葬儀・お墓・仏壇・介護・相続・保険など終活の情報を発信する記事サイト

日本とはちょっと違う?世界のお墓をご紹介!

お墓と聞いて思い浮かぶのは、お寺や霊園に並ぶ墓石でしょうか?世界には日本とは違った驚くようなお墓を見ることができます。アジアの国々からヨーロッパまで、世界のさまざまなお墓をご紹介します。

世界のお墓事情を見てみましょう

お墓

人は死ぬと火葬され埋葬される、私たちは当たり前のようにそう考えています。
仏教徒が多く、また国土の狭さや衛生面の問題などから、現在日本の火葬率は99.9%と言われており、これは世界で最も高い割合だそうです。

しかし、肉体を燃やすのがタブーとされているキリスト教やイスラム教など、宗教も文化も環境も違えば、葬送方法やお墓事情も世界各国さまざまです。

今回はそんな世界のお墓について見てみましょう。

世界遺産に登録されているお墓

タージ・マハル(インド)

タージマハル

1654年、ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった妻ムムターズ・マハルのために造った霊廟タージ・マハル。
1632年から22年の歳月をかけて建てられました。
総大理石で完璧な対称に造られており、世界で最も美しい建築物として有名です。

ネムルト山 巨大墳墓(トルコ)

ネムルト

標高2150mのネムルト山は、神々の通り道と呼ばれていた神聖な山です。
その山頂に、紀元前3世紀頃に築かれた墓所には、数々の王達が埋葬されました。
墓の守り神として建築された神々の像の頭部が今も残っており、ギリシャとオリエントの神が混ざった世界的にも珍しい光景が見られます。

ピラミッド(エジプト)

ピラミッド

世界で一番有名な墓といえば、エジプトのピラミッドでしょう。
紀元前2560年頃に造られたとされる、古代エジプト史上最大のクフ王のピラミッドをはじめ、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドは「ギザの三大ピラミッド」と呼ばれおり、世界遺産に登録されているピラミッド群の中でも特に有名です。

森の墓地(スウェーデン)

森の墓地

日本語で「森の墓地」を意味するスウェーデンの「Skogskyrkogården(スコーグスシュルコゴーデン)」は、文字通りストックホルムの森の中にある共同墓地です。
建築家グンナール・アスプルンドとシグルド・レヴェレンツによって、25年の歳月をかけて造られ、1994年に世界遺産に登録されました。

湖と森に囲まれたスウェーデンでは、「人は死ぬと森に還る」という生死観を人々は持っています。
大きな十字架が立つ芝生の丘、木々の間にたたずむ教会、森林に囲まれた穏やかな墓は、スウェーデンの人々の心に寄り添う風景なのでしょう。

アジアのお墓事情

韓国

土葬が一般的な韓国では、故人を穴の中に埋葬した後に、土を丸く盛った伝統的な土饅頭型のお墓を建てます。
風水で選ばれた場所に肉親のお墓を建てると子孫が繁栄すると考えられており、一族を埋葬するために山をひとつ買うといったこともあるそうです。

儒教を重んじる韓国では火葬はタブーと考えられています。
しかし日本と同じく核家族化や高齢化、深刻な土地不足に悩む近年、国が火葬を推奨するようになり、特に都市部では火葬率も増加傾向にあるそうです。
それに伴い、お墓も伝統的な土饅頭型から納骨堂や樹木葬などへと変化が見られてきています。

台湾

台湾の伝統的なお墓はとても大きくてカラフル。
遠くからだと、山の中腹にまるで家が並んでるかのように見えます。
「お墓というのは死者の家である」という考えから、このような形になったそうです。

台湾ではお墓参りは年に1回、清明節の日に行きます。
お墓参りの際には、ゆで卵の殻を地面に撒く習慣があります。
鳥が卵から生まれるように、お墓に眠るご先祖様がいたから自分たちが生まれたのだと、祖先への思いを表しているそうです。

インド

ヒンドゥー教徒が多くを占めるインドでは、火によって死者の魂が解放され神の元へ行くとされており、火葬はとても重要な儀式です。
火葬後、遺骨はガンジス川に流されます。そのため、インド人はお墓を持ちません。
この世に執着を残さないようすべてを焼き、罪を洗い流し、聖なるガンジス川と一体化することで、悟りの境地へと達することができると考えられているのです。

ヨーロッパのお墓事情

フランス

キリスト教の教義には、死んだ者は復活して天国へ行けるという思想があります。
そのため肉体を燃やすことはタブーであり、1963年まで火葬は禁止されていました。
カトリック教徒が90%を占めるフランスでも、そのため土葬が一般的です。
地下室のような構造の大型のお墓には、棚に棺が置かれるようになっており、2~4人ほど入ることができるそうです。

しかし近年は宗教にとらわれない人や経済的な理由、土地不足などから火葬にする人も増えてきており、1989年には5%ほどしかなかった火葬率が、現在パリでは40%にまで上昇しているそうです。

また、フランスに限らずヨーロッパには観光スポットとなっている墓地がたくさんあります。
パリにあるモンパルナス墓地やモンマルトル墓地には、サルトルやヴォードレール、セルジュ・ゲンスブール、スタンダール、フランソワ・トリュフォーといった数々の著名人が眠っており、世界中の観光客が足を運んでいます。

ドイツ

ドイツのお墓は先祖代々のものではなく、基本的に個人のものです。
20~30年ほどの墓地使用料を払い埋葬し、期間中に遺体が土に還ると、使用期限後はまた新しい故人が埋葬されるようになっています。
お墓の周りには色とりどりの花やグリーンがガーデニングのように植えられています。

スペイン

スペインには2つのタイプのお墓があります。
ひとつは日本人にも馴染みのある、穴に埋葬して墓標を置くタイプ。
もうひとつは壁タイプのお墓です。
地上に棺の大きさの穴が開いた壁があり、それぞれの穴にひとつずつ棺を納め、蓋をします。
土地に余裕のない都市部で多く見られるようです。

ルーマニア

「世界一陽気な墓」で有名なルーマニアのサプンツァ村。
墓碑には、故人の生前の職業や趣味、死因などがカラフルに描かれています。
木彫り職人だったパトラッシュ氏によって1935年より始められ、現在は世界中から毎年3万人もの観光客が訪れるスポットとなっているそうです。

その他の地域のお墓事情

グアテマラ

明るくポップなカラーの家型や箪笥型などさまざまな形が立ち並ぶのは、グアテマラの墓地です。
グアテマラでは、あの世は幸せな場所という考えがあり、遺族は故人の好きだった色などでお墓をペイントします。

「死者の日」である11月1日には、人々はお墓に集まって故人を偲んで宴会をし、凧揚げをする風習があります。
天国にいる故人へメッセージを届けるためとも、死者の霊が凧に乗ってくるとも言われています。

ペルー

ペルーの都市部ではこのような団地タイプのお墓が多く見られます。
土葬が一般的なペルーでは、火葬する場合には完全に自然死だということを証明しなければならず、煩雑な手続きがたくさん必要になるそうです。
高温で焼くペルーの火葬では遺骨も灰になってしまい、後から事件性が出てきた場合に再調査ができないというのが理由なんだとか。
実際にお墓を開いて再調査し、解決した事件もあったそうです。

世界のお墓についての本

世界のお墓 [ ネイチャー&サイエンス ]
世界のお墓 [ ネイチャー&サイエンス ]

商品価格1728円

日本では考えられないような驚きのお墓や、信じられないほど美しいお墓など、厳選された52か所を写真でご紹介。思わず入ってみたくなるかもしれません。

この商品を購入
世界のお墓文化紀行 [ 長江 曜子 ]
世界のお墓文化紀行 [ 長江 曜子 ]

商品価格2160円

不思議なお墓や美しい霊園、珍しいものなど、世界中のさまざまなお墓事情を紹介。
民族や文化、国によって異なる葬送方法や生死観にもせまります。

この商品を購入

世界のお墓についてのまとめ

お墓

世界の珍しいお墓についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
国も宗教も文化も異なれば、お墓も本当にさまざまですね。
自分の死後はどうされたいか、考える良い機会かもしれません。

終活の専門家に相談してみよう

「身近な人が亡くなったらどうしたらいいの?」「終活とは具体的にどんなことをしたらいいの?」「誰か詳しい人に直接相談したい!」と思われる方もいらっしゃると思います。

終活ねっとを運営するにあたり、【お墓・葬儀・仏壇・介護・相続・保険・遺品整理】などなど様々な分野の専門家の方に協力していただいております。
また、それぞれの専門家の方が

  • どのような事をなさっているのか?
  • どんな想いでお仕事をなさっているのか?
  • どのような特徴があるのか?

などを、記事形式で紹介しております。

お墓の専門家のページはこちらから

「世界・お墓」に関連する記事

「世界・お墓」についてさらに知りたい方へ

ランキング

よく読まれている記事です

「世界・お墓」に関連する記事

「世界・お墓」についてさらに知りたい方へ

海外のお墓と聞いて、頭の中に思い浮かべるのは、欧米の映画などで見られる芝生に広がる十字架だったり、プレートが置かれたお墓でしょうか?世界には我々の想像もつかないようなお墓が数多く存在しています。そんな世界のお墓についてご紹介します。のサムネイル画像

世界のさまざまなお墓について調査しました!

お墓に対する考え方は日々変化しています。少子高齢化や核家族化など、その理由は様々です。近年のお墓事情はどのようになっているのでしょうか?昔と変わったことや海外のお墓事情まで、お墓についてを詳しく解説していきます。のサムネイル画像

近年のお墓事情はどうなっているの?最新情報をお伝えします!

その国の文化や習慣によって大きく異なるお墓。海外のお墓事情はどのようになっているのでしょうか主に宗教の違いから、海外のお墓について調べてみました。のサムネイル画像

海外のお墓ってどんな感じ?様々な国のお墓を紹介します

現在のお墓は墓石を建ててそこに納骨するのが一般的です。
そもそも昔の日本のお墓はどんなものだったのでしょう?
戦国武将のお墓はあるけど、一般庶民の昔のお墓はあまり見かけないとは思いませんか?
ここでは日本のお墓の変遷を時代を追って説明します。のサムネイル画像

昔のお墓は今と違う?【お墓の概念の変遷】と【先祖のお墓探し】

現代の日本では人が亡くなると、火葬を行い遺骨をお墓に納めることが一般的な風習となっています。ここではお墓の歴史や作る意味、宗教ごとで異なるお墓の意味合いなどの知っておきたい情報をまとめてご紹介していきます。のサムネイル画像

お墓を作る意味やお墓の歴史などを知っていますか

ランキング

よく読まれている記事です

ご自身やご家族が亡くなった後の供養について考えたことはありますか? 先祖のお墓に納骨する方が大多数ですが、近年は「永代供養」という供養方法を選ぶ方が増えてきています。今回は永代供養の費用や相場などご紹介します。永代供養の料金を損しないように参考にして下さい。のサムネイル画像

永代供養の料金の相場を解説!知らないと損する?!

1
自然回帰の高まりから、樹木葬を選ぶ人が増えてきています。樹木葬というと「費用を安くあげることができ、大地に帰れる埋葬方法である」という程度の認識しかない人がほとんどであると思います。今回は樹木葬の費用や埋葬方法・注意点などについて解説いたします。のサムネイル画像

樹木葬にかかる費用を詳しく解説!樹木葬を選ぶために知るべきこと

2
終活では、お墓のことについて考えている方も多くいらっしゃいます。
それは費用であったり、納骨場所であったり様々ですが、お墓にも色々な形態があり、お寺の納骨堂もそのひとつです。
お寺の納骨堂の費用は?特徴は?など知っておいた方が良いことがここにあります。のサムネイル画像

お寺の納骨堂について費用や特徴などを解説します

3
お盆のお墓参りへは、いつ行けば良いの?
「そもそもお盆とはいつ?」という基本的な疑問から、お墓参りの際に役立つ様々な情報まで、お盆のお墓参りに関することを1つずつ解説していきます。
お盆の時期に慌てる事がないように、ぜひ最後までご覧ください。のサムネイル画像

お盆のお墓参りに行くべき時期はいつ?その他お参りの方法も解説!

4
終活するとき、お墓について考えることは欠かせません。霊園や墓地を選ぶにあたって、種類や場所や設備など、いろいろと疑問や要望も出てくると思います。ここでは、霊園・墓地の種類や違い、費用、申し込み方法などについて説明していきます。ぜひ最後までお読みください。のサムネイル画像

霊園や墓地の種類はどれだけあるの?お墓の違いについて解説します!

5

目次

目次です

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜|葬儀・お墓・仏壇・介護・相続・保険など終活の情報を発信する記事サイト