春分の日のお墓参りについて解説します!

国民の祝日、「春分の日」。お彼岸の中日ということで、お墓参りに行かれる方も多いと思いますが、どんな日かご存知でしょうか?そんな春分の日やお彼岸の由来、お墓参りの作法などご紹介します。

目次

  1. お彼岸には祖先を偲びましょう
  2. 春分の日とは?
  3. お彼岸にお墓参りに行くわけ
  4. お彼岸の歴史
  5. お墓参りはお彼岸からずれたらダメ?
  6. お墓参りのしかた
  7. この時期はおはぎ?ぼたもち?
  8. 春分の日のお墓参りまとめ

お彼岸には祖先を偲びましょう

お墓

毎年3月になると、春分の日がやってきます。この時期は春のお彼岸ということでお墓参りに行くという方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は春分の日やお彼岸の時期、そしてお墓参りの作法についてご紹介したいと思います。

お墓参りのマナーなどは常識とされることも多いですが、なかなか知る機会も少ないかと思います。
この機会に、正しい作法を身につけましょう!

春分の日とは?

春分の日には、お墓参りに行く日と認識していても、そもそも、どんな意味があるのでしょうか?

春分の日は、お彼岸の中日ですね。
国民の祝日の一つで、祝日法第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とあります。
というと難しく感じますが、一年の中でも、若葉が芽生え春の息吹を感じ自然を慈しむことのできる素敵な日ですね。

また、天文学で、一年で一周する太陽が春分点を通過するという日なのです。

春分の日は、昭和23年に公布されました。それ以前は「春季皇霊祭」という歴代の天皇、皇后達の霊をお祀りする儀式行う日としての祝日でした。

昼と夜が同じ?

春分の日は、昼と夜の長さが同じとよく言われます。しかし、実際には、日本付近では平均すれば、昼のほうが14分程度長くなっています。
これには、大気差、太陽の視覚、視差などの理由があるようです。

春分の日は年によって違います

春分の日の日付は、たいてい3月20日から3月21日頃になっています。
これは、国立天文台が春分日を予測算出しないと決定されません。その算出に基づいて、閣議決定され、前年2月の官報で公告されます。
国民の祝日としての「春分の日」は前年の2月にならなければ確定できないようです。

お彼岸はいつからいつまで?

お彼岸は春と秋の年2回あります。それぞれ、春分の日(3月20日から3月21日頃)、秋分の日(9月23日頃)を中日として、その前後の3日を合わせた7日間をお彼岸といいます。
初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸のあけ」といい、春分の日・秋分の日を「中日」といいます。

お彼岸にお墓参りに行くわけ

お墓

お彼岸には、お墓参りに行くという方も多いと思います。
では、なぜ、お彼岸にお墓参りに行くことが良いとされているのでしょうか?

これはお彼岸の期間に、先祖の供養を行うと極楽浄土へ行くことができると考えられているからです。

仏教では、死者は三途の川を渡って、あの世(悟りの世界、極楽浄土)へ行くと考えれています。このあの世のことを「彼岸」といい、この世(私たちのいる現世)を「此岸(しがん)」と呼びます。

彼岸は西の方向にあるとされ、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む春分の日と秋分の日は、西にある夕日に向かって拝むことは浄土に向かって拝むことになると言われています。

宗教によって考え方の違いはあるかと思いますが、お彼岸の時期は、気候も安定し、過ごしやすい頃だと思いますので、ご先祖様を慈しむ気持ちをもって、お墓参りを行いましょう。

時間帯はいつがいい?

お墓参りに行く時間帯は、一般的には午前中が良いとされています。地域によっては夕方16時以降に行くと「霊がつく」という言い伝えがありますが、根拠はありません。なので、夕方や夜に行くのは、マナー違反ということにはなりません。

しかし、暗い時間に訪れるのはお掃除をやり残したり、転ぶ危険性もあります。
霊園や共同墓地の場合、閉まる時間が決まっていることもあります。夜に訪れることは、防犯面でも良いこととは言えません。
時間に余裕をもって、早い時間に訪れるのが良いでしょう。

お墓参りは、何かのついでやかけつけで行くのではなく、「先祖供養を最優先にしている」という気持ちを大切に、計画をたて行いましょう。

お彼岸の歴史

お彼岸とは、サンスクリットのpāram(パーラム)が語源とされ、仏教用語の「波羅蜜」(パーラミター)に由来すると言われています。この、パーラミターとは「至彼岸」のことで、迷いや煩悩を超えて到達する悟りの境地のことを言います。

仏教やお彼岸の行事ももともとは中国から伝わりました。
しかし、今日のような「彼岸会法要」は日本独特の風習だと言われています。
過ごしやすい気候のこの一週間は、先祖のいらっしゃる彼岸(あの世)に向け、仏教修行に励むという風習に変化していったようです。

また、彼岸会の「彼岸」は、古来からの太陽信仰「日願(ひがん)」から来ているとも言われています。仏教用語の彼岸は後から結びついたものという説もあります。

日本で初めて、彼岸会が行われたのは、806年(大同元年)、崇道天皇(早良親王)のために諸国の国分寺の僧が七日間、「金剛般若経を読まわしむ」と「日本後記」に記されています。
天皇の命として始められた行事でしたが、江戸時代頃には民衆に広がり、先祖供養をする行事として定着していきました。

お墓参りはお彼岸からずれたらダメ?

先ほども触れたように、お彼岸の期間に、先祖の供養を行うと極楽浄土へ行くことができると考えから、この期間に行くと良いとされていますが、どうしても行けない場合もあるかと思います。

お墓参りはご先祖様を慈しみ感謝の気持ちで行うものです。
もし、この時期にお参りに行けないならばお彼岸の前後であっても良いですし、仏壇に手を合わせお祈りするのも良いでしょう。

お墓参りのしかた

お墓

服装

お墓参りに行く時の服装は、特にきまったものはありません。
法事や法要などの時は、礼服か黒のスーツを着てお参りしますが、それ以外は、お掃除のしやすい普段着で良いでしょう。

たた、タンクトップなど肌の露出が多いものや、毛皮のコートなどは避けたほうが良いでしょう。また、足元はサンダルやヒールのある靴などは控え、歩きやすい滑りにくい靴をおすすめします。

お供え物

お供え物には、地域性もありますが、特に決まりはありません。
ご先祖様を慈しむ気持ちの表れとして、故人の好きだったものを選ぶとよいでしょう。一般的には、果物やお菓子、飲み物をお供えします。

お供え物は持ち帰っていいの?

お供え物は放置せず、持ち帰えるか、その場で頂くようにしましょう。
放置すると、動物に食い散らされたり、腐ったりして、お寺や墓地の管理者の迷惑になりますので、お参りした後には持ち帰るようにしましょう。墓地によっては、その場で頂けるようになっている所もあります。
まずはご先祖様にお供えし、その後、同じものを皆で頂くようにしましょう。

お墓の掃除

お墓に着いたら、まずお墓を掃除をしましょう。
墓石や周辺の雑草や落ち葉、ゴミなど汚れている場合も多いと思います。お墓参りに行く際には、お供え物と掃除用具も持って行きましょう。スポンジやタワシ、歯ブラシ、タオル、ゴミ袋などを用意しましょう。

1,まずは敷地内のゴミや落ち葉、雑草を処分します。
2,墓石を水を含ませたスポンジで洗います。タワシは墓石を傷つけます。
3,墓石の文字の部分は歯ブラシで汚れを落としましょう。
4,花筒などを中身を取り出して丁寧に洗いましょう。
5,乾いたタオルで水をふき取りましょう。

掃除を終えたら、お墓にお花やお供え物を供え、ろうそくや線香に火をつけお参りしましょう。

この時期はおはぎ?ぼたもち?

お墓

お彼岸にぼたもちを食べる理由

春のお彼岸に食べる「ぼたもち」は、春に咲く「牡丹」の花に見立て、「牡丹餅」となったと言われています。一方、秋のお彼岸に食べる「おはぎ」は秋に咲く「萩」の花から「お萩」と言います。

ぼたもちには小豆が使われていますが、小豆の赤い色には邪気を払う効果があると信じられ、邪気を払う食べ物としての先祖の供養の際にお供えをしたのが始まりとされています。このため、彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が定着したようです。

まずは、お墓や仏壇にお供えしてから、皆でいただきましょう。

春分の日のお墓参りまとめ

お墓

春分の日やお彼岸に、こんな深い意味や歴史があったとは、驚きました。
お彼岸のお墓参りにも意味が込められていたのですね。

改めてお墓参りの作法や基本を知って、ご先祖様を供養する気持ちでお墓参りに行きましょう。

お墓を建てたいけどどうすればいいかわからない方へ...

30秒でおすすめ霊園を資料請求

簡単な4つの質問に答えるだけで、あなたにおすすめな霊園を診断します。それらの霊園を無料で資料請求することも可能です。安くてアクセスのいい霊園を紹介します。また2万円のキャッシュバックキャンペーンも行っております。

「春分の日・お墓参り」に関連する記事

「春分の日・お墓参り」についてさらに知りたい方へ

この記事に関するキーワード

ランキング

よく読まれている記事です

  • お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介のサムネイル画像

    お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介

    墓地・霊園でお墓の購入をする際に一番気になる費用。墓石や土地代など、一体何にいくらかかるのかでしょうか?今回終活ねっとでは、お墓の費用相場や値段の内訳・購入のコツまで、お墓の費用に関する疑問点を全て解説します。ぜひ最後までご覧ください。

    1
  • 樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説のサムネイル画像

    樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説

    近年自然葬の一種である樹木葬を供養方法として選ぶ人が増えてきています。樹木葬をするためにかかる費用はどれくらいかかるのでしょうか?この記事では樹木葬にかかる費用相場がどれくらいなのか、料金の内訳や形態による違いとともに解説していきます。

    2
  • 永代供養の費用相場はいくらなの?内訳や料金が上下する理由を解説のサムネイル画像

    永代供養の費用相場はいくらなの?内訳や料金が上下する理由を解説

    最近、永代供養という言葉を耳にする機会が増えてきました。お墓を維持するのは難しいけれど、永代供養って費用が高いのでは?と考えている方も多いことと思います。今回はそんな永代供養の費用の相場をまとめました。あわせておすすめの墓地・霊園もご紹介します。

    3
  • 納骨堂に納骨する時の料金の相場はいくら?のサムネイル画像

    納骨堂に納骨する時の料金の相場はいくら?

    お盆やお彼岸にお墓ではなく、納骨堂へお参りに行く人が増えています。 納骨堂はお墓と違って、お参りに行きやすく管理も楽です。 お墓を建てるよりも安い料金と聞いたけど、実際料金はどれくらいかかるのか。 また、管理費などはどうなっているのでしょうか。

    4
  • 墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介のサムネイル画像

    墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介

    近年、様々な理由から墓じまいという選択をする人が増えています。墓じまいをするためにはどのような手続きが必要で、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか?今回終活ねっとでは墓じまいをするために必要な費用について、手続きの方法や納骨先の探し方とともに解説します。

    5

シェアする

関連する記事

「春分の日・お墓参り」についてさらに知りたい方へ

春と秋のお彼岸ってどういう日なの? お彼岸のこと調べました。のサムネイル画像

春と秋のお彼岸ってどういう日なの? お彼岸のこと調べました。

9月のお彼岸のお墓参りの方法についてまとめてみましたのサムネイル画像

9月のお彼岸のお墓参りの方法についてまとめてみました

お彼岸にお墓参りをするのはなぜ?墓参りに最適な時期をお教えしますのサムネイル画像

お彼岸にお墓参りをするのはなぜ?墓参りに最適な時期をお教えします

お彼岸の入りは?一番良いお墓参り日はいつ?のサムネイル画像

お彼岸の入りは?一番良いお墓参り日はいつ?

お彼岸のお墓参りっていつ行くのがいいの?時期や時間について解説!のサムネイル画像

お彼岸のお墓参りっていつ行くのがいいの?時期や時間について解説!

お彼岸っていつのことなのかご存知ですか?のサムネイル画像

お彼岸っていつのことなのかご存知ですか?

彼岸明けにお墓参りはしていいの?お供えものは何にしたらいい?のサムネイル画像

彼岸明けにお墓参りはしていいの?お供えものは何にしたらいい?

お彼岸にはなにをお供えするの?お彼岸について紹介しますのサムネイル画像

お彼岸にはなにをお供えするの?お彼岸について紹介します

お墓参りはいつ行けばいい?行くべき時期と時間について解説します!のサムネイル画像

お墓参りはいつ行けばいい?行くべき時期と時間について解説します!

お彼岸に墓参りに行くのは何故?時期やマナーについて解説しますのサムネイル画像

お彼岸に墓参りに行くのは何故?時期やマナーについて解説します

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介のサムネイル画像

お墓や墓石の費用相場はいくらなの?値段の内訳や購入のコツもご紹介

1
樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説のサムネイル画像

樹木葬の費用相場はいくらなの?内訳や料金を左右する要因を解説

2
永代供養の費用相場はいくらなの?内訳や料金が上下する理由を解説のサムネイル画像

永代供養の費用相場はいくらなの?内訳や料金が上下する理由を解説

3
納骨堂に納骨する時の料金の相場はいくら?のサムネイル画像

納骨堂に納骨する時の料金の相場はいくら?

4
墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介のサムネイル画像

墓じまいの費用相場はいくらなの?改葬の方法や納骨先の探し方も紹介

5

目次

目次です

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜  Copyright© 株式会社 終活ねっと