介護ロボットの種類と特徴を全て紹介!

介護は人のために人の手によって行われるものでしたが、今技術の進歩により介護ロボットが開発されています。それも様々な種類の介護ロボットが誕生しています。この記事では介護ロボットの種類とその特徴について詳しくまとめてみました。

目次

  1. 介護ロボットを導入してみたい
  2. 介護ロボットとは?
  3. 現在開発中の介護ロボットの種類
  4. 既に活躍している介護用ロボットの種類
  5. 介護用ロボットの価格
  6. 介護ロボットのメリット・デメリット
  7. 介護用ロボット種類まとめ

介護ロボットを導入してみたい

介護

増え続ける高齢者に伴い、介護を必要としている人も増えています。

しかし介護職に就く人は比例しておらず、深刻な人不足が課題です。

そんな中、肉体的にも精神的にも労力の高い介護職を少しでも楽にするために、介護ロボットの研究が進んでいます。

どのような介護ロボットがいるのか、皆さんは気になりますよね?

この記事では、

  • 介護ロボットとは
  • 開発中の介護ロボットの種類
  • 活躍中の介護ロボットの種類
  • 介護ロボットの金額
  • 介護ロボットのメリットとデメリット

について詳細にまとめてみました。

今介護について悩んでいて導入をしたい方や、今後の知識として知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいただけると役に立つかと思います。

ロボットによりどれくらいの介護が可能になり、人の心に寄り添えるのか見ていきましょう。

介護ロボットとは?

介護

介護ロボットとは一体どういうものでしょうか。

介護を必要としている方の力になるのはもちろんですが、どちらかと言えば介護職に就いている方を手助けするために開発されたものです。

現在人の手で行っている作業をロボットにしてもらうのがコンセプトとなっています。

介護支援ロボット介護福祉ロボットとも呼ばれています。

介護は結構力作業ですから、ロボットがやることによって介護者は肉体的不安が減り、介護を必要としている側もロボットの安定的な力のおかげで安心感があります。

現在開発中の介護ロボットの種類

介護

ではどんな介護ロボットが開発されているのでしょうか。

たくさんの種類が開発されていますので、種類別に見ていきましょう。

移動支援機器

移動支援機器とは要介護者が一人、もしくは介助者一人と一緒に移動をすることができるように開発される機器のことを言います。

良く見る電動型の機械に座って移動するものは支援機器とは呼びません。

あくまで要介護者が自分の足で歩くのを支援する機器のことと覚えておけば間違いありません。

やはり何かの力を借りてでも自分の足で歩けることは達成感と満足感を覚えることができます。

足のトレーニングにもなりますから、様々な状態の要介護者に応じた移動支援機器の開発が望まれています。

屋内型はもちろん、散歩に行くための屋外型の開発も期待が高まっています。

ただし、歩くだけでは安定感があってもその動作にしゃがむ動作が加われば一気に不安定感が増します。

例えば移動支援機器を使ってトイレに行けても、そこから一人で用を足すことが難しいということです。

そう言った移動プラス何かの動作を行っても転倒しないような安全性の高い移動支援機器の開発が望まれています。

移乗介助機器

移乗介助機器には2種類あります。
介護者が自分の体に装着する装着型と、装着せずに使用する機械である非装着型です。

装着型は要介護者が使用するものではなく、介護者が使用します。
要介護者をベッドから車イスに移動するにはかなりの力が必要です。

場合によっては介護者2名がかりで移す必要があるほどです。

それを1人で移せるようにできるのが装着型の移乗介助機器です。

主に腰をカバーしてくれる装着型の機器が腰痛防止効果となります。どうしても力を入れてしまう腰をカバーすることで安定して要介護者の移動を介助できます。

非装着型の移乗介助機器はベッドに敷いたりベッドに取り付ける機器で、介護者が操作することで楽にベッドがから車いすなどに移乗させることができます。

課題点としては非装着型の場合、ベッドに装着するのに場所を取ります。
広くない部屋の場合は取り付けが不可の可能性があります。

場所を取らず、力はそのままの安定感のある非装着型の移乗介助機器が求められています。

見守り機器

介護施設向けのものと在宅介護向けのものがあります。

介護施設であっても在宅介護であっても、常に要介護者を見守ることは不可能に近いです。

見守ってあげたい気持ちはありますが、それではその他の生活ができなくなってしまうからです。

それを解消するのが見守り機器です。
部屋に設置することで部屋の中の様子が見えるのはもちろん、要介護者が転倒したり移動したりしてもセンサーで分かるようになっています。

何かあったら知らせるようにベルや呼び出し機を置いておいても要介護者が判断しないと押さないですから、万が一転倒していても気付いてあげることができません。

認知症の要介護者の介護にとても役立つ見守り機器ですが、介護施設への普及はしつつありますが在宅介護にはまだまだ普及していません。

もっと手頃な価格で気軽に取り付けられる見守り機器の開発が待ち望まれています。

入浴支援機器

介護

介護者にとってもっとも労力を使うと言ってもいいのが入浴支援です。

お風呂場は滑りやすいこともあり、要介護者の保護はもちろん自分も転倒しないように気をつける必要があるからです。

そんな入浴にも支援機器を導入することで、危険回避をすることができます。

なるべく要介護者が1人で入浴できるよう支援できるもので、主に浴槽に出入りするのを支援します。

お風呂場は家族も使いますから、支援機器は取り外ししやすく場所を取らないものが望まれています。

1人でお風呂に入れる達成感や満足感があれば要介護者も活き活きと生活できること間違いないでしょう。

既に活躍している介護用ロボットの種類

介護

既に活躍している介護用ロボットの概要についても見ていきましょう。

電動歩行アシストウォーカー

主に屋外を移動するときに使用することができる電動歩行アシストウォーカーは、歩行の支援を行ってくれる介護ロボットです。

電動ですから坂道でもすいすい登ることができるのが特徴です。

基本的にどのメーカーのものもハンドル部分にセンサーがついており、ハンドルの動きで要介護者の動きを感知します。

スピードがでそうな下り坂ではブレーキがききますし、万が一ハンドルから手を離した場合は自動で止まります。

斜めになったような道でもハンドルをとられることなく進めるのが特徴です。

ベッドサイド水洗便器

要介護者が一番心を痛めるのが排泄の補助をさせることだそうです。

羞恥心ももちろんありますし、人としての尊厳として排泄は自分で行いたいと思うようです。

そんな要介護者の気持ちを汲んで開発されたのがベッドサイド水洗便器です。

ベッドの横に備えつけることができますから、ベッドから起き上がればすぐに用を足すことができます。

水洗ですからにおいを気にすることもありません。

シルエット見守りセンサー

要介護者が部屋から出ようとしていないか、転倒してはいないか、困っていないかどうかを確認できるセンサーのことです。

カメラになっていますが、シルエットしか映し出しませんので要介護者のプライバシーもしっかりと守れます。

夜間でもしっかりと確認できるセンサーを使用しており、動きはスマホでも確認ができるようになっていますから在宅介護中にでかけた際にも安心です。

パロ

パロとはアザラシの形をした介護ロボットです。
何とギネスブックにも認定されるほどの「セラピー効果を持つロボット」として有名です。

人間の五感を刺激し、こちらの動きや声に反応するためセラピー効果が高いとされています。

理由があって動物を飼えない認知症患者を持つ家族や自閉症などの精神障害者の家族に需要が高まっています。

PALRO(パルロ)

パルロとは介護を目的としたロボットではありませんが、コミュニケーションのとれるロボットとしてセラピー効果が高いことで注目を浴びています。

元々は会話ロボットで、会話をすればどんどん学んで新しい会話をしてくれます。

歌ったりゲームをしたりすることができますから、部屋で1人きりの高齢者や認知症患者にも使用してもらえやすいと言えます。

HAL

HALとは装着用の介護支援のための機器になります。

介護者の腰に取り付けることで腰痛防止効果があるだけでなく、取り付けられたセンサーが脳の信号をキャッチし、頭で考えた動作すべてに対応して補助をしてくれます。

防水仕様なので入浴介助にも気兼ねなく使用ができます。

介護用ロボットの価格

介護

便利なことが分かった介護ロボットですが、価格はどのくらいのものなのでしょうか。

価格帯はいくらくらいなのか

気になる介護ロボットの価格帯なのですが、総じて安くはありません。

数十万から数百万かかると思っておいた方が良いでしょう。

しかもリースの場合が多く、使えば使うほど価格が高くなっていくのがネックです。

介護用ロボット導入の際の補助金について

介護用ロボットは種類も多くとても精密に作られていて、開発にもかなりの金額と人員を割いています。
とても安く販売することはできませんが、高過ぎては使うことのできる人が限られます。

そこで介護ロボットを導入するにあたって補助金申請をすることで補助を受けることができるようになりました。
しかしそれは法人向けであり、介護施設じゃないと申請をすることができません。
まだまだ個人導入での補助金導入の見通しは立っていないのが現状です。

介護ロボットのメリット・デメリット

介護

今までの話を踏まえて、介護ロボットのメリットとデメリットをまとめてみました。

介護ロボットを導入するメリット

一番多いメリットは、介護者の負担が減り心も体も余裕ができることです。

体の負担が減れば心に余裕が持てます。心に余裕が持てれば笑顔が増え、要介護者とのコミュニケーションも良いものとなります。

要介護者にとっても自分の足で動けたり排泄や入浴ができることは喜ばしいことです。

とにかく介護者にとっても要介護者にとっても笑顔が増える機会になるのがメリットと言えるでしょう。

介護ロボットを導入するデメリット

一番のデメリットは金額が高いことです。これは個人ではどうしようもない問題ですので、行政の今後の対応に期待をしましょう。

また介護ロボットの種類は豊富ですが、必ずしも要介護者にとってぴったりであるとは限りません。

要介護者の数だけ介護の種類があり、それに適した介護ロボットの種類ができるかと言えばそうではありません。

介護ロボットに全てを任せるのもまだまだ危険であり、必ず介護者は必要です。

介護用ロボット種類まとめ

介護

いかがでしたでしょうか。介護用ロボットの種類は本当にたくさん増えています。

歩行支援、生活支援、コミュニケーション支援など様々な種類があり、介護者と要介護者の生活を支えてくれます。

  • 介護用ロボットは主に介護職の人の手助けをするために開発されている
  • 介護用ロボットは開発に人員を割いているため高価
  • 生活が楽になるロボットはたくさん開発されているが、現在はその金額が最も大きな課題となっている

今後も介護ロボットの種類は増えていきます。要介護者ひとりひとりにあった種類のロボットが増えていくことを望みます。

また、介護用ロボットとその種類についてはメリットしかないわけではありません。

デメリットもしっかり把握しつつ、導入の検討や、介護施設選びに役立ててみてください

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