弔問の時に知っておくべきマナー

近しい人が亡くなった時、お通夜など弔問に行くことになります。ただこういう式はマナーがきっちりしていて難しい印象ですよね。
今回は弔問時に知っておいたほうが良いマナーについて
- 持ち物
- 故人との間柄別
- お葬式に行けなかった時
を解説しています。
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数珠は必要なのか?

お通夜や葬儀に行くと皆さん、数珠を持っていますよね。
突然の弔問のために数珠を持っていなかったり、忘れてしまったりすると何となく気まずい雰囲気を感じます。
そんなときは、「家族や友人から借りてしまおう」なんて思うかもしれませんが、他人の数珠を使うことはマナー違反なんですよ!
数珠は、その人の身代わり(お守り)になるものでもあるので貸し借りはしてはいけないんです。
実は、お通夜や葬儀などの弔問で数珠は必ずしも必要ではないんです。
なので忘れてしまい持っていなくても全然大丈夫なのです。
しかし、お通夜や葬儀などの際には皆さん数珠は持っています。
正式には決まりはないのですが持っているのが暗黙のルールになっているので、社会人としては持っていたほうが良いかもしれませんね。
お悔やみの言葉を言う際のマナー

お悔やみは、悲しみを深めないよう遺族へのいたわりを心がけます。
やや小さい声で長くならないように気をつけながら、思いやりの言葉を添え哀悼の意を表します。
言葉にならないような場合、あえて言葉をさなくてもさ気持ちが伝われば大丈夫です。
基本的なお悔やみの言葉
・この度は、誠にご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。
・この度は、思いがけないことでさぞかしお力落としのことでしょう。心よりお悔やみ申し上げます。
事故で亡くなった場合
・この度は誠にご愁傷様です。あまりにも突然のことで何と申し上げたらよいのかもわかりません。
心よりご冥福を申し上げます。
・突然の出来事で、ご家族様もさぞかしお嘆きのことでしょう。いまだに信じられませんが、私にできることがあれば何なりとお申し付けください。
病気で亡くなった場合
・先日お目にかかった時には、お元気でしたので安心していましたが、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。ご家族様もさぞ、お力落としのこととお察しします。謹んでお悔やみ申し上げます。
・お見舞にも伺えずに申し訳ありません。お亡くなりになられたと聞いて本当に悔やまれます。ご家族様も看病の疲れが出る時期ですのでご自愛下さい。
お世話になった人が亡くなった場合
・〇〇さんには、生前大変お世話になりありがとうございました。これから恩返しをしようと思っていた矢先の出来事だったので、とても悔やまれてなりません。
若い人が亡くなった場合
・将来がとても期待されていた方だったので本当に悔やまれます。
・若い方が亡くなるのは、とても心が痛みます。○○さんのもご家族もこれからという時の出来事で本当に残念です。さぞ、お力落としのことと察します。謹んでお悔やみ申し上げます。
言ってはいけないお悔やみの言葉
通夜や葬儀の際には、「忌み言葉(いみことば)」といわれる使ってはいけない言葉があります。
不幸が重なるイメージがある「重ね言葉」
不幸な悲しい出来事を経験した遺族は、これ以上不幸が続くことを避けたいという思いがあります。そのため、同じ言葉を繰り返し使うことは、不幸が繰り返し起こることを想像させてしまうため使わない方が良いとされています。
「重ね重ね」「ますます」「度々」「いろいろ」「くれぐれも」などの言葉は避けましょう。
また、「続く」「追って」「また」「引き続き」「繰り返す」といった言葉もできれば使わないほうが良いとされています。
「死」を直接イメージする言葉は言い換える
大切な人の死に直面したばかりの遺族に「死」をイメージさせるような言葉は言い換えることも気遣いです。
「死去」「死亡」「亡くなる」⇒「ご逝去」「他界される」
「事故死」「急死」⇒「突然のご不幸」「急なことで」
「生きる」「生きていた」⇒「お元気な頃」や「ご生前」などに言い換えるのが良いでしょう。
その他、遺族の負担になる可能性のある「これから大変」「頑張らなきゃ」などの言葉も弔問の際には避けたほうが良いですね。
現状を受け止めるのが精一杯の時ですから、今後のことは精神的に負担をかけることになります。
会社関係の人の時のマナー

会社関係者の場合は、故人との付き合いの程度によって弔問マナーも違ってきます。
また、取引先などの関係者の場合は、会社としての対応も問われてくるので、独断で行動するのではなく上司に報告し指示を仰ぐことが大切です。
取引先の弔問時のマナー
取引先の関係者への弔問の際には、自分の立場を明確にすることが弔問時のマナーです。
仕事上の関係者は知っていても遺族には誰が弔問に来てくれたのかわかりません。
そのため、弔問用の名刺を用意し、お悔やみの言葉とともに渡します。
一般的に、名刺の右上には「弔」の文字を書きます。
または、左下を少し折り曲げます。
これらは弔意の表現になるため覚えていくと良いですね。
また、上司の代理での弔問なら、上司の名刺に「弔」を書き、自分の名刺には「代」を書いておくのがマナーです。
会社の上司や同僚の弔問時のマナー
上司、同僚など親しい会社関係者が亡くなった場合は、会社からの見舞金などの他に、個人的な弔問と香典が必要になります。
原則は通夜に弔問して個人の香典を渡し、会社からの香典は告別式に列席して渡すのがマナーです。
葬儀後弔問の時も慌てない

仕事の都合や連絡の行き違いなどで葬儀が終わったあとに訃報の連絡を受けることもあります。
そんな時は、弔電や代理人を立ててることもできずなかったので、慌ててしまいますよね。
でも、連絡を受けたあとにきちんと対応すれば良いので、慌てる必要はありません。
葬儀後の弔問の流れ

葬儀後の弔問について詳しく説明していきます。
以下の記事を参考にしていただくのもよいかもしれません。
葬儀後の弔問時の服装は?持ち物や香典、時間帯など弔問マナーを解説
葬儀には、色々な用事が重なって行きたくても行けない場合が有ります。こういった場合、葬儀後に弔問をする事になります。当記事では、葬儀後の弔問の仕方等を説明していきますので、参考にして頂ければ幸いです。
遺族と連絡を取り、弔問の了承を得る
葬儀後に弔問したいという場合は、突然弔問するのではなく、事前に遺族に連絡を取り了承を得ることが重要です。
遺族は、大切な人を亡くした悲しみの中で葬儀や今後の手続きとを行っているため心身ともに疲れています。
やっと葬儀が終わったと思った時の弔問になりますので、遺族の気持ちや意向を尊重しなければいけません。
そのため、弔問を断られることもありますが、そのような時は、遺族が落ち着いた頃に改めて弔問したい旨をお伺いするのがよいでしょう。
自宅弔問の際のマナー
〇長居をしない
自宅弔問で一番注意しなければならないことは、長居をしないということです。
遺族は葬儀を終えたばかりであるとともに、今後の手続きや準備などで追われる日々を過ごしてるはずです。
そのため、悲しみを実感できないほど疲れていることでしょう。そんな時に自宅へ伺わせていただくので、長居は厳禁です。
〇服装について
自宅弔問の場合は、喪服を着る必要はありません。また、黒い色は葬儀を思い出させると言われているので避けたほうが良いですね。派手な服装やラフな服装ではないシンプルな装いや色合いの服装を選ぶび弔問しましょう。その際はアクセサリーもできれば控えたいですね。
〇持ち物
特に必要なものの決まりはありません。
仏前(霊前)にお供えするものを持参する場合は、花やお菓子・果物などを持っていくのが一般的です。また、故人が生前に好きだったものを持っていくのも良いですね。
<香典>
通夜や葬儀に参列できない場合には、香典を持参します。
自宅弔問の時期にもよりますが、香典の表書きは四十九日前であれば御霊前、四十九日以降であれば御仏前になります。
弔問時のマナーまとめ

- 弔問時の持ち物のマナー
- 付き合いの関係性によって異なるマナー
- お悔やみの言葉
などについて解説いたしました。
弔問の際のマナーは、故人との関わりや付き合い方によっても違ってきます。
しかし、基本は故人を偲び、遺族をいたわる気持ちが大切ですね。
突然の出来事にも慌てないように普段からマナーを身につけておくのが良いですね。