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お墓は長男だけが入れるの?お墓を巡った相続問題と解決策

お墓は一般的に長男が継ぐケースが非常に多いです。お墓は長男だけが継ぐものなのか、長男以外でも相続できるのかと疑問を持っている人もいるでしょう。ここでは、お墓を巡った相続問題やその解決策について紹介します。お墓の相続に悩んでいる方はぜひお読みになってください。

長男がお墓を継ぐもの?

人々

日本のお墓においては、長男が継ぐことが多いと言われています。
自分の周りを思い出してみても、親の喪主を努めるのは長男ばかり...
お墓の相続って長男が必ずするものなの?
そんな風に、先祖代々のお墓がある家庭では、お墓の相続が気になる人も多いのではないでしょうか。

将来、自分がそのお墓に入れるのか?
また、長男がお墓を継いだら自分はどうしたらいいのかなど、様々な疑問や不安があると思います。

ここでは、

  • 継承者は誰が決めるのか
  • お墓の継承は法律ではどうなっているの
  • お墓の継承者が決まらない場合にはどうするの
  • 長男がお墓を継いだら次男はどうするべき

について解説いたしします。

死後、誰もがお墓に入るのが当たり前の日本で、お墓は誰のものなのでしょうか?
あなた自身が長男であったり、、お墓の相続で疑問を感じている人はぜひ確認して悩みを解消してください。

お墓は継承するもの

お墓

先祖代々のお墓がある場合には、血族がそのお墓を受け継ぎ、管理をしています。
お墓は受け継ぐことを承継と言い、代々受け継ぐものとされています。

お墓の管理をしている親が亡くなった時には、そのお墓は誰が継ぐのか、どうやって相続するのか疑問に思っている人も多いことでしょう。

お墓の相続は通常の不動産とは違う扱いを受けます。
では、どんな相続をさせるのでしょうか?

お墓や仏壇は祭祀財産

お墓を通常の不動産と同じように考えている人もいるかもしれませんが、お墓や仏壇は祭祀財産と呼ばれます。

この祭祀財産には、墓地や位牌、墓碑なども含まれます。
この祭祀財産は、通常の不動産や預金などの財産とは違い相続税はかかりません。

継承と相続との違い

お墓は子孫が継承していくものですが、不動産などの財産も相続をして受け継いでいくのが一般的です。
そのため、この継承と相続との違いは何なのか疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?

相続は、その財産の所有者が亡くなった時に受け取るものです.
一方で継承は、財産などに限らず、地位などを譲るときにも継承という言葉が使われます。
しかし、祭祀財産も基本的には生前での継承は認められていません。

祭祀財産の場合では、継承も相続も同じように思えますが、違いとしてあげられるのが分割ができないということです。
不動産や預金は、複数の相続人が分割して受け取ることができます。

祭祀財産では、分割することは認められておらず、原則として承継者は一人となります。
これが祭祀財産での継承と、一般的な不動産の相続との違いです。

継承者は故人の遺言・指定による

人々

お墓が継承されるものであることがわかりましたね。
では、継承する人は一体誰が決めるのでしょうか?

お墓などの祭祀財産を継承し、管理している人を祭祀主宰者と言い、この祭祀主宰者の意思によって、継承者を指定することができます。

一般的には、祭祀主宰者の遺言で指定をしたり、口頭によって継承者を決めることになります。

多くの場合家を継ぐ=お墓を継ぐ

遺言などで継承者の指定があれば、それに従いお墓を継ぐことになります。
しかし、生前に口頭による指定もなければ、遺言もないといったケースではどうなるのでしょうか。

昔から、日本では家を継ぐ者がお墓を継ぐといった慣習があります。
祭祀主宰者からの遺言であったり口頭での指定がなければ、この慣習に従うことになります。

長男・家の継承者が継ぐ

日本では、長男が家を継ぐといった慣習があり、今生活している地域でもそうだという人もいることでしょう。
この慣習が強い地域ではそれに従い、家を継ぐ長男がお墓も継ぐといったケースが多いようです。

法律によって定められているわけではありませんが、こうした慣習が根強く残っており、時に法律以上の効力を発揮することもあります。

次男でも娘でも、多くは親族が継承

ここまでの流れでは、結局のところお墓は長男が継ぐのかと思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、お墓は長男でなければいけないということはありません。

次男でも、娘であってもお墓を継ぐことは可能です。
お墓は、長男に限らず、多くは親族が継承することになります。
こちらも慣習となっていますが、すでに遺骨が納められたお墓は売買ができないものなので、売買させないためにも親族のみとなっているようです。

法律による相続の規定はない

人々

今までの説明を読んでいると、お墓の相続は意外に曖昧なものと感じたのではないでしょうか。
祭祀主宰者の指定によって継承者を決める、もし指定がなければ慣習に従うなど、もっと明確な規定によってお墓の相続者を決めるべきではないかと思う人もいるでしょう。

しかし、法律によるお墓の相続の規定はありません。
一般的には、お墓は家族であったり親族が継ぐものといった考え方がありますが、法律上では誰でもお墓を継ぐことは可能です。

社会の「慣習」による継承

法律では規定はありませんが、お墓の継承では社会の慣習によって決めることが多いようです。

お墓を新しく建てるとなると多くの費用が必要です。
この負担のことを考えれば、法律上誰でも継承できるのなら、ぜひ自分が継承したいと思うのではないでしょうか。

先祖代々のお墓があり、明確な遺言などでの指定がない場合には、親族間でこのお墓の継承によるトラブルが発生することも少なくないようです。
このトラブルに発展した時には家庭裁判所によって決めることもあります。

家庭裁判所に判断をゆだねたとしても、お墓の継承は、その地域での慣習によって決めることになるようです。

祭祀継承者には明確な基準がない

お墓を継承したい人にとって、祭祀継承者になるための条件などはないのかと思う人もいるのではないでしょうか。
一定の条件を満たしていないと祭祀継承者にはなれないといった基準があれば、もしかしたら自分が祭祀継承者として選ばれるのではと思うことでしょう。

しかし、この祭祀継承者になるための明確な基準はありません。
そのため、話し合いで決める場合には、どうしてももめるケースが多いようです。

長男に嫁がいない・独身の場合

長男がお墓を継ぐという慣習があったとしても、お墓の相続は基本的には永代的にお墓を継いでいくことを前提としています。
長男に嫁がいないこと、独身であった場合には次男がお墓を継ぐというケースも多くあります。

血縁がなくても相続できる

多くの場合では、祭祀継承者の家族がお墓を継ぐことになります。
しかし、最近では少子化により、この祭祀財産の継承者がいないといったケースも多いです。

この場合では、継承する家族がいないため、親族が継承するといったこともあります。
また、お墓は法律上では誰でも相続できることから、もし血縁がなくてもお墓を継ぐこともできます。
その際には、親族の了承と墓地管理者両方の納得が必要不可欠です。

お墓の継承者が決まらない場合

人々

お墓の継承では、トラブルに発展するケースがあります。

お墓を継承することができれば新たにお墓を建てる必要もありません。
自分が亡くなった時でも、お墓を継承していれば子供が継承すればいいので、家族に余計な負担をかけることもありません。
そのため、兄弟が多い場合には、誰がお墓を相続をするかでもめることがあります。

一方で、親族がほとんど東京などの都市部に移住したことで、誰もお墓を継ぎたがらないというケースもあります。

こんなとき、どのようにしてお墓の継承者を決めれば良いのでしょうか?
また、お墓の継承者が決まらない場合どのような事体が起きるのでしょうか?

遺産相続の費用も含めて話し合う

話し合いで決めるといっても、誰もがお墓を継ぎたいと思っている場合には、なかなか決着をつけることができません。
このお墓の相続の話し合いでは、遺産相続も含めて話し合うことで上手くまとまることもあります。

通常、遺産相続では兄弟なら同じ分配となります。
しかし、祭祀財産を継承した人は新たにお墓を建てたり、墓地を探すといった手間もなくなります。

しかも相続税も必要なく、継承者はかなり得をした印象を受けることでしょう。
そのため、この得をした分を遺産相続の分配を多めに渡すことで、上手く話をまとめることもできるでしょう。

遺産の中に預金が多くあるケースでは、お墓を相続できない人には、お墓を建てる費用分多めに相続させるなどすれば、スムーズにお墓の継承もできるのではないでしょうか。

墓地管理者も交えた話合い

お墓の継承の話し合いでは兄弟同士で話し合ったり、親族の中にも継承したい人がいれば、その親族も含めることになり、さらにもめる原因ともなります。
こうした話し合いでは、墓地の管理者も交えた話し合いをする必要があります。

墓地によっては、使用規則のなかに墓地使用権の承継について定めているところもあります。
民法では誰でも相続できるとされているお墓ですが、墓地によってはこの使用規則によって相続できる人が制限されていることがあります。

お墓の相続でもめているときには、墓地の管理者や使用規則なども含めて話し合うのも一つの方法です。

お墓の継承者を決めなければ納骨できない

お墓の承継者には、墓地や墓石の管理をする義務があります。
また、承継者には、この墓地や墓石、遺骨に関しての決定権も持っています。

墓地の使用権は祭祀継承者が持っていることから、この継承者が決まらないと、原則として納骨をすることもできません。
故人をしっかりと供養するためにも、できるだけ早く祭祀継承者を決めることが大切です。

長男がお墓を継ぐものなのか

お墓

故人の供養を考えると、お墓を継ぎたくても、いつまでももめるわけにはいかないと考える人も多いことでしょう。

一般的な慣習で考えれば、長男がお墓を継ぐケースが多く、次男は自分のお墓のことを考える必要があります。

新たにお墓を購入する

先祖代々のお墓を相続できない次男がまずとる行動の一つが、新たな建墓をすることです。
お墓を相続できない以上は、自分達の家族が入るお墓を建てる必要があります。

とはいっても、このお墓を建てるためには通常100~200万円は必要と言われ、手軽に建てられるといったものではありません。
そのため、祭祀継承者を決める話し合いでは、このお墓を建てる費用なども含めて話し合いを進めるのが良いでしょう。

お墓は生前に建てることも可能です。
遺産相続の際に、お墓を継承できないのなら、その新たな建墓費用を出してもらうような話し合いをしておけば、お墓の心配をする必要もありません。

永代供養を申し込む

もう一つの方法が、永代供養を申し込むことです。
永代供養とは、お寺や霊園が家族に代わり供養をしてくれるというものです。

この永代供養を利用することで、お墓を新たに建てる必要もないので、残された家族に負担をかけることもありません。
永代供養をしてくれるお寺や霊園は全国にあり、生前予約も可能です。

お墓を建てたり、管理などの負担を家族に負わせたくない人は、この永代供養の利用も考えてみましょう。

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長男・次男のお墓の相続問題まとめ

人々

いかがでしたか?
長男と次男とのお墓の相続問題に関してみてきました。

今回は、

  • 継承者は故人が遺言などで指定し、指定がない場合には話し合いによって決める
  • お墓の継承者は法律上では誰でもよい
  • 上手く継承者が決まらない場合には、遺産相続も含めたり、墓地管理者も交えた話し合いをする
  • 長男がお墓を継ぐときには、次男は建墓するか、最近では納骨堂や永代供養を利用する

などのことをお話ししましたね。

長男がいる場合には、次男がお墓を継ぐのは難しいでしょう。
しかし、遺産相続も含めて上手く話し合いをまとめれば、長男以外の人でもお墓の心配をなくすこともできます。

お墓の相続ももちろんですが、より広い視点で相続を考え、親族間でもめて故人を悲しませるようなことがないようにしたいですね。

相続や親族に関しての記事をご用意したので、ぜひご覧になってください。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。

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