お墓を守るというのはどういう意味?守る人がいない時はどうするのか

よく「お墓を守る」耳にする言葉。例えば「長男がお墓を守るべき」といった具合に使われますが、この「お墓を守る」とは具体的にどういうことを指すのでしょうか?そして守る人がいないときはどうすればいいのでしょうか?今回は「お墓を守る」の意味などについて見ていきます。

目次

  1. お墓を守ることについて
  2. お墓を守るとはどういうこと?
  3. 誰がお墓を守るの?
  4. お墓を守る人がいない場合
  5. お墓を守ることまとめ

お墓を守ることについて

お墓

今いる家族でもいつかは必ず別れの時が来ます。
そして、亡くなった人は多くの場合、先祖代々のお墓に葬られることになります。
そうなれば、あとに残った家族たちがそのお墓を守っていくことになります。

ところで、この「お墓を守る」というものですが、日常生活ではよく言われてはいても具体的にどうすることかを説明できる人はどのくらいいるでしょうか?
もしかすると、言葉は聞いたことはあっても、お墓を守るということについてうまく説明するのが難しいという人は少なくないかもしれません。

そこで終活ねっとのこの記事ではお墓を守るということについて、

  • お墓を守るとはどういうことなのか?
  • お墓を守る担い手は一体誰なのか?
  • もし、お墓を守る人がいない場合はどうすればいいのか?

のポイントを中心に具体的にどういうことなのかについて見ていきます。

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お墓を守るとはどういうこと?

お墓

まずはお墓を守るということが一体どういうことを意味しているかについて見ていきましょう。

昔から墓を守る人のことをさす言葉に「墓守」というものがありますが、これは「お墓を管理する人」ということを意味しています。
実は、現代においてお墓を守っていくことはこの墓守と同じ意味なのです。

それでは、具体的に「お墓を守る」とか「お墓を管理する」とはどういうことなのでしょうか?
それは、お墓に関係する法事などの毎年のお参りや行事に参加することや、その行事の際の施主を務めること、さらにお墓を管理するための金銭を負担することです。

いわば、ご先祖様などが眠るお墓が朽ちることなく続いていくように管理面や金銭面などで責任を持つことが「お墓を守る」ことの意味するところとなります。

誰がお墓を守るの?

お墓

お墓を守るということの意味について理解いただけたかと思います。
ここではさらにそれを深めていくために、お墓を守る人とはいったい誰なのかについて見ていきたいと思います。

長男が基本的にお墓を守る

昔からお墓を守る役割は長男が引き受けるものといわれてきました。
今でこそ、少子高齢化や核家族化、さらにお墓にまつわる考え方の変化といった社会的な変化によって、お墓を守る人が長女や次男がお墓を継ぐというケースも増えています。

ですが、基本的にはお墓を守る役割を長男が引き継いでいくという点は今でもあまり変わりはありません。

確かに上記のような社会的な変化が生じてはいますが、それでも明治時代の家制度以来続いているこの慣習は現代でもなお健在で、それに則って長男がお墓を守ると決める人も少なくないのが現状です。

ただ、地域によって遺族や親せきで話し合って決めるという場合や、どうしても子供が女性しかいない場合、長男が後を継ぐことができない事情がある場合などは長男以外の人間がお墓を守るということになります。

法律的な決まりはない

ちなみに、お墓を守る人(承継者)については民法897条に規定がありますが、その条文はあまり具体的ではなく、あくまでも慣習によって決めるものと規定されているだけです。

そのため、細かいレベルまで法律で明記されているわけではないので、そういう意味ではお墓を守っていく人を決める際の自由度は比較的大きいといえます。

ただし、この民法の条文から考えても慣習がある場合はその慣習に基づいて決めていくというのが基本形となります。
これはやはり、慣習に基づかない形で決めた場合に、親族の間でトラブルになることも少なくないためです。

だからこそ、古くからある慣習も考慮しつつ、承継者を決めていくことも重要といえます。

お墓を守る人がいない場合

お墓

もしも、自分の家に将来お墓を守るような人がいないということになったらと考える方も少なくないかと思います。
実際のところ、近年では少子高齢化や核家族化の影響で、家にお墓を守っていける人がいない、といったケースも少なくありません。

そこで、お墓を守る人がいない場合にどのような方法があるのかを見ていきましょう。
以下いくつかの方法をご紹介しますが、いずれの方法をとるにしてもその前に行うべきこととして墓じまいというものがあります。

これは先祖代々のお墓を移転したり、また永代供養墓などに移したりする際にそれまでのお墓を解体・撤去することを指します。

それには親族の間で話し合い、かつこれまでお墓を管理してきた管理者(寺院や霊園)や石材店とも相談したうえで、閉眼供養(墓じまいの際に魂を抜くための供養)や実際の撤去工事を行っていきます。

永代供養

永代供養とは、お墓やそこに納骨された故人の遺骨の管理を墓地の管理者(寺院や霊園)にすべてまかせるという供養の方式のことです。

永代供養の場合、一定期間の間(三十三回忌や五十回忌までなど契約内容による)、故人の供養や管理をやってもらえるため、利用者としては定期的、あるいはお参りできるときにお参りをするというお墓を管理する際の負担の軽さでメリットがあります。

デメリットとしては、管理者が倒産した場合は契約の途中でも永代供養が打ち切りとなる点や、一度合祀墓である永代供養墓に納骨されると取り出すことができないという点が挙げられます。

樹木葬

樹木葬とは、故人の遺骨を埋葬した場所の周囲に比較的背の低い木を植えて、それを墓石の代わりにするという埋葬の一形式です。

大きく分けて都市部の公園墓地の専用スペースに設けるものと、地方の山間部の里山形成の一環として設けるものとがあり、近年では環境志向の広まりに応じて導入するという方も少なくありません。

メリットとしては、散骨ほどではありませんが自然と一体となって故人を眠らせることができることや、跡継ぎが必要ないという点、費用も安く抑えられるという点が挙げられます。

デメリットとしては、永代供養墓と同様に後になってからの遺骨の取り出しができないことと、埋葬できるスペースに限りがある(許可を受けたところしかできない)などが挙げられます。

手元供養

手元供養とは、文字通り故人の遺骨を自宅で保管しつつ、供養を行うという方法です。
具体的には、小さめの骨壷などに遺骨を納めた状態で供養を欠かさないようにします。

故人の存在を常に身近に感じながら生活を送りたいという方にとって特にうってつけの方法といえます。

ただし、前もって親族に相談して理解を得ておくことや、自宅で供養をする人が供養を欠かさないようにする必要があるなど、手元供養の当事者による負担が大きくなる可能性があるというデメリットはあります。

散骨

散骨は故人の遺骨を海や山の中にまいて、自然に返すという方法のことです。
新しくお墓を買ったり、そのお墓を管理したりする必要がないため、管理する負担というものがありません。

故人が自然が大好きな方であったり、また故人を自然に戻したいという方にとってはこの方法はおすすめです。

ただし、散骨する前に粉骨を済ませておくことや親族の理解を得ておくこと、さらに散骨する場所はその場所を使う人たちの迷惑にならないようにするなど事前準備の段階でいろいろと気配りをする必要があります

お墓を守ることまとめ

お墓

お墓を守ることについていろいろと書いてきました。
終活ねっとの今回の記事の内容をまとめますと以下のようになります。

  • 「お墓を守る」とは、先祖代々のお墓が朽ちることなく続いていくように、管理面や金銭面などで責任を持っていくことを指す。具体的にはお墓関係の行事を主催・参加し、管理に必要な金銭を負担するのが役割である。
  • お墓を守る人については法律(民法)では明記されてはいないが、慣習に則って決めていく必要がある。基本的に長男が引き受ける場合が多いが、地域によっては親族の話し合いで決めたり、また事情に応じて長女や次男などの長男以外の人間がが引き継ぐ場合もある。
  • お墓を守る人がいない場合はまずは墓じまいをする必要がある。そのあとで遺骨をどうするかは永代供養や樹木葬などの選択肢から選ぶことになる。

お墓を守るということについては、ゆくゆくは誰もが一度は考えなければいけない大切なことです。

そのためにも、お墓を守るということを他人事のように考えないで、いざという時のためにもまずはお墓を守ることについて家族の中で話し合っておくことから始めてはいかがでしょうか?

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