葬儀の流れが分かる!葬儀から納骨までの流れを解説します!

葬儀は故人の一生の最後の大切な儀式です。 故人は勿論、参列者にも失礼のないよう振る舞わなければなりません。 でも聞き慣れない言葉や慣習もあり、葬儀の流れは分かり難いことが多く、心配になりますね。 葬儀はどんな儀式か、段取りや注意点など納骨までの流れを解説します。

目次

  1. 葬儀の流れを確認しましょう
  2. 葬儀とは
  3. 葬儀の日程・時間は?
  4. 葬儀の一連の流れ
  5. 喪主や親族の葬儀の流れは?
  6. 葬儀後から納骨までの流れ
  7. 宗派別の葬儀の流れ
  8. 葬儀のマナーについて
  9. 葬儀の流れについてまとめ
  10. 終活ねっとが運営する「親切なお葬式」

葬儀の流れを確認しましょう

お墓

皆さんは、葬儀の流れをよくご存知ですか。

葬儀は、地域や宗教によってやり方や作法もいろいろ異なることもあると思いますが、亡くなられた方の一生の最後に来る大切な儀式です。

葬儀のことは知っているように思っていても、いざ自分が中心になって考えてみると、意外とよく分からないことが多いものです。

実は、葬儀には普段聞きなれない言葉や慣習もいろいろあります。
なので、どのように準備したらよいのか心配になることも多いと思います。

亡くなられた方だけでなく、遺族・親族や弔問に来られる方に失礼のないようにきちんと振る舞うためにも、葬儀の流れをしっかりと理解して準備しておくことが大切です。

この記事では、

  • そもそも、葬儀とはどのような儀式か?
  • 葬儀の日程・時間はどのように決めるのか?
  • 葬儀の一連の流れはどうなっているのか?
  • 特に喪主や親族の流れはどうか?
  • 葬儀後の納骨までの流れは?
  • 宗教や宗派で違いがあるのか?
  • 葬儀で注意すべきマナー?

など、葬儀の流れについて心配になることを、分かりやすく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

葬儀とは

葬儀

葬儀の流れについて具体的な説明を始める前に、葬儀とはどういう儀式なのか考えておきましょう。

葬儀とお葬式の違いは?

皆さん、葬儀・葬式・通夜・告別式など、違うようであまり違いの分からない言葉をよく耳にすることが多いと思います。

地域や宗派によっていわゆる葬儀のやり方、言葉の定義も違うと思いますが、葬儀とは、言葉のとおり、亡くなられた方を葬る儀式です。

通常この葬儀の前に通夜、葬儀の後に告別式が行われます。
この通夜・葬儀・告別式の一連の儀式をまとめてお葬式ということも多いようです。

ただ、あまり意識して区別をせずに、葬儀とお葬式が混同して使われていることも多いです。
なので、日時の確認などをするときは、その意味をしっかりと確認する必要があります。

通夜・告別式との違いは?

では、通夜と告別式の具体的な違いを見てみましょう。

通夜

通夜は、遺族・親族や亡くなった方と親しい知人などが集まり、故人を偲び、供養する儀式です。

本来は、夜通しご遺体に付き添い、ろうそくの灯明と線香の火を絶やさないようにしつつ、故人を偲ぶもので、その意味で「通夜」といわれるものでした。

しかし、最近は告別式に出席できない人が告別式に先立ち故人にお別れをする、という意味合いもある儀式になっています。

告別式

告別式は、親族だけでなく勤務先の関係者や故人の友人・知人が、故人にお別れを告げる儀式です。

宗教や宗派の違いによりそのやり方は多少異なります。

最近は、告別式の通知として、葬儀の開始時間を含むことも多く、逆に葬儀の日程の中で、通夜や告別式を含めて通知する場合もあります。

必ずしも、本来の意味通りではない使われ方も多くなっていますので、注意が必要です。

葬儀の日程・時間は?

葬儀

では、葬儀までにどのくらいの日数が必要なのでしょうか?
また、葬儀にかかる時間はどのくらいかかるのでしょうか?

葬儀に必要な日数

葬儀までの日数は、遺族の故人への思いや、参列予定者の都合、葬儀会場や火葬場の空き具合、祭祀を司るお坊さん(神父さん)の都合、などにより異なります。

ただ、あまり長い期間ご遺体を置いておくのは好ましくないものと考えられており、一般的に2・3日~1週間くらいの間に葬儀が行われることが多いようです。

葬儀の日程

病院など自宅以外で亡くなられたときは、一般的にはご遺体を自宅に搬送します。

当日、遅くとも翌日には納棺し、その後、通夜、葬儀と進められるのが一般的な段取りです。
ですから、葬儀まで早くても2日か3日はかかります。

できるだけ長く、故人を偲びたいとのご遺族の感情もあると思います。

一方で、あまり長い間ご遺体を置いておくのは好ましくないと考えられており、1週間をめどに葬儀を行うのが一般的です。

ただ、東京では火葬場の空きがないことも多く、葬儀が10日くらい後になることも少なくありません。

また仏教の葬儀では友引を避けるという慣習があります。
友引の日を休みとする火葬場もあるため、キリスト教葬でも友引を避ける事例も見られます。

しかし、最近はこのような慣習をあまり気にせず、遺族の都合等を優先し、友引でも葬儀を行うという事例も増えてきているようです。

葬儀を行う時間帯は?

お通夜は、通常夕方の午後6時前後から行われるのが一般的です。
一方で、葬儀は本来午前中に行われるものでした。

しかし、葬儀場の空き具合や参列者の出席の便宜も考え、午後2時ころからの開始となる場合もあります。

葬儀にかかる時間は?

お通夜は、1時間~1時間半くらいの読経と、ご遺族、親しい友人・同僚などによる焼香の後、別室で簡単な通夜振舞いを行うのが一般的な慣習といえます。

通夜開始の1時間くらい前から準備をはじめ、お通夜のセレモニーとその後の通夜振舞いまでの時間が2・3時間くらいです。

なので、3時間~4時間くらいかかることが多いでしょう。

葬儀は、参列者の数や弔辞等の数、地域の慣習などによりかなり異なりますが、通常は葬儀・告別式のセレモニーだけなら1時間から1時間半くらいです。

遺族・親族は葬儀開始の1時間前には集合し、告別式終了後も、出棺・火葬、さらに諸七日法要・精進落としと続くことが一般的ですので、4時間~5時間近くかかることもあります。

葬儀の一連の流れ

葬儀

遺族・親族・参列者は、葬儀開式の10分から15分前くらいに葬儀場に入場し、着席します。

葬儀開始に先立って、司会者から遺族・親族・参列者に進行についての注意が述べられます。
その後、葬儀を執り行うお坊さん(僧侶)をお迎えし、葬儀の開式となります。

ここで、葬儀の一連の流れを整理しておきましょう。

開式の辞

お坊さんが葬儀場に入られるときは、司会者の合図により参列者一同、合掌してお迎えします。
お坊さんが着座した後、司会者が開式の辞を述べます。

司会者を誰が務めるかは、葬儀の主催者が遺族かどうかにより異なる場合もあります。
葬儀場の担当者が行う場合や、主に社葬では会社の責任者などが司会をすることもあります

開式の辞の例文

開式の辞は、次の例文のように葬儀を行う旨を簡潔に述べるものです。

  • 「ただいまより、故○○殿の葬儀をとり行います。 ご一同様 合掌・礼拝をお願いいたします」
  • 「ただいまより、故○○様の葬儀を始めさせていただきます。 皆様、合掌…礼拝」
  • 「本日はご多忙中のところ、ご臨席いただきましてありがとうございます。 ただいまより、故○○殿の葬儀ならびに告別式をとり行います」
  • 「ただ今より、故○○殿の〇〇社葬をとり行います。 ご導師は、○○寺ご住職〇〇導師です」

司会者により「開式の辞」が述べられた後、続けて僧侶の読経が始まります。

僧侶の読経・引導

僧侶の読経は、仏教の宗派の教えにより説明や使われる言葉が異なることもあります。

ですが、基本的には亡くなられた方を弔い、極楽往生を祈念するものといえます。

「読経」に時間は、宗派や葬儀の内容にもよりますが、30分から1時間弱です。
読経の後に、宗派により異なりますが、「引導」が渡されることがあります。

引導とは?

読経の後、僧侶が棺の前に進んで経文を読み上げることがあります。

これは、故人が、現世への未練・迷いを断ち成仏し来世へと旅立ちできるようにするもので、この行為を引導を渡すといいます。

「引導」とは、仏道の教えに引き入れ導くことで、経文を唱えることで死者などの霊を仏道に導くという意味です。

仏教の宗派により異なり、引導が行われない場合もありますし、行われる場合でも形が異なることがあります。

弔辞・弔電の紹介

僧侶の読経の合い間に、弔辞が述べられ、弔電の披露が行われます。

弔辞の準備方法

故人のご友人などで弔辞を希望される方がいれば、心よくお願いしたほうがよいでしょう。

喪主・ご遺族から弔辞をお願いする場合は、故人と親しかった方や会社の上司・同僚など故人と関係が深かった方にお願いするのがよいでしょう。

本数は、2本から3本以内で、1つ3分くらいまでが好ましいでしょう。

弔辞の形式は特にありませんが、故人との関係や故人への自分自身の思いを述べて、個人の冥福を祈り、家族への慰めの言葉を伝えるとよいでしょう。

弔辞は、以前は奉書に薄墨で書き「弔辞」と表書きをするのが礼儀でしたが、最近ではパソコンなどで作成する方も少なくないようです。

弔電の送り方

葬儀に出席できない場合や、故人と関係が深くとり急ぎご遺族に弔意を伝えたいときに打つのが弔電です。

弔電の宛先は喪主ですが、喪主がわからない場合は故人の氏名を付して御遺族あてとするのでもよいでしょう。

文末には差出人の(肩書と)氏名を記載します。

送り先は、早くご遺族に届けたい場合は喪主宅としますが、最近は葬儀が自宅とは別の式場で行われることが多く、直接葬儀場に送ることが多くなっています。

弔電の配達日等の指定もできますので、送る場合は葬儀に間に合うように早めに準備しましょう。

(弔電の例文)

  • ご逝去の報に接し、心からお悔み申し上げます。
  • ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔み申し上げます。
  • ご母堂様のご逝去を悼み、謹んでお悔み申し上げます。心からご冥福をお祈りいたします。

弔電は、故人や遺族との関係で内容も異なると思いますが、忌み言葉を避けお悔やみの言葉を簡潔に伝えるものにしましょう。

遺族・近親者の焼香

焼香は、香を焚いて故人を弔うものです。
焼香の順番は最初に喪主、続いて故人に近い遺族から順に行います。

本来焼香をするのは喪主と近親者までですが、最近は会社などの来賓、親族、一般会葬者の順に焼香が行われることが多くなっています。

また、葬儀委員長がいる場合は普通は最後に焼香をしますが、葬儀委員長が最初に焼香をする場合もあるようです。

司会者が氏名を呼んだら祭壇前に進み、お坊さん・遺族(来賓・参列者)に一礼をしたのち、遺影に向い一礼してから焼香をしましょう。

葬儀の形により、立礼、座礼、回し焼香などがありますが、立礼の場合は焼香中は葬儀委員長と喪主は起立し立礼するのが作法です。

閉式の辞

僧侶の読経と参列者の焼香が一通り終わったら、閉式となります。

司会者が「以上を持ちまして故○○殿の葬儀・告別式を閉式いたします」と簡潔に閉式を告げ、参列者へのお礼の言葉を述べます。

喪主の挨拶

閉式に際し、司会者の指名により喪主から参列者に会葬のお礼の挨拶をします。

喪主の挨拶は、葬儀場で告別式の終了後に行われる場合もありますが、この後に続く出棺に際してお見送りのお礼と合わせて行う場合も少なくありません。

挨拶は本来喪主が行うものですが、喪主が若年などの場合は遺族の代表者が代行することもあります。

挨拶では、故人のことや亡くなる前の様子、遺族としての思い、今後のことなどを簡潔に述べるのがよいでしょう。

出棺

葬儀が終わったら、喪主や親族、故人と親しかった参列者などが遺体を納めた棺に花を入れ、故人と最後のお別れをします。

その後、出棺となりますが、棺は親族や故人と親しい友人などの男性が霊柩車まで運びます。

出棺のとき、お見送りをしていただいた参列者に、喪主から改めてお礼の挨拶を述べることがあります。

出棺のときは、喪主が位牌を持ち、喪主に次いで故人に近い遺族の方が遺影を持つのが習わしです。

火葬

葬儀・告別式が終わると火葬になります。

死亡届を市町村に提出すると埋火葬許可証がわたされますので、この埋葬許可証を火葬場に提出します。

埋火葬許可証は、火葬・お骨上げがすんだらご遺骨とともに遺族に戻されますので、納骨までなくさないよう確実に保管しましょう。

火葬にかかる時間は?

火葬は、1時間~2時間近くかかりますので、ご遺族は別室で待機します。

お骨上げについて

火葬が終わると次は、お骨上げになります。
お骨上げは、喪主が最初に行い、続いて故人に近い方から順番に行います。

火葬場や地域によって作法の違いがあるようですが、通常は二人一組となり骨上げ用の箸で足の方から頭に向かって拾いあげるようにします。

喪主や親族の葬儀の流れは?

葬儀

喪主や遺族は、葬儀の準備から納骨まで、息つく間もなくやるべきことがあります。
特に喪主は、悲しむ暇もなく、いろいろなことを考えて決めなければなりません。

さらに関係者への連絡や葬儀の際の目配り、いろいろな場面での挨拶など、気を抜くことができません。

ここで、喪主や親族の方が関わる葬儀の一連の流れを整理しておきますので、頭に入れておきましょう。

喪主の流れ

喪主は、葬儀のやり方や段取り、費用を決め、またお坊さんへの挨拶や参列者への対応など、葬儀の要となる大切な役回りを担います。

ですから、葬儀を考えるときには、まず最初に喪主を決めなければなりません。

喪主は、亡くなられた方の配偶者や長子など、故人と一番縁の深かった方が務めるのが一般的です。
喪主の具体的な役回りの流れを見ておきましょう。

  • 近い遺族で相談して「喪主」を決める。
  • 葬儀社を決め、ご遺体を自宅に安置(搬送・納棺)
  • お寺・葬儀場と葬儀日程の決定、連絡(参列者数を想定、葬儀社と相談)
  • 弔辞・司会・受付などの役割分担の決定、依頼
  • お布施・心づけ・精進料理などの準備
  • 生花の配列・弔電の披露順などの決定
  • 通夜(1時間前に会場着)、閉式後通夜振舞い
  • 葬儀(1時間前に会場着、段取りの最終確認・準備)
  • 葬儀・告別式(喪主挨拶)、出棺・火葬・骨上げ・精進落とし(喪主挨拶)
  • 僧侶・参列者・お手伝いなどへの挨拶、お礼

喪主の役割は多く大変ですが遺族・親族や葬儀社、会社の関係者などと相談しながら、進めましょう。

親族の流れ

喪主の兄弟・子供などの遺族の流れは、喪主とほぼ同様です。
故人と近い親族も遺族とほぼ同様の流れとなります。

喪主は心身ともに疲れていますので、一般の親族の方も喪主を助け葬儀が円滑に進むよう協力しましょう。

  • 通夜(1時間前めどに会場着)、通夜振舞い出席
  • 葬儀(1時間前めどに会場着)
  • 受付(葬儀開始30分前、司会の指示に従い親族席に着席)
  • 開式、読経、弔辞・弔電
  • 焼香(喪主・遺族に続き親族が焼香 )
  • 閉式
  • 出棺(喪主・遺族に続いてお別れする)
  • 火葬・骨上げ・精進落とし(出欠は故人・遺族との関係の程度による)

親族の方は、喪主・遺族に次いで焼香などを行いますので、着席する場合や立ち位置も控えめにします。

また、出欠の要否は故人・遺族との関係の深さなどにより異なることがあります。

葬儀後から納骨までの流れ

お墓

葬儀がすむと、すぐに納骨・埋葬となりますが、こちらもいろいろな慣習やしきたりがありますので、よく調べておきましょう。

納骨とは

火葬が終わり、骨壷などに納められたご遺骨をお墓や納骨堂などに納めることを納骨といいます。

葬儀後から納骨までの流れ

葬儀後、ご遺骨の納められた骨壺はしばらく自宅に安置されるのが通常です。

墓地埋葬法では「遺体は火葬し、埋葬する場合は都道府県知事が許可した墓地に埋葬する」と決められています。

なので、墓地に埋葬せずにそのまま自宅に置いておいても法律的には問題ありません。

しかし、一般には四十九日の法要に合わせて納骨を行うことが慣例となっており、実際そうされる方が多いようです。

ここで、納骨までに行われる法要などの流れを見ておきましょう。

葬送

故人と最後のお別れをした後、火葬場や墓地に送り出す儀式を葬送といいます。

昔は葬儀参列者が葬列を組みご遺体を搬送する「野辺の送り」といわれる行事として行われていました。

今でも地方によってはその名残りのある葬送習慣があるようです。

しかし、葬送の仕方は大きく変化しています。
近年までは霊柩車で火葬場まで赴くのが一般的でした。

ですが、最近は都市部では斎場などの利用が増えていることや住民感情などもあり、飾りのついた霊柩車ではなくバン型乗用車などの利用が増えているようです。

初七日法要

初七日法要とは、亡くなった日から7日目に遺族・親族が集まり行う法要です。

葬儀の日と近接しているため、改めて集まるのも大変との観点から、最近は葬儀と合わせて初七日法要を行うことが多くなっています。

その場合でも家族だけでも集まり焼香することが多いようですし、また好ましいでしょう。

四十九日法要

仏教では、初七日から四十九日まで7日ごとに7回の法要を行うのが正式とされています。

この四十九日までが忌中で、四十九日法要により故人の魂は家を離れ「忌明け」になるとされています。

最近では葬儀後に行われる初七日法要と、四十九日法要だけを行うことが多いようです。

宗派別の葬儀の流れ

葬儀

これまでも説明しましたようにお葬式のやり方・作法は、宗教や地域の慣習によって異なります。
ここで、宗教・宗派の違いにより葬儀の流れにどのような違いがあるのか、確認しておきましょう。

浄土真宗

浄土真宗では、「他力念仏」とされ、葬儀は故人の追善供養ではないとされています。
「南無阿弥陀仏」と唱えることにより、「即得往生」し極楽浄土に行くとされているのです。

したがって、葬儀の流れの大筋は他宗派と大きな違いはありませんが、戒名はなく、僧侶による「引導」も行われません。

焼香は、一礼して、香をつまみ押し頂かずに2回くべ(大谷派の場合。本願寺派は1回)、合掌礼拝、一礼するというのが正しい作法とされています。

また、冥福を祈る御霊前などの言葉は使わず、死に装束・お清めの塩も使いません。
ですから、弔辞や弔電では注意が必要です。

浄土宗

浄土宗では、「念仏一同」といい、僧侶と参列者が一堂に会して一緒に念仏を唱えます。

葬儀の流れは、3つに分かれており、葬儀場に仏を迎え入れる「序文」からはじまり、続いて僧侶による説法と引導という、葬儀の中心ともいえる「正宗分」が執り行われ、3番目に「流通分」といわれる儀式が行われ、仏と故人が送り出されることとなります。

浄土宗では、戒名が授けられ、引導が行われるのが特徴といえましょう。

焼香の回数は特に決まりはありませんが、阿弥陀仏に西方極楽浄土への往生を願い、焼香するものとされています。

神道

神道では、通夜祭(通夜)のあとに遷霊祭といわれる死者の魂を位牌にあたる霊璽(れいじ)に遷す儀式が行われます。

翌日に葬場祭(葬儀)が行われ、続いて告別式が行われます。
通夜祭や葬場祭の進め方などは、仏式と大きな違いはありません。

キリスト教

キリスト教では、故人は神に召されて永遠の安息を得ると考えられており、葬儀は神に受け入れてもらうために祈る儀式とされています。

カトリックとプロテスタントで葬儀の形や考え方に違いも見られますが、大きな流れは仏式と変わらないといえます。

例えば、キリスト教の献花は焼香と同様の性格のものともいえましょう。
また読経に代わる聖書朗読や讃美歌斉唱が行われますが、大きな流れにはあまり違いはありません。

カトリック

カトリックでは、通夜にあたる儀式は本来ありませんが、教会などで「通夜の集い」などの形で通夜と同様の行事が行われることが多いようです。

葬儀は、故人の所属した教会で行うのが一般的で、次の流れで進められます。

  • 「入堂式」 教会に棺を安置します。
  • 「ミサ聖祭(葬儀ミサ)」 神父による聖書朗読・説教の「言葉の典礼」に続き「感謝の典礼」が行われます。
  • 「赦祷式(しゃとうしき)」 神父による追悼説教と聖歌斉唱を行います。

カトリックは、戒律が厳しく、本来、洗礼を受けた教徒以外の葬儀は行わないことになっています。
ですが、最近はやや緩やかになっているようです。

告別式は葬儀とは別のものとして、遺族の進行により行われますが、弔辞・弔電披露、出棺・火葬などの手順は仏式とほぼ変わりありません。

プロテスタント

プロテスタントでは、信者の意識があるうちに牧師が呼ばれ、安らかに天に召されるように祈る聖餐式が行われます。

プロテスタントは比較的規律が緩いので、洗礼を受けていない人でも、聖餐式という形にとらわれず、臨終の祈りをささげてもらうことは可能です。

その後、納棺式と前夜式が行われます。

葬儀は、通常教会で、牧師により葬儀と告別式が一緒に行われます。
葬儀の準備・進行は教会の関係者が行いますので、遺族が関わることはありません。

喪主・遺族・親族は最前列に座り、他の方は適宜座ります。

牧師が開式の辞を述べ、讃美歌合唱・牧師の聖書朗読・祈祷、再び讃美歌合唱と続きます。
その後、弔辞・弔電披露、喪主挨拶、牧師・遺族・参列者による献花を経て、閉式となります。

葬儀のマナーについて

葬儀

葬儀のマナーは、宗教・宗派によって異なることも少なくありませんが、葬儀におけるマナーを簡潔にまとめておきましょう。

焼香の作法

仏教の宗派により焼香の正しい作法は少しずつ違うところもありますが、大筋の進め方は同じといってよいでしょう。

焼香は、基本的に喪主・遺族・親族・参列者の順で行います。

  • 自分の順番になったら(案内の誘導に従い)席を立ち、焼香台の前に進み、遺族に一礼します。
  • 遺影に向い一礼してから焼香を行い、合掌して、一礼します。
  • 焼香が終わったら改めて遺族に一礼し、自分の席へ戻りましょう。

焼香の回数は宗派によって違いますが、前の方の様子なども見て参考にするとよいでしょう。
葬儀場で焼香のやり方・回数を指示される場合もありますので、その際は指示に従いましょう。

服装のマナー

葬儀に参列する際の服装もどのようにしたよいか、心配になりますね。

葬儀の際に着る礼服を「喪服」といいますが、正喪服・準喪服・略喪服の3種類があり、喪主・遺族・親族、一般参列者など立場の違いや場面に応じたマナーがあります。

葬儀では親族か否かにかかわらず喪服着用が基本的なマナーですが、急な通夜や弔問の場合は略礼服や地味な平服でもよいとされています。

葬儀の際の服装のマナーとして注意すべき点を見ておきましょう。

男性の服装

喪主や遺族・親族は、正喪服であるモーニングコートを着用するのが基本です。

ただ、最近は遺族・親族であっても準喪服であるブラックスーツを着る方が多く、これもマナー違反ではありません。

ワイシャツは白色の無地とし、ネクタイや靴下は黒色がマナーです。
靴も黒色で光沢のないものがよいでしょう。

一般の参列者は、できるだけブラックスーツのような略式の喪服を着用します。

遺族や親族よりも目立って出過ぎることのないようにすべきですが、ビジネススーツでの参列は避けた方がよいでしょう。

女性の服装

洋装の場合は、スーツやワンピースなどフォーマルなもので、色は黒で無地のものがよいでしょう。
肌はできるだけ見せないように注意しましょう。

ストッキング・靴は黒、バッグも落ち着いた黒にしましょう。

和装なら、黒無地紋付きで、羽織は着けません。
下着・半襟は白、帯・帯締め・帯揚げ、バッグは黒にしましょう。

女性の場合も一般の参列者は、遺族より目立たない服装とするのがマナーです。
また、洋装でも和装でも、マニュキュアなどは控え、メイクも極力抑えるようにしましょう。

葬儀での挨拶

喪主は、お坊さんや参列者・お手伝い頂いた方などにお礼の挨拶をその都度することになります。
その際、一般の会葬者や喪主以外のご遺族も葬儀で挨拶をすべき場面があります。

その際の注意点などを簡単に述べておきます。

一般会葬者の場合

ご遺族に対しては、できるだけ短くお悔やみをのべるようにしましょう。

例えば、「この度は、誠にご愁傷さまでございます」や「心からお悔やみ申し上げます」などの簡潔な言葉がよいでしょう。

「重ね重ね」などの忌み言葉は避けるようにしましょう。
また宗教によって使う言葉が微妙に違いますので注意が必要です。

遺族の場合

遺族の方も参列者や関係の方々に個別にお礼の挨拶をすることが少なくありません。
あまり意識せずに、ご自分の気持ちで感謝を込めて簡単にご挨拶することでよいでしょう。

例えば、参列者の弔意に対しては「ご丁寧にどうもありがとうございます」くらいでもよいでしょう。

葬儀の流れについてまとめ

葬儀

納骨までの葬儀の流れを説明してきましたが、次のようなことが分かりましたね。

  • 葬儀は、亡くなられた方を葬る儀式だが、その前後に行われる通夜・告別式と合わせて一連の儀式をまとめてお葬式という
  • 逝去後1週間くらいの間に葬儀・告別式が行われることが多い。
  • 通夜の時間は、夕方の午後6時前後から行われ、通夜振舞いまで含めるとおよそ3時間から4時間くらいかかる。
  • 葬儀は、午前中から午後の2時ころまでに開始し、出棺・火葬を終えるまで4時間から5時間近くかかる。
  • 葬儀の流れは、開式、読経、弔辞・弔電紹介、焼香と進み、閉式の後、喪主の挨拶、出棺・火葬・骨上げという流れが一般的である。
  • 喪主は、葬儀の段取りや費用の決定、僧侶や参列者対応、喪主挨拶など、葬儀の最初から終わりまで大切な役回りを担う。
  • 故人と近い親族の場合は遺族と同様の流れとなる。
  • 葬儀後、遺骨の納められた骨壺は自宅に安置し、初七日法要、四十九日法要を行うが、四十九日法要に合わせて納骨を行うことが多い。
  • 葬儀のやり方は、宗教や地域の慣習によって異なるが、基本的な流れはそれほど大きな違いはない。
  • 葬儀における焼香の作法や服装など注意すべきマナーがある。

葬儀のやり方は最近随分変わってきており、簡略化されているところもあります。

ですが、宗教・宗派の教えや慣習も大切ですので、きちんと調べて、失礼のないように対応しなければなりませんね。

葬儀に関しては、他にもまだまだ調べたいことがたくさんあると思います。
他にも分かりやすい解説を用意していますので、参考にしてください。

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