仏壇にお供えするご飯の意味とは?盛り方/位置/処理の仕方まで解説

仏壇にお供えするご飯の意味とは?盛り方/位置/処理の仕方まで解説

仏様へ毎朝お供えするご飯ですが、なぜご飯をお供えするのでしょう。実は毎日していても知らないことばかりです。

最終更新日: 2020年12月17日

仏様へのお供え

仏壇

仏様へのお供えする物は何があるのでしょうか。
仏教では「香(線香)」「灯燭(ろうそく)」「浄水(水)」「飲食(おんじきと読み、ご飯のこと)」をお供えします。
宗派宗教によって違いがあります。
毎朝、このお供えを備えて手を合わせることがお勤めとされています。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、お供えのご飯について以下の点を軸に解説します。

  • ご飯の名前
  • お供えのご飯の盛り方
  • お参りの基本

知りたい情報や興味のある項目をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までご覧ください。

ご飯の名前

仏壇

仏様にお供えするご飯の名前は、仏教では「飲食(おんじき)」と読みます。
ですが、地域ごとによって、その土地の方言でさまざまに呼ばれています。
おぶっぱん・おぼくさま・おぼくさんなど地域によって呼び分けられ、それぞれの地域で仏様への感謝や親しみが込められています。

ご飯の名前の由来

地域によってさまざまに呼ばれますが、これは元をたどると、仏教の教えの中で、仏様にお供えするためのご飯を御仏供(おぶく)ということ元にあると考えられています。
お寺などで呼んでいるのを耳で聞いて、伝わったものが変化したのではないでしょうか?

いつお供えするの?

名前がわかったところで、いつ仏様にご飯をお供えするのでしょう。
仏教の基本となる考え方では、炊き立てのご飯を、誰よりも先に仏様にお供えして食べていただく、ということです。
炊き立ての湯気がほこほこ上がっているご飯を、仏様に真っ先にお供えするのです。

仏様が食べているご飯

ご飯を仏様にお供えするのは、ご飯を食べてもらうためではなく、炊き立ての湯気を召し上がっていただくためです。
ご飯というのは、単純に生活を代表したものであり、身の回りにあるものに対しての感謝を表しているという考え方もあります。

お供えのご飯の盛り方

仏壇

お供えのご飯の盛り方は、小さな専用のお茶碗に、てんこ盛りに山盛りに盛り付けます。
仏様のご飯を盛り受ける時には、1度ですくって盛り付けるのが正式なようです。
お箸を立てるのはお葬式だけであり、日常のお供えのときにはしません。
宗派宗教によって異なります。

いつまでお供えするの?

ご飯をお供えする時間は各家庭によって変わりますし、厳密に決められているわけではありません。
仏様には湯気をお供えしているので、湯気が上がっている間だけ備え、その後は家族で食べてしまいます。
冷えて硬くなる前に下げて、家族でいただくのがよいとされています。

お供えする位置

ご飯をお供えする位置ですが、宗派宗教によって違いがあります。
基本となるのは、浄水のとなりにご飯をお供えします。
供える場合、お水は向かって左側に、ご飯は右側に供えます。
厳密に決まっているわけではないので、難しく考えるのではなくお気持ちをお供えします。

お供えする食べ物

お供えする物も厳密には決まっていません。
亡くなった方が好きだった食べ物をお供えすることが供養になるとされています。
お仏壇にお供えするときにはお酒を缶や瓶のままお供えします。
お墓にお供えするときに、墓石にかけることがありますが、墓石が痛みますので避けましょう。

ご飯のお供えのその後

ご飯をお供えした後は、家族でいただきます。
仏様は午後には食事をしないとされているので、午前中に下げます。
そのまま置いておいて硬くて食べられなくなってしまった時には、土に返すことがよいとされ、庭に捨てて鳥や虫にたべてもらうという考え方もあります。

ご飯のお供えのルール

厳密にルールは決まっていませんが、出来れば…という大まかなルールです。
1日1回、湯気が上がる炊き立てのご飯を、一番最初にお供えするということです。
ですが、毎日は難しいこともあるので、お気持ちを添えるということが最も重要なルールなのです。

お参りの基本

仏壇

ご飯とお水をお供えして、毎日しているお参りですが、実は知らないことがたくさんあります。
お参りの順番と意味を確認しましょう。

お参りの時間

お参りをする時間は、基本は朝ごはんを食べる前とされています。
朝の身支度を終わらせて、身を清めた後に、汲みたての水と炊き立てのご飯をよそってお参りをします。
お参りをする回数は決まっていませんが、必ず1日1回とされています。

お参りの順番

お参りをする時には、水とご飯をお供えしてから、ロウソクに火をともします。
ろうそくの火に線香をあてて、線香の火は手で仰いで消します。
りんを鳴らし、合掌をします。
数珠を使ったり、お経を読むとよいとされていますが、気持ちの問題なので毎日続けられるようにしましょう。

お参りの注意

ロウソクを灯したり、お線香に火をつけますが、火を消すときには手で仰ぎます。
息は不浄なものとされるので、清浄なものである炎を不浄なもので消すのはよくないとされているからです。
お仏壇の前を離れる時には、必ず火や電気が消えているか確認してください。

お供えのご飯のまとめ

今回「終活ねっと」では、お供えのご飯について解説しましたが、いかがでしたか?

日々の感謝を込めて仏様にお供えをするご飯。
毎日のお参りだからこそ無理をせずに続けられるように、各家庭に合わせて変化をさせてきました。
昔から、日本人は感謝する時間を持ち、今に伝わっています。
忙しい朝だからこそ、少しでも心穏やかに出来る時間を大切にしてみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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