仏壇を処分する時には魂抜き、閉眼供養をしてから

仏壇を処分する時には魂抜き、閉眼供養をしてから

仏壇を処分しなければならない時、一生に何度もあることではないのですが、仏様の魂がこもっている仏壇の魂抜き、閉眼供養をしてから処分することが礼儀です。仏壇の魂抜きの方法や、その後の処分の方法などを紹介します。

最終更新日: 2020年02月28日

仏壇を処分する時

仏壇

一生のうちに何度もあることではないのですが、色々な理由で仏壇を処分しなければならないことがでてきます。
住宅や家庭の事情で、仏壇を置くスペースがなくなったり、仏壇を継承する後継ぎがいなかったり、というような理由の場合が多いでしょう。

そのような時に、バラバラにしてゴミに出すというような人はあまりいないでしょうが、では、どのように処分すれば良いのでしょうか?

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、仏壇の魂抜きについて以下の項目に沿って解説していきます。

  • 仏壇の処分の際行う閉眼供養
  • 閉眼供養の仕方やお布施の相場
    閉眼供養後の仏壇処分の方法

お時間がない方でも知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。

魂入れをした仏壇には魂抜き、閉眼供養を

どのような仏壇であっても、仏様の魂がこもっているものです。
代々続いている仏壇はもちろんですが、途中で新しくした仏壇も、仏様の魂を入れる魂入れの儀式を行ないます。
この儀式を「開眼供養」と言います。

ただし、浄土真宗だけは仏壇や本尊などに魂が宿るという概念が無いので魂入れ、開眼供養の儀式は行ないません。

このような仏様の魂がこもった仏壇を処分する時には、その魂を抜く魂抜きの儀式、「閉眼供養」を行なうことになります。
魂抜きをどのように行なうかはお世話になっているお寺や仏壇・仏具販売店に相談すると良いでしょう。

浄土真宗ではどのように?

浄土真宗では、教義の違いにより魂抜きや閉眼法要という言い方は用いません。
魂抜きに当たるものは「遷仏法要」と言って、仏像、墓石、仏壇などを別の場所に移転したり痛んだものを修理する際などに、僧侶を招いて法要の読経をいただいて行なう抜仏式のことです。
「遷仏」というのは、入仏された霊験ある仏像や聖なる物としての礼拝対象物である墓石、仏壇、過去帳などを一時的に元の単なる造作物に戻すこと を言います。
浄土真宗の場合も、お世話になっているお寺に相談すれば良いでしょう。

仏壇の魂抜きの方法

魂抜きも開眼供養と同様に、基本的には菩提寺に依頼するのが一番良いのですが、菩提寺が無いとか近くに無い場合があるので、お葬式やお墓などでお世話になっているお寺や仏具・仏壇販売店などに依頼や相談するのが一般的でしょう。

魂抜きの儀式のお布施は?

魂抜きは法要の一種になるので、お布施・お車代・お膳料を用意することが一般的ですが、最近ではお布施のみのお寺が多いようです。
金額についてはそれぞれ地域差がありますが、開眼供養の時と同額、一般的には3万円~5万円が相場のようですが、お世話になるお寺に事前に聞いておくと良いでしょう。

魂抜き法要で使用するお布施袋は、白封筒やコンビニなどで売っている「お布施」と印刷された封筒で充分です。
お坊さんへの感謝とお礼を伝えることがお布施の目的なので、あまり形式にこだわった仰々しく豪華な不祝儀袋にする必要はありませんし、簡易な袋を使用したからといって、お坊さんに対して失礼になることはありません。

お布施の書き方、渡し方

お布施袋の下部には、「○○家(例:佐藤家)」または「フルネーム(例:佐藤一郎)」と書きます。
裏面に「住所、氏名、金額」を書いておけば、より親切になります。
お寺は記録や経理・税務上、書いてあったほうが良いようです。
金額は漢数字で書きましょう。
数字の頭に「金~」、最後に「~圓也」を入れます。
葬儀のお香典などはうす墨で書きますが、お悔やみ事でない魂抜きのお布施は、普通の真っ黒な墨でかまいません。

また、使用するお札、紙幣は新札を使用します。
お香典などでは、古いお札を使ったり、新札にわざわざ折り目を入れたりして使用しますが、これは「不幸に対してあらかじめ新札を準備している」という失礼を避けるためです。
魂抜きのお布施は、あらかじめ準備しておくものなので新札を用意するようにします。
また、お金を入れる向きですが、お布施袋の表面にお札の表面、肖像画がくるように入れます。
お香典とは反対の向きになるので注意しましょう。

お布施を渡すタイミングは、読経が終わりお坊さんが帰られる直前にお礼を申し上げながら渡すのが良いでしょう。
お茶やお茶菓子などといっしょに出すと、感謝の気持ちがより伝わりますね。
お布施は切手盆(きってぼん)という四角いお盆に載せて渡すのが礼儀です。
お布施袋をそのまま裸で手渡しするのは、マナー違反なので避けてくださいね。
お渡しするときは、お布施と書かれた文字の正面をお坊さん側へ向けて、お坊さんが読めるような向きにして差し出します。

参加する人は、服装は?

魂入れの開眼法要では親戚も呼んで行なうのが一般的ですが、魂抜きの儀式はたいていは身内だけで行ないます。
しかし、仏壇を処分するわけですから、近親者や親せきの人には魂抜きを行なうことは事前に伝えておいたほうが良いでしょう。
身内、家族だけで行なうこともあって、服装も礼服にすることはないのですが、あまりにもラフな服装やカジュアルな服装もご先祖様やお経をあげてくれるお坊さんにも失礼になることもありますので気を付けましょう。
平服で望めば良いのではないでしょうか。

仏壇の処分方法

仏壇

魂抜きを済ませた仏壇はただの「物」になりますので、基本的にはどう処分しても良いのですが、ずっと拝んできたもの、ゴミとして粗大ゴミや不用品回収業者に処分を依頼するのには抵抗がありますね。
費用はあまりかからないのですが。

仏壇・仏具販売業者のなかには、引き取り回収や買取もして、魂抜きの儀式を行なったうえでその証明書を発行してくれるところもあります。
また、お寺によっては魂抜きをした後、引き取って処分してくれるところもありますので、相談してみるのが良いと思います。

仏壇の魂抜き まとめ

仏壇を処分しなければならなくなった時には、まずその仏壇が開眼供養、魂入れをしたものかを確かめましょう。
たいていの仏壇は魂入れがされているものと思います。
処分する前に魂抜きの儀式をお世話になっているお寺などに相談して、魂抜きの儀式を行ないましょう。
お布施にも相場がありますから、お寺などに相談するのが一番かもしれません。
魂抜きを行なったあとの仏壇はただの「物」になっていますので、どう処分しても良いのですが、永年拝んできたものですし、なるべくお寺や仏壇販売店などに相談して処分を依頼したほうが良いかと思います。
一生のうちに何度もあることではないので、できる限り丁寧に処分されることをお薦めします。

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