お墓参拝のマナーや参拝へ行けないときの対処方法を紹介!

お墓の参拝は故人とご先祖様を供養し、感謝の気持ちをお伝えするとても大切な機会です。今回はお墓の参拝で気をつけたいマナーとその手順、お墓掃除の方法についてご説明します。お墓が遠方にあって参拝に行けない場合に便利な代行サービスについても調べてみました。

目次

  1. お墓への参拝について
  2. お墓に参拝するにあたり気をつけるマナー
  3. お墓の掃除もしっかりしよう
  4. なかなかお墓の参拝に行けないとき
  5. お墓参拝のまとめ

お墓への参拝について

お墓

「参拝」という言葉は、お寺や神社にお参りをすることを意味します。
お墓への参拝とは、お墓参りを指します。
お墓参りには、亡くなった方やご先祖様を供養し、日々の無事を伝え感謝の気持ちを表すという大切な意味が込められています。

一般的にはお墓への参拝は、春と秋のお彼岸にお盆、命日、お正月といった時期に行なわれますが、この時期のみと決まっているわけではありません。
日々の暮らしのなかで、思い立ったときにいつでも参拝をすることは、亡くなった方やご先祖様への丁寧な供養と言えます。

そこで今回は、知っているようで意外と知らない、お墓の参拝に関するマナーを中心に解説をいたします。
今回の記事を読むことで

  • お墓の参拝で気をつけるマナーと参拝の手順
  • お墓掃除の手順
  • なかなかお墓の参拝に行けないときはどうするか?

といった疑問点が解決できると思います。

ふだん何気なく行っているお墓参りにも、正しい参拝の手順があります。
ぜひ最後まで目を通してください。

お墓に参拝するにあたり気をつけるマナー

お墓

お墓の参拝について正しい知識を身に付ける機会は、なかなかないものです。
まずは、気をつけたいマナーと参拝の手順について詳しく見ていきましょう。

どんな格好で行くのがいいのか

お墓の参拝の際の格好は、特に決まった規定があるわけではありません。
特に華美だったり、露出の多い服装を避けて、常識的な服装で出かけるようにします。
また、強い香水の使用は避けたほうが無難です。

お墓の参拝はあくまでふだんの暮らしのなかで行なわれるものです。
改めてかしこまった服装に着替える必要はありません。

ただし、納骨や年忌法要での参拝は、喪服もしくは準礼服を着用しましょう。

何を持っていったらいいのか

お墓の参拝に持っていくべきものは次の通りです。

  • 生花
  • 線香
  • ライターとロウソク
  • 数珠
  • お供え物と半紙
  • 花用のハサミ
  • 各種掃除用具

一般に、仏花は菊の花とされていますが、お墓にお供えする花は菊にこだわらなくても大丈夫です。
亡くなった方が好きだった花を選ぶこともできます。
しかし、バラなどトゲのある花や香りが強すぎる花は避けた方が無難です。

お供え物には故人の好きだったお菓子や飲み物を用意するとよいでしょう。
持参した半紙を敷いて、その上にお供え物を置くのが正しいマナーです。

水をくむときのひしゃくや手桶は、たいていの場合、寺院あるいは霊園に備え付けてあります。
もし用意のない墓地にお墓がある場合は、ひしゃくと手桶も持参するようにします。

また、新しい大型の霊園などでは、お墓掃除に必要な道具を貸し出している場合もあります。
お墓の参拝に出かける前に、管理事務所に確認しておくとよいでしょう。

参拝の手順

お墓の参拝の手順は、案外と知る機会がないものです。
一般的には次のような手順で参拝するのがしきたりです。

  • お寺の場合、本堂の前で一礼をする
  • 手を洗い、清める
  • 手桶に水を汲んでお墓に向かう
  • お墓の前で一礼をする
  • お墓とその周りの掃除をする
  • お花とお線香をお供えして、手を合わせる
  • 最後に一礼をする
  • 片づけをする

お寺にお墓がある場合は、まずは本堂に一礼をしてからお墓参りをするようにします。
そしてお墓参りの後に本堂に向かい、きちんとお参りするとよいでしょう。

お線香をお供えして合掌する際には、普通かがむようにします。
これはご先祖様に失礼のないように、墓石よりも自分の身体の位置を低くするためです。

また、両手の指を重ね合わせる合掌の仕方にも理由があります。
右手を仏様、左手を自分に例えて、心を寄り添わせるように軽く手を合わせましょう。
この時、宗派によっては数珠を使って手を合わせる場合もあります。

お供えした線香や生花は基本的にそのままで大丈夫ですが、お菓子や飲み物をお供えした場合は、最後に必ず片づけて帰るようにします。
これは鳥などの生き物が荒らすのを避けるためです。

この参拝手順には、絶対的な決まりがあるわけではありません
いちばん大切なのは、真心を込めて故人とご先祖様を供養し、参拝することです。
参拝の流れを守りながら、しきたりにとらわれ過ぎず、お墓参りを行ないましょう。

お墓の掃除もしっかりしよう

お墓

お花やお線香をお供えして手を合わせる前に、墓石とその周りを掃き清め、きれいにする必要があります。
お墓に到着したら、まずは掃除を心がけましょう。
ここではお墓の掃除について解説していきます。

お墓掃除の手順

お墓の掃除も、立派な供養のひとつです。
次のような手順で行なうとよいでしょう。

  • 自分の墓地を掃く、草取り、植木の剪定
  • 墓石、その他の水洗い
  • 花立てや線香立てを洗ってきれいにする
  • タオルで水分をふき取る

墓石は、スポンジを使って水洗いします。
汚れがひどい場合には、墓石専用の洗剤を使う方法もあります。
このとき、文字を刻んだ細かい部分の汚れは歯ブラシでこするときれいになります。

墓所には墓石以外にも、石塔や塔婆立て、灯籠、墓誌などがあります。
汚れがついている場合は水洗いをすることで、墓所全体がすっきりと見違えます。
このほかに石製の外柵や物置台などがある場合は、それらも忘れずにきれいにしましょう。

線香皿を外せる場合は、きちんと外して洗うのがおすすめです。
花立てと線香立てをきれいにすることで、気持ちよくお参りができます。

また、墓石に水分が残ったままにしておくと、あとで苔の原因になります。
最後は乾いたタオルを使って、水分をふき取ります

持っていくもの

自分の墓地に植木がある場合は、剪定バサミを持参するとよいでしょう。
雑草が多い場合は、草刈り鎌があると便利です。

墓石を洗う道具としては、スポンジ、歯ブラシ、タワシ、雑巾が必要です。
ちなみにタワシですが、金属製は墓石を傷めてしまうためNGです。
昔ながらの亀の子タワシを準備しましょう。

汚れがひどそうな場合は、墓石用の洗剤も持参します。
墓石の専用洗剤はホームセンターなどで扱っています。

お墓に到着してから忘れ物に気づいても、現地で掃除用具を調達するのは難しいものです。
お墓の参拝に出かける前日までに、これらの用具をそろえておくと安心です。

なかなかお墓の参拝に行けないとき

お墓

自宅からお墓までの距離が近い場合には、お墓の参拝は生活にごく身近なものとなります。
しかし、もし遠方にお墓がある場合は、お墓に出向く回数がかなり限られることとなります。

現在は少子高齢化と核家族化の影響で、お墓までだいぶ遠いという方が増えています。
ここではお墓が自宅から遠い人におすすめのサービスや供養方法をご案内します。

代行サービスがある

お墓までの距離が、飛行機や新幹線を使うほどに遠方の場合、お墓の参拝の機会を設けるのはなかなか難しいものです。
仕事の都合がつかなかったり、家事や育児などで忙しい、高齢のため長い移動時間は大変という方もいらっしゃることでしょう。

そのような中で、お墓の参拝の代行サービスは全国各地にあり、急速に数を増やしています。

代行サービスとは

お墓参りの代行サービスとは、自分の代わりに、お墓の清掃と参拝を行なってくれる専門業者です。

代行サービスは、お墓参りには行けないがお墓をきれいに保ちたい、墓前で手を合わせたい、遠方にあってなかなか行けないお墓の様子を知りたい、といった要望を叶えてくれます。

お墓が遠隔地にある場合でも、お墓のあるエリアの業者に依頼することができます。

では、代行サービスの業者は、どのような流れでお墓参りをしてくれるのでしょうか?
ほとんどの業者では、おおまかに次のような流れで行なっているようです。

  • 依頼されたお墓に到着、拝礼する
  • 作業前のお墓の様子を写真に撮る
  • 墓石および周辺の清掃
  • お花とお線香をお供えして、手を合わせる
  • 清掃と参拝後のお墓の様子を写真に撮る

いかがでしょうか?
自分がお墓参りをする場合と全く同じやり方で行なってもらえることがおわかりいただけたと思います。
代行サービスでは、墓石だけでなく草取りなど墓所全体の清掃も行なってくれます。

清掃前と後に撮影した写真は、代行終了後、依頼者にメールなどで報告されます。
遠方にあるお墓の様子が一目でわかるため、安心です。
自分のお墓がどれくらいきれいになったのかも、よくわかります。

相場

気になるのが、お墓参りの代行サービスの相場です。
代行サービスには、大手のチェーンから個人経営の業者まで、さまざまなものがあります。

墓石は水ふきで墓所全体の汚れがひどくない場合は、安いもので約8000円から代行を依頼できます。
もし墓石のコーティングなど特殊な作業が含まれるときは、20000円から50000円ほどかかる場合もあるようです。

また、墓所の広さ、坪数によっても料金が変わってきます。
業者によっては、1坪18000円、1坪追加ごとにプラス5000円といった計算で料金を決めています。

清掃と参拝をセットで依頼するか、あるいは参拝のみを依頼するかで料金を決める業者もあります。
墓石の水洗いを含む墓所の清掃と参拝を合わせたセットで13000円、お参りのみで7000円といった決め方です。
自分にとって必要なサービスを見極めることで、料金がお得になる場合もあります。

実際に代行サービスに依頼をする際には、複数の業者から見積をとるのがおすすめです。
見積には、代行の詳しい内容がリスト形式で書かれています。
特に清掃について、どこまできれいにしてもらえるのかをきちんと確かめてから依頼をするとよいでしょう。

僧侶が掃除をしてくれている場合も

お墓の参拝の代行サービスには、公営墓地や寺院以外が管理する霊園などで僧侶の方が墓前で供養してくれる業者もあります。
業者により、仏教の宗派や訪問できる墓所のエリアが限られているようですが、代行サービスの選択肢として検討してみてもよいでしょう。

また、地方にある寺院などで墓所の数がごく少ない場合、僧侶自らがお墓の掃除をしてくれている場合もあるようです。
その場合は、必ずすぐにお礼を伝えます。
遠方で直接うかがうのが難しければ、僧侶の方に電話でお礼の気持ちを伝えます。
そしてお寺に出向いた際には、改めて直接お会いしてお礼をするようにしましょう。

もし僧侶の方が掃除をしてくれていた場合でも、代行サービスの業者に依頼をすることで、僧侶の方の負担を軽減できます。
その意味でも、代行サービスの利用はおすすめです。

永代供養という選択肢も

永代供養墓では、お墓の後継者がいなくなっても、自分の代わりにお寺の方で責任を持ってお墓の管理と供養をしてもらえます。
生前に永代供養墓を契約しておくと、お墓の清掃や管理についての心配がなくなります。

また、永代供養型の霊園では、霊園の管理者側でお墓の清掃代行サービスを行なっている場合もあります。
霊園が自宅から遠方だったり、高齢でお墓の清掃や管理が難しいという方に、代行サービスは喜ばれているようです。

永代供養型のお墓や霊園も、お墓の管理を依頼する方法の選択肢として検討してみるとよいでしょう。

お墓参拝のまとめ

お墓

お墓の参拝と代行サービスについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事では

  • お墓の参拝で気をつけるべきマナー、華美な服装は避ける
  • お墓の参拝にはお線香やお花などのお供え物と清掃用具を持参する
  • 参拝の手順にしきたりはあるが絶対的な決まりというわけではない、供養する気持ちが大事
  • お墓掃除の手順と用意するもの、墓所の清掃を済ませてからお供えして手を合わせる
  • なかなかお墓の参拝に行けないときの代行サービスを頼むこともできる
  • お墓の管理を依頼する方法として、永代供養墓という選択肢もある

以上のことがおわかりいただけたと思います。

お墓の参拝について、本来のしきたりを正しく知ることで、これまで何気なく行っていたお墓参りがより意義深いものになります
お墓が遠方にありなかなか行けない場合には、代行サービスの業者に依頼するのが便利ということもおわかりいただけたと思います。

お墓についての考えることは、さまざまな終活の中でも重要な項目の一つです。
また、お墓の参拝は、春秋のお彼岸やお盆、命日だけとは限りません。
この機会に、お墓参りに出かけたり、参拝の代行サービスの利用を検討してみるのもいいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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