墓地で土葬をお考えの方、日本でもできるの?法律は?

墓地で土葬をしたいとお考えの方もいるでしょう。宗派によってという事もあります。日本の墓地で土葬の許可は下りるのでしょうか?詳しく説明していきます。

目次

  1. 土葬を希望する際はどうしたらいい?
  2. 日本では土葬が禁止されている?
  3. アメリカの墓地事情
  4. 土葬のお墓を移転する
  5. 土葬の墓地事情についてのまとめ

土葬を希望する際はどうしたらいい?

土葬

日本人で、仏式の場合は、火葬して埋葬することになっていますが、どうしても土葬を希望する時は法律的な問題、宗派の問題、墓地の問題等、どのような仕組みになっているのでしょうか?
具体的にお伝えしていきましょう。

日本では土葬が禁止されている?

日本では、埋葬するにあたり、墓地経営、場所など細かい法律があります。
火葬後の焼骨に関してはご存知の方が多いと思いますが、土葬を希望した場合、法律的な問題等があります。

※ペットの場合は別問題です。人間の墓地としてご説明させていただきます。

法律上問題あるのか

日本の法律では、死後の埋葬・埋蔵について法律があります。
焼骨埋蔵、土葬埋葬の両面に法律があり、土葬が禁止されているわけではありません。
しかし、土葬の場合、埋葬できる墓地の制限、市条例等、厳しい難題があり、手続きが大変です。

一つ言えることは、「焼骨・亡骸」を自宅に埋葬・埋蔵することはできません。
納骨・土葬の許可が下りている場所(お寺・霊園)でなければならないのです。

現状土葬できる墓地は…

日本では、99.9%と言っても過言ではない位、火葬が行われます。
土葬ができる墓地スペースは少なく、条例などで禁止されていない地域はたくさんありますが、墓地管理者に拒否されるケースが多いのが現状です。

そのなかで、土葬ができる墓地霊園をいくつかご紹介しておきます。

山梨県北杜市明野町 風の丘霊園
茨城県常総市 朱雀の郷
北海道余市郡 よいち霊園

結局日本で土葬をしたい場合

死亡届を役所に出すと、火葬許可証・埋火葬許可証のどちらかが貰えます。
火葬許可証の場合は、原則的に土葬は無理となります。
これは、亡くなられた場所の自治体や条例によって発行されます。

どうしても土葬をしたい場合は、
1、埋火葬許可証が貰える地域に、前もってお引越しをしておく。
2、土葬できる場所と契約をして証明書を作る。土葬場所が県外でも引き受けてくれます。
3、改宗する。もしくは、土葬の国の国籍を取り引っ越す。

故人がどのように亡くなったかという事がネックになる場合があります。
伝染性の病気などの場合、衛生面で許可が下りないケースもあります。

土葬するにあたり

土葬の会という団体があります。
スムーズに土葬ができる墓地と契約をしている団体サービスです。
会員になることで、宗派や国籍を問わず、土葬できる墓地へのご紹介をしていただけます。

土葬の会
400-0514
山梨県南巨摩郡富士川町平林2294-4
土葬の会 
0556-22-8656

アメリカの墓地事情

お墓

アメリカでは、昔からキリスト教の墓地に埋葬してきましたが、都市化が進み、衛生面や管理などの問題もあり、メモリアルパークへ土葬することが通常となっています。
日本のように火葬して埋葬する形も、少なからず増えてきました。

土地の問題が大きくありますし、管理費も高くなっていきます。
場合によっては、深く深く掘って、最初の方を埋め、その上に次の人を埋めるといった方法で、土地や管理費を抑えるケースもあります。

アメリカでは土葬してもらえる?

日本人がお願いをすれば、アメリカで土葬をしてもらえるのでしょうか?
基本的に答えはNOです。
アメリカ国籍を取得するなど、永住する形を取る必要があります。

国籍などがなく、アメリカで亡くなった場合は、死亡診断書をもらい、日本大使館で火葬許可書をもらいます。
アメリカで火葬をして、遺骨を日本に持ち帰ることになります。
飛行機で日本に運び帰ることも可能です。料金がかかります。遺骨なら費用はかかりません。

土葬のお墓を移転する

土葬墓地から、お墓を移転する場合についてのご説明です。
「墓地を変更して土葬改葬する」「土葬の遺骨を骨壺に入れて改葬する」に分かれます。
どちらを選ぶかは、遺族が決めることではなく、亡骸の状態により判断します。

ご遺体が完全に土に還っていた場合はその土を移すことで改葬します。
ご遺体が遺骨状態の場合は火葬して改葬します。

完全に土に還るまでは約20年から30年かかると言われていますが、実際には掘り返してみないとどのような状態になっているかはわかりません。
もし遺骨が残っていれば、その時は火葬しなければなりません。

遺体の場合は埋葬が可能ですが、骨の場合は焼骨以外埋葬できない法律があります。

必要な手続き

改葬許可書交付申請を行います。
墓地納骨堂管理者の印をもらい、改葬の手続きをします。
土葬の遺骨がある場合、火葬許可証も必要になります。

移転先の墓地納骨堂管理者の認めとなる書類も必要です。
火葬して、もしくは土をいただき改葬します。

かかる費用は?

ご遺体の状態によりますが、土葬遺骨が残っている場合は、綺麗に洗浄して火葬をします。
自分でできることではないので、プロにお任せする方が良いです。

土葬した場所にもよります。
基本的には、1体につき10万円前後です。
しかし、その場所へたどり着くまでの道に問題があったりすると、費用が上乗せされます。

遺骨を洗浄してもらう分も、別料金としてかかる場合があります。

土葬の墓地事情についてのまとめ

日本では、土葬をされるところがまだまだあります。
田舎に行くと、代々土葬の方もいます。
法律上は禁止ではありませんが、いろいろな問題に直面し、墓地が少ないのが現状です。

お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

お墓をお探しの方は「終活ねっと」で

終活ねっとでは、安心して終活を始めるために、お墓の値段(見積り)やアクセス・特徴を比較した情報をまとめております。資料請求や電話対応も無料で承っておりますので、是非ご利用ください。

「土葬・墓地」に関連する記事

  • 日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?のサムネイル画像

    日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?

    葬法を決める際に、土葬にしてほしいと希望する方は少なくありません。ですが、日本に土葬が可能な墓地はあるのでしょうか?今回は、日本の墓地で土葬をする方法について、そのメリットやデメリットも交えて解説していこうと思います。ぜひ最後までご覧ください。

  • 日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?のサムネイル画像

    日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?

    土葬とは、文字通り故人の遺体を土に埋めて埋葬するやり方です。日本でも古い時代に見られた土葬ですが、現在では一般的に禁止されているという認識が広まっています。日本での土葬はどのようにして「禁止」といわれるようになったのでしょうか?

  • 土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説のサムネイル画像

    土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説

    現代の日本では火葬が当たり前でしたが、昔は土葬が主流でした。そもそも火葬と土葬ではどう違うのでしょうか?

  • アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!のサムネイル画像

    アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!

    日本と異なり、アメリカはまだまだ土葬が主流です。その理由は、アメリカの宗教上の思想や土葬を維持する防腐技術にありました。

  • 日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探りますのサムネイル画像

    日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探ります

    葬式での日本の火葬率は99%を超えると言われています。今や当然のように行われている火葬。しかし海外の葬式では土葬をする国もたくさんあります。なぜ日本では火葬が多いのでしょうか?その理由を探ります。

  • 埋葬方法について 色々な埋葬方法まとめました!のサムネイル画像

    埋葬方法について 色々な埋葬方法まとめました!

    日本では、埋葬の方法については法律で定められています。火葬も土葬もできますが、土葬の場合には、許可などの条件が厳しいです。そのため、日本の埋葬は、ほとんど火葬です。この記事では、埋葬の方法について、動物の埋葬も含めて説明します。

  • 土葬のお墓を掘り起こしする際に知っておきたいことのサムネイル画像

    土葬のお墓を掘り起こしする際に知っておきたいこと

    土葬というと「今の日本で土葬なんてあるの?」と思われますが、一昔前は土葬は普通に行われていました。 古くなった先祖代々のお墓を改装する際は遺骨の掘り起こしをしなければなりません。 そのお墓が土葬だった場合には、掘り起こしで何にか必要なことはあるのでしょうか?

  • ペットは土葬できるの?姿のまま埋葬してあげたい、、のサムネイル画像

    ペットは土葬できるの?姿のまま埋葬してあげたい、、

    歳をとっても、病気になっても、ペットは愛くるしい姿をしていますね。「その姿のまま埋葬したい」「焼くのはしのびない」と思われ、土葬を選択したい方もいるでしょう。昨今ではペットの葬送方法もたくさんあります。その中で土葬を選ぶのなら、予備知識が必要です。

  • アメリカのお墓事情を解説。土葬?火葬?値段は?のサムネイル画像

    アメリカのお墓事情を解説。土葬?火葬?値段は?

    アメリカ人の親しい友人でもいない限りは、アメリカのお墓事情や、お墓に対する考え方などに興味を持つことも無いかもしれませんね。日本とはお墓に対する考え方も少し違うようですよ。でも、故人を弔う気持ちにには違いはありません。今回はアメリカのお墓事情のご紹介です。

  • アメリカで火葬が急増中?費用や遺骨の扱いについても紹介します!のサムネイル画像

    アメリカで火葬が急増中?費用や遺骨の扱いについても紹介します!

    アメリカでの葬送といえば、多くの方は棺を埋葬する土葬を思い浮かべるのではないでしょうか。 しかし今日ではアメリカでも火葬が選ばれることが増えてきているのです。 アメリカでの火葬事情について費用面や遺骨の扱いについても詳しくご説明いたしますので最後までご覧ください。

この記事に関するキーワード

ランキング

  • お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介のサムネイル画像

    お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介

    墓地・霊園でお墓の購入をする際に一番気になる費用。墓石や土地代など、一体何にいくらかかるのかでしょうか?今回終活ねっとでは、お墓の費用相場や値段の内訳・購入のコツまで、お墓の費用に関する疑問点を全て解説します。ぜひ最後までご覧ください。

    1
  • 樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説のサムネイル画像

    樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説

    近年自然葬の一種である樹木葬を供養方法として選ぶ人が増えてきています。樹木葬をするためにかかる費用はどれくらいかかるのでしょうか?この記事では樹木葬にかかる費用相場がどれくらいなのか、料金の内訳や形態による違いとともに解説していきます。

    2
  • 永代供養の費用相場はいくら?内訳や料金が安いと言われる理由を解説のサムネイル画像

    永代供養の費用相場はいくら?内訳や料金が安いと言われる理由を解説

    近年永代供養という言葉を耳にする機会が増えてきました。永代供養という言葉は知っていても、費用はいくらかかるのか?お墓との違いがわからないという方も多いと思います。今回はそんな永代供養にかかる費用の相場はいくらなのかを内訳や料金が上下する要因とともに解説します。

    3
  • 納骨堂に納骨する時の料金相場はいくらくらい?のサムネイル画像

    納骨堂に納骨する時の料金相場はいくらくらい?

    近年永代供養という供養方法が注目を浴びています。特に納骨堂での永代供養は、お参りのしやすさと料金の安さ、そして個別で遺骨を管理してもらえる事から大人気です。今回は、そんな納骨堂に納骨する際にいくらくらいの料金がかかるのかを、納骨堂のタイプ別に解説していきます。

    4
  • 墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介のサムネイル画像

    墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介

    近年、様々な理由から墓じまいという選択をする人が増えています。墓じまいをするためにはどのような手続きが必要で、一体平均どれくらいの費用がかかるのでしょうか?今回終活ねっとでは墓じまいをするために必要な費用について、手続きの方法や納骨先の探し方とともに解説。

    5
  • 東京都で人気の墓地霊園ランキング13選!お墓の値段相場・資料請求のサムネイル画像

    東京都で人気の墓地霊園ランキング13選!お墓の値段相場・資料請求

    東京都で人気の霊園・墓地・お墓をランキング形式で紹介しています。終活ねっとでは、東京都にある墓地・霊園を料金・口コミ・アクセスなどで比較して探すことができます。見学予約・資料請求も可能です。お墓の値段相場や東京都のお墓事情も解説しています。お墓を購入・建てる際に参考にしてください。

    6

シェアする

事業主の方はこちらから

今後事業を大きく広げていくので、葬儀関連をはじめとする、あらゆる事業主の方の事前登録を受け付けております。

関連する記事

「土葬・墓地」についてさらに知りたい方へ

日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?のサムネイル画像

日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?

日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?のサムネイル画像

日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?

土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説のサムネイル画像

土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説

アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!のサムネイル画像

アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!

日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探りますのサムネイル画像

日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探ります

埋葬方法について 色々な埋葬方法まとめました!のサムネイル画像

埋葬方法について 色々な埋葬方法まとめました!

土葬のお墓を掘り起こしする際に知っておきたいことのサムネイル画像

土葬のお墓を掘り起こしする際に知っておきたいこと

ペットは土葬できるの?姿のまま埋葬してあげたい、、のサムネイル画像

ペットは土葬できるの?姿のまま埋葬してあげたい、、

アメリカのお墓事情を解説。土葬?火葬?値段は?のサムネイル画像

アメリカのお墓事情を解説。土葬?火葬?値段は?

アメリカで火葬が急増中?費用や遺骨の扱いについても紹介します!のサムネイル画像

アメリカで火葬が急増中?費用や遺骨の扱いについても紹介します!

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介のサムネイル画像

お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介

1
樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説のサムネイル画像

樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説

2
永代供養の費用相場はいくら?内訳や料金が安いと言われる理由を解説のサムネイル画像

永代供養の費用相場はいくら?内訳や料金が安いと言われる理由を解説

3
納骨堂に納骨する時の料金相場はいくらくらい?のサムネイル画像

納骨堂に納骨する時の料金相場はいくらくらい?

4
墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介のサムネイル画像

墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介

5
東京都で人気の墓地霊園ランキング13選!お墓の値段相場・資料請求のサムネイル画像

東京都で人気の墓地霊園ランキング13選!お墓の値段相場・資料請求

6

関連する記事

「土葬・墓地」についてさらに知りたい方へ

日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?のサムネイル画像

日本にも土葬ができる墓地があるの?アメリカは?

日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?のサムネイル画像

日本でかつて広く見られた土葬 どのようにして「禁止」に?

土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説のサムネイル画像

土葬と火葬の違いって?歴史や国による違いも解説

アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!のサムネイル画像

アメリカはなぜ土葬が主流!理由と埋葬方法を詳しくご紹介!

日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探りますのサムネイル画像

日本は火葬先進国!?日本の葬式で火葬が多い理由を探ります

このページの先頭へ

終活ねっと  Copyright© 株式会社 終活ねっと