日本の伝統製法で作られている和ローソクは体に優しい

ここ数年、日本では癒されるという理由から、アロマキャンドルやお香が人気あります。 でも仏壇や法要などでキャンドルを使うことは好ましくありません。 値段は高めですが、日本人の職人さんが作った和ローソクを使うことを住職さんもお勧めしています。和ローソクは手作りです。

目次

  1. 日本で作られている和ローソク
  2. 和ローソクの作り方と種類など
  3. 和ローソクと洋ローソクの違い
  4. 仏壇に絵柄のついた和ローソクは?
  5. 工芸品・インテリアの和ローソク
  6. まとめ~日本の伝統工芸品・和ローソク~

日本で作られている和ローソク

ローソク

女性の間で癒されるという理由から、キャンドルが流行っています。
雑貨屋さんや、キャンドル屋さん・インターネットなどで簡単に安く手に入ります。

でも法要などの催し物の時や、仏壇にキャンドルは日本伝統の和ローソクを使うのが定番です。

和ローソクとはどうやって作られているのか。
また、仏壇などには和ローソクがいいのか調べてみました。

和ローソクの作り方と種類など

和ローソク

和ローソクの形と価格

一般的に和ローソクと言えば、大きくて長いろうそくで、上にいくほど厚みが出てきて、真ん中がくびれているものを想像すると思います。
これはイカリ型と言われる形です。

通常のローソクと同じ形の、棒型のものも作られています。
またキャンドルなどの普及により、インテリアとして使う和ローソクも販売されています。

大体の蝋燭業者さんが、手作りしているものなので、キャンドルよりは値段はお高めになっています。

和ローソクの作り方

和ローソクは櫨の実から搾り取った木蝋を加熱して溶かしたものを、和紙かイグサの髄から作った芯の周りに手でかけ、乾燥させます。
この作業を何度も何度も繰り返して作るため、完成したローソクは年輪上になっています。

木蝋とは、食品衛生法に適した安全性を持っています。
「ジャパンワックス」としてヨーロッパやアメリカに輸出しているくらい、安全な原材料です。

現在、日本で櫨の木蝋でのみ作られた和ろうそくが最も高級と言われています。

またろうそく店によっては、日本の実に生息する天然の櫨の実を使って、手作業で作るろうそく店もあります。

和ローソクの種類

櫨の木蝋で作られる和ろうそくが多いですが、他の蝋で造られる和ローソクもあります。
どれも体に優しい蝋で作られています。

蜜蝋入り和ろうそく

1830年に鳥居ローソク本舗で作られた商品で、蜂の巣から撮れる貴重な蜜蝋20%を使ったローソクです。
現在も、創業当時の製法を守られて作っている和ローソクです。

米ぬかろうそく

米ぬかから取れる蝋で作る和ローソクです。
油煙が少なく、ススが出にくいのが特徴です。
また、火を消した時の臭いも控えめです。

菜の花ろうそく

菜種油を主原料として作られたろうそくです。
蝋が途中で垂れるのをなるべく抑え、消した時の臭いを減らしています。

和ローソクと洋ローソクの違い

ローソク

和ローソクと洋ローソク(キャンドル)の違いは、成分です。

和ローソクは、櫨・蜜蝋・米ぬか・菜種油といった自然のものを蝋としてローソクを使っています。

一方キャンドルは、石油系の原料が蝋として使われているので、油煙があまり良くないと言われています。

和ローソクの利点

和ローソクの特徴は心が太いので炎が大きい、ということは光が強い。
そして長時間保つと言われています。

天然素材を使用しているので、ススが少なく、風に強く消えにくいです。
最後まで完全燃焼してくれるという利点があります。

特に金箔仏壇を使っている場合は、20~30年に1回佛壇洗いという金箔の貼り直し作業が行われます。
和ローソクを使った場合の方が、金箔が長持ちすると言われています。

また毎日ローソクを使っているお寺の天井が黒くならないのは、和ローソクを使っていてススが少ないからと言われています。

仏壇に絵柄のついた和ローソクは?

ローソク

昔からの伝統で、職人さんの手作業で作られている和ローソク。

仏壇用だけではなく、最近は安全性と花柄や可愛らしい絵柄が入っているため、インテリアとしても使われています。

仏壇や法要に絵柄の和ローソクは使える?

そこで疑問に思うのが、法要など人が集まる時に、綺麗な花柄などの絵が入った和ローソクを使っていいかということですよね。

お坊さんのお話がインターネットに出ていました。

仏壇用の白い蝋燭(米ぬかろうそく・菜種ろうそくは黄色っぽいです)を使って下さい。
寺院では、絵柄がついた和ろうそくを一切使っていません。

絵が書いてある和ろうそくは、文芸品と考えて下さい。

言われてみれば、お寺に行った時には白い蝋燭しか見たことありませんよね。

ただ東北地方など雪の多い地域は、花が咲く期間が他の地方より短いので、場合によっては使ってもいいと言われています。

仏壇や法要の話は宗派によっても変わってくると思いますので、お寺に確認するといいと思います。

工芸品・インテリアの和ローソク

ローソク

カワイイ和ローソク

インテリアとしてカワイイ和ローソクを紹介したいと思います。

埼玉県川越市にある「HAZE」

パステルのピンク・グリーン・ブルー・イエローなどをグラデーションした、すごく綺麗な和ろうそくです。

値段はお高めですが、全ての和ろうそくが櫨蝋100%で作られています。
芯は和紙とイグサと真綿で作られています。

また香料も一切なしで、体にいい和ろうそくを目指しているお店です。

京都市伏見にある「中村屋」

和ローソクといえば、京都をイメージしてしまいますよね。
やはりお寺が沢山あるからなのか、和ローソクの形が昔ながらのものでイメージさせるのか…。

中村屋は創業1887年の老舗店です。
原料は櫨の実を使っています。
また櫨の木が減少していることから栽培プロジェクトも行っています。

京都伏見に訪れた際は、中村屋に立ち寄ると和ろうそくの作業の見学や、体験も行っています。
またオーダーメイドで、絵柄を入れてくれるサービスも行っています。

特に桜の和ろうそくがカワイイです。
犬とひよこの蝋燭セット・猫と金魚セットもカワイイです!

住所:京都府京都市伏見区竹田三ッ杭町57-8
電話番号:075-641-9381

LEDの和ローソクも!

実は、和ローソクタイプのLEDローソクも売っています。
乾電池タイプで、リモコン付きですが15,000円と少々お高めです。
火の消し忘れという心配もないです。
一生ものになるかもしれませんし、お子様やペットがいる方などにはお勧め商品です。

ちなみに炎も揺れます。

まとめ~日本の伝統工芸品・和ローソク~

ローソク

洋風キャンドルは匂いも甘いものから爽やかなものまであり、デザインもキャラクターやスイーツキャンドルなどがあり豊富です。

でも日本の伝統品である和ろうそくも、負けていません。
日本人が1番重要視する体に優しい成分で作る。
その製法を守り抜くところはすごいと思います。

その中にインテリアとしての和ろうそくも作る。
日本人の職人さんは、凄い!と改めて感じました。

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