこともあったんです。
しかし、2年半たって地域の方にも来ていただけるようになってきたので、大変ありがたいです。
桶谷:
そうなのですね。
カフェについていろいろ聞かせていただき、ありがとうございました。
これからもブルーオーシャンカフェで行われているイベントに参加したり、近くに寄った際などにはカフェとして立ち寄らせていただきたいです。
本日はありがとうございました。
村田さん:
わざわざきていただきありがとうございました。
ぜひよろしくお願いします!
インタビュー感想

話題になっていたペッパー導師に読経してもらうという珍しい経験ができました。
数時間一緒にいるだけで、想像以上に愛着が湧いてしまいました!
「生きているうちに棺桶に入ると長生きすることができる」と言われ、自分が一度はしてみたいと思っていた入棺体験をすることができ大変いい経験になりました。
今回の入棺体験は1人5-10分程度のものでしたが、
普段ブルーオーシャンカフェで行っている、2時間かけて行う入棺体験も是非体験してみたいと思いました。
会場のブルーオーシャンカフェも落ち着いた雰囲気で、終活に関する面白い本がたくさんありすごく素敵な場所でした。
ニッセイエコの稲村さん、ブルーオーシャンカフェの村田さん!
インタビューへの丁寧なご対応ありがとうございました!