香典袋の種類、中袋に入れるお札は?恥をかかないための知識満載!

突然の訃報にまず気になるのは、いくら包んだらよいのかということではないでしょうか。香典袋に入れるお札に関する注意点について、香典全般について、また香典のお札についても解説します。

目次

  1. 香典にはどのような意味がある?
  2. 香典の相場は?
  3. 香典のお札の入れ方は?
  4. 香典に入れるお札の枚数
  5. 不祝儀袋(香典袋)の書き方は?
  6. 通例に従うことが賢明です

香典にはどのような意味がある?

香典とは、仏式等の葬儀で、故人の霊前等に供える金品をいいます。お香やお花の代わりにお供えするという意味ですが、「香」の字が用いられるのは、香・線香の代わりに供えるという意味で、そのため「御香料」ともいいます。
一般的に、香典は、香典袋(不祝儀袋)に入れてお通夜または告別式の際に持参し、遺族に対して手渡されますが、急なご不幸で出費があるということへの、扶助の意味も込められています。

香典の相場は?

香典は、本来お香やお線香を供えることもありますが、現代では金銭による香典が一般的です。
香典の金額は、祝儀と同じように決まったものはなく、またその相場観は地域によっても違います。
故人との関係や、弔問に訪れる人の年齢、お気持ちなどによって変わってくるもので決まった金額というのはないものですが、あくまでも参考の目安として下記に示します。

・近隣の日常お付合いの場合、会社関係で同僚等の家族
 3,000円、5,000円
・取引先とかお世話になっている方のような関係の場合
 5,000円、10,000円
・会社関係の同僚や友人など親密度が高い場合
 10,000円、(20,000円)30,000円
・ご遺族の親族の場合
 10,000円、(20,000円)30,000円
・ご遺族の家族の場合
 50,000円、100,000円

上記に2万円という金額もありますが、奇数は陽数、偶数は陰数という考え方があります。以前ほどこだわりはなくなってきてはいますが、香典は、割り切れる偶数の金額はしない方が無難です。
また、特に結婚式の祝儀は死が二人を別つまでの通り、早々に割り切れる偶数=離婚というイメージもあって偶数は使わない方が良いでしょう。

香典のお札の入れ方は?

新札と旧札のどちら?新札に折り目とは?

香典に新札を使用するのは、まるで前から準備して亡くなるのを待っていたようだから、してはいけないと一般的に言われます。一方では、新札を使うことは、心遣いと言えなくもなく、必ずしも失礼には当たらないという人もいますが、やはり、忌み嫌うことは避けた方が無難ではないでしょうか。
そのため、古いお札がなくてやむを得ず新札を使用する場合には、わざわざ折り目を付けることもあります。マナーとして覚えておいてよいことだではないでしょうか。
逆に、結構式など祝儀の場合はできる限り新札や新しいものを使用するようにする心がけが必要です。

お札の向きは?

お札が複数になる場合は、表裏左右の向きを同じ向きにキッチリと揃えて入れるよう配慮すべきです。
中袋にお札を入れる場合、取り出した時にすぐに識別できるようお札の表側が中袋の裏側になるように入れる、つまりお札の向きと中袋の向きは逆ということになります。
これも決まり事ではなく気配りから生じたマナーです。

香典に入れるお札の枚数

保険・相続

香典の目安金額で触れましたように、奇数は陰数ですので、奇数にしましょう。1万円を千円札10枚というのも常識はずれですし、5千円札×2枚とか5千円札1枚+千円札5枚というのも感心できません。

不祝儀袋(香典袋)の書き方は?

相手方の宗教・宗派による使い分け

そもそも香典袋とは、仏教でお香や線香をお供えする代わるに、それを買うための金銭を包むものですので、仏式で使われるものですが、それが一般化して故人の霊前に供えるものを香典というようになったものです。
したがって、正確に言えば、キリスト教や神道で香典袋という表現は誤りです。
このため香典袋は、相手方の宗教や宗旨宗派に合わせて使い分けることが必要です。香典袋は、市販のものを使用するのが常ですが、そのため知らずに間違って買ってしまわないよう注意しましょう。
御香典、御香料、御霊前、御花料、玉串料など不祝儀袋の表書きは様々ですが、以下、宗教によっての使い分けを説明します。

仏式の場合

仏式の場合の香典袋の表書きは、「御香奠(御香典)」、「御霊前」および「御香料」とします。
袋(包み)の紙は、無地の白か、蓮の絵柄のものがありますが、この蓮の入ったものは仏式にしか使えませんので注意が必要です。水引きは、白黒あるいは双銀の結び切りのものになります。
「御佛前(御仏前)」は、四十九日以後の法要で用いるのが一般的なため、葬儀が終わった後は「御佛前」、それまでは「御霊前」とのするのが一般的です。

神式の場合

神式の場合の表書きは、「御霊前」、「御玉串(料)」または「御榊料」とします。包みの紙は白無地で、白黒あるいは白一色の水引や麻緒(あさお)の水引きを使用します。
神式では、香を用いないため香典と呼びません。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は、「御花料」の表書きで、白無地の封筒か、白百合・十字架などが印刷された市販の封筒を用います。
キリスト教信者以外の一般の参列者も「御花料」と書いた方が無難です。
「御霊前」と書いても特に失礼になることはありませんが、キリスト教は「御花料」と覚えておいてほうが賢明です。

宗教が不明な場合

どの宗教によるものか不明な場合は、白無地の紙(包み)に、「御霊前」と表書きし、白黒あるいはの水引というのが無難でしょう。
こうしてみてきますと、「御霊前」どこでも使え、「御花料」も神式以外は使えるということになります。

何を書くか

香典袋の表には、「御霊前」などの文字の下にご自身の姓名を書きます。
中袋を使用する場合は、表側には、見やすいように楷書で、漢数字を使って金額を書き、裏に住所氏名を書きます。
なお、壱(1)・弐(2)・参(3)・伍(5)・阡(千)・萬(万)の6つの漢字はこれら旧漢字を使って縦書きで書くのがよいでしょう。金伍阡円也、金壱萬円也などという書き方になります。
これは、受付などで他人が香典を扱うことが多いため、金額が書き換えられないよう、また間違わないように配慮したものだと思われます。ちょうど手書きの手形や領収書と同じですね。

どんなペンで書く?

儀式ですので、できれば毛筆にしたいものです。ペンの場合は黒文字のものにします。
今は、筆ペンが安く販売されていますので、これを使うのが合理的かもしれません。しかも薄墨(うすずみ)の筆ペンもあります。
また、薄墨で書くか、濃い墨で書くかということがありますが、どちらでも良いかと考えられます。
薄墨は涙で墨が薄くなった意味があり、悲しみを表していますが、濃い墨は故人への思いの深さから丁寧に墨を摺ったというようにも解せられるからです。
無難という点では薄墨にしておいて方が賢明でしょう。ただし、慶事には薄墨は使わないよう注意しましょう。

通例に従うことが賢明です

無難という言葉を使って来ましたが、あまり通例となっていないことをすると、相手方から常識を知らないのではと疑われてしまいますので、一般的によく言われているようなこと通りに対応することが賢明でしょう。
やはり儀式ですので、形を尊ぶ方も多く、折角の弔意を無にすることもありません。

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