家紋の一覧と楽しみ方~家紋の歴史とその由来

家紋と言えば、日本の家庭なら持っているのではないでしょうか。一覧にしてもまだ数えきれないほど存在しています。今回は家紋の一覧と、その由来について紹介します。どの家紋にも、それぞれにご先祖様の願いが込められています。

目次

  1. 家紋の歴史
  2. 家紋の意味
  3. 家紋の一覧と苗字
  4. 家紋の種類と一覧
  5. 家紋の一覧とまとめ

家紋の歴史

家紋がつくられたのは平安時代だとされています。公家が自分の物の目印として遊び心として家紋がつけられました。意味はなく好みの形と家紋に用いていました。その後、時代が変わり鎌倉時代に武家も用いるようになり分家が増えることで原型を保ちつつも変化していきました。

家紋の意味

平安時代には家紋には好みが重視され、意味はあまり考えられていませんでした。武家が戦場で見分けるために用いるようになったことで、その家の持つ象徴的な図案として家紋が使われるようになりました。意味を持たせることで区別がしやすく、敵か味方を見分けやすくなりました。

家紋の一覧と苗字

苗字が庶民にも広がると同時に、家紋もその家のしるしとして広がりました。それまで持つことができなかった苗字と家紋に、武家の家紋をまねるだけでなく独創的な形も生み出し、家紋の種類がこの時期を境に増えました。

家紋の種類と一覧

家紋の種類は身近にあったものがすべて図案として考えられ、植物・動物・気象・道具など様々なものを図案化してきました。家紋の種類は家の数だけあり、すでに途絶えてしまった家系も含めると、数えきれないほどの家紋があります。

家紋~菊

菊の家紋には、菊水・菊蝶・菊鶴・菊葉菱・菊輪などに使われています。家紋に菊が含まれている家系は、天皇家や宮家とかかわりがある可能性があります。菊は中国から日本に伝わり、観賞用に楽しまれていましたが、延命長寿の薬としても好まれていました。

家紋~蔦

丸に鬼蔦・大割蔦・蔦の花・丸に尻合わせ3つ蔦などに使われています。蔦はぶどう科の植物であまずらとも言います。大木など絡みついていることから、子孫繁栄を願って文様にされました。徳川吉宗も蔦の葉を替紋として、子孫の繁栄を願っています。

家紋~桔梗

桔梗・八重桔梗・石持ち地抜き桔梗・横見桔梗などに使われています。桔梗の花は吉凶を占うための花として使われていました。豆知識として、明智光秀や加藤清正など、波乱万丈な人生を送った武将に桔梗紋が多く、運命を決める花を家紋とした不思議なめぐりあわせとも読み取れます。

家紋~桜

桜・裏桜・影八重山桜・江戸桜・葉敷桜・3つ横見桜などに使われています。桜の種類それぞれに家紋の図案として使われて、日本人の桜の思い入れがよくわかる数です。桜は平安時代から道具や絵の中に取り入れられ、くりかえし使われてきた文様です。

家紋~梅

梅鉢・陰梅鉢・向う梅・八重向う梅・梅枝丸など、さまざまに使われている文様です。写実的に写し取った文様と、幾何学的に写し取った文様などがあります。天満宮の神紋として使われ、菅原道真を祀った天神信仰とも深いかかわりがあります。

家紋~稲

稲荷抱き稲・違い稲・稲妻鶴・抱き稲妻に陰3つ星などに使われています。「鈴木」毛の代表に稲紋が使われています。稲紋は50種類あり、丸くかたどられた図案化が多く、神に供えるための形を表したためと考えられています。子孫が食べることに困らない願いが込められています。

家紋~菱

菱・子持ち菱・折り入り菱・違い菱・丸に武田菱・陰武田菱などに使われています。日本の美意識としては曲線が好まれる中で、直線が目立つ幾何学的なデザインの紋です。元となったのは直線のみの菱形で、様々なバリエーションが増え200種類以上あるとされています。

家紋~鶴

光琳鶴・折り鶴・鶴の丸・舞い鶴・桔梗型光琳鶴などに使われています。鶴は神秘的な生き物と考えられて、亀とならんで長寿のシンボルとされています。鶴は源氏物語にも長寿の鳥として書かれ、常に神秘的で長寿の図案として好まれてきました。

家紋~蝶

揚羽蝶・対い揚羽蝶・2つ飛び胡蝶・飛び蝶・対い鎧蝶などに使われています。奈良時代から好まれ、正倉院の宝物にも蝶は使われています。公家の公達の間で蝶の文様を美しいデザインに仕上げて楽しみ、車などに使われていたのが後々家紋となりました。

家紋~鳩

鳩・孔雀鳩・朽ち木鳩・親子鳩などに使われています。鳩は軍神とされ、武家から尊崇されていた八幡台菩薩の神使とかんがえられています。戦いの前に士気を鼓舞するために鳩を放つことがされていました。そのため、勝利を願って戦う武家の家紋に鳩がよく使われました。

家紋~月

月に北斗星・月にうさぎ・月に蝙蝠・月に時鳥などに使われています。月は日と共に満ち欠けを繰り返すことで人々から、神秘的な存在として常に人の生活に取り入れられてきました。月は妙見信仰と結びつき、美しさをたたえるためだけではなく文学や文様として取り入れられています。

家紋~月と星

7曜・9曜・8曜に月などに使われています。月と星は占いにも使われ、運命をつかさどるとも考えられています。天体信仰として、生きるか死ぬかの戦いをしていた武家の間で勝利を願い子孫の幸せを願って月や星などが家紋に取り入れられました。

家紋の一覧とまとめ

日本の家紋は数えきれないほどあり、まだ正確な数は数えきれていません。家紋にはそれぞれに意味も由来もあります。ご先祖様が次の世代の幸せや、食べるに困らない暮らし、月や星に吉兆を願い、それぞれの家紋が出来上がっています。あなたの家に伝わる家紋はどんな図案ですか?

「家紋・一覧」に関連する記事

「家紋・一覧」についてさらに知りたい方へ

  • お墓の家紋を入れる必要性は?わからなくても大丈夫なの?

    お墓の家紋を入れる必要性は?わからなくても大丈夫なの?

    お墓に家紋があること、お墓の建立だけでなく、自分の家紋についても疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。そこで、家紋の成り立ちから、家紋の探し方、お墓にいれる家紋の注意点まで家紋とお墓に関することをご紹介します。

  • 墓石に家紋って入れる必要があるの?注意点も説明します

    墓石に家紋って入れる必要があるの?注意点も説明します

    墓石にはその家の家紋が入っていることがよくありますが、この家紋を入れるのに何か決まりなどはあるのでしょうか?この記事では墓石に家紋を入れる際に気をつけることなどについて説明しています。家紋の塗り直し方まで解説していますので、ぜひご覧ください。

  • 知っているようで知らない家紋の種類 [あなたの家紋は?]

    知っているようで知らない家紋の種類 [あなたの家紋は?]

    日本には昔から代々伝わっている「家紋」がありますね。さて、あなたは自分の家紋を知っているでしょうか?種類はよくわからないけど、自分の家の家紋は見たことがあるなという人がいるかもしれません。ここでは、その家紋の種類と代表的な紋をいつくが紹介していきます。

  • 家紋と苗字から探ると、ご先祖様のルーツがわかる?

    家紋と苗字から探ると、ご先祖様のルーツがわかる?

    我が家の家紋は何だろう?有名な歴史上の人物と同じ苗字だけど関係あるのかな?家紋や苗字から自分のルーツを知ることはできるでしょうか。家紋と苗字がどのように決められたかを調べてみました。

  • 桜の家紋の由来や種類、その家紋を使った武将をご紹介します

    桜の家紋の由来や種類、その家紋を使った武将をご紹介します

    平安時代に始まったとされる家紋。家の象徴として生まれ、鎌倉時代以降の武士の時代には敵味方を区別する重要な役割を果たして来ました。日本を代表する桜が家紋として使われ始めたのは平安時代です。その桜紋の由来や桜紋を使った武将をご紹介します。

この記事に関するキーワード

ランキング

よく読まれている記事です

盛り塩の「効果」とその「処分方法」は?「交換時期」も教えますのサムネイル画像

盛り塩の「効果」とその「処分方法」は?「交換時期」も教えます

盛り塩の効果をご存知ですか?そして盛り塩の処分の仕方も気になりますよね。盛り塩には邪気を払い、人

水引アクセサリーの簡単な作り方!和服にも合う結び方を紹介!のサムネイル画像

水引アクセサリーの簡単な作り方!和服にも合う結び方を紹介!

お祝い袋の飾りとして有名な水引。伝統的で上品な光沢が魅力です。水引を使ったアクセサリーの作り方を

礼服のポケットのふたとポケットチーフについて紹介します。のサムネイル画像

礼服のポケットのふたとポケットチーフについて紹介します。

結婚式や葬式で礼服を着ることがあります。その際、礼服のジャケットのフラップをポケットにおり込んだ

お参りとお詣りの意味の違い~神社は?お寺は?のサムネイル画像

お参りとお詣りの意味の違い~神社は?お寺は?

日本語には同じ読み方をしても、違う意味を持っている言葉があります。お参りとお詣りの違いについてご

おしゃれな御朱印帳ならこれ!おすすめの御朱印帳をご紹介しますのサムネイル画像

おしゃれな御朱印帳ならこれ!おすすめの御朱印帳をご紹介します

神社やお寺にお参りする際、御朱印帳を持参するのが流行っていますね。巷では御朱印巡りをする女性に御

シェアする

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜  Copyright© 株式会社 終活ねっと