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遺産の相続放棄をする際に必要な書類について詳しく解説いたします!

あなたは遺産を相続しますか?多くの方は「当然相続する」と考えられるでしょう。けれども、相続放棄したほうが得なこともあるのです。今回は遺産の相続放棄を行うときに必要な書類や、その書類を用いての手続き方法について詳しく解説したいと思います。

遺産の相続放棄に必要な書類は何?

保険・相続

遺産の相続放棄というと、どんなイメージをお持ちですか?なんとなく、家族の複雑な事情によるものだという感覚がありませんか?

けれども、遺産の相続放棄は、想像以上に一般的に行われるものなのです。
どんなときに相続放棄を行うのかというと、遺産の合計がマイナスになる場合です。

せっかく遺産をもらえることになっても、借金ばかりを引き継ぐようであれば、メリットはありません。ここでは遺産の相続放棄に必要な書類について、詳しく解説していきます。

  • 一般的な遺産相続の方法について
  • 遺産の相続放棄に必要な書類について
  • 相続放棄の手続きについて
  • 相続放棄の流れについて
  • 相続放棄のメリットについて

この5点を中心に話を進めていきますので、ぜひじっくり読んで参考にしてみてくださいね。

遺産の相続方法について

保険・相続

遺産相続については、大きく3つの種類があります。

  • 単純承認
  • 相続放棄
  • 相続放棄

この3つの相続方法を選択する前提として、知っておいたほうが良いことがあります。
相続というと、故人から財産を引き継ぐというイメージがあり、利益を得られると考えられる方が多いことと思います。けれども、相続とは故人の権利と義務を引き継ぐことなので、故人に支払い義務のある借金があれば、相続人はそういった負の財産も引き継ぐことになります。
故人の財産の明確ではない場合、財産の全貌をはっきりさせることから始めなければなりません。

単純承認

まずは最も一般的な、単純承認から説明します。

故人の財産にプラスのものが多い場合、特別な手続きの必要はなく、財産を相続をすることになるでしょう。これを単純承認といいます。

相続の対象は限定的なものではなく、故人の財産を無限に継承することができます

相続放棄

次に、相続放棄について説明します。

相続放棄とは、相続人が故人の権利や義務を全て受け継がない相続方法です。

故人の相続財産の中に借金などのマイナス財産が多く含まれている場合や宗族トラブルが起きた時などに利用します。

宗族が発生してから3か月以内に手続きを済ませないといけないという野が注意点です。

限定承認

最後に、限定承認について説明します。

限定承認とは、故人の財産を継承するものの、債務超過分に関しては相続した財産内に留めるという考え方です。

もし、債務超過の遺産を単純承認で相続してしまうと、相続人が自分の財産をはたいて債務の支払いをする必要があります。

けれども、限定承認であれば、自身の財産から支払う義務はありません。

例えば、赤字になっている事業を継承するけれど、債務超過分は遺産の中から取り崩すときなどに使われるのが、限定承認です。

限定承認を行うには、家庭裁判所に必要な書類を提出しなければなりません。

遺産を相続放棄する際の必要書類

保険・相続

ここでは、遺産の相続放棄に必要な書類について説明していきます。

相続放棄に必要な書類は、

  • 相続放棄申述書
  • 被相続人の住民票除票
  • 手続きする人、ご本人の戸籍謄本
  • 収入印紙
  • 切手

この5点が基本となります。

各家庭裁判所によって、手続きに必要な書類が若干変わってきますので、準備する前にまずは管轄の家庭裁判所に連絡して、「遺産の相続放棄を希望する」旨を問い合わせたり、必要書類の確認をしたりすると良いでしょう。

それぞれの書類については、以下で詳細に説明していきたいと思います。

相続放棄申述書

まず準備するべき書類は、相続放棄申述書です。これは家庭裁判所で手に入れることができます。
記入すべきところ全てを埋めます。特に申述の理由という欄は大切で、必要な場合には説明のための資料を添付します。

被相続人の住民票除票(戸籍附票でも可)

被相続人、つまり故人の最後の本籍地で、住民票除票を発行してもらいます。

このとき注意すべきポイントは、出生から死亡までのすべての戸籍を揃える必要があることです。

一つの役所で揃うと労力が少なくて済むのですが、故人が転籍を多くしている場合、それぞれの住所の役所に住民票除票を請求する必要があります。

遠方で直接役所に出向くことが困難な場合、郵送でも請求手続きを行っていることが多いので、問い合わせてみましょう。

相続放棄する方の戸籍謄本

申述人、つまり相続放棄をする人の戸籍謄本が必要です。

収入印紙

相続放棄を行う場合には、800円分の収入印紙が必要です。

切手

裁判所によって金額は異なりますが、80円切手を5枚程度準備しておきましょう。

遺産相続放棄の手続きについて

葬儀

遺産の相続放棄を行うときには、どんな手順で手続きを進めていけば良いのでしょうか?

申述人

申述人は相続人の中から一人選任されます。

申述人が未成年の場合には、特別な手続きが必要です。

相続人が未成年者または成年被後見人の場合には、その法定代理人が代理して行います。

未成年者とその法定代理人が共同相続人の場合に、未成年者のみが相続放棄を行うときや、複数の未成年者の法定代理人が一部の未成年者を代理して相続放棄の申述を行うときには、 その未成年者について特別代理人を選任することが必要です。

申述期間

相続が発生してから、3ヶ月以内に手続きを行う必要があります。
必要な書類などは、早めに準備するようにしましょう。

申述先

被相続人の最後の住所の管轄する家庭裁判所に申請します。
必要な書類をすべて揃えて、提出しましょう。

遺産相続放棄手続きの流れ

保険・相続

遺産相続放棄に関して、手続きの流れを確認していきたいと思います。
申述期間が3ヶ月以内となっていますので、その期間内に手続きを行えるようにスケジュールを組んでみましょう。

1日目

相続放棄を決断したら、すぐに行うべきことは何でしょうか?

相続放棄申述書を手に入れる

まずは家庭裁判所に行って、相続放棄申述書を手に入れましょう。

切手・印紙購入

続いて、切手(80円切手を5枚程度)収入印紙(800円分)を購入します。

役所に行って戸籍等を集める

故人の住民票除票と、相続人であるご自身の戸籍謄本を集めます。

先にも言ったとおり、個々人によってここでどの程度の労力と期間が必要なのかが異なります。

住民票除票は、故人の出生から死亡までの転籍を追えるように、転籍ごとの役所に請求をしなければなりません。

ご自身の戸籍謄本も、本籍地の役所でのみ受け取ることができます。

相続放棄申述書を作成する

相続放棄申述書を手に入れたら、早速作成してみましょう。

2日目

1日目の項目をすべて完了したら、次に行うことを説明します。

裁判所に必要書類を提出

管轄の家庭裁判所に出向いて、必要な書類を提出します。

裁判所で相続放棄の意思を確認

一度相続放棄の手続きをしてしまうと、最大で2週間ほどで裁判所から照会書が届くことになります。
手続きがすべて完了してしまうと、相続放棄の取り消しはできなくなります。

このため、必要書類の提出と同時に、本当に相続放棄をするのかという意思の確認が行われます。

詐欺や恐喝で相続放棄の手続きが行われる場合などを除いて、ほとんどの場合に相続放棄は裁判所に受理されます。

1週間~2週間

必要な書類を裁判所に提出したあとは、裁判所からの連絡を待つのみです
最大で2週間程度で、裁判所から書類が届きます。

相続放棄申述受理通知書が届き手続き完了

相続放棄申述書が受理されると、まず裁判所から照会書が届きます。

相続放棄をする人は、この照会書に書かれている項目に回答し署名捺印した上で、再度裁判所に送り返す必要があります。

その後、問題がなければ、相続放棄申述受理通知書が裁判所から送付されます。
これにより、相続放棄の手続きがすべて完了したことになります。

遺産相続放棄を行ったほうがいいケース

保険・相続

遺産の相続放棄を行ったほうが良いときとは、どんな状況が考えられるのでしょうか?
実際に相続放棄を行ったケースで、多い状況を挙げていきます。

  • 故人に借金が多くある場合
  • 遺産相続で親族と揉めたくない場合
  • 故人の事業を特定の人物(主に長男など)に継承させたい場合

上記のようなケースでは、遺産の相続放棄を行ったほうがメリットがあるといえるでしょう。

けれども、故人の遺産の総額がつかめないまま、漠然と「借金が多そうだから」という理由で相続放棄を行ってしまうのは、いささか尚早だといえます。

遺産放棄までには相続開始から3ヶ月という期限が設けられていますが、手続きを進める前に、まずは故人の遺産の総額を詳細に把握しておくほうが良いでしょう。

また、ご自身が相続放棄を行うと、ご自身の子ども(故人から見て孫)も同時に遺産の継承権を失うことになります。

ご自身の遺産相続分を子どもに継承させたいと考えている場合にも、相続放棄はしないほうが良いのです。

遺産の相続放棄に必要な書類 まとめ

人々

いかがでしたか?遺産の相続放棄に必要な書類と手続きの手順をまとめてみました。

  • 相続の種類には「単純承認」・「相続放棄」・「限定承認」の3つがあります
  • 相続放棄の手続きには、「相続放棄申述書」・「被相続人の住民票除票」・「相続放棄する方の戸籍謄本」・「収入印紙」・「切手」が必要です
  • 住民票除票と戸籍謄本は、場合によって入手に時間がかかることがあります
  • 相続放棄の手続きは、相続が発生してから3ヶ月以内に行います
  • 手続きは管轄の家庭裁判所で行い、必要書類を提出後2週間程度で完了します
  • 相続放棄は、故人が多額の借金を持っているときに行うとメリットがあります

上記が、遺産の相続放棄に関する内容となります。
前述の通り、手続きを始める前に、故人の資産の内容を詳細に把握することが必要です。

そして、その総額がプラスになるのかマイナスになるのかを見極めて、マイナスが上回る場合には相続放棄を行うのが良いでしょう。

手続きに必要な書類や手順は、裁判所によって異なる点もあります。実際に手続きをされる際は、一度管轄の裁判所に問い合わせをすることをおすすめいたします。

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