納骨にかかる費用について相場や内訳など丁寧に説明いたします!

葬儀と火葬が終わったら次は納骨です。 でも納骨っていったいどんな費用が必要で、いったいいくらかかるの? 納骨の方法もお墓や納めるだけではありません。納骨堂や最近よく聞く永代供養ってお墓とどう違うの?費用の差は?その他にも、低費用の埋葬方法についてご紹介いたします!

目次

  1. 納骨にかかる費用について
  2. 納骨式にかかる費用
  3. お墓に納骨する場合の費用内訳
  4. 納骨堂に埋葬する場合の費用内訳
  5. 代表的な宗教によってかかる費用
  6. 納骨の費用を抑えるための選択肢
  7. 納骨にかかる費用まとめ

納骨にかかる費用について

仏壇

ご家族が亡くなり、火葬も済んだ所で次に気になるのはご遺骨の埋葬についてではないでしょうか?
既にお墓をお持ちの場合は、そのお墓に納骨するのが一般的かと思います。
ですが、いざ納骨となると、いったいどんな手続きがあって費用はどのくらいかかるの?

実際に調べてみると、葬儀にも負けず劣らず納骨も費用がかかるものです。
え、こんなにかかるの?と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが納骨といっても、お墓に納めるだけが納骨ではありません。

お墓よりも納骨堂に納骨するメリットは?費用はどのくらい?
実際にどんな費用が必要になるの?宗派も関係あるの?
なかなか細かな部分はいざとなってみないとわからない内容ばかりです。

いますぐに必要ではなくとも、ご家族やご自身のご遺骨をどう管理するか、終活の一環として一度考えてみるのもよいのではないでしょうか?
この記事ではそんな納骨について、費用の相場・内訳についてひとつひとつ解説していきます。

その他、納骨以外の費用を抑えたご遺骨の埋葬方法についてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • 納骨式とは?納骨式の費用とその内訳
  • お墓に納骨する場合かかる費用は?
  • 納骨堂の費用はいったいいいくら?
  • 宗教による納骨費用の違いってあるの?
  • 納骨以外にも埋葬方法はあります!

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納骨式にかかる費用

お墓

納骨式または納骨法要とは、お墓へ納骨する際に、僧侶などに同席してもらい墓石へご遺骨を納める法要のことです。
ご遺骨は通常少なくとも四十九日の間はご自宅で保管し、納骨式は四十九日か一周忌の法要に合わせて行われるのが一般的です。

納骨式を行う場所については、埋葬する墓地の管理を行っている所へ確認しておきましょう。
その他、納骨の際には埋葬許可証が必要になります。
埋葬許可証は、火葬許可証に火葬場が火葬を行ったという証明の印を押したもののことをいいます。

納骨式を寺院で行う場合はその寺院に予約の連絡が必要になります。
この際、浄土真宗以外では卒塔婆の用意も依頼します。
納骨堂等の寺院以外で納骨式を行う場合は、必要に応じて僧侶の派遣を依頼します。

納骨式を四十九日の法要と同時に行う場合など、親戚一同で会食を予定しているのであれば、食事の手配もしておきましょう。
段取りが整ったところで親戚へ連絡します。

以下で納骨式にかかる費用について詳しく見ていきましょう。

お布施

お布施の金額は地域や宗派、寺院、寺院との付き合いなどによっても変わってきます。
納骨式の場合のお布施は1万円から3万円程といわれております。
納骨式と他の法要と合わせて行う場合は、それぞれの法要の分のお布施も一緒に包みます。

お布施の金額は決められているわけでもなく、寺院側から明示されることも通常ないため、いくら包むのか迷われる方も多いかと思います。
その場合は寺院へ直接問い合わせてみるのが間違いないでしょう。

その際、寺院側からはお気持ちで結構ですと回答される場合も多いかと思いますので、他の皆様はどれくらいお布施をされていますか?といった聞き方ですと、相手も金額を答えやすいのではないでしょうか。

お布施の包み方は半紙でくるんだお札を奉書紙で包むのが一番丁寧な方法です。
奉書紙が手に入りにくい場合は、何も印刷されていない白い封筒を使用しても構いません。
市販の封筒で、お布施とプリントされているものもありますので、そちらを利用しても良いです。

封筒を利用する場合は、裏面に金額と住所を書いておきましょう。
ちなみに、奉書紙は大きめの文房具店で、封筒は文房具店のほかコンビニやスーパーなどでも取り扱っている場合が多いです。

水引は一般的には不要ですが、地域によって異なる場合があります。
お住まいの地域で特に水引を使用する風習が無い場合は、水引を使用しないのが無難です。

御車代

御車代は納骨場所が寺院でない場合など、僧侶に足を運んでもらった際にお渡しします。
一日につき1万円程度をお渡しするのが目安です。
お布施とは別に包み、御車代と表書きします。

御膳料

御膳料は法要の際の会食に僧侶が同席せずに欠席する場合にお包みします。
金額の目安はお一人につき5千円から1万円です。
御前料と表書きして包みます。

塔婆料

塔婆料とは塔婆を立てる際に必要となってくる費用です。
塔婆料の相場は2千円から1万円程度となっています。

お布施などと異なり寺院によって金額が決まっているので、寺院へ金額を確認しお布施とは別に包むようにしましょう。

先述した通り、浄土真宗などの宗派では塔婆は立てないので、塔婆料は必要ありません。

お供え物やお花

必要に応じてお供え物お花も用意しましょう。
お供え物に特に決まりはありませんので、故人の好きだった食べ物や飲み物等をお供えします。
一般的にはお菓子やお酒等が多いですが、墓地によりお供えをお断りしている品目がある場合もありますので事前に確認しておきましょう。

また、お供え物は納骨式が終わった後に持ち帰らなければならないことが多いので、持ち帰りすることも考慮して選ぶと良いでしょう。

費用は合わせて4千円~1万円くらいを目安に考えるといいでしょう。

お墓に納骨する場合の費用内訳

お墓

これから墓地や墓石を購入する場合は、その費用もかかることになりますが、既にお墓がある場合にかかる費用は納骨式と以下に紹介する費用を合わせたものです。
お墓へ納骨する場合、納骨そのものの費用以外にもかかる費用についてご紹介いたします。

お墓へ納骨する場合に必要な費用についてよく確認しておきましょう。

石材店に払う費用

納骨式では寺院以外にも石材店へも依頼をしなければなりません。
石材店に依頼する内容としては、墓誌へ新たに戒名などを刻むための彫刻費と、墓石の開け閉めを行ってもらうための作業費用です。

彫刻費の相場は3万円から4万円程になります。
作業費用は2万円前後が相場ですが、ご家族など身内だけで開け閉めができるのであれば必要はありません。

また、生前に名前を刻んでいた場合、赤色を消して白色に塗り直してもらいます。
この場合、おおよそ1万円から3万円ほどかかると見込んでおきましょう。

手桶など小物の費用

手桶などの小物も忘れてはいけません。

プラスティック製の安い手桶と柄杓のセットであれば2、3千円程度で購入出来るものもあります。
墓地や霊園によっては共用の物が設置されている場合もありますので確認しておくとよいでしょう。

納骨堂に埋葬する場合の費用内訳

お墓

納骨堂とは、室内にご遺骨を納めることのできるお墓の形態です。
ご遺骨を納めた納骨壇らずらりと並んだロッカー形式の物や、ロッカー形式よりも大きめな仏壇を並べたような形式、室内に一般的はお墓のように墓石を建てる室内型墓所というものもあります。

最近では、コンピューター管理されており、機械を操作するとお参りスペースに自動的にご遺骨が運ばれてくる自動搬送式というものもあります。
納骨堂の費用は平均して80万円前後だとされていますが、場所や形式により費用には差があります

ここでは納骨堂へご遺骨を納める際の費用について内訳をご紹介していきます。

永代使用料・永代供養料

永代使用料とは、霊園や墓地をを使用する権利を得るための費用のことを指します。
それに対し、永代供養料とは遺骨を預かり永代にわたって供養を行う費用です。
納骨堂は永代供養の場合とそうでない場合があります。

永代供養の納骨堂の永代供養料は10万円から100万円と相場にも幅があります。
これはそれぞれの納骨堂により異なるためです。

維持・管理費

納骨堂に支払う費用に、年間の維持管理費があります。
これはほとんどの場合、ご遺骨を個別に保管してもらう場合に発生します。
ご遺骨を個別に保管するためには、それぞれのスペースを確保する必要があるため、ご遺骨を納める場所の賃貸料のようなものと考えることができます。

ご遺骨を合祀墓に合祀する場合でも、納骨堂によっては管理費がかかることもありますので、事前に確認しておきましょう。
管理費の相場はおおよそ1万円から1万5千円ほどです。

檀家料・入檀料

寺院へご遺骨を埋葬する場合、基本的に檀家になる必要があります。
その際入檀料として約10~30万円程がかかるのと、檀家料として年間で約5千円から2万円ほどがかかります。
宗派や寺院などによっても異なってきますので、上記のように相場にも幅があります。

納骨堂の場合、宗派を問わずご遺骨を受け入れている場合が多く、檀家になる必要がないこともよくあります。
ですが、納骨堂の中には管理している寺院の檀家にならなければならない場合もありますので、納骨堂を選ぶ際には檀家になる必要があるかどうかも確認しておく必要があります。

ご遺骨を納める納骨堂を決める際は、いくつか候補を決めて見積もり依頼し、費用の合計だけでは無く料金に含まれるサービスや追加料金が発生しないかなども確認して比較するとよいでしょう。

ご遺骨を個別に保管してもらっていたはずが、実は数年で合祀墓へ移動する契約だったということもありますので気をつけましょう。

代表的な宗教によってかかる費用

お墓

同じ仏教でも宗派の違いにより、葬儀やお参りなどの形式も異なってきます。
納骨に関しては、基本的には故人の宗派と同じ寺院へご遺骨を納めることになるかと思いますが、納骨堂や霊園などへ納骨する場合は、宗派を問わず受け入れてくれるところが多いです。

そのため、基本的には宗派による納骨の費用に差はあまり無いといえます。
ですが、宗派によっては塔婆を立てる必要がないといった若干の違いはありますので、それぞれご紹介していきたいと思います。

浄土宗

浄土宗では一般的には塔婆を立てる習慣があります
塔婆を立てるということは、それ自体が善い行いであるとされており、追善供養として行われます。

追善供養とは、故人が生前に積んだ善い行いを、生きている人が行う善い行いで補うことで、故人の善行となり成仏を助けるという供養の方法です。
故人の善行としてだけではなく、故人の供養として塔婆を立てた人自身にとってもの善行となるため、善い行いは最終的に自分へ返ってくるという考え方です。

表書きに南無阿弥陀仏と書かれたものが浄土宗の塔婆です。
塔婆の本来の形としては梵字を書くものなので、梵字が記されることもあります。

浄土真宗

浄土真宗では塔婆を立てる習慣がありません
浄土真宗の教えでは亡くなった人は皆、阿弥陀様により成仏できるという教えですので、追善供養ということ自体を必要としません。

法要などの行事は故人の供養のためではなく、残された者たちが仏の教えと出会うことが目的です。
そのため、故人の供養を目的としている塔婆は必要がないということになります。

曹洞宗

曹洞宗では一般的には塔婆を立てる習慣があります
その意味や追善供養の考え方などは浄土宗の項目でご紹介いしたことと同じになります。
僧侶に依頼し、塔婆を用意してもらいましょう。

曹洞宗の塔婆の表書きは梵字でキャ、カ、ラ、バ、アと記されます。
この五文字は供養塔として使われる五輪塔を表しています。
五輪塔の五とは、仏教の教えでいうあらゆる世界を構成する地、水、火、風、空の五つの要素を表す五大のことです。

塔婆は形や大きさは地域や宗派によっても異なってくるのですが、霊園によっては塔婆の長さを制限しているところもあるので事前に確認しておきましょう。

納骨の費用を抑えるための選択肢

仏壇

納骨の方法はお墓への埋葬以外にもいくつか方法があります。
いずれの方法の場合でも、一般的なお墓への納骨よりも費用を抑えることができる場合が多く、また、お墓を管理する必要がないことなどから埋葬方法として選択される方も増えています。

この項ではお墓・納骨堂への納骨以外の埋葬方法の種類と、その費用についてご紹介していきます。

永代供養

永代供養とは、ご遺骨を霊園や寺院に預け、ご遺族のかわりに供養や管理を行ってもらう供養の方法です。
お墓を持たない供養の方法として、近年急速に普及しています。

永代供養は一般的なお墓を持つよりも費用を安く抑える事が出来る場合が多いです
また、お墓の管理をする継承者がいない場合などにも、選ばれることが多いです。
基本的には宗派などによらず、誰でも利用することができることも特徴の一つです。

永代供養では一般的な霊園と違い広い敷地を要しない場合が多いです。
そのため、交通の利便性の高い地域に建てられていることも多く、お参りのしやすさも永代供養の良いところです。

永代供養にかかる費用は場所や種類により様々で、例えば10万円~150万円、あるいはそれ以上となる場合もあります。
ですが、おおよそ平均は70から80万円前後と一般的なお墓への埋葬よりも低費用となっています。

また、注意しなければならないこともあります。
永代供養の場合、ご遺骨が合祀墓(ごうしぼ)という共同のお墓になることが多いです。
合祀墓になった場合ご遺骨を取り出す事が出来なくなりますので、ご遺族間できちんと相談しておく必要があります。

費用やその内容に関しても、管理の身で供養が含まれていなかったり、供養の回数が決まっていたり、実際には永代ではない場合等もありますので、しっかりとした確認を行ってからご遺骨の預け先を決めることをおすすめいたします。

散骨

散骨とは自然葬とも言われている通り、ご遺骨を海や山などの自然に撒く方法のことです。

海へ散骨する海洋散骨が最も多く一般的です。
海洋散骨はその散骨方法により費用が異なってきます。

業者などが所有する船を一家族で貸し切って散骨する場合30万円前後が相場になります。
一家族での貸し切りの場合、船の規模にもよりますが、10名程度が一緒に乗船できるため、ご家族だけではなく親戚の方も一緒に散骨にすることが可能です。

船を複数の家族で借り、合同で散骨する場合は一家族で貸し切るよりも当然費用は安くなります。
おおよそ10万円前後まで費用を抑えることができますが、その反面、一緒に乗り合わせられる家族や親戚の方の数が数名に限られることや、日程を一家族が自由に決める事が出来ないと言った制約があります。

また、家族の方は船に乗り合わせず、ご遺骨を業者に預ける委託散骨というのもあります。
委託散骨の場合、ご家族の手で直接散骨することはできませんが、費用に相場が大体5万円前後と低費用のため、費用を抑えたい場合にはおすすめです。

最近ではご遺骨を宇宙へ散骨する宇宙葬といったものもあります。
費用は数十万円から数百万円と決して安くはありませんが、ロマンあふれる埋葬方法です。
宇宙や天体が好きな方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

個人で散骨することも不可能ではありませんが、ご遺骨をご遺骨とわからないほどに粉砕しなければならないことと、散骨する土地の所有者や管理者に許可を得なければならないことに注意しなければいけません。

上記の点をきちんと守らなかった場合、遺骨遺棄罪という罪に問われることになってしまいます。
また、ご自宅の庭などに散骨をすることは、ご近所の方とのトラブルになることもあったりするので、あまりおすすめはできません。

樹木葬

樹木葬とは、山林や霊園の敷地内の木々や草花を墓標としてご遺骨を埋葬する方法です。
ご遺骨が自然に還ることができるということから、最近ではこの方法を選ばれる方も増えています。

お一人に一本の墓標となる樹木を植えて、その根元に埋葬するという形が元々一般的でしたが、敷地の関係などから対応してくれる霊園は多くはありません
ですので、樹木葬を行う場合は決められた区画の中に複数人のご遺骨を納める合同墓のような形が多くなります

合同墓形式の場合や、埋葬ではなく散骨する場合は後々にご遺骨を取り出す事ができなくなってしまいますので注意しましょう。
手元供養なども考えている場合は、事前に分骨しておくのも一つの方法です。

樹木葬の費用相場は一般的なお墓への埋葬よりは安く、20万円~70万円前後となります。
樹木葬は永代供養という形になり、管理は霊園が行ってくれるので一般的なお墓のように墓地の継承などを行う必要がありません。

その他、名前を彫った石碑を設置したりといった別料金のオプションがあったり、一時的に管理料が発生したりする場合もありますので、霊園側に確認しておきましょう。

納骨にかかる費用まとめ

お金

いかがでしたか?
納骨にかかる費用やその内訳について参考になりましたでしょうか。
納骨の方法もお墓に納めるだけではないことがわかりました。

社会の変化とともに、お墓の形や供養のスタイルも多様化してきています。
どの納骨や埋葬の方法を選ぶ場合でも、それぞれの費用やメリット、デメリットをよく理解し、ご遺族の方々でしっかりと相談して決めましょう。

以下にこの記事のポイントとなるそれぞれの費用相場をまとめてみました。

  • 納骨式の費用相場は約2万円から8万円前後
  • お墓に納骨する場合は上記に加えさらに約3万円から7万円前後
  • 納骨堂に納骨する費用は80万円前後が相場
  • 永代供養の場合の費用相場は70から80万円前後
  • 散骨はおよそ5万円から30万円前後で可能
  • 樹木葬は20万円から70万円前後が相場

納骨や埋葬は、それで終わりというものではありません。
お墓であれば残された家族に代々継いでいかなければなりませんし、管理料などの永続的にかかる費用についても考える必要があります。

最近では、お墓を継ぐ人がいないため、お墓を閉じて永代供養に切り替えるといったケースも増えています。
自分だけでなく、子供や孫、子孫へのお墓の残し方も考えなければならない時代になったのかもしれませんね。

また、終活の一環として一度ご自身の納骨や埋葬の方法についてじっくりと考えてみるのも良いのではないでしょうか?
最後までお読み下さりありがとうございました。

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