香りのお届け物、贈答用お線香のご紹介です

弔事でも慶事でもお線香を贈ることがあります。贈答用のお線香という特別なお線香はないのですが、贈答用として販売されているパッケージがあります。また、慶事や弔事で、包み方や掛紙の表書きなどに注意が必要です。

目次

  1. はじめに
  2. お線香にも種類があります
  3. 贈答品にお線香を使うのは大丈夫なの?
  4. お線香を贈答する際のマナー
  5. 贈答用お線香の包装
  6. お線香ごとの違い
  7. 人気のお線香をご紹介します
  8. お線香をいただいた際のお返しは?
  9. 贈答用お線香のまとめ

はじめに

お線香というと、お葬式やお通夜、仏壇でのおまいりに使うもので、贈答用としてお線香を送るというのは、何か奇妙な感じがするかもしれません。
しかし、実際には、贈答用のお線香があり、弔辞にも慶事にも利用できるのです。
この記事では、お墓参りや仏壇で使う線香の贈答用の線香について紹介します。
値段も種類もいろいろあり、先様にも喜ばれる大人の贈り物です。

お線香にも種類があります

葬儀

巻線香

人が亡くなってから四十九日まで、供養し続けるために、線香を点し続けますます。
巻線香は、長時間燃焼させることができるよう渦巻き状になった線香です。中心部分を吊って、最外周の端に点火します。
一巻で12時間燃焼させることができるので、1日2巻で、線香を点し続けることができます。
巻線香は、普通、1箱14巻入りで発売されています。1箱で1週間、7箱で49日間燃焼し続けることができます。

電子線香

火を使わずに、電池などによってLEDを点灯させて使用するお線香です。
火を使わないので、安全です。
しかし、そのままでは香りがないので、最新式の電子線香は香りのアロマオイル機能が搭載され、線香の香りを出すこともできます。
電子線香は、線香単体ではなく、電池などを格納するため、お線香と香炉が一緒になっています。

慶事用線香

慶事用のお線香は、赤または朱色の箱に入っています。
お線香の束も赤系の紙で包まれています。

贈答品にお線香を使うのは大丈夫なの?

結納や婚礼の際に線香を贈る

結納や婚礼などの慶事に関連してお線香を贈ることがあります。
具体的には、女性が結婚する場合に関連して、婚約して結納をかわす機会などで、嫁ぎ先の先祖へのお供えとして、線香を嫁ぎ先へ線香を贈答品として贈ります。

里帰りの際に

女性が結婚した後、はじめて生家へ行く儀式を里帰りと言います。
里帰りは、普通、婚礼の3日後または5日後に行われます。
こんお里帰りのときに、生家の先祖へのお供えや先祖への感謝の心を伝える意味で線香を贈ります。

新盆見舞いとして線香を贈る

新盆(あらぼん)は、初盆(はつぼん)ともいい、人が死んではじめて迎える盆です。
新盆では、親族や縁のある人たちが、遺族を訪問し、ともに故人を偲びます。
その新盆の際に、お供え物として線香を贈ることがあります。
また、新盆に参加できず、訪問できないときは、宅配便などで、送ることも行われています。

弔問に伺うとき

弔問は、ご遺族の家に線香をあげにいきます。
いろいろな理由で、通夜や葬儀に参列できなかったときなどにも弔問を行います。
弔問は、線香をあげに行くのですから、お土産を持って行くのは変です。
このとき、故人へのお供え物として線香を持って行くことががあります。

喪中はがきをいただいたとき

年末に喪中葉書をいただいて、はじめて亡くなったことを知った場合には、返事の手紙を書きます。
そのとき、手紙に加えて線香を贈ることがあります。
これは、葬式に参列できず、香典を渡せなかったことの代わりというような意味あいがあります。

お線香を贈答する際のマナー

線香の価格は相手との関係や目的を考慮

贈答品として線香を考えるとき、その価格に注意することが必要です。
線香の価格は、材料などによって異なり、安価なものから高価なものまでいろいろあります。
高価すぎる線香を贈答品にするとかえって相手の負担になることもあるので、線香を贈る機会や贈る相手との関係などに配慮して、最適な贈答用線香を選びましょう。

贈る目的と贈答用線香

贈答用線香は、線香を巻いている紙や線香の束が入っているパッケージの箱のデザインに、仏事用や慶事用などがあります。
また、線香を包装するときの表書きや添付する手紙にも注意が必要です。
最近では、実店舗でもインターネットでも、包装や手紙などについて相談できるショップが増えてきています。

線香の香りについて

線香をいただいて、使ったときの煙の香りは、贈答してくれた人の香りとなります。
その香りは、送り主のイメージとして相手に定着します。
したがって、贈答用線香を購入する場合には、自分のイメージに合う香りかどうか確認したいものです。

贈答用線香の相場

贈答用の線香の相場は、2000円程度から20万円を超える線香まで多くのラインナップがあります。
価格帯として多いのは、5000円から9000円程度の贈答用線香です。
購入時に、表書きなどを指定して包装してもらいます。これは、実店舗でもネット通販でもしてもらえます。

贈答用お線香に添える手紙の文例

お悔やみ文

弔事の贈答用線香を贈る場合には、お悔やみ文を添えます。

お悔やみ文で使う呼称

お悔やみ文では,次の記述のように書き換えて使います。
「父」は 「ご尊父様」「お父様」「お父上様」
「母」は 「ご母堂様」「お母様」「お母上様」
「祖父」は「ご祖父様」、「祖母」は「ご祖母様」
「夫」は 「ご主人様」、「妻」は「ご令室様」
「息子」は「ご子息様」、「娘」は「ご息女様」

具体例 浄土真宗では「ご冥福」は使わない

お悔やみ文の具体例を示します。
ここで注意したいのは、「冥福」と言う言葉は、亡くなった人が迷わないように、といういみです。しかし、浄土真宗では、死者はすぐに極楽往生するので、冥福という言葉はタブーなのです。
「ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。」
「ご母堂様(相手のお母様が亡くなった場合)のご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。」
「ご服喪中とのお知らせをいただき、悲しみを禁じ得ません。謹んでお悔やみ申し上げます。」
「新盆を迎えるにあたり、改めてお悔やみ申し上げます。」
線香を贈る場合には、さらに次の様に添えるとよいでしょう。
「心ばかりのお線香を同封いたしましたので、御佛前にお供えいただければ幸甚に存じます。」

贈答用お線香の包装

弔事の場合の包装

弔事で贈答用線香を贈る場合には、開けるときに左から開けるように包装しなればなりません。
熨斗(のし)のない掛紙(かけがみ)をかけて贈るのが一般です。

慶事の場合の包装

慶事で贈答用線香を贈る場合には、開けるときに右から開けるように包装します。
熨斗(のし)のない掛紙(かけがみ)をかけて贈るのが一般です。

掛紙の表書きはどうする?

掛紙には表書きと送り主の名前を書きます。表書きは、贈る目的や宗派により異なるので、次の説明を参照して下さい。

弔事の場合

亡くなってから49日までに「御霊前」が使われ、四十九日を過ぎれば「御仏前」とという表書きが使うのが一般的です。
しかし、浄土真宗では、人は亡くなればすぐに極楽往生するので、「御霊前」は不適切でタブーです。
線香を贈る相手が浄土真宗である場合には「御仏前」を使いましょう。
また、「御供」(おそなえ)は、弔事で一般的に使えます。年忌法要の場合も「御供」が適切です。
さらに、新盆のお見舞いとして線香を贈る場合には「新盆見舞」と書く方法もあります

慶事の場合

結納や里帰りなど、慶事で贈答用線香を贈る場合の表書きは、「御先祖様」または「御先祖様御土産」と記します。

お線香ごとの違い

贈答用線香の価格は、材料により安いものから、高いものまで、とても値段の幅が広いです。
高価な線香では、一束で20万円以上です。
また、材料によって線香の香りも異なります。
基本的に、お供えの気持ちがいちばん大切であることを忘れてはいけません。
価格の高低よりもむしろ、香りの傾向を知っておいた方が、購入時に選びやすくなります。

香木の香りで線香を選ぶ

線香の香木としてよく知られたものに、インドネシア原産の「白檀(びゃくだん)」と熱帯アジアで産する「沈香(じんこう)」があります。この2種類の香木をブレンドした線香は、仏前で奥ゆかしい香りがします。
白檀の割合が増えることで、香りに甘さが加わり、優しい印象の線香になります。
また、香木に木蓮を使うことで、木蓮の花の香りが漂います。

人気のお線香をご紹介します

鳩居堂の煙の少ない線香

送料無料【清靄 進物用お線香】お盆や法事・仏事の御供えに[鳩居堂][M在庫]
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商品価格5400円

お香や書画用品専門店の鳩居堂では、家庭用でも使える線香で、煙の少ないタイプを販売しています。

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京都 松栄堂 玉響 京むらさき

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商品価格1800円

京都の香老舗松栄堂の「玉響(たまゆら)京むらさき」は、9cmの線香で、約20分燃焼します。
凛とした香りで、残り香も自然です。

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日本香堂の贈答用線香「花づつみ」

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商品価格3240円

日本香堂の「花づつみ」は、きれいなパッケージに、ハーブ、野ばら、山桜と3種類の薫りの線香とライターも付属しています。

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送料無料・のし・メッセージ対応

「花づつみ」は、日本香堂の直販サイトで送料無料です。
また、贈答用の線香では、のし、掛紙への名入れや、お悔やみや挨拶状のメッセージを添えるサービスに対応しているのが一般的です。

お線香をいただいた際のお返しは?

香典としてお金をいただいた場合には、半返しと言って、半額を返すのがしきたりです。
しかし、お金ではなく、線香などの供物をいただいた場合には、お返しは不要です。
そのかわり、お礼状を送ります。

贈答用お線香のまとめ

贈答用の線香を買うときには、目的をはっきりとショップに伝えて、掛紙の表書きや名入れ、メッセージ、包装をアレンジしてもらう必要があります。
また、お線香をいただいた場合には、かならずお礼状を出すようにしますが、お返しの品は不要です。

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