お通夜でのやり取り、双方の挨拶の言葉を確認しましょう。

お通夜での挨拶、あなたはどうしていますか?お通夜に弔問で伺う場合と、喪主の立場での挨拶について知っておくと安心ですね。

目次

  1. お通夜での挨拶について知りましょう
  2. お通夜の挨拶で覚えておくべきマナー
  3. 受付での挨拶
  4. 喪主の挨拶
  5. 遺族の挨拶
  6. お通夜の挨拶まとめ

お通夜での挨拶について知りましょう

葬儀を執り行う側になると、様々な場面で挨拶をしなければなりません。ただし間違った挨拶をしてしまうと、弔問に来てくださった方に失礼ですよね。
また弔問に行く側としても、間違った声かけをしてはいけません。

ここで弔問の際の正しい声かけを知っておくことで、葬儀の際も慌てることなく済みます。

例文も載せてあるので、葬儀の時の参考にしてください。

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お通夜の挨拶で覚えておくべきマナー

玄関先まで見送らない

喪主や遺族は弔問客を玄関口まで出迎えたり見送らないのがマナーと言われています。
通夜式の行われた部屋にとどまり目礼します。相手が僧侶や目上の方であっても同様です。

理由は「故人がついてくる」「故人に呼ばれる」などの古い言い伝えによる慣習で通夜や葬儀から自宅に帰った時に玄関で塩をまく慣習と同じ理由と言われています。

現代では見送る方も多いのですが、全国的に行われている慣例という事を知っておくとよいですね。

受付での挨拶

お通夜の受付の挨拶にはどのような言葉を使えばよいのでしょうか。

「御愁傷様」は使ってもいいの?

キリスト教の場合には「お悔やみ」や「御愁傷様」という言葉は使いません。死後の世界は永遠の命のはじまりとされているためです。

しかし多くの仏教式のお通夜では「ご御愁傷様でございます」という言葉は一般的な挨拶としてよく使われています。

使える例文

では実際にお通夜でどのような挨拶をすれば良いのでしょうか?

「このたびは御愁様でございます」
「このたびはお悔やみ申しあげます」
「このたびは突然の事で本当に驚きました。御愁傷さまでございます」
「本当に残念です」
「本当に残念に思います」
「大変お気の毒な事でございます」
「ご生前には大変お世話になりありがとうございました」
など、控え目な声で手短にすませましょう。

キリスト教の場合には「安らかな眠りにつかれますようお祈りいたします」などの挨拶もあります。

「このたびは、」とその後の言葉がでない事もあると思います。お通夜の場においてはそれでもよいといわれています。状況によって「何かお手伝いできることがあればお声掛けください」と付け加えるとよいでしょう。

宗教によっては使われない言葉

「御冥福をお祈りいたします」
この言葉はキリスト教やイスラム教、神教、浄土真宗では使われません。

宗教によって死後の世界についての教えや解釈が異なり、「死後の世界での幸福をお祈りします」という意味合いの言葉は好まれない場合もあります。

使わない方がよい言葉

お通夜では不幸が重なる事を連想させる忌み(いみ)言葉は使わない様に気をつけましょう。お通夜や葬儀の忌み言葉は「たびたび」「重ね重ね」「また」「再び」「続く」「次々」「返す返す」「浮かばれぬ」「迷う」などがあります。

具体的には「くれぐれもお力落としのありませんように」の代わりに「どうぞお力落としのありませんように」と言ったり、「たびたびお世話になりました」の代わりに「いつもお世話になりました」と言い換えられます。

避けた方がよい言葉

突然の訃報でも生死についての直接的な質問や言葉は避けましょう。
また親しい付き合いのあった遺族に対して何か言葉で元気づけたいという気持ちから「元気だしてね」「頑張ってね」などと、亡くなって間もないお通夜の場面で励ます必要もありません。

「天寿を全うされた」は使ってよい?

故人が高齢で亡くなった場合、「天寿を全うされて」「大往生でしたね」などの言葉を弔問する側が使う事はタブーです。

会葬例品を受け取る時の挨拶

会葬例品を受け取る時には「恐れ入ります」と言って受け取るとよいでしょう。

喪主の挨拶

喪主は色々な場面で挨拶が必要になってきます。葬儀社に僧侶の依頼をお願いする事もありますが菩提寺がある場合には僧侶への連絡から挨拶が必要になってきます。
ここでは僧侶への連絡からお通夜を終えるまでに考えられる場面毎に例文を紹介していきます。

使える例文

僧侶への連絡時の挨拶

「○○(簡単な住所)の○○と申します。このたび○○が亡くなりましたのでご住職様に枕経をお願いいたしたく連絡させて頂きました。ご都合の程はいかがでしょうか。」

最近は枕経を省略する事も多くなったと言われますが、枕経をあげて頂いた場合にはその後に通夜日程などの相談をするとよいですね。

僧侶を迎える時の挨拶

「お越しいただきありがとうございます。不慣れな事でございますのでご指導お願い致します。では、こちらで宜しくお願い致します。」

僧侶にお布施を渡す時の挨拶

「本日はおまいりいただきありがとうございました。お陰様で無事に通夜を執り行う事ができました。どうぞこちらをお納めください。」

お通夜の世話役やお手伝いの方への挨拶

「本日はお世話になります。不慣れな事ばかりでして、何かお気づきの事がありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。どうぞ宜しくお願い致します。」

弔問客への挨拶

「お気遣い恐れ入ります」
「お忙しいところ、お越しいただきありがとうございます」
「ご多用のところ足をお運びいただき恐れ入ります」
「お心遣いありがとうございます」
「生前は○○が大変お世話になりました」

喪主側としても繰り返しを連想させる忌み言葉は使わない方がよいです。
具体例として「まだまだ長生きしてほしかった」を言い代えて「もっと長生きしてほしかった」
「重ねてお礼申し上げます」を「あらためてお礼申し上げます」と言い代える事ができます。

通夜終了時の挨拶

「本日はお忙しい中○○のために足をお運び頂きありがとうございます。お陰様をもちまして滞りなく通夜を終える事ができました。葬儀、告別式は○日○時からでございます。本日はまことにありがとうございました。」

通夜振る舞いがある場合には

通夜振る舞いは通夜終了時の挨拶で葬儀日程お知らせの前か後に

「大変ささやかではありますが別室に粗茶を用意いたしましたのでどうぞお召し上がり下さい。
本日はまことにありがとうございました。」

などと加えるとよいです。
その時につなぎの言葉として「また」などの忌み言葉は使わないように気をつけたいですね。

通夜振る舞い終了時の挨拶

「皆さま本日はまことにありがとうございました。故人も皆さまにお集まり頂き感謝している事と存じます。生前に皆さまからいただきましたご厚情に厚くお礼申し上げるとともに今後とも私ども遺族に変わらぬお付き合いを賜ります様お願い申し上げます。
夜も更けてまいりました。後は家族で守りますのでどうぞご自由にお引き取り下さいませ。本日はまことにありがとうございました。」

通夜振る舞いの時の喪主の行動は地域によって様々です。
一般的に弔問客の間をまわる必要はなく祭壇の横に着席し遅れていらっしゃる弔問客の挨拶を受けたり通夜振る舞いに参加されない方への挨拶をします。

ただし地域によっては喪主が御酌をして挨拶する地域もあるようなので葬儀社の方や近しい方に確認しておくとよいと思います。

遺族の挨拶

遺族が挨拶をする時はどういう場面が考えられるでしょうか?
ここではお通夜の連絡をする時の挨拶を紹介します。

使える例文

親族への連絡

「○○です。○時に○○(故人の名前)が亡くなりました。今病院から電話をしています。これから○○(連れて帰る場所)に連れて帰ります。」

故人の関係先への連絡

「○○(故人の名前)の○○(故人との続柄)でございます。いつも○○(故人の名前)がお世話になっております。実は○日に○○(故人の名前)が亡くなりましたので連絡させて頂きました。通夜は○日○時から○○(場所)で行います。大変お手数ですが関係者の皆さまにご連絡をお願いいたします。どうぞ宜しくお願い致します。」

親しい方への連絡

「○○です。実は○日○時にに○○(故人の名前)が亡くなりました。通夜は○日○時から○○(場所)で行いますので宜しくお願い致します。」

近所の方への連絡

「○○です。いつもお世話になっております。○(故人)が亡くなりましたので連絡させて頂きました。通夜は○日○時から○○(場所)で執り行います。しばらくの間人の出入りなど何かとご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。」

学校への連絡

「○年○組○○(子の名前)の○○(続柄)です。いつもお世話になっております。○○が亡くなりまして、○日まで学校を休ませたいと思いますので宜しくお願いします。」

お通夜の挨拶まとめ

葬儀

今回はお通夜の挨拶について紹介しました。

故人と遺族の気持ちを思うと言葉にならない事もあります。
たとえ言葉が見つからなくて言葉につまってしまってもそれは失礼にはあたりません。故人や遺族を思いやる気持ちが何より大切だと思います。

また弔問客を迎える立場でも素直な言葉で感謝の気持ちを伝えるとよいのではないでしょうか。

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