覚えておきたい!喪中期間の神棚の管理方法

喪中の間の過ごし方には、現在でも昔からのしきたりが数多く残っています。そこで今回は、喪中の間の神棚の管理方法をご紹介します。既に神棚をお祭りしている方も、これからお祭りする方も、この機会にしっかりと覚えておきましょう。

喪中の間、神棚はどうする?

神様のお住まいである神棚。神棚は神様が宿る神聖な場所なので、喪中の間でもきちんと管理をしたいですよね。

はたして、神棚は喪中の間でも通常通りの管理方法で問題ないのでしょうか?それとも、喪中という特別な状況の中では、神棚の管理方法は変わるのでしょうか?

「穢れ」としての死

結論から先にお伝えしますと、喪中の間は神棚には触れてはいけません。手を合わせて拝む事や、お供えなども全て慎みます。

喪中の間に神棚に触れてはいけない理由

私たちに最もなじみの深い宗教が神々を祭る神道ですね。自分は特別に特定の宗教を信仰していない無宗教だと思っていても、新年には初詣に行ったり、ご来光を拝んだりすることがよくあります。

私たちには、小さなころから無意識のうちに神様に対しての信仰心は芽生えているのかもしれません。

神道は自然を崇拝する宗教で、山や岩にも神様が宿っているという考えのもとに成り立っています。

神様が非常に身近な存在なので、私たちは各家庭単位でも神棚を祭り、崇拝しているのかもしれませんね。

神道の世界では、人の死というものは「穢れ」(けがれ)として考えます。

この「穢れ」というのは、死というものが汚れけがれているという事ではなく、大切な人が亡くなったことによって、生きている人の「気が枯れる」いいかえれば「生命力が枯れ果てる」という事なのです。

「死=穢れ」として忌み嫌っているので、神道では喪中の間、神棚に触れてはいけないのです。

別居している人の喪に服すとき

神道の世界では、喪中に神棚には触れてはいけないのですが、それは別居している人が亡くなった場合でも当てはまるのでしょうか?

基本的には、喪に服している時に神棚に触れる事が出来ないのは、同居している家族が亡くなった場合です。

別居している親族が亡くなった場合、ご自身は喪に入りますが、ご自宅は喪中ではありません。あくまでも神棚は、家に設置して神様をお祭りするので、平常通りの管理方法で問題ありません。

しかし、神棚に関しての考え方は地域や人によってそれぞれ多様で、別居している場合でも血縁関係のごくごく近い親族や、生前ご自身とつながりの深かった場合などは、神棚をお祭りする事は慎むべきだという考えもあります。

あくまでも喪に服すという事は、永遠の別れにおける心の痛みから立ち直り、悲しみを乗り越えるための時間ですので、一般論にとらわれないで、ご自身の気持ちや地域の風習に沿って考えていくといいですね。

半紙で神棚封じ

神棚封じ

では、喪中の間の具体的な神棚の管理方法のご紹介です。

喪中の間は、神棚の正面に白い半紙を貼ります。これを「神棚封じ」(かみだなふうじ)と言います。昔からの正式なしきたりとしては、玄関や門に忌中の札を貼り、玄関は開け放しておきます。

昔は、49日の法要が済むまでは忌中の札は貼っておきましたが、現在は防犯上の問題から早めにはがすことが多いようです。

神棚の封じ方は、神棚の扉を閉めて、しめ縄にテープを使って白い半紙を貼り神棚の正面を隠します。

昔は死の穢れのない第三者が白い半紙を貼る役割でしたが、一般的に現在は家族が貼っているようです。

神棚封じは、49日の法要が済むまで行いその後白い半紙をはがして封印を解除します。

神棚の掃除について

神棚 掃除

喪中の間は、いつも行っている神棚の掃除はどのようにすればいいのでしょうか?

喪中の間は、神棚に触れる事は許されていません。従っていつもしている神棚の掃除もしてはいけません。毎日の習慣になっていて、神棚の掃除をしない事が神棚を粗末に扱っているような気持になりますが、神道と死と穢れの関係から、神棚の掃除は控えましょう。

お供え物や正月飾りはどうする?

喪中の間に新年を迎える場合、お正月飾りはどうすればいいのでしょうか?

しめ縄

毎年年末には神棚の掃除をして新しいしめ縄を飾っていたと思いますが、喪中の期間に新年を迎える場合は、しめ縄の交換は喪が明けてからとなります。

しめ縄がお正月の時期でないと入手困難な場合は、用意だけしておき喪が明けた後に取り換えましょう。

鏡餅

喪中の間は、基本的にお祝い事は行わないので、鏡餅は飾ってはいけません。

お札の交換はどうする?

お正月 神棚 お札

新しい年を迎える時には、神社で新しいお札をいただきますが、喪中はお札の交換はどのようにすればいいのでしょうか?

喪中の間は神棚には触れる事が出来ないので、喪が明けた後に古いお札を納めて新しいお札に取り換えましょう。

「喪中」はいつまで?

喪中

喪中とは、具体的にいつまでなのでしょうか?

また、喪中と忌中の違いはどのような事なのでしょうか?

喪中

本来喪中とは、親しい方との別れを惜しみながらも、平常心を保ち通常の生活に戻れるように努力をする期間の事です。

喪に服する期間が一番長いのが父母で13か月間となっています。

忌中

たくさんの方が同じ意味として使っている喪中と忌中ですが、本来は全く別の意味を持っています。

忌中とは、亡くなった方を悼み故人の供養に専念する期間の事です。忌中の期間が一番長いのが父母で、50日となっています。

そうです、もうお気づきだと思いますが、一般的に喪中と言われているのは実は忌中の事なのです。

神棚封じをするのも、正しくは喪中の間ではなく、忌中の間なのですね。

しかし、やはり一般的な認識として忌中よりも喪中の方が分かりやすいので、皆さんそのように使っているのだと思います。

喪中・忌中期間一覧表

下記の表に記載されているのが喪中と忌中の詳しい期間です。参考にしてみて下さい。

服忌表

喪中の神棚まとめ

喪中の神棚の管理方法をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

今までの認識の喪中は、実は忌中だったという事がお分かりいただけたと思います。

しかし、やはり喪中の方が一般的には認識がありますので、心の中で喪中を忌中に置き換えて行動するといいと思います。

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