先祖代々続くお墓。日本におけるお墓の歴史とあり方を考えます。

先祖代々続くお墓をお持ちの方はいらっしゃいますか? 代々受け継がれているけれど、果たして何代前のご先祖からそのお墓に入っているのか?今後そのお墓には誰が入り、誰が管理していくのか? そんな古くから受け継がれているお墓について、その歴史とあり方を考察していきます。

目次

  1. 先祖代々のお墓についての色々
  2. 日本の墓制史
  3. 先祖代々のお墓には誰が入るのか
  4. 新しいお墓を建てる
  5. 墓じまいに関して
  6. 先祖代々のお墓に関して まとめ

先祖代々のお墓についての色々

「先祖代々之墓」や「○○家之墓」と、墓石に書かれているような、先祖代々のお墓を持っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
最近ではさまざまなタイプのお墓が登場していますが、数十年前まではこのような先祖代々のお墓が一般的でした。

お墓

出身地を離れて進学や就職をする方も多く、地元に先祖代々のお墓がある場合に、なかなかお墓参りに帰省することができないという方も多いのではないでしょうか?
その他、子どもがいない家庭の場合には、このお墓を将来どのように管理していくかという問題もあります。

この記事では

  • お墓の歴史
  • 現在のお墓事情
  • お墓に関して起こる様々な問題の紹介から対処法

という流れでお墓の始まりから現在を見ていきたいと思います。

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日本の墓制史

ここでは、先祖代々のお墓の歴史を解説していきます。

先祖代々のお墓はいつから始まったのか

日本でお墓を建てるようになったのは、いつの時代からだと思われますか?

古いお寺に歴史上の人物のお墓が建てられていることもあり、「随分と昔からお墓を建てるのは日本の習慣なのでは?」と、考えられる方も多いのではないでしょうか?

しかしながら、日本で現在のようなお墓の建立が始まったのは、江戸時代の中頃からだと言われています。
しかも、当時お墓の建立ができたのは、よほど権力や財力があった一部の人々だけに限られていました。
一般の庶民には、お墓を建立するような余裕はありませんでした。

家族でお墓を持つようになったのは、明治時代からだと言われています。

江戸時代に始まったお寺の檀家制度が明治維新後にも受け継がれます。

この檀家制度と明治民法で規定された「家制度」が結びつき、徐々に一族で代々引き継がれるようなお墓が増えてきたのです。

火葬の始まり

現在の日本では火葬が一般的ですが、世界を見ると土葬を行う国のほうが多いようです。

衛生面などを考えると火葬は理想的ですが、火葬をするためには燃料がたくさん必要です。

よっぽど豊かな国でないと、人が亡くなったときにたくさんの燃料を集めることは難しいでしょう。

日本でも昔は、土葬や風葬が一般的でした。

明治時代に都市部の人口増加に伴い、土葬を禁止する地域が出始めました。

戦後には人口増加という問題がより顕著になり、火葬の技術が発展したことで、現代は火葬が一般的になっています。

現代のお墓事情

先祖代々のお墓は、明治時代の家制度の名残とも言えます。

核家族化や個人主義が進む現代では、先祖代々のお墓が時代と合わなくなってきている部分もあるようです。

家制度の中では、「将来誰がお墓の管理を行うのか?」という疑問は出てきませんでした。

子どもも多く、多くの場合は長男ですが、子どものうちの誰かが家の跡取りとして、財産やお墓の管理を行うものだとされていたからです。

けれども、現代では子どものいない家庭もありますし、子どもが結婚して孫が誕生するとも限りません。

将来のお墓の管理を心配する人のために、昨今では「永代供養」を選択される方も増えています。

お墓

また、故人をより身近に感じられるようにと、「手元供養」をされる方もいらっしゃいます。

仏壇

先祖代々のお墓には誰が入るのか

先祖代々のお墓には誰が入ることができるのでしょうか?具体的に見ていきます。

入れる人は?

先祖代々のお墓には誰が入ることができるのでしょうか?

これは法律などで決まっているわけではなく、基本的には身内での合意があれば誰が入っても良いことになります。


一般的には、「○○家」を名乗る姓が同じ人物と考えるとわかりやすいでしょう。

その家の跡取りとも言える長男・長女であったり、彼らに未婚の兄弟がいればその人もお墓に入る対象となるでしょう。

先祖代々のお墓の管理者

先祖代々のお墓を管理する人は、その家の長男・長女である場合が多いでしょう。
葬儀を行うときに、喪主となる人と考えるとわかりやすいかもしれません。

入れない人はどうする?

先祖代々のお墓に入ることができない人は、自身の死後どのようにしたら良いのでしょうか?

1番多いのは、自身のお墓を新たに持つことです。

自分や配偶者、その子どもが入ることになる、新しいお墓です。


また、お墓の管理を任せられる人がいない場合には、永代供養や散骨などをすることになります。

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最近は少子化などの事情により、永代供養を選択される方が増えています。

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新しいお墓を建てる

では、新しいお墓が必要な場合とは、どんなケースが挙げられるのでしょうか?

両家墓を建てる場合

最近では、先祖代々のお墓の継承者に当たる人同士で結婚をすることも増えています。
少子化により、長男・長女となる人が増えているからです。

こういった場合には、両家が一緒に入るお墓を建てることがあります。
ただ、今まで別々のお寺で供養してもらったお墓を一緒にする訳ですので、難点もあります。

  • 両家の家族が賛成するかどうか?
  • 宗旨宗派の一致が可能かどうか?
  • 改装にかかる費用の負担が大きいこと

こういった点をクリアできれば、2つすべきだったお墓の管理が1つにまとまることになりますので、お墓の継承者の負担はかなり軽減します。

先祖代々のお墓に入れない人が建てる

先ほども説明したとおり、先祖代々のお墓の継承者ではない人は、自身のお墓を建てることになります。

新しいお墓を建てることになると、それなりの費用がかかりますし、新しいお墓の管理者を誰にするかなど、新しい問題も発生します。

けれども、先祖代々のお墓に縛られない分、お墓のスタイルや場所などを自身で自由に決められるという利点もあります。

墓じまいに関して

先祖代々のお墓を維持できなくなったとき、どのように墓じまいをしたら良いのでしょうか?

先祖代々のお墓を処分する

少子高齢化の影響で、先祖代々のお墓の継承者がなく、どうしてもお墓を手離さないといけなくなることもあります。

継承者が途絶えて無縁仏になってしまうよりも、その前に適切な形でお墓を処分しようと考える方もいらっしゃるでしょう。

必要な手続き

先祖代々のお墓を処分する場合、どんな手続きが必要なのでしょうか?
お墓に関して定められた「墓地埋葬法」という法律があるので、これに則って手続きを進めなければなりません。

  • 墓地の管理者に墓じまいをしたい旨を伝え、了承をもらう
  • 抜魂式、並びに遺骨の取り出しを行う
  • お墓の閉眼供養
  • お墓の解体や処分を行う

また、取り出した遺骨をそのままにすることはできないので、他のお墓に移したり手元供養をしたりなど、墓じまいのあとにも行うべきことはあります。

もし、別のお墓に埋葬することを考えているのであれば、墓じまいの前に移転先のお墓を決めておきましょう。その上で、以下の改葬手続きが必要です。

  • 移転先の墓地の管理者から、証明書を発行してもらう
  • 墓じまい予定のお墓のある、自治体から「改葬許可申請書」をもらう
  • 改葬許可申請書を古いお墓の管理者に記入してもらう
  • 移転先の証明書と改葬許可申請書を改葬元の自治体に提出して、「改葬許可証」をもらう
  • 改葬許可証を移転先のお墓の管理者に提出して、改葬をする

永代供養する

墓じまいを行ったあとに、新しいお墓の建立を行わず、永代供養墓に供養することも可能です。
その場合の手続きは、上記の改葬手続きと同様です。
お墓や納骨堂を購入するかどうかで、改葬にかかる費用は変わってきます。

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手元供養する

墓じまいを行い、そこで取り出された先祖代々の遺骨を手元供養することもできます。
ただし、お墓に入っていた遺骨が多いと、すべてを手元供養するのは大変です。
そこで、遺骨を粉骨して1つの骨壷にまとめるというサービスを行う業者もあります。

手元供養をする場合には、特別な手続きは必要ありません。
ただし、自治体によって対応が異なる部分もありますので、墓じまいの際に確認することをおすすめします。

先祖代々のお墓に関して まとめ

先祖代々のお墓を継承するということは、自身にもしものことがあったときに、お墓の心配をする必要がないという反面、将来的に維持していくことが厳しいという現実もあります。

お墓をどのように維持していくのか、それとも改葬したり、供養の仕方を変えたりするのか、ということは、一度家族で話し合ってみることが必要なのかもしれませんね。

お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

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