あなたは大丈夫?死人前になっていませんか?浴衣の着方

日本の夏の風物詩・浴衣。最近は帯も簡単につけられるものが増えて浴衣がぐっと身近になりました。しかし襟が逆になって左前(死人前)になっていませんか?ここでは浴衣の着方をおさらいして、左前(死人前)の意味をまとめてみました。

目次

  1. 浴衣の着方をマスターしましょう
  2. 浴衣の襟はどちらが前?
  3. 襟が逆なのは死人?
  4. 浴衣の着方
  5. 着物の着方についてのまとめ

浴衣の着方をマスターしましょう

夏と言えば浴衣。浴衣姿の人を見るだけで涼しい気持ちになれますし、華やかな気持ちにもなります。そんな浴衣が自分で着られたらかっこいいと思いませんか?
ここでは浴衣の着方からよく聞く左前(死人前)のことまで調べています。これであなたも今日から浴衣マスターです!

浴衣の襟はどちらが前?

困った人々

ではまず浴衣の襟から見ていきましょう。何気なく着ている浴衣ですが、ちゃんと左右どちらが前になるべきか決まりがあるのです。

右前の意味

浴衣の襟は右が前にくるようになっています。それは何故なのでしょうか。
実は1300年以上も前から浴衣の襟は右前と決まっています。
719年、日本国民は天皇から見て左側の襟を隠し、右側の襟を前に出すという決まりがつくられます。
ちなみにこの決まりがつくられるまでは左前が主流でした。
当時日本では太陽神が最高の神であり、その太陽が昇る東側が上位の方向とされていました。
天皇のいた北の場所から東側は左となったことから右よりも左が上位であるとされます。

このことから天皇より身分の低いものは左を前にするのではなく、右を前にしなさいという決まりができるきっかけとなりました。これが右前の由来とされています。

男女による違い

719年に決まりとして制定されましたので、男女による違いはありません。男も女も浴衣や着物を着る際には右前の襟となります。

簡単な覚え方

日本人は右利きが多いと思いますが、右手をすっと胸もとに入れられるかどうかが簡単な右前襟のチェック方法となります。良く目にする坂本龍馬の写真のポーズをとってみると正しく着られているかどうかが分かります。

またよく勘違いしてしまうのですが右前とは右が前になることを指しているのではありません。天皇から見て、つまり他人から見て右側の襟が前になっていることを右前と言います。自分から見た右側を下にすると覚えましょう。

襟が逆なのは死人?

死人に浴衣を着せ、棺に納めて御葬式をしますが、何故左前を死人のものとしたのでしょうか。

左前(死人前)とは?

左前の襟で着ることを死人前と言います。通常私たちが浴衣を着るのと逆に着ることを指します。左前(死人前)は大変縁起が悪いとされていますので、浴衣を着る際には必ず右前の襟になっているかどうかを確認しましょう。

死人前の理由は?

何故左前が死人の浴衣になったかと言うと、先に挙げた通り決まりができるまでは日本人は左前で浴衣を着ていました。
ただ天皇との身分の差を表す意味で右前の襟にするようになりましたが、死人には身分の差はありません。死人の場合は差別なく着せようということで死人は左前となりました。
他にも説はあり、生きている人間と別の着せ方をすることで死人に対し、もうこの世のものではないんだよということを説くために左前にしているともされています。

浴衣の着方

人々

浴衣は襟さえ気をつければ難しい事はありません。下記に着付けと帯の巻き方をまとめましたのでご参考にしてみてください。

着付け

まず必要なものを用意しましょう。

浴衣と帯

好きな柄のものを選びましょう。最近では着物風な柄の浴衣もたくさん発売されています。浴衣と帯がセットになって販売されているものもありますし、あえて別々に購入してコーディネートしてみるのも楽しいでしょう。

浴衣用肌着

浴衣用と書きましたが、襟からはみ出さない白い色のものならばなんでも問題ありません。キャミソールやタンクトップ、下はスパッツなどで代用可能です。

腰紐・コーリンベルト

コーリンベルトは腰紐で代用可能です。帯を結ぶ前に浴衣を固定するときに腰に巻く紐で大変重要な役割をします。最低1本あれば着付けは可能です。コーリンベルトはゴム状になっているので紐よりも巻きやすいという利点があります。

前板

帯を巻いたあと前に入れる板になります。これを入れることで巻いた帯がぼこぼこにならずしわにもなりません。

あとは下駄があれば最低限の着付けが可能です。
早速着付けの方法を見ていきましょう。ここでは分かりやすく浴衣の着方の動画をご紹介します。

慣れるまでは大変ですが一度マスターしてしまえば30分もあれば一人で着つけられるようになります。夏までに練習しておけば夏祭りに浴衣で行くのも簡単です。

帯の巻き方

浴衣が着れたら次は帯を巻きます。
帯も色々な巻き方があります。ここでは3つご紹介します。

蝶結び

帯が蝶々のようでかわいらしい印象を与えてくれます。浴衣はシックなものにして帯で蝶結びにすると抜け感もあっておすすめです。

文庫結び

年齢も浴衣の柄も問わずどんなものにも似合う帯が文庫結びです。これをマスターしておけば間違いありません。

結び帯・作り帯

なかなか帯を一人で結ぶのは大変という方のためにあるのが結び帯と作り帯です。結び帯はすでに後ろの部分が作られていて帯を巻いて後の部分を挿すだけになっています。作り帯は帯を購入して自分で好きな形に結んだものを結び帯と同じように後ろに刺すものです。

その他

最近の浴衣はより着物に近く見せるためのアイテムを付ける人が増えています。

帯締

帯締を巻くことで帯が一層かわいくなりますし、帯を支えてくれるため着崩れもしにくくなります。

帯留

帯締に通す帯のアクセサリーのようなものです。ワンポイントとして使えますので帯が地味でも帯留でかわいく仕上げることができます。

帯揚げ

帯から少しはみ出て見える帯のことを帯揚げと言い、あるとないとじゃ印象ががらっと変わります。

半襟

帯揚げと同じく、襟から少しはみ出て見せる襟のことを半襟と言います。浴衣のワンポイントにもなりますし、最近では柄のついた襟もあって一気に浴衣の印象を変えてくれます。

着物の着方についてのまとめ

人々

いかがでしたでしょうか。決まりができるまでは左前(死人前)は一般的な着物の着方だったことに驚きです。
現代では左前(死人前)は死後にのみ着用できるものとなりましたので、正しく浴衣を着用することから始め、半襟や帯留など着物風にアレンジして浴衣を着られるくらいの浴衣マスターを目指してみてください。

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